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鷹取リュウゴ
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生皮鬼 11

11鬼の嗜み  夢を見ているのだと思う。   深夜、ぐっすりと眠っている俺のベッドの傍らで桐の箱がカタカタと幽かに鳴り、ずれた蓋の隙間から中身である薄い鬼の皮がズルリと這い出てきた。 その皮の一部がムクリと持ち上がって俺の寝顔を確かめたかと思うと、するすると肌蹴た腹のあたりから侵入してあっという間に首から下の上半身と下半身とを皮で覆い尽くしてしまう。 それでも俺がまったく目覚める様子が無いと見た皮は、最後まで残しておいた頭部をバクリと皮の中に飲み込んでモゾモゾ目鼻の位置を合わせピタリと密着していく。 こうして頭の先から足のつま先までの全てが鬼の皮に包み込まれた俺は、眠ったまま皮と一つに融合し、皮になってしまう前の本来の鬼の姿、求性鬼である「カギロイ」へと形を変えて行く。 頭部に鬼のシンボルである角がズブズブと生え、表皮は赤みを帯び肉体は鋼のような逞しい筋肉を備えた益荒男の鬼。 股間のイチモツもムクムクとサイズを大きくし睾丸もグググと肥大する。 パチ、と瞼が開く。 けれどその瞳に宿る意識は俺では無く求性鬼「カギロイ」のものだ。 「よしよし、成功だ。ちゃんと眠っているようだな。悪いな修哉。ちぃっとばかし体を使わせてもらうぜ」 「鬼の約束」によって修哉のカラダを乗っ取る事は諦めた「カギロイ」だったが、修哉が眠りについている間はこっそり利用させてもらおう、と考えたのだ。 「これなら約束を違えた事にゃなんねぇから、毒と化して俺を蝕むことも無ぇのさ。ぃやっぱ、封印が解けて肉のカラダを使えるようになったんなら、求性の鬼としてヤることはヤっとかねぇと気分が腐る、って言うか現世の言葉的に言うと、ストレスが溜まる、ってもんだぜ。 ま、一番溜まるのはコッチなんだがな」 ガチガチに勃起し剥けた鎌首を上げているイチモツを見る二ヤついた鬼の唇の端から鋭い犬歯が覗く。 「さぁて、アイツらも今頃は起きてっかな?」 窓の外を見上げたカギロイ。薄桃色に輝く下弦の月が遠くの山影のすぐ上に現れている。 すっくと立ったカギロイは開けた窓から身を乗り出し、ヒョイと身軽にカラダを半回転させて屋根へと踊り出る。 寝静まる周囲の家並みを見下ろし、逞しい胸をパンパンに張るほど息を大きく吸いこんだかと思うと、「ふっ!」と、息を吐きながらジャンプした。 見えない足場を跳んで一足で何十メートルも移動する。そんな、空中で舞うような跳躍を続けていくとあっという間に賀名生学園の正門前に到着した。 「来たか、カギロイ」 「遅かったではないか? 心配してしまったぞ」 迎えるのはアラカネとムグラ。カギロイと同じく皮として長く封印されていた求性鬼だ。 いずれも人並みならぬ金剛力士のような筋肉美を備えており股間に備わる男根もまた凄まじい大きさを見せつけている。 「悪ぃな。修哉の奴がかなり遅くまで起きてたんで出遅れちまったぜ」 「きっと保健室のあの男のせいであろう?」 ムグラの指摘にカギロイがうなずいた。 「ああ。勇士の子孫の二人に報せたものの、どうやってアイツの尻尾を掴んだらいいのだろうって随分考え込んでたぜ。 万が一無関係だった時に辻褄の合う説明ができるか否か、ってな」 「いかにも修哉らしい。まだ出会って短いながらあの少年の優しい心が悩みを大きくさせている」 「そうだのう。カギロイみたいに粗野なヤツには勿体無い宿主ではないか?」 「チッ! ムグラに粗野だとか言われたくねぇっての!」 不貞腐れたカギロイだったがすぐに表情を緩め、ニンマリと笑った。 「んじゃぁ、無駄話はこんぐらいにして、始めるとしようぜ」 「お客人はすでに中にて準備を済ませているだろう」 「我らを、今か今かと待っておるころよ」 閉じられた高い校門を事も無げに跳び越えた三匹の鬼たちはまっすぐ旧校舎の図書室へと向かった。  夜闇を集めてさらに濃くしたような真っ暗な図書室内に小さな明かりが灯った。 それは、照明を点灯させたからではなく求性鬼たちの角が淡く光っているためだ。 「ふむ。勇士の子孫が邪気を祓ったお陰で、先日とは打って変わって随分と清浄な室内になっているな」 鼻を鳴らしたアラカネが周囲を窺った。 「おい? もう来ているんだろう? 隠れてねぇでこっちへ来い」 カギロイが本棚の奥へ声を掛けた。 すると、棚の陰から闇を突き破るようにぬらりと3体の異形が現われた。 「――続きはこの場で、と約束したが、先にお前たちだけでおっぱじめていないのは殊勝である」 ムグラが鷹揚に声を掛けた。 「俺はカギロイさんのチンポが忘れられないから、またヤってくれるんならどこにでも行きますよ」 皮によって巨腕の鬼である「カイナギ」と化している浜沖が答えた。 見た目は人外であっても声は浜沖だ。邪鬼ではなくなっている証拠とも言える。 「俺だってアラカネ様のあの腰づかいが頭から離れなくなってんすよ」 なめらかな海洋型哺乳類の肌をくねらせるサメのような鬼の「サメガイ」が興奮した面持ちをアラカネに向ける。 「自分の指やディルドなんかじゃもう満足できねぇ。俺はもうムグラ兄貴のチンポでないとダメなカラダになっちまってんだ」 体の表面をドロドロと液状化させながらも床に垂れないよう時折引き戻す泥の鬼「ドロヅミ」が舌舐めずりをした。 いずれも股間の肉棒は激しく勃起していて性欲が昂っている事を如実に物語っている。 「正気を失い邪鬼と化していても、その間の記憶がちゃんと宿主に残されているってのは不思議なもんだぜ」 「カギロイがそう思うのも無理はないが、我らとて皮と化しても昔を覚えているではないか」 「考えるだけ無駄であろう? 皮によって鬼と化したあの者たちと我らは同じ。違いは皮と宿主とが意識まで融合しているか いないか、と言う点のみだ」 ムグラの言葉はつまり、浜沖も細見も藤本先輩も皮によって意識まで邪鬼と融合している、と言っているのだ。 「ま、そんな無粋なハナシはこんぐれぇにして、気持ち良くヤろうぜぇ? なぁ、お前らも待ちくたびれただろう?」 元・邪鬼だった三体の鬼たちがうんうんと肯く。 「カギロイさんのチンポが良過ぎるんです。マジでケツが疼きまくって治まらないんですよ。元はここまで淫乱じゃなかったのに」 カイナギがカギロイに尻を向け巨腕を床に立てる。それだけでカイナギのケツがグッと後ろに突き出されどれほど強くチンポをぶち込まれてもグラつかない安定感を生み出す。 「おうおう。すっかり尻穴がヒクヒクしてんじゃねぇか。俺とヤれねぇ間、ずっと弄ってやがったのかぁ?」 「は、はい。そうです。あまりに疼いて切なくなっちゃうので、ケツん中にディルドを入れっぱなしで登校してたんで……」 サメガイとドロヅミの方も同じような事をアラカネやムグラに告白している。 「そこまで期待されてんじゃぁ応えない訳にもいかねぇよな? 今夜は特別にお前たちが果てるまでとことん犯してやるよ」 カギロイがカイナギの尻をベロリと舐める。 ノコギリのような背中をビクビクと震わせ、チンポの先からボトリと先走りを落とすカイナギ。 「ぁ! ああ~っ! イイッ! 感じるぅぅ!」 「随分と敏感じゃねぇか? もしかして元からそうだったのか?」 「ち、違うよぉっ! カイナギと一つになってる時だけ! 俺もカイナギもカギロイさんのせいで、こ、こんなイヤラシイ、エッチなカラダになっちゃったんだよぉぉ!」 「へっ! そうかよ。だったらもっと淫らになってもらうぜぇ」 求性鬼の本来の姿をカギロイは露わにした。 カイナギの尻の穴を舌で濡らしてから太い中指をズブゥと挿し込む。 「ぬぁひぃ!」 「まだ俺のチンポはキツイだろう? もう少しゆるくしてやんねぇとな」 中指に続いて人差し指も追加してニュググと動かしカイナギの肛門を拡げる。 「んひぃ! も、もう大丈夫だよぉ! チンポ! チンポ欲しいッ!」 「ダメだっつの。こう見えて俺は手順を大事にしてんだ。無茶をやらかす阿呆とは違ぇんだよ」 空いた方の腕を前に回し、カイナギのチンポをぐっと掴む。 「ふぬをぉ!?」 「はは、こんなに濡らしやがって。指突っ込まれただけでイっちまったのかぁ?」 言いながらグチュグチュと扱くカギロイ。 「んぁあああああ! イ、ってないっ! まだ、まだイって無い、けどぉ! そ、んなコトされたら! ああああーーーっ!」 「もうイキそう、ってか? そいつはマズイ。まだ序の口だってのに勿体無ぇ」 パッとカイナギのチンポを手離したカギロイ。 「っあ!?」 「俺のチンポも気持ち良くしてくれや。お前ばっか良くなってちゃ不公平ってもんだろう?」 受け入れ態勢を取っていたカイナギを前に振り向かせたカギロイは、股間をぐっと突き出し巨大ないちもつを見せつけた。 その赤い肉棒を見たカイナギはゴクリと咽喉を鳴らす。 「でかい腕が邪魔だな。小さくできねぇ?」 「で、できる……」 カイナギの肩から生える左右の巨腕がゴキュ! ギュブ! と音を立て、腕にあった筋肉が他の部位へと移動する。 首がさらにいかつく太くなり大胸筋が前に膨張、腹筋がメリメリ持ち上がって太股もミシミシ肥大した。 こうして異様な巨腕から「凄く逞しいマッチョな腕」サイズに小さくしたカイナギは、腰を落としてからカギロイの巨大チンポを両手で掴み恐る恐る亀頭を口に含んだ。 「なに、遠慮はいらねぇぜ?」 フフンと笑うカギロイが腰を前にグッと押し出す。 亀頭部分を舐め始めていたカイナギの口がガバァと開き、咽喉奥にまでカギロイのチンポがヌブブと潜り込む。 「ん゛うぇぐふぅぅぅっ!」 しかし、えづく事無く巨棒を飲み込み続けられるのは、カイナギの「皮」によって人ではなく鬼として内部まで「淫乱仕様」に変じているからだろう。 「むぐ、ぐふ、チ、ンポ、ん美味ぇ……」 カイナギは咽喉をグビグビ鳴らしカギロイの先端を扱き、舌先で竿に浮き出た血管をゴリゴリと味わう。 「ああ、良い、ぜぇ、すげぇ、気持ち、良い……」 うっとりと目を細めるカギロイ。血管を浮かべた太ももの筋肉がビクビクと小刻みに震えている。 カイナギは自分から頭を進め、唇と咽喉と舌とでカギロイのチンポを咽喉奥へ送りながら愛撫する。 そして、次第にカイナギの唇がカギロイの根元に近づいていくと、40cmを超える赤い肉棒の先はカイナギの咽喉から食道を貫き、胃の上部に達しようとしていた。 なのに息苦しさはさほど感じずグニュグニュと食道としてあり得ない動きでカギロイのチンポを揉み扱くのだから、やはり「鬼」は人間とは違う存在なのだと「皮」を着ている浜沖自身も実感していた。 「ん゛ん゛っ、ぐぅ、そ、ろそろイキそうだ、どうする? 奥で射精してやろうか? それとも……」 「んぶ、あ、味わいたい、から、ふぐ、むぐ、く、口で、ダして、欲しい」 腰を引いて肉竿を戻したカギロイは、亀頭部分だけをカイナギの口内に残す。 ビクッ、ビククッと震えると、怒涛の勢いでカギロイの精液が噴き出した。  「超美味かった! 鬼の精液だから? それともカギロイさんの精液だから?」 一滴も漏らすまいと頬を膨らませて口いっぱいにたっぷり溜めたカギロイの精液を、ゴクリ、ゴクリと飲み込んだカイナギ。 量もさることながら濃度も高いため「飲む」と言うより「食べる」に近い感覚をカイナギは感じていた。 「ははっ! そうか、美味かったかよ? 鬼の精液だからかどうかは俺も知らねぇけど、雄の精液ってのはどいつのも美味いもんだ」 「でも、カギロイさんのは最高だ。先輩や他の奴のとは比べ物にならないよ」 「ヒトの時でもすっかりエロくなっちまいやがったもんだな。まさかとは思うが無理矢理他のヤツを襲ったりはしてねぇよな?」 「大丈夫。もう邪鬼じゃないし変身したって暴走しないから。それより、口の次はこっちにもカギロイさんの精液が欲しいな」 カギロイに尻を向けたカイナギが二つの丘を手で押し拡げると肉壺の窄まりが窺える。 先ほど半端に指を突っ込まれグチュグチュ掻き乱されたカイナギのアナルがトロリと透明な蜜を垂らす。 早くカギロイのチンポを受け入れたくて堪らない、と欲望にヒクつき淫らな異臭を立ち昇らせている。 「おいおい。尻からこんな欲情臭まで出せるようになってたか。これではただの人間なんてひとたまりも無ぇだろうな」 ひと嗅ぎしただけで理性が吹っ飛びカイナギのケツ穴にチンポをぶち込みたくなる――そんな臭気が放出されていた。 「へへ、カイナギに変身しなくてもこのニオイのお陰で先輩たちの精液を味わう事ができたんだ」 上体を倒しケツをさらにカギロイに向けて突きだすカイナギ。 「匂いで惑わすなんてふてぇ野郎だぜ。そんな奴にゃちっとばかしお仕置きが必要だな?」 「んはぐぅぅーーーーっ!?」 いきなりズドン! と巨大チンポをカイナギのアナルにぶち込んだかと思うと、挿したままカイナギのカラダを引き起こし後ろ向きのままカイナギの全身を持ち上げる。 持ち上げられたカイナギの体重は100キロを軽く超えそうな重量級マッチョなのだがカギロイは軽々とチンポだけで支え、猶も余裕の顔を見せている。 そんな「裏駅弁」とでも言えそうな体位はカギロイの巨根を余すところなくカギロイのアナルを穿ち、カギロイの腸壁を擦り上げながら押し拡げていった。 「はがあああーーーっ!? あぎ! すっげ! んひぃぃ! いっぱいになってりゅ! 俺のケツんなヵ! カギロイさんのでパンパンにぃ! 一杯になってるぅぅ! んぎもぢぃぃーーーーーっ!」 善がるあまり涎を飛ばすカイナギ。 「おうおう? 初っ端からそこまで感じてやがんのかぁ? こんな様子じゃぁお仕置きにゃほど遠いってなもんだな」 ニヤリと満足げに微笑むカギロイ。カイナギがこんな反応をする事を前もって知っていたかのようだ。 「これだと一発イったくらいでは済まなそうだな? ケツ穴が壊れるまでとことんぶち込みまくってやるから覚悟しとけよ?」 カギロイの言葉を聞いたカイナギは嬉しそうにチンポの先からドプっと先走りを溢れさせた。   カギロイの左右ではすでに二組の鬼たちが盛んに腰を重ねて熱い雄交尾を行っていた。 アラカネに組み敷かれて悶える鮫鬼の「サメガイ」 四つん這いになってムグラの責めを受け止める泥鬼の「ドロヅミ」 夜明けの直前まで求性鬼と元邪鬼だった者たちとの性宴は続いたのであった。


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