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鷹取リュウゴ
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デュアルVRインキュバス 7

7嵐の夜の淫魔  雨がとうとう降り始めた。風はますます強くなっていた。 木々が大きく揺れる。自販機横のゴミ箱が倒れて空き缶やペットボトルが転がっていく。 ただし、結界の中にいると風も雨も一切入っては来なかった。 清介に先導させ俺と岳も清介の部屋の中に入る。一人暮らしの男の部屋らしく雑誌や脱ぎ捨てた下着なんかが散らかっていた。 「も、申し訳ありません! 見苦しいお部屋にお連れしてしまって!」 「いや、どうでもいい。それよりも早くセックスに移ろう。清介も岳も早く服を脱いでハダカになるのだ」 「はい!」 「ははっ!」 と、ここで俺はもう一つ二人の意識に新たな「常識」を刷り込ませた。 「さすがにノリでご主人ぶってたが、慣れない言葉遣いとかしんどいし面倒。だから、こっからは俺とお前らは上下無しのセクフレにしておこう。それでいいだろ?」 「承知しました!」 「かしこまりました!」 「堅苦しい言葉遣いも無し! 敬語も控える事! んじゃ仕切り直してこっからスタートな!」 「分かったぜオーファル」 「ああ、オーファルがそう望むんなら」 敷きっぱなしの布団の上に寝転がるとすぐに清介が俺のチンポにしゃぶりついた。 「んむっはぁぁ、オーファルのチンポ、デカ過ぎて口に入り切らねぇ~」 岳が俺の口にチンポを寄せてグイッと押しつけた。 「こんなカッコイイ淫魔に舐められたらあっという間にイキそうだ」 淫魔には到底及ばないが人間にしては大きい岳のチンポは咥え応えがある。カリ周りの段差をグニュルと舐めてやれば「んほふ!」と甘い息を漏らし、 「ん゛っ! も、イクゥ!」とあっけなく発射した。 「早すぎだろ? 舐めて一分も経ってないぞ?」 「わ、悪ぃ。俺、このところオナニーしてなくてすんげぇ溜まっていたもんでさ」 「んあ゛! 俺も! イク! イグイグッ!」 「は? 清介もかよ!」 俺のチンポを舐めてただけの清介もあっけなく発射した。 「おいおい~? 舐めただけでもイクなんてどう言うカラダなんだぁ?」 「すまねぇ。俺も仕事がこのところハードだったんでヌいてなかったんだ。それにしたってオーファルのチンポ、やべぇ~! 舐めてるだけでも超興奮して、俺のチンポがマジでジンジンしてきやがってさぁ」 俺は尻尾をグルンと巡らせ二人に精力増強と早漏防止の混合淫液を飲ませた。 「さぁ、俺のアナルをどっちが掘ってくれる? 早い者勝ちだぞ?」 岳が前に出た。 その岳を引き戻して清介が俺の腰を掴もうとする。 「ちょ! なんで岳が先にオーファルのケツを取ろうとしてんだよ?」 「清介は先にオーファルのチンポを取ってたじゃんか。だったら次は俺が先に選んでもいいだろ?」 「んなわけあるか! オーファルのケツは別! 別格だろが! よし、だったら勝負しようぜ? どっちが先にオーファルを犯せるか」 「勝負? それ必要がある? オーファルを待たせるくらいならさっさと俺に譲れば良いだけじゃないの?」 ここで俺が二人の間に入った。 「岳が先だった。だから俺のアナルは岳にまず与える。清介は俺を掘る岳のケツを犯せ」 清介は不服な顔を見せたが俺の命令には逆らえない。 岳のチンポがぬぶぬぶと俺のケツの中に入って来た。 「うあ、ああ、すげぇ、ローションも使っていないのに、もうヌルヌルで準備万端のケツマンコだ」 そりゃ淫魔だからな。いつでもアナルは受け入れ可能になっている。 少し下腹部に力を入れれば岳が「んう゛ぅぅ! すっげぇ~!」と喘ぐ。 「チンポが溶けそう~。キモチ良過ぎるぅ!」 うっとりと快感を味わう岳の尻穴めがけて清介がググッとチンポを捻じ込む。 「ぐあ!? ひぃ! いてぇ! ちょ! 清介! 痛いって!」 しまった。岳はアナル未開発だったか。となると清介もきっとアナルは堅いままだろう。 俺は二人にもう一度尻尾を咥えさせた。 飲ませているのは「肛門痛覚の減少」と「肛門括約筋の軟化」をもたらす淫液だ。 たちまち岳の表情が快感に咽ぶものへと切り替わる。 「あ゛あ゛~! チンポもアナルも気持ちいぃ~!」 清介が腰をバウンドさせるとその振動が岳を通じて俺のアナルの奥にまで響く。 「を゛っ! うを゛っ! あぐ! ひ、きもちぃぃっ!」 「オーファルのケツの中ぁ、あぁ~、すっげぇ! 俺のチンポをがっつり吸いこんで扱いてやがる~!」 「岳の中もあったけぇ~! 野郎のケツってこんな良かったのか~! チンポがぐちゅぐちゅ締め付けられてマジ気持ちいい~!」 「いいぞぉ~! お前ら! その調子でもっともっと感じまくれ! 腰を思い切りピストンさせるんだ!」 「っへへ! 言われなくとも!」 「じっとなんかしてられないよぉ!」 俺の中で岳がぶっ放すと、入れ替わりで清介がチンポを潜り込ませてきた。 精力を爆上りさせたからまだ全然チンポは硬いまま。清介のケツにぶち込む岳も余裕で腰を振っている。 俺は『闇チップ』でリアルでも淫魔になっちまった事への不安など忘れ、心ゆくまで3Pを楽しんだ。 ◇  夜遅くに帰宅した。 さすがに淫魔のまま玄関を通る勇気は無く空間転移で自分の部屋に出現した。 台風が近づく中、俺が居ない事で騒ぎになってたら面倒だな、と思っていたが家の中は静まり返っていた。 騒がしいのは外から聞こえる雨風の音だけだった。  一応結界を張ったまま忍び足で2階の部屋から下りてキッチンに向かう。 二人の性奴隷とのセックスでかなり汗をかいたし、戻る前にうがいはしたが咽喉奥にはまだザーメンが引っかかっているような感触がしているのでドリンクを飲んで和らげようと思ったのだ。 キッチンの手前にあるリビングには足元だけを照らすルームライトだけが常夜灯として点灯していた。 「……よし、誰もいないな」 「遅い帰宅になったな、陽一」 「ひゃあっ!?」 兄貴が居た。ルームライトの影になって見えない位置から兄貴がぬぅっと現われた。 「た、ただいま。遅くなってごめん。てか、兄貴、こんな暗いリビングで何してたのさ」 「何もしていない。陽一が戻るのを待っていたのさ」 「俺を待ってた?」 「そうだ。とうとうお前も『闇チップ』で淫魔になってしまったのを知ったからだ」 「待、待ってよ兄貴、兄貴がどうして『闇チップ』を知っているのさ? それに俺が淫魔になったって――あれ? その前に……」 そうだ。俺は人間・陽一の姿に戻ってはいない。陽一とは似ても似つかない淫魔・オーファルの顔とカラダのまま。 大輔や奈義先輩みたく両方の姿を知っているならともかく、兄貴からすれば未知の存在のはず。ただの不法侵入者。 しかも、角や尻尾を持った異形の存在なのだ。 俺が兄貴の立場なら驚きのあまり悲鳴を上げるか警戒して逃げるか、そのどちらかしかない。 「――その前に、結界を張ったまま下りて来たのにどうして兄貴には見えてるの?」 「それは、コイツを見ればお前も納得するんじゃないか?」 兄貴は一歩前に出てくると髪をさっと持ち上げ俺に額を見せた。 ――ギュパ! 額の中央部がバクンと裂け、内側から押し出された黒い魔眼、いや、黒いチップがギロリと俺を睨んだ。 「あ! 兄貴も『闇チップ』を!?」 「そう言う事だ。今まで黙っていたが俺は『MFW』の開発及び運営に関わったスタッフの一人だ」 「兄貴が『MFW』のスタッフ!?」 「そう。俺は要するに『中の人』の一人だ。だから、陽一が『MFW』のアカウントを取って入って来た時、すぐにお前だと分かった」 住所・氏名・年齢がアカウント登録時に入力必須なのだから新規登録者を確認できる立場の者なら「どこのどいつ」なのか特定は容易いだろう。 「て、事は、ずっと俺のエロい行為を眺めていたの?」 「それはできない。マイルーム内での行為について覗くことはできないからな。盗聴も行っていない。ただ、ルームの外、シティの大通りや公園なんかのオープンな場であれば見る事は可能だ」 じゃぁ、俺が大輔や奈義先輩とサカり合ってた事や他のプレイヤーを引き込んで乱交してた「そのもの」は見ていないんだ。 「だが、陽一が誰と交流していたか、そして、どんな事をしていたのかは容易に想像できる。そもそも、あのゲームのテーマは俺が決めたようなものだしな」 『MFW』そこは男たちが自身の性欲を思うまま満たせる仮想空間。 『Male Fantasy World』リアルでは味わえないヴァーチャルセックスパラダイス―― 「て、事は兄貴も……」 「俺は元から女には興味が無い。男以外は受け付けられない。だが、リアルでタイプの男との出会いを求めるとなると、スペックの低い俺では中々出会う事が難しい。 だから俺は自分の欲望を少しでも満たすため『MFW』を作り上げた。情報系を専門に学べる大学に進んだのもその一環だ」 自嘲の笑みが兄貴の顔に浮かんだ。 「基本構想はもっと前から考え付いていた。実際にゲームを作り上げるためにはプログラミングができる仲間を集めることからスタートしなくてはならなかった。 幸い、やたらとプログラムやゲーム設計に強い友人が大学で何人も見つかって一年ほどで『MFW』は完成した」 「兄貴の『MFW』作りに参加した友人の人たちも皆、男好きだったの?」 「いや。俺以外はほぼノンケだ。だから彼らは同じプログラムを元にしてもう一つの『MFW』を作り上げている。 ああ、そっちの『MFW』は最初にそれなりの登録料金をもらう課金制になっててな、稼ぎとしてはそれなりに潤っているそうだ」 台風本体がさらに近づいたのだろう。 雨音がまた激しくなり家全体が揺れる程の暴風が吹き荒れ始めた。 手の届く距離にいる兄貴の言葉でさえ聞き取りにくい。 「いつかはこうなるんじゃないかと思ってはいた。だ、だが、何も知らない陽一に、先に、うっ、情報を与える事で、返って危険に近づく可能性もあった、から、言い出せなかったんだ、……が、うぅ……」 「ええと、それって――?」 「くぅっ! んぐぅっ……、はぁ、はぁ、だ、ダメだ……、実の弟なのに、お、抑え、切れねぇ……」 「どうしたの? 何だか様子が変だ」 「お前、の、い、淫魔、オーファル、の、エ、エロさに、フェロモン、に、んぐぅ、あ、中てられ、たんだ……。 はぁ、んぐ、はぁっ、お、俺、まで、性欲が溢、れ出してお、れは、俺はぁ! 堪えられ、なくなって、も、もうっ!」 汗をだらだら流しカラダをガクガク震わせる兄貴。 「大丈夫かよ兄貴! どうしちゃったんだよぉ!」 「もう! も゛う゛我慢できねぇぇーーーーーーっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーっ!」

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