淫体海月は斑に倣う 1 《続・淫水海月は朧に浮かぶ》
Added 2022-10-16 02:43:29 +0000 UTC*『続編&スピンオフ祭り』第4弾! 当作品は、『淫水海月は朧に浮かぶ』https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=5344469 の続編となっております。人物や世界観などを引き継いでおりますので、よろしければ先に上記作品をお読みください。 第一・幕開け 夢であって欲しいと心の底から思ったのは二度目だ。 一度目は去年、医者から俺のカラダが癌に冒されていて余命が半年と聞かされた時。 二度目は……。 「千尋? お前……、まさか」 「弱ったな。即バレちゃうなんてさ。……そう、俺も兄貴と同じ――」 余命宣告を受けた俺は藁にもすがる思いで友人でもある医者の八木から未承認の医療をこのカラダに処置してもらった。 お陰で俺は死を遠ざける事ができたがその代わりに人間ではなく「クラゲ男」と化してしまった。 未承認の医療とはクラゲの再生力を人間に取り込むこと、だったからだ。 癌細胞がクラゲの細胞によって置き換わり、徐々に俺は人間からクラゲに近づいて行った。 精液を飲めばカラダは透明になり、触手が生え、麻痺毒さえ生成できるようにもなった。 その上、クラゲ由来の本能が血のつながりの無い兄弟とは言え弟と肉体関係を持たせるに至った。 いや、これは言い訳だ。 正直に言うと俺は弟に欲情し、弟の精液を欲し、弟とのセックスを他の男たちへと同様に求めた。つまりは心までクラゲになったのだ。 しかし、弟の千尋は異形と化した俺を許し、あまつさえ俺とのセックスを期待し俺を「好きだ」と言ってくれた。 俺は内心、こうなる事を予想していた。 千尋自身に自覚があるのかは分からなかった。 ただ、以前から俺を見る目が時折「兄貴」を見る目ではなく恋い慕う者の目であった。 俺は、そんな千尋の秘めた思いにつけこみ、自分の淫らな欲望を満たすために千尋を夜な夜な犯し始めていた。 自慰によって出した自身の精液を飲み、透明になっては千尋を襲うようになっていたのだ。 ――我慢が、できなかった。 千尋の精液は他の奴のモノよりも美味だった。 千尋の喘ぎも、カラダも、俺によって昂る股間のシンボルも、全てが心地よく美味だった。 無論、始めから甘美に酔っていたのは俺だけで千尋にとっては見えない存在に犯される恐怖と、未だ受け入れた事の無い排泄口へ異物を挿入されると言う苦痛を味わう事になったが。 「いずれ、俺だとバレる」 その危険性を孕んでいると承知しながら俺は千尋を貪った。 クラゲの本能ではない。もはや俺自身の欲望だ。 俺によって男のカラダに目覚め、男の快楽に染まりつつある弟、変わっていく姿に興奮を覚えずにはいられなかった。 そして、とうとう、目には見えない異形のバケモノが俺、「長月 海里」だと知られる日を迎えてしまった。 バケモノの正体が俺だと、同じ屋根の下に暮らす兄だったのだと。 これで俺は千尋とは二度と会えないだろうと覚悟した。 しかし、千尋の反応は拒絶ではなかった。バケモノが俺と知ったうえで俺を求め、俺を好きだと言ってくれた。 まさしく天にも昇る思いをこの時は得られたのだ。 ヒトではなくなってしまってもそばに居たいと言うその言葉に、俺は心から救われた。 なのに、なのに……、だ。 救われたと歓喜したのも束の間、千尋まで俺と同じバケモノのニオイを身にまとって俺の前に現れたのだ。 「どう、かな? 俺、やっぱり――」 「八木から無理矢理クラゲを埋めこまれたんだな? あの野郎……、俺を実験素材にしただけでは足りず、お前まで!」 怒りに拳が震え、血液が沸騰するのを覚えた。 許さねぇ! 今すぐ千尋を元通りにさせてやる! 思いが口に出ていたのかも知れない。 しかし、部屋から飛び出そうとする俺を千尋が体を張って止めた。 「待って! 取り引きしたんだ! 俺が望んだことなんだよ!」 「望んだ? 千尋、お前何言ってんだよ……」 力が抜けていく。怒りではち切れそうになっていたカラダが膝から崩れ落ちそうになった。 「本当に、俺が望んで、取り引きを八木さんに持ちかけて、それで、俺も……」 「……嘘、だろ?」 千尋は首を左右に振った。 「お前! 何でそんな取り引きをしたんだよ! 千尋ぉ!」 千尋は手短に八木とのあらましを俺に語った。 「結局は八木に強要されたに等しいじゃねぇか!」 「違うよ兄貴。最初はそうだったとしても結局俺、快楽に負けて、俺から求めていたんだもの。兄貴に犯され始めた時のように」 「……千尋……」 かつて俺がした時と同じ、と告げた千尋に後悔の色は見えなかった。 俺に嫌われたくない、との不安交じりの苦笑が俺の二の句を奪った。 そんな俺を慰めるかのように千尋は俺を抱きしめた。 「なぁ、兄貴、俺、兄貴と同じクラゲ人間になったおかげで精液いっぱい出せるようになったんだ。人間だった時と同じ味かどうか、確かめてみて欲しい」 グググと、密着する千尋の股間が堅くなっていくのを感じた。 カラダは正直だ。 激しく動揺しているにも関わらず俺もまた肉の欲望が膨らんでいく。 「俺は透明にはなれない、けど、俺の新しい姿を見ても、嫌いにならないで――。精液、兄貴が欲しいだけ飲ませてあげるからさ」 千尋が身に付けていた服を脱ぎ落として行く。 異様に発達した筋肉が現れ、肥大したペニスが股間に聳えている。 そのペニスの上の下腹部には青みを帯びた紫の色が斑に拡がっていた。 「それとさ、兄貴、ケツだけじゃなくてこっちも兄貴のチンポで犯して欲しいんだ」 俺は視線を千尋の股間のさらに奥、タマの裏側にある会陰へと向けた。 「千尋! それは!? まさか――」 「そうなんだ。俺、ここにマンコが出来たんだ。八木さんは俺を雌雄同体になったって言ってた。本物のマンコは知らないけど、 アナルと同じようにに兄貴のチンポを気持ち良くさせられると思う。ど、どうかな? 俺は兄貴にこっちも犯して欲しいけど、無理なら今まで通りでも」 千尋はタマを持ち上げヒクヒク蠢く割れ目を俺に見せつける。 下腹部の青紫色の部分までもがグネグネと動いている。 よりによって千尋が? 癌で余命宣告を受けた俺と違って何の処置も治療も必要としていない千尋が? バケモノになってしまった俺を認め、兄ではなく恋人として愛していると言ってくれた千尋が? 千尋までもが俺と同じクラゲのバケモノになってしまった? 帰ってきたらどんな反応を見せるか、と、敢えてエナメルビキニ一枚だけのふざけた恰好で出迎えたものの、俺の頭の中は疑問符で一杯になった。 なのに、千尋が新たに宿した卑猥な器官を目にしていると千尋の期待が伝播したかのように俺もまた興奮し始めてしまう。 むくりと起き上がったビキニの中身がはっきりと雄のシンボルを顕在化させ、すぐにソレはビキニを突き抜け隆々と勃ちあがる。 ダメだ。我慢できねぇ。 垂れた我慢汁に濡れたビキニを外し、全裸になった俺はベッドから千尋を手招きした。 疑問も戸惑いも、或いは怒りも、全ての感情が欲望に押し流され、その間隙を埋めるかのように俺は千尋のチンポを口に含んだ。 「んふ、美味ぇ……」 「ぅ゛あ゛! も、イクッ!」 吸い付き、舌先で亀頭をぐちゅぐちゅとしゃぶってやると千尋の精液が口いっぱいに拡がった。 あまりの美味さに「次」を求めてしまう。濃厚で、磯臭くて、少ししょっぱく、それでいて甘味があって。 千尋もカラダの向きを変え69の体位になり俺のチンポをしゃぶり出した。 ねっとりと絡みつく舌遣い。熱い鼻息を根元で感じながら愛おしそうに俺の漲るイチモツを咥えしゃぶる。 飲み込んだ千尋の精液がカラダ中に浸み渡り、俺のカラダが透明になっていく。 疼きだす腋を解放させると触手がズビュルと飛び出してくる。 「うっ! ん゛う゛うっ!」 呻く声に促され視線をやると腋の下から触手を、左右の脇腹から亀頭のくびれを持つチンポのような触腕を生やし、尻の谷間から尻尾を伸ばした千尋が見える。 そうして全身が半透明な乳白色になり、ゼラチン質に変化した事を示すように「デロン」とヌメる皮膚を持ち、股間のチンポの内部から毛髪のような細い触手がグジュジュと噴き出ている。 「あ、兄貴っ! 俺にも兄貴の精液を! セーエキ欲しいっ! でもって、俺の! 俺のセーエキも一杯飲んで! 飲んでくれよぉっ!」 俺から生えている触手が千尋の触腕チンポや、まるで尻尾かと見える「飛び出だしたアナル」に飲み込まれジュプジュプ扱かれていく。 別の触手に手繰り寄せられた俺のチンポは千尋のヴァギナに宛がわれ、会陰の裂け目の内部へグジュ、ジュププと引き込まれていく。 「くぉ! んふぅ! キモチ、イイッ!」 ズルゥと伸びた千尋のチンポが再び俺の口の中に入り込み、鈴口から出ている細かい触手の束が咽喉奥を嬲り始めた。 「ぐひぃっ! キモチイィッ! 兄貴! 兄貴のチンポが! 俺、の! マンコを! マンコがグチュグチュって! んあぁぁぁ! もう! もうイク! イッチャウ! イグゥゥーーーーーッ!」 千尋のチンポがドビュゥ! と爆ぜた。 ドクドクと途切れず吐き出される精液の量は明らかに人間では不可能。 咽喉を鳴らして飲み込んでも飲み込みきれない量で、満たされた口内から感じる美味に背中がゾクゾクと震えた。 ああ、やっぱ美味ぇ。 俺と同じクラゲのバケモノになっていようが千尋のは、千尋の精液は最高に美味ぇ。 あまりの美味さ、そしてチンポが蕩ける様なマンコの締め付けによって俺もまた限界を迎える。 「ぅお! 俺も゛! もう゛っ!」 ――ゴビュ! ビュグルルッ! ビュビュゥーーーーッ! 「ん゛ぁ! 兄貴のセーエキ! 来゛た゛ぁ! あ、ああ! 熱い! 兄貴のザーメン! 兄貴の種汁が! もっと! もっと欲しい! 俺のマンコが兄貴の精子で! 孕んじまう! 孕んで! バケモノクラゲの卵ができちまうよぉぉぉぉーーーーっ!」