うさぎ男の新年奉迎祭 10
Added 2023-10-22 08:14:01 +0000 UTC10近侍衆と四時の窟屋 [12月31日 17:15] 東京都心よりも遅い日没を迎えた。 斎館の裏口、洞窟と向かい合わせになっている扉の左右には大松明が焚かれ、法被一枚に褌一丁の男たちが緊張を隠さない表情で立ち並んでいた。 「うう、やっぱ南の島つっても日が落ちると少しさみいっすねぇ」 「まぁ、特にお前はその恰好だしな」 俺だけは相変わらず素っ裸で褌すら着けていない。 通り抜ける風が股間の素肌の上をスースーして落ち着かない。 「さぁ、皆の衆! 『四時の窟屋』に入る刻限になった! 新年を寿ぐ歳神様を御迎えに参ろうぞ!」 洞窟の名は「四時の窟屋(しじのいわや)」 四時とは四季を指している。洞窟内の四つの部屋がそれぞれに季節の名を冠しているから洞窟にもその名が付いたそうだ。 足元だけはさすがに素足と言う訳ではなく草鞋を履いて洞窟内に入って行く。 「真っ暗かと思ってましたけど意外に明るいっすね」 入り口からしばらく進むとにわかに明るくなった。等間隔に並ぶ光る岩が間接照明のようにほのかに照らしている。 光っている岩以外はごく普通の、自然にできた洞窟らしいごつごつとした岩肌が剥き出しになっている。 手持ちの松明を消してさらに少し進んだら行き止まりになっていた。 ここまで部屋なんて一つも無かったぞ? 「まぁ、見ていろ」 咬牙先輩や創平さん、12人の近侍の男たちが道を塞ぐ正面の岩壁に手を触れた。 すると、その岩壁がスッとメタリックな色へと変化し、銀色に光を反射するなめらかな金属壁になってしまった。 「ええっ!? ただの岩じゃなかったのか!?」 「人目を欺くための擬装ってやつだ。今風に言えば物質変換によるカムフラージュ、ってとこかな?」 未江さんが驚いている俺に説明をひと言。 そして、金属の壁にもう一度12人全員が手を当てると、その壁はひとりでに左右に開いていく。 「おお~! これって壁じゃなくて扉だったのか!」 「ここが第一の間、『春の褥(しとね)』と言う部屋だ」 咬牙先輩が俺に呟く。 入り口の扉と同様に金属の、シルバーメタリックな材質でできた壁に囲まれたかなりの広さ。 テニスコート一面がすっぽり収まるくらいの大きな空間。 洞窟の外とは違って空気の温度は暑からず寒からずの適温。扉で密閉されていた空間なのに空気がこもっていなくてさらっとしている。 「たしか、罠が発動するんですよね?」 「ああ、次の部屋に移動する前にな。罠を何とかしないと移動できない」 咬牙先輩の表情がさらに険しくなった。 「うっし! ぼやぼやしてっと夜明けになっちまう! 早速おっ始めるとすっか!」 子河さんが壁に浮かんでいた奇妙な紋章に手を乗せた。 すると、壁の一角に紋章に似た文字が現われた。 「英語? じゃぁないですよね?」 「ああ。多分、地球上のどの国も言葉でも無い」 「地球上……」 変な言い方するんだな、と先輩に首を傾げていると部屋全体が赤く染まった。 そして鳴り響く耳障りなビープ音。 『30秒以内にパスワードを入力してください! 入力できなかった場合は侵入者とみなします!』 やけに平板で抑揚のない音が頭の中で意味のある言語となって響いた。 「こ、これは?」 「聞いた通りだ。だが、パスワードは誰も知らない。文字はおろか何桁あるのかさえも分からんしな」 「マジすか? それってマズいですよね?」 「ああ。マズいな。だが、これは想定内の事だ」 「想定内つっても……」 「そら、30秒が経過したから罠が出て来たぞ」 銀色の壁の表面がズブブと盛り上がって壁から分離したかと思うと、さらに三つに分裂して頭部や手足を伸ばしてヒトのカタチになった。 「な! 何なんすかあれは!」 「あれが罠だ。あの三体の番人を満足させられないと次の部屋に入れないのさ」 ヒトのカタチを採った銀色のボディの番人。頭部にはうさぎに似た長い耳を頭の上へ伸ばしている。 ぐにょぐにょと不気味な胎動を見せては全身の筋肉を盛り上げ、間もなく三体のマッチョな「ウサギ男」になった。 「うさぎ男!? 俺と同じ? ……んな訳ないか」 思わず口から出てしまったけどどう見たってこいつらは人間じゃない。即座に否定した。銀色に輝く頭部とボディ。 三体のウサギ男にある二つの瞼がゆっくり開くと、ルビーのように赤く輝く瞳が俺たちをじっと見据えた。 『――侵入者に警告。ただちに去りなさい。侵入者に警告。ただちに去りなさい』 表情の無い口許から放たれたのは抑揚のない無機質な音声だった。 「魚群を前に去れ、と言われて去る漁師なんざいねぇんだよなぁ」 番人の前に子河さんが立った。その子河さんの左右に並んだのは僧侶の申尾さんと神職の酉原さんだ。 「南無阿弥陀仏、南無釈迦牟尼仏、汝らに御仏の慈悲を授けてやろう」 「ふん。クソ坊主に似てしまうのは癪だが、俺からも神恩を恵んでやろう。謹んで受け取れよ?」 「先輩!? 大丈夫なんすか? あの番人ってめちゃくちゃ強そうじゃないですか!」 単純に体格を比較すれば番人の方がデカい。身長の高さも肩幅も厚みも一回り、いや二回りは大きい。 そんなウサギ男に立ち向かって無事で済むんだろうか? 「まぁ、経験者の腕、いや、あの三人のケツを信じて黙って見守っていよう」 「け、ケツって……」 目を丸くする俺に創平さんが囁いた。 「あの番人って凄くセックスが好きなんだ。それで、ある一定の快感を超えると次の部屋の扉を開けてくれるんだ」 褌を外した子河さんたちが番人に向かってケツを向け四つん這いになった。 「そうら! お前らの好きなケツマンコだぜ? 早くご自慢のチンポをぶち込んでみろってんだ!」 番人たちの赤い瞳がじっと子河さんや申尾さん、酉原さんの尻に据えられる。 そして、もっふりとした口許が動く。 『……?。侵入ではなく我々との交尾目的でここへ?』 『マスターからの差し入れではないか?』 『そうに違いない。日頃の働きぶりへのご褒美であったか』 赤い瞳がニンマリと微笑んだ。 「ほらほら? 早くしないと鮮度が落ちるぞ?」 「鮮度とか関係ないだろ? ったく、これだからクソ坊主は。だが、言い得て妙、だ。審議なんざ止めて早くヤってくれい。この機を逃せば神恩だって神罰に変わっちまうぜぇ?」 『鮮度だと言っているぞ? やっぱりマスターからの差し入れだったんだな』 『種族が設定と違うように見えるが、この際どうでもいいレベルの差異だな』 『よし。それではありがたく頂戴しようではないか』 三体の番人が三人の近侍の腰を掴んだ。 銀色に輝く下腹部の、股間部分がモコモコと盛り上がってボロン、ゴロンと二つのキンタマを。続けてズブズブと突起させた肉棒をいきり勃たせれば重量感のある巨大チンポになった。 そのサイズ、午枝さんの馬並みチンポよりも大きい。 「せ、先輩! 俺はずっと掘られてましたけど皆さんケツは使って無かったですよね? なのにあんなデカいのをぶち込まれて、マジで大丈夫なんすか?」 「大丈夫だ。むしろ番人よりも先にイかされてしまわないかを心配しなくちゃな」 「そ、そういうモンなんすか?」 「ああ、そういうモンだ」 ウサギ男たちのチンポがヌブブと子河さんたちのケツ穴を襲う。 眉根を寄せて辛そうにしていた子河さん、そして申尾さんと酉原さん。 だけど、見る間に口許が緩んで甘い吐息を漏らし始めた。 「ん、んぁ、ああ、このサイズ感……、この、無理矢理押し拡げられちまう感覚が、ああ、堪んねぇ……」 『ふぅぅ、実に、実に良い……。とても、イイ締まり具合だ』 ウサギ男も目を細めて子河さんのケツを味わっている。 あとの二人、申尾さんと酉原さんも兎男のチンポの快感に酔って顔を赤く上気させていた。 「えっと、もしかして子河さん、いえ、近侍の皆さん、ケツ受けも対応可、だったり?」 「まぁな。どっちかって言うと掘るよりも掘られる方が好きだったりするしな」 「じゃ、じゃぁ、咬牙先輩も?」 「うっ……。そ、そいつは、まぁ、想像にまかせる……」 先輩ってばめずらしく狼狽している。顔も真っ赤だし。てか、そうか……。先輩もアナル掘られるの好きなんだな。 先輩と話してる間に銀色ウサギ男たちと子河さんたちのセックスは動きが激しくなっていた。 腰を掴んで下半身を抱え上げ、手押し車でも押しているかのようにウサギ男が腰を前後に振っている。 見ている俺までウサギ男に犯されているような気持ちになってしまい股間に手をやってしまう。 すると、すぐに咬牙先輩が俺の手を掴んで股間から引き剥がす。 「ダメだ。弄るんじゃねぇ。お前はこんな所でイってはダメだ」 「で、でもぉ……」 「咬牙の言う通りにしてくれるかい? 卯波くんの性欲を爆発させるのはこれより先、4つの封印の間を踏破してから、だからね?」 創平さんまで俺の動きを止めにかかる それでも、見てるだけなんてやっぱり辛いって! 『ぬふっ! ぐぬぅおおおお! も、もうイグッ! イグイグ! イッグゥ!』 『抑え切れんっ! 我もイク! イックウゥゥゥーーーッ!』 『んはぁぁっ! これはたまらんッ! 実にキモチ良い! ぁ、い、イグゥゥ!』 ウサギ男がケツをブルブル震わせながら子河さんたちのケツに精を放出している。 受け止める子河さんも申尾さんも、酉原さんも口とチンポから涎をダラダラ垂らし陶然とした虚ろな目をどこかへと向けている。 絶頂の快感に酔っている三組に目を奪われていたら肩をポンと叩かれた。 「よし。扉が開いた。さぁ、俺たちは次の部屋へ進むぞ」 「えっ? 扉?」 俺たちの背後、今は咬牙先輩の前に在った筈の壁が消え、隣の空間へ移動できる通路ができている。 「先輩? 子河さんたちはこのまま置いて行くんすか?」 「ああ。そうだ。番人が追いかけて来ないよう犯され続けてもらう必要がある」 「置き去りだなんて、そんな……」 「いや、ここでセックスを中断させるほうがもっと残酷だろ?」 視界に映る子河さんたちは皆ウサギ男のチンポによがって甘い喘ぎ声を放っている。 「……そっすね。じゃぁ悪いですけど先に進みましょう」