インスタントペニス 2
Added 2022-03-30 15:32:04 +0000 UTC2チェンジ マイ ワールド 翌日。 そう、「インスタントペニス」を装着した翌日、俺は早速フーゾクにやって来た。 ダメなのだ。 いくらオナって射精しても、ちっとも満足できない。 ああ、イクにはイクのだけど、どれも今一つで心から「スッキリ」した感覚が味わえずに不満だけが残るのだ。 だから、会社を休んでまでネットで調べ、一番最寄りの良さげなフーゾクにまで足を運んだのだ。 ここでがっつりセックスでもすりゃぁ、さすがに俺も、この「ペニス」も満足するんじゃないか、と。 「いらっしゃいませ。どの娘にいたしますか?」 こう言う場所に来たのは初めてでは無い。受付にて無表情なスタッフから軽く説明を受け、 宛がわれた部屋で好みの相手を選ぶ。先払いなので料金も支払っておく。取りあえず2時間コースだ。 この一年ばかり引越しと転職活動のせいでセックスとは無縁の生活を送っていたから、どの娘もひどく 色っぽく見え、迷いに迷ったが胸の大きい二十歳の女子大生「ハルミ」と言う女の子に決めた。 「こんにちわぁ! 初めまして! ご指名ありがとうございますぅ! お兄さんのお名前、聞いちゃってもいいですかぁ?」 「あ、俺は、カズマって言います」 「カズマさん? よろしくね! とっても真面目そうで優しそうですねぇ? そんな風に周りから言われませんかぁ?」 「あー、そうだね。まぁ、ちょいちょい言われたりするよ。うん」 短パンにへそ出しTシャツの「ハルミちゃん」は写真で見るより結構化粧が濃かった。 他愛無い会話をしながら肩を寄せ、指を絡め、ボディタッチを増やしてゆく。 「でもでもぉ、カズマお兄さんのココは、とってもイヤラシそう!」 「ははは。そうだよ。俺のチンコがハルミちゃんにアソコに嵌めたいって、さっきから…………あれ?」 話の流れ的に勃起してモッコリしまくっている股間を見せつけようとしていたのに、俺の股間はちっとも盛り上がっていない。 変だな……。 ここに来るまではあんなにセックスしたくてたまらなかったのに。 「もしかしてカズマお兄さんってこう言うトコ、初めてなのぉ? 緊張してらっしゃるぅ?」 「いや、初めてじゃないんだけどなぁ……」 あまりにも大人しいのでスラックスをパンツと一緒に下げて「中身」を確かめる。 太く立派なチンコがある。 しかし、力なく萎えてだらんと下を向いた状態で。 受け付けを済ませ料金を支払い、この部屋に入った時には期待と性欲でバッキバキに膨張していた筈なんだが……。 「何で?」 「……きっと、アタシが好みのタイプじゃなかったんじゃない? て、いうかぁ、アタシ、テンション、マジダウンしちゃった。 一応、先にお金もらっちゃってるんでぇ、やれってんならやるけど、どうする? 他の子とチェンジできるけど? 今の内なら」 態度を豹変させた「ハルミちゃん」がポケットからタバコを取り出し自分で火を点けて吸い始めた。 「あ、ヤベ……この部屋、火気厳禁じゃん」 ほんの2、3回吸っただけで携帯灰皿の中に押し込まれるタバコ。赤い口紅がべったりとこびりついている。 「でぇ? どうすんのさ、お客さん。入室後20分以内ならチェンジOKシステムなんで、他の子と変えたいんなら早めにそうしちゃってよ」 つべこべ言わずにチェンジしちゃえよ、と言わんばかりの「ハルミちゃん」に気圧された俺は、 「じゃ、じゃぁ、悪いけどチェンジで」と伝えた。 「うっし、りょーかいー。んじゃアタシはこれで。チェンジ後やっぱさっきの子で、ってのはナシなんで、ま、当たり前っちゃ当たり前なんだけど」 「ハルミちゃん」はキャビネットの引き出しからファイルブックを取り出し、俺に「こん中から次の子選んで、内線でマネージャーに伝えてくれる?」と言い残すと、さっさと部屋から出て行ってしまった。 残り時間はあと1時間50分。 ファイルブックを開いた。 この店に来た時に見たものと同じだった 順に女の子のページを凝視した。どの子も可愛らしく色っぽく見える。なのに、この女の子たちとセックスするイメージが、今は少しも浮かんでこない。 エロくまぐわって精液をビュルビュルぶっ放す俺がどうやっても脳裏に描けないのだ。 何故だ? 焦りを覚えながらページをめくった。 あどけない少女っぽい子から中年熟女のページ、そして、こういうタイプが好きな奴もいるんだろうなと思わせるほど 痩せた女や逆に力士の如く肥満した女も何人か載っている。 ふと、ページをめくる指が止まった。 それは、女から男に切り替わったからだ。 このフーゾクでは男も用意しているのだ。3P用なのか、或いは普通に男同士でも愉しむためか。 ビキニを穿いた逞しい男の肉体に目が引き寄せられた。 股間がグググと漲って勃起し始めた。 ビキニの布越しに竿が浮き出ている。どいつもかなり立派なイチモツを内包しているようだ。 ヤバイ……俺ってば野郎に欲情してんじゃねぇか。 マジか……、でもこの反応は嘘じゃないんだよな。 自分の内心の変化に驚きは隠せないものの、再びページをめくり始めた。 「お? シンタロウくん? いいじゃん……超かっこいいじゃん。こんな奴だったら俺……」 プロフによれば高校大学と水泳で鍛えた肉体。そして、今でも筋トレは欠かさず行っているシンタロウくん。 脳内で俺とシンタロウくんがセックスしているイメージが沸々とわいてきた。男同士の経験など無いが、 シンタロウくんのカラダをまさぐり、張り詰めた俺のイチモツをシンタロウくんのアナルに挿入し、 腰を振っている自分の姿がありありと想起できた。 となると、これはもう確定だ。 俺、女じゃなくて男とセックスしたいんだ。部屋でオナってた時も女をオカズにしてたから不完全燃焼で終わってたんだろう。 そうと分かれば話は早い。 残り時間を無駄にはできない。 俺は内線電話でマネージャーを呼び出すと、シンタロウくんにチェンジをお願いした。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 「こんにちわ! 初めまして! シンタロウって言います!」 「こんにちわ。俺はカズマ」 「あれ? 緊張していますか? カズマさん、もしかしてこう言うトコ来るの初めてだったり?」 「いや、フーゾクは何回も来たことあるんだけど、男同士ってのが初めてなんだ」 「あ~、なるほど! そうだったんですか! じゃぁ、俺がカズマさんにとって初めての男になるんすか?」 「うん。そうなるね」 「光栄っす。だけど、いいんすかぁ? 大事な人が居るんなら取って置いたほうが良いかも知んないっすよぉ?」 「いや、今の所特定の誰かってのはいないから大丈夫。それよりもさ、シンタロウくんのカラダに一目ぼれしちゃったみたいで、ホラ、もうチンポがヤバイんだ」 「うわ! ホントだ! 股間がパンパンっすね!」 シンタロウくんがそう言いながら俺の股間をするりと撫でる。それだけでチンポがビククと震え、声が漏れた。 「んあっ」 「カズマさんて感じやすいんですね。俺、そう言う人、好きなんですよ。やっぱ感じてる時は感じてる声を聴きたいっすから」 シンタロウくんがハーパンとTシャツを脱いでビキニ一丁になった。 ファイルブックで見たのと同じ鍛えられた筋肉質な肉体が目の前に現れる。 それだけで俺は、俺は……。 「いいっすよ。そう、いっぱい俺の筋肉に触れてください。ああ、ヤラシイ触り方しますね、カズマさん、んんっ!」 指が大胸筋から乳首に触れた。 切ない声を上げるシンタロウくんに、俺も鼓動が高鳴った。 「ああ、もう、我慢できない。シンタロウくん、いいかな? いいんだろ?」 「その前にカズマさんも脱ぎましょう。って、俺が脱がせてあげますね」 シンタロウくんの武骨な指が俺のシャツを引き抜き、ベルトを外してスラックスを落とし、そして、我慢汁に塗れたトランクスを足首まで引き下ろす。 「うわ! チンポがめっちゃでかいっすね! こんなサイズの人、俺、初めてっすよ!」 大きく目を見張るシンタロウくん。そりゃそうだろう。こんなサイズのチンポは俺だって「初めて」だ。 何せ、こんなデカマラになっちまったのは昨日の夜なんだから。