やまぶきりゅうです。
アラベスク様サークル、ゆめがたりのさとのブルアカ小説浦和ハナコ本『はじめての恋でした』についての挿絵記事を紹介したいと思います。
今回は2枚目の挿絵記事です。
尚、記事には本のネタバレが一部含まれますので、その点ご了承ください。
メロンブックス様実本
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2711858
電子本
https://www.melonbooks.co.jp/detail/detail.php?product_id=2755242
その他アラベスク様既刊本
https://www.melonbooks.co.jp/search/search.php?name=%E3%82%A2%E3%83%A9%E3%83%99%E3%82%B9%E3%82%AF&text_type=author
■シチュ・構図
浦和ハナコがかけていた眼鏡の力が暴走し辺り一帯を破壊し尽くすシークエンスとなります。
コンセプトとして、
・荒廃した周囲
・ハナコを庇う先生
・自分の過ちに気が付き絶望するハナコ
という構成です。
一番最初のヒマリ本にも共通するシチュともなりますが、構図が被らないよう差別化することを意識してます。
ヒマリではカメラを引き、全体を映し出すような視点にしましたが、今回は廃墟と先生の背中越しから呆然と見つめるハナコをクローズアップした手法を採用してます。
質感では今回の本は色や鮮やかさがテーマになるのですが、このページは敢えて荒廃した様子を強調するため濁ったザラザラした質感の画面効果を挿入することでハナコの感情を表してます。
(塵や灰、火の粉など)
尚、画面中央に見える今にも途切れそうなほつれ糸は、ハナコが認識していた『色』の一部です。
このページも割とお気に入りの構図なのですが、案外制作に手間が掛かっておらず、瓦礫や背景を画像素材を適当に組み合わせ、仕上げにエフェクト処理を掛けた誤魔化とはったりの極みのような制作手法です(笑)
とはいえ仕上がりの見栄えが全てなので、どう時短しながら見劣りしない構図を作るかがなかなか難しいところです。
※参考にラフ段階のエフェクト処理する前の画像も掲載しておきます。
(背後に建物もあるのですが、最終的な処理だとほぼ見えないですね)
結果的に、どちらかというとハナコ自身より手前の瓦礫描写や濁った質感こそがこの挿絵の主役なのかもしれません。
短編の挿絵ですと、どうしてもページ数や演出上の都合からキャラだけにスポットライトを上げざるを得ないのですが、こういう単独主役の長編・中編もの、特に今回のお話のテーマのような本ですと、背景にクローズアップする余裕が出るのでそもれまた魅力ですね。
それでは次回は挿絵3枚目と裏表紙・表紙差分同時掲載となりますのでお楽しみに!