ご利益たっぷり珍宝おみくじ 9
Added 2022-02-26 05:32:38 +0000 UTC9一年の計は元旦に限らないんだけど 神護は夢を見ていた。 4年前、神護は我が国有数の大企業に採用され順風満帆な社会人デビューを果たした。 仕事もプライベートもスマートに両立させ楽しく明るく充実した日々を送る――予定であった。 優しく指導してくれていた先輩は、その実、肝心な部分を神護に教えていなかった。 頼もしい上司は神護のためにと厳しい仕事を押しつけ、苦労の末に出来上がった成果をお気に入りの社員の名で公開した。 パワハラにならないよう「神護が望んで」成果を渡した、とされた。 モラハラにならないよう「神護が進んで」泥を被っている、とされた。 信じて相談した相手は聞いているフリだけの相手だった。さらに上層部に持ちかけて見れば変人扱いされ吊るし上げられてしまった。 俺はここまで酷い目に遭わなくてはならないのか? 俺が何をしたと言うんだ? 会社と皆のために頑張ろうとしている俺の足を引っ張る事がそれほど楽しいのか? なあ、教えてくれよ! 俺にどんな非があると言うんだよ! 神護の脳裏には辛い会社員時代の毎日がリアルに甦っていた。 周囲の誰も、いつも、いつまでも神護をフォローする者は現れなかった。 理不尽が神護を包み込み、そして――、押しつぶした。 運が悪かった? 慰めになどならない。 いつかは報われる? それはいつなんだ? 一体いつになったら俺は……。 ボロボロになって行く神護の周りから人が居なくなって行く。 学生時代の友人から縁を切られた。その理由は分からない。分かりたくも無い。 家族はむしろ神護には毒となった。 「みんなも頑張っているのだからそれぐらいで音を上げてちゃだめよ」 血のつながりは、心の拠り所にはならなかった。 「父さんの苦労に比べたら何を甘い事言っているんだ。その点、◯◯は立派なもんだ。父さんは鼻が高いぞ」 社会に出て4年。 神護は会社を辞めた。 希望を失いドロップアウトしてしまった。 これ以上生きてる事に意味はあるのか? と最後の選択を胸に秘め駅のホームの端に出てみた事もあった。 ビルの屋上に出て滲んでしまう夜景を見つめていたこともあった。 しかし、最後の一歩を踏み出そうとすると、どこかで自分を呼ぶ声が聞こえたような気がして、その足を停めてしまう。 勇気や覚悟の無さが、弱い心がそんな声を、空耳を聞かせているのだろうと神護は思った。 だから「あの時」――ハローワークの帰り道に神社から呼ばれたような気がした時も、気のせいだと思っていたのだ。 ――『そいつはやっぱ、神に縋るしかないんじゃね?』 ◇ 神護は「夢の中」で目が覚めた。 真っ暗闇の空間で、今の今まで過去の苦しい記憶を夢として見ていたのだ。 『ああ、ようやく気付いたか。歳神のサポートで手が回らなかったが、何とか間に合ったようだな』 (誰の声だろう?) 『ふむ。名乗るほどの神(もの)では無いが、そうだな、敢えて名乗るとすれば年賀状にて注意を促した神(もの)だ』 (ああ、そう言えば差し出し人がよく分からない文章だけの味気ない年賀状が来ていたなぁ) 『味気ないのは仕方のない事だ。こちらとしても忙しい故にな』 (ところでここは? どうして俺は夢を見ながら夢だと分かるのだろう? もしかして死んでしまったのかな?) 『死んではいないが、危地にあることは確かだ。また、お前を守ろうとした土地神が禍々しきモノに破れて消滅しかけている』 (えっと? その土地神とは……) 『お前の想い人となりし引間大神だ。お前を引魔社に呼び寄せたのも、かつてお前が自ら命を捨てようとした時も呼び続けていたのだ』 (は? アイツが俺を呼んでいた? 俺が死のうとした時にも?) 『もう時間が無い。ゆっくりと話している時間は』 声の主は真っ暗闇の空間に一つの「光」を灯して神護に渡した。 「光」は神護の手の中でペニスそっくりのお御籤、「珍宝おみくじ」になった。 『それはかつて、引間大神に祈りを捧げ、切なる願いを叶えし者たちの感謝の思いがカタチになりし物。今ひとたびお前も正しく願い、心から信じ、強く祈りを込めるのであれば、それはお前に大きな力を授けるであろう』 「だけど俺は、『珍宝おみくじ』に何を祈ればいいんだ?」 神護は思わず声に出して尋ねた。出してから、夢の中でも声が出せるのだな、と思っていた。 『それは……。――であろう……。さぁ、もう行きなさい……』 神護は今度こそ現実に目を覚ました。 だが、カラダを起こそうとしてもビクともしない。 辛うじて目だけを動かし見てみると……。 「うわぁ! ば、バケモノ!?」 人と獣が混ざり合ったキメラのような怪物が間近に見えた。異様に膨らんでいる筋肉の至る所にペニス状の角が生え、歪に曲がる胴体には何本もの尻尾が生えている。 股間にはネジのようなチンポがそそり勃ち間欠泉のように精液を吐き出していた。 そんな奇怪な怪物ながら顔には引間の面影を部分的に残している。 「今の声! じ、神護っす! 神護が意識を取り戻したっすよ!」 「だけどもう遅いよ~。引間兄ぃがあんな状態じゃ、神護が目覚めたってどうしようもできねぇ~」 怯える二体の神器の声が神護の耳に入った。 「クロ! アオ! 俺のカラダが動かないんだが、どう言う状況なんだ? 教えてくれ!」 クロとアオは神護が目覚めるまでの出来事を語った。 「今は多分、赤室も白房も引間の兄貴が持っている運気を貪るのに夢中になってるっす!」 「だけど、それももうじき終わるっぽいよ! 引間兄ぃのカラダも心も完全に乗っ取られて消えちまうのも時間の問題だ~!」 動けないままではあったが神護は自分の手に「珍宝おみくじ」が握られている事を感じ取っていた。 夢でもそうだったが自分の願いが何かはよく分からない。 だけど神護は強く願った。引間を消滅させてはならない、と。 「神様! お願いだ! 引間を助けてくれ!」 心から信じる事はまだ無理かもしれない。だけど神護は敢えて信じた。 「引間を信じるよ! 引間が俺を信じていなくたって俺は信じる! 引間はこのまま消えたりしない!」 祈る方法など何も知らない。だけど神護は強く祈った。 「俺は引間が好きだ! だから! だから俺はこの気持ちを伝えたい! 引間に伝えられるなら、俺に出来る事は何だってやるから!」 「だから、どうか! 神様!」 神護が握りしめている「珍宝おみくじ」が暖かな光を放った。 光りながらふわりと宙に浮かび神護の股間に降りて行く。 やわらかな陽だまりの温もりに包まれた神護の服が空気に解けるように消えて行く。 お御籤の紙片が収まっていた底部の小さな穴を神護に向け、露わになった神護のチンポを亀頭から飲み込み始める。 チンポにそっくりな「珍宝おみくじ」の中にズブズブと挿入され神護と一つになってゆく。 「ああ、すっげぇ気持ちぃぃ……」 神護のチンポが根元まで「珍宝おみくじ」に収まりピタリと密着すると、たちまち神護のカラダがメキメキと発達、爆発的に成長し始めた! 「うおおおおお!? おおおーーーーーっ!」 熱い力がチンポからドクドクと込み上げ体内を巡り始める。 静かにみなぎる性欲を糧に筋肉がボコボコ盛り上がっては神々しい肉体美を作り上げて行く。 「アオ! 神護を見るっす! 急に神気が!」 「わお! マジでマジでぇ~? 神護が引間兄ぃみたく神様になっちゃってる感じじゃん~!」 「……クロ、アオ、頼む。俺のカラダの戒めを解くために、早く――」 力が満ちてきても拘束されたままではダメだ。凶霊の戒めを一瞬でもいいから解かなければならない。 神護の言いたい事を速やかに汲み取ったクロとアオは、素早く神護の部屋を出ると左右に住まう八重垣と望月を連れて戻って来た。 「急に知らない人が呼びに来たけれど何事なんですか――って、うわ!?」 八重垣がキメラ化している引間を見て息を呑んだ。 「う~寒ぃ~。大ピンチだ、って必死に言うもんだからついて来たけどいったい……、わわ!? こ、こいつは!?」 八重垣と同じく望月も驚きの余り玄関で足を止めた。 そんな二人に神護は力強く頼んだ。 「二人とも! お願いします! 俺の戒めを解いて下さい! 今ならまだ!」 「はい!?」 「戒め、だと?」 戸惑う八重垣と望月の股間に向かってコックリングの神器に姿を変えたアオとクロが飛び込んだ! 「んあふ!」 「ふぐぅお!」 黒環をチンポに装着した八重垣のチンポが急速に肥大するとフリースパンツをバリィと引き裂き顔を出す! 蒼環をチンポに嵌め込んだ望月のチンポが飛躍的に膨張するとジョガーパンツをビリィと刺し貫いて頭を覗かせる! 「急いでください! 急いで俺に! 二人の精液を!」 信じられない事の連続に頭の理解は全く追いつかないが、精液を求める神護の神々しい声に何故だか応じたくなってしまう。 そしてベッドに横たわる神護の姿を見れば、凄まじい筋肉美体と放たれるエロいオーラによって堪らず勃起させてしまう。 「うわ! 見ただけで、も、もうイキそうだなんて!」 「俺もだ! マジでヤバ、い! こんなの、有りかぁ!」 唐突過ぎる射精感が八重垣と望月を襲い、チンポの先がビククと震えた。 「二人とも! 早く俺に! 俺に精液をぶっかけてくれ!」 ―ドビュ! ビュルッ! ―グジュビュルッ! ブビュルッ! 「うあはぁっ!」 「むぐぅぅぅっ!」 発射された二人の精液は神護のチンポに引き寄せられ放たれた矢のように飛び込んでいく! 「来たぁ!」 二人の精液を浴びた神護がガバッとカラダを起こし、もう意識がほとんど消えていた「キメラ引間」にチンポを向ける。 すると、神護のチンポはメリメリ、メキメキ、ギシギシと音を立てて急激に肥大、肥大、膨張、そして肥大し続け―― 「ど、どどど、どうなっちまうんだ? なんてデカさになっていくんだよ!」 「うわわわ! 御手洗さんのチンポが! このサイズ、ヤバ過ぎですよ!」 チンポと呼んでいいのかどうか分からないレベルの信じられないデカさになってしまった神護のチンポ。 西瓜のように巨大な睾丸をぶら下げ、腰からもう一人、大人が股間から生えているかのように見える。が、それは人間ではなく超巨大チンポなのだ! 「このチンポで! 俺は! 引間を! 助ける!」 ゴッパァァァ! と鈴口を拡げた亀頭が、涎のような粘液をボタボタ垂らしながらキメラ引間を飲み込んだ! その寸前、周囲の気配が先ほどとは異なっている事に気付いた二体の凶霊が引間の運気を喰らう事よりも邪魔者を排除しようと動きを見せた。 ただしそれは、もはや遅すぎたと言える。 不気味な角が生えた頭から引間をチンポが丸呑みしていく。 神護のチンポが引間を咥えた瞬間、凶霊が引間の中から外に出る事を封じ、凶霊を引間ごとゴクゴク引き寄せ飲み込んでいく。 「うぐぐぐ! な? 何故だ? 何故こやつのカラダと離れられぬ!? 運気と共に神力をも奪ってやったと言うに!」 「わ、分からねぇ! だが、ま、マズイぜコイツは! このままあの巨大なチンポに飲み込まれてしまっ――」 赤室の声は途中で聞こえなくなった。 最後に余分な尻尾をジュルルッと吸いこみキメラ引間の全てが神護の巨大な、超巨大なチンポにぐっぽり取り込まれて見えなくなってしまったのだ。 「勢いで引間をチンポで飲み込んでしまったけど、この後はどうすればいい!? 引間はどうなるの!?」 神護は再び神に祈り、そして縋った。 取り込んだモノのカタチを浮かべて異様なカタチに膨らんでいる神護のチンポがグニュッ! グニュッ! と内容物を咀嚼するような動きを見せたかと思うと、 巨大チンポは徐々にチンポらしいカタチへと戻っていく。 逆に神護のカラダがモコモコと膨らんでいき身の丈3mはある巨人になった。 すぐに天井に頭がぶつかったので床に腰を下ろしたが座った状態でも成人男性の身長並みの「座高」を見せている。 座り込み股間から聳え勃つ巨大なイチモツを両手で抱えるようにして扱き始める神護。快感が押し寄せ先走りの粘液がビュルビュルと溢れ出てくる。 望月と八重垣もただ見ているだけでは我慢ができなくなり巨大肉棒に腰とチンポを擦りつけながらの「手コキ」ならぬ「竿コキ」を開始した。 神護の我慢汁を浴び、さながらローションプレイを愉しんでいるような光景が拡がっていた。