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鷹取リュウゴ
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淫体海月は斑に倣う 7 《続・淫水海月は朧に浮かぶ》

第7幕  「俺らが大丈夫だったんだから海里さんも千尋さんも大丈夫っすよ!」  「そうそう! 手遅れになる前に新しいカラダ、ゲットしなくちゃ!」 ポロシャツとハーパンを内包する筋肉によってパンパンに孕ませた少年顔のマッチョ野郎が千尋に発破をかけた。 「あ、兄貴が先でもいい……んだよ?」 「いや。ここはお前からだ。安全性はこの二人で証明されたしな。クラゲ組織の定着が一瞬で済んだお前の方が急がないとダメだ」 「そっか、うん……。分かった」 ◇ 二体のクラゲ人間と二人のマッチョ少年との激しい一夜が終わり、次の日の昼頃に俺たちは目覚めた。 新たなカラダを得た新田と石田には『ピグマリオンの精巣』と言うアイテムについてや俺自身の事も含めて改めて説明をしてやった。 当然のことながら横に居た千尋も俺の説明を聞いていた。 「研究所に侵入!? 兄貴ってばそんな無茶をしてたの? でも、俺が心配だから、なんだよね?」 「当たり前だろう? 大事な恋人のカラダを心配しない奴があるか?」 千尋の顔が真っ赤になった。 「あ、兄貴ってば、この子たちの前で、そんな」 照れまくる千尋を石田も新田も「ひゅーひゅー! 熱いっすね~!」と囃す。カラダは大人でも精神性は歳相応だな。 「とにかく、だ。『ピグマリオンの精巣』ってのが本当に新しく、問題無いカラダを創造できるってのが確認できた。 石田と新田、二人のお陰でな」 俺は二人に頭を下げ、八木の振りをして騙した事を詫びた。 「謝らないでよ海里さん。本当に騙してたのは先生、じゃないな、八木だったんだし。」 「むしろお礼を言いたいくらい。俺も新田もこーんな最高のカラダを手に入れる事ができたんだし」 石田と新田は互いの筋肉美を褒め、チンポをクイクイと動かしては自慢する。 そして、面白がって自慢し合ってた二人が急に声を落とした。 「……俺、入院してすぐにさ、もうすぐ全部の筋肉が衰えて、心臓も止まっちゃうって聞いた時はマジで目の前が真っ暗になったよ」 「俺は、脳の中の血管が詰まる病気になってて、手術も難しい場所だから遅くても2年以内には破裂して死ぬって聞かされてたんだ」 死を言い渡された二人に何の縁かは分からないが八木が接触してきた。 新しい治療方法があるけど試してみるかい? ただ、まだ世間に公表できないものだから秘密にしておいてくれ、と言いながら。 そしてクラゲ細胞の移植を受けた。 カラダはクラゲの再生力によって見事に回復。と、同時にクラゲ由来の繁殖欲・性欲が爆上り。 定着度合いが進むにつれ俺や千尋とおなじく触手が生えたり色素が抜けてしまったり、とクラゲそのものへと近づいて行った。 「――あとは、時々やってくる八木の精液が欲しくて結構言いなりになってたよな」 「そうそう。俺らの命を救ってくれた恩人だから、ってのもあったし」 判断力そのものもクラゲ化が進むにつれ鈍くなっていたようだ。 疑問に思うべき事を疑問に思わず、俺や千尋が八木の処置を受ける時には喜々として俺らから精液を貪った。 しかし、遂に全身がクラゲと化し興奮が収まっていても人間に戻れなくなる日が来た。 「こうなるのは想定通りだよ。クラゲの組織が隅々まで行き渡って病気を完全に治した証拠さ。あとでちゃんと人間に戻してあげるから心配しないで待ってて欲しいな」 八木の笑顔のその裏までは見抜けない二人。 言われた通り培養ポッドに入り、夢か現か判然としない時間を過ごす事が日常になった。 ――俺が潜入して二人を発見するまでは。    千尋のカラダが乳白色のゼラチン質に変化した。下腹部の斑な青紫の斑点がよりハッキリと透けて見える。 「俺は兄貴と違って精液飲まなくてもエロく興奮するだけでこうなるんだ」 腋から生えた触手を揺れ動かしながら上を向く股間のチンポを千尋はヌルリと撫でる。 そのチンポにしゃぶりつきてぇ! との思いをなだめ、千尋に『ピグマリオンの精巣』を渡す。 「カラダをクラゲ化しなくたって良かったんじゃないか?」 「ダメだよ兄貴。人間のままじゃ亀頭からこんな大きい石、飲み込めないよ」 確かにな、と思った。 深く息を吐いた千尋が『ピグマリオンの精巣』と呼ばれる白い石を亀頭の先に押しつけた。 「んんんっ!」 その石は鈴口を自らこじ開けズブズブと潜り込んでいく。 「あ゛っ! ぬ゛ぅん゛っ! は、入って、いくっ!」 のけ反る千尋の手に残されたもう一つの白い石。それを俺は手を添え亀頭へと寄せた。 二つ目の『ピグマリオンの精巣』も吸い込まれるようにして千尋の亀頭に潜り込み、陰茎を歪に太くさせながら尿道を遡上する。 「ふぎぃっ! あ゛が! んぁぁぁああ!」 『ピグマリオンの精巣』を飲み込んだ千尋のチンポがわなわなと震え、亀頭から透明な粘液がダラダラ吐き出された。 「んぎも、ちぃぃぃっ!」 触れていない会陰のヴァギナからもトロリと粘液が溢れて落ちた。 「あああ! お、俺っ! な、中から、犯されて、るっ! んひぃぃぃ!」 俺と一緒に見守っている石田と新田とを見る。 確かにそんな快感だったね、と二人は口をそろえた。 「あっ゛! んんっ! か、カラダが! んひ! へ、変だよぉっ!」 ブルブルと震える乳白色の千尋、その背中がグググとせり上がり、蛹から成虫が孵化する時のようにグパァと縦に裂け、裂けた内部からズルゥと新しいカラダが生えて来た。 生えたカラダが千尋からズルンと這い出たは良いが、床にまっすぐ立ったまま動かない。 鍛え抜かれた逞しい肉体美。股間には萎えた状態で30cmはあろうかと思われる特大チンポ。 顔は千尋のままだが、なんだろう? どこかで見た事があるような肉付きだ。 息を荒げながら千尋が俺の謎に答えた。 「あ、兄貴のカラダを、強く、イメージしちゃったから、かも」 千尋にとっては俺のカラダこそが理想なのだと言う。面映ゆい事この上ないが石田や新田の前だ。笑顔を押さえて努めて冷静に「そうだったか」と呟く。 さぁ、次は記憶や魂を移さなければ。 彫像のように立つ新しい「カラダ」の尻穴に千尋は後ろからチンポを挿入する。 「っ!? うぁ! 凄ぇ! 凄いよ兄貴!」 これから自分のカラダになる「カラダ」に触手を這い巡らせ、腰を前後に動かす。 ズチュズチュ、グチュグチュ、卑猥な音が部屋中に拡がる。 堪らず石田も新田も互いのチンポを扱き合っている。 「うううっ! もう! もうイグ! イグゥッ!」 極上名器な尻穴が千尋の精液を容易く奪う。 「イってもチンポを抜かずにそのまま二発、三発、精液をめい一杯出してやるんだ!」 分かったと千尋がうなずく。 恐らくだが、千尋の今の射精力なら一回分の精液でも足りるのかも知れない。 ただ、それで魂まで移動できるのかと言うとそうでも無いようだ。要は限界まで射精する事の方が重要なようだ。 いつの間にか俺もチンポを扱いていた。 千尋の呼吸、千尋の絶頂に合わせて俺も何度か射精していた。 やがて、「も、もう今はこれ以上は……」とガクッと千尋のゼラチン質なカラダから力が抜けた。 「これで千尋さんも新しいカラダに移れたっす」 「しかし、俺たち以上にムキムキマッチョっすね!」 バックから犯していた千尋が急激に萎んで行く。魂や記憶が新しいカラダへ移動したためだ。 これで全て終了、と言わんばかりに彫像のカラダのチンポから二つの白い石がボトッ、ボトッと押し出されて落ちる。 ほんの数秒。しかし俺には凄く長く感じられた数秒の後、新しいカラダの千尋が目覚めた。 「―う、うう、うあ、あ~」 大きく腕を上げて「伸び」をした千尋。ケツ穴に引っかかっていた「皮」が外れてズルンと落ちた。 「ふぅ……。あ、俺、もしかして?」 「そうだ。無事成功だよ千尋。本当に良かった!」 俺は、自分が精液まみれだったのも忘れて千尋を抱きしめた。これでもう大丈夫だ! 大丈夫なんだ! と強く。 「ちょ! ちょっと兄貴~! く、苦しい、苦しいって~!」 「あ、わ、悪ぃ! つい」 「そんなエロい状態になってる兄貴に抱きしめられたら、俺も収まりがつかなくなってしまうじゃん~」 股間で千尋のチンポが俺のチンポを押し返す。 バキバキに勃起した互いのイチモツが次の刺激を求めてヌチュヌチュともつれ合う。 チラリと振り向けば新田と石田はとっくにシックスナインの体位で互いを感じていた。 「兄貴も新しいカラダになってから? それとも今すぐ?」 「お前こそどうしたい? 我慢できそうなら後にスルか?」 「いや。我慢できないよ。このカラダも相当エッチみたいなんだ。今すぐセックスしたい、ってさ。で、兄貴は?」 「俺? 俺はもちろん千尋と同意見だ」 千尋と俺の唇が重なる。 舌と舌が重なり、触手のようにもつれ合う。ウネウネ、グニュグニュ、ジュルジュル、生暖かく柔らかな部分同士が触れあい粘液を混ぜ合う。 見える物、聞こえる音、触れる部分すべてで千尋を感じる。 俺はもっと感じたい。千尋をもっともっと感じて一つになって気持ち良くなりたい。 そして、俺の全てを教えてやりたい。全て、俺の良い所もダメなところも全て、千尋の身に刻み込んで忘れられなくしてやりたい。 唇を離しカラダに飛びついていた精液を口に含んで飲み込む。 徐々に透明になる。 カラダが透けて異形の姿へと変わる。 次からはもう精液を飲んでもこうならないんだよな、と名残を惜しむような声が頭のどこかでした。 そうだよな、このカラダで味わう快感はすげぇもんな。だが、それでも千尋とこれからも生きて行く方がはるかに大事なのだ。俺は頭の中で舌打ちをする声を打ち消した。 なのに、だ―― 「俺はさ、兄貴のその透明クラゲの姿も好きなんだけどな。触手で弄られるの、凄くキモチ良いし」 手首に絡んだ俺の触手を口に寄せて愛おしそうにベロリと舐める。 その気持ち良さにぶるっと身震いさせながら俺は言った。 「おれもこの姿、悪くは無いと思っている。けどなぁ、今以上に心までクラゲになっちまったら千尋を感じられなくなっちまう。 それだけは嫌だ」 千尋のチンポがさらに一回り大きくなった。


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