STORY
交易都市を支配する貴族達は、労働を蔑み、昼間から豪奢は宴会を開いて過ごしている。
そんな宴会では、毎回趣向を凝らした余興を開催することになっている。今回は奴隷達の乱闘試合だ。
奴隷達は、お互いの首輪を短い鎖で繋がれているため、逃げる事はできず、必然的に掴み合いの大乱闘となる。2人の奴隷達は相手を汚い言葉で罵り合いながら、さながら発情期の猫のように激しく戦い合う。
そんな彼女達の戦いぶりに、貴族達は下卑た野次を飛ばして楽しんでいた。もっと残虐で暴力的に攻撃するよう奴隷達を囃し立てる者や、料理の肉の一切れをリングに投げ入れ、それを奪い合う2人の様を見て面白がっている者もいる。
この余興を準備した興行師は、奴隷達の食事を1週間抜いていた。奴隷達を極限まで空腹にさせ、飢えた獣のように苛烈に戦いわせることで、より迫力のある余興試合にするためだ。
貴族達の盛り上がりを見れば、興行師の狙いは的中したと言えるだろう。悪辣で品性の欠片も無い余興だが、これが交易都市を支配する貴族達の日常なのだ。
DIARY
今回の絵は、見てくれる人が貴族の視点に立って一緒に余興を愉しんでいるような構図になるよう工夫してみました! その場にいるような臨場感が出る様に描いていこうと思います!
ばんぐ
2022-12-25 14:41:16 +0000 UTC八島藤忠
2022-12-25 13:27:59 +0000 UTC