うさぎ男の新年奉迎祭 13
Added 2023-10-22 08:19:37 +0000 UTC13明けましておめでとう、神の島 身長10mとなった巨人の俺のケツに巨大な神のチンポが挿入され、ジュプジュプ出入りしている。 その度に俺は猛烈な快感を感じ、より深くまで犯されたくなってケツをヒクつかせる。 「イイッ! いぎひぃぃぃーーっ! あ゛あ゛ん゛っ! 俺のケツがぁぁ! グチュグチュのトロットロになってる! きもぢぃぃーーーーーーっ!」 (ああ~! 『俺』も! もう! イグ! イグイグ! イグゥゥーーーーーーッ!) ケツの奥で男根が爆ぜた。 ググッとひと際大きく膨張したかと思うと、グニャリと柔らかくほどけてドロドロと融け始めた。 「んひぃぃっ! カラダが! 俺の中が全部が! 犯されてるっ!」 融けて粘液になった男根が俺の内部を凌辱する。 腸の奥も内臓も、血管も細胞も。犯され嬲られながら一つに混ざり合っていく。 その快感に喘いでいると、聞き覚えのある声が耳に入った。 「また一人で悶えてやがる。そんなに一人エッチが好きだったのか? イヤラシイ後輩だぜ」 「えっ!? 先輩っ?」 気付くと円形の壇の周りに12人の男が立っていた。 見れば全員が銀色のラバースーツに身を包み、頭からは長いウサギの耳が伸びている。 「その耳は? ど、どうして?」 「あ~、俺もよくは分からないんだが、番人と合体しちまったみたいだ。つまり、今のお前と同じだな」 背を向けるとお尻の上には丸いウサギ尻尾も生えている。 「同じ?」 「カラダのサイズも一緒、って事だ」 「うわ!?」 改めて見ると先輩たちも俺に近い身長に、巨人になっている! 「卯波くんもちゃんと神様と一つになれたみたいだね! 本当に良かったよ!」 創平さんがにこやかに勃起チンポを扱く。そのチンポに吸い寄せられそうになるのを咬牙先輩が押し留めた。 「欲しいのは分かるが、まずは俺から、だろ? 創平、皆も、こればっかりは譲れねぇ」 先輩以外の近侍の皆が「仕方ないな」」「またオアズケかよ!」と口々に言う。でもそこまで不服そうじゃない。 どこかのんびりとした口調だった。 「さぁて、こっからが本番の本番だ。神様と一つになったお前に奉仕するのが俺らの役目。朝が来るまで俺たちの精液を受け止めてくれ!」 「「「応!!」」」 俺のアナルに咬牙先輩のチンポがズブブと挿し込まれた。 そんな咬牙先輩のアナルを創平さんが貫いた。 「こっからはアナル拡張じゃなくて楽しい楽しいセックスの時間さ! 咬牙を通して俺も気持ち良くならせてもらうよ!」 「うおっふ! 番人と合体してるからか創平のチンポがやけに気持ち良く感じられるぜ」 「咬牙ってば合体してなくてもアナルモロ感でしょ? 島に居た頃は俺たちのチンポを散々咥えてたくせに」 やっぱ咬牙先輩ってスケベでモテ男だったんだな、と思った。 でも、仕事中はそうでもない。カッコ良くて頼れる素敵な先輩だ。 余裕ぶってる創平さんの後ろに卯佐野さんが立ち股間のイチモツを創平さんに挿入。 卯佐野さんの後ろに子河さんが、そのまた後ろに、と近侍の12人全員が咬牙先輩を先頭にして「繋がって」いく。 連結した男たちが呼吸を合わせて腰を前後に振り前に居る男のケツの快感を味わっている。 「やっべ! ご神体のケツん中ぁ良過ぎるっ! も、もう持たねぇっ! イグ! イグイグ! んぐぅ! も、もう! もう゛っ! 射精ちまうぅぅぅーーーっ!」 咬牙先輩が俺の中で大量に精液を放出した。 予想以上の早さに驚いていると、さらに驚くべき事態に。 先頭の咬牙先輩から順に一番後ろにいた亥坂くんまで、カラダがグニャグニャと蠢いて一本の巨大チンポと化してしまったのだ! そして、チンポと化しながらも俺のアナルをグチュグチュかき混ぜ奥へ、手前へ、激しくピストンし猛烈な快感を俺にぶち込んで来る! 「んほお゛お゛お゛お゛ーーーーーっ! このチンポもしゅごいぃぃぃーーーーっ!」 乱れ喘いでいるとケツの中でドビュゥと2発目の発射を感じ取った。 12人が合体した巨大チンポの一発は、それはそれは大量だ。それなのに俺は漏らすこと無く素早く吸収し、自分の体内へと取り入れる。 乾いたスポンジが水を吸うようにぐんぐん引き入れていく。 間を置くこと無く巨大チンポのピストンが再開。こんどは激しいだけじゃなく鎌首を左右に振ってぐるりと回すような動きが加わっている。 「ん゛あ゛あ゛! そ、それぇ、イイッ! 超きもぢぃぃーーっ!」 円形の壇の上で俺はより一層感じられるよう四つん這いになったり仰向けになったり、巨大チンポは何も言葉を発しないけど求めに応じて体位を変え互いのエロい快感をより大きくさせようと協力する。 そして、3発目、4発目と大量の精液を受け取って行くたびに俺のチンポまでもが巨大化し始めていた。 「ん゛んっ!? あひ! お、俺の! チンポが! タマが! デカく! なっていくぅぅっ!」 巨大化した俺の鳩尾に届くほどだったサイズのチンポがぐんぐん成長し、肩を越え、頭を越え、俺の今の身長よりも大きい10m越えの巨大チンポに。 そんな巨大チンポからは透明な先走りがダラダラと溢れ、近侍の男たちが合体してできたもう一つの巨大チンポに容赦なく滴り落ちて行く。 新しい潤滑剤を得た合体巨大チンポはさらに俺のケツマンコをぐちゃぐちゃ鳴らしては犯し続ける。 「っくあ゛あ゛! あひぃぃぃ! お、俺! もう! 頭、おかしくなるよぉ! 気持ち良過ぎて! やべぇぇぇーーーーーーっ!」 ケツだけを犯されているはずなのに全身を犯されているような、そんな快感の海に溺れ、なにも考えられなくなっていく。 あらゆる情報も記憶も、俺と言う自我さえもセックスの快感と一つに混ざり合い遥か見知らぬ場所へ、夢と現実が 一緒になっているような曖昧なものとになっていく。 それでも何とか意識を振り絞って目を開けてみれば、俺のチンポはさらに巨大になっているし、俺のカラダもまた大きくなっているようだ。 だけど、もう、そんな事はどうだっていい。 もっともっと俺を犯してくれ。 もっと強く感じさせてくれ。 ケツの中に精液をいっぱい射精してくれ。 俺に力を、快感を、もっと、もっと、もっと、与えてくれ! 何十発目かの精液をケツ奥で受け止めた時。 仰向けの俺の頭を遥かに超えて大木のように横たわっていた巨大チンポがゆっくりと立ち上がった。 まるで寝転んでいた巨人が目覚めて起き上がるかのように直立してまっすぐ上を向くと、ドーム型天井の一角に照準を合わせた。 そこはまるで天窓のように穴が開いていて、白み始めた夜明けの空が見通せていた。 不意にラビットの声が脳内に聞こえた。 (今年はかつてない最高のエネルギーを得た。ここまでしてもらえたなら、もう思い残すことは無い。キレイさっぱりイク事が出来る) 「は!? そ、それって、どう言う……」 (これでようやく最後、という意味だ。2000年に渡って島の男たちから定期的にエネルギーを摂取していたが、 もう『俺』が見守る必要は無い。島の男たちは『俺』をあてにしなくたって大丈夫だろう) 「い、いや、ちょっと待って! 神様の祝福が得られないと、世界はどうなっちゃうんです!?」 (それは、島の者が『俺』を神と崇めるあまり後からくっつけた設定に過ぎない。『俺』はそもそもこの地球を支配しようとした悪の存在だ。 そんな侵略者からの祝福なんて、矛盾もいい所だ) 「でも、悪だとか言いながら島のピンチを救って来たんでしょう?」 (そこはほら、人工的に作られた『俺』にも感情があったから。一人ぼっちは寂しいじゃないか。それに――) 「……それに?」 (それに、島の男たちに種付けして回るの、凄く気持ち良かったんだよ。『俺』のセックス初体験は地球人の男、その快感に味を占めてたからね) 「エッチしたいだけの神様になっていたのか……」 (まぁ、そう言う身も蓋もない言われ方は少し心外だけど、それでもここまで長く存在し続けられたのは島の男、つまりは君たち地球人のお陰でもある。だからエネルギーを受け取ったあとには、少しばかりお礼の気持ちを残させてもらっていた) 「お礼?」 (そう。『俺』からのささやかな感謝を込めて) 脳内での声が途切れたかと思うと「ズゥン」とひと際大きな快感が俺のカラダを貫いた! 「うううっ! っんが! あ゛あぁぁぁあーーーーーーーーーーーっ!」 俺は大の字になって歯を食いしばった。 ケツ穴を犯す合体チンポが仕上げとばかりに今までに無いほどの高速ピストンを俺に加えて来た。 快感に飲み込まれてしまいそうなのに意識は帰って冴えていた。 バカみたいに喘ぐ俺、亀頭から垂れる先走りで全身がグチョグチョになっている俺、犯されているケツマンコが 赤い肉色の粘膜を捲り上げて合体チンポを美味そうに貪っている俺。 何故か視界に入らない部分まで見えているような気がした。 (来た! キタキタ! きたぁぁあーーーーーーーーーーっ! んも゛! もういぐぅ! いくいくいくいくいくいきくいくいきゅいくいくいく、イックーーーーーーーーーーーーーーーっ!!) 俺が叫んでいたのかも知れない。 俺に融けていたラビットが叫んでいたのかも知れない。 20mなんてバカでかいチンポが、ぐぁ! と亀頭を膨らませてとてつもない爆発をぶち上げる! ゴブビュ! ドビュルルル! ドッシュゥゥーーーーーッ! ドシュ! ドシュ! ブジュゥゥーーーーーッ! ボビュゥッ! ドビュゥゥ----ッ! ドビュッ! ぎゅぴゅ! ブビュルル! グシュゥ! グビュ! 発射された精液がドームの天窓から外に向かって花火のように打ち上がる。 打ち上げられた白い砲弾は空中で弾けて、風に解けて消えて行く。 そんな様子を見ていると凄まじく気持ちイイのに切なくなってしまう。 ラビットが「これで最後だ」なんて言ったからに違いない。 地球に捨てられた時からの、2万年の孤独が俺にもちょっぴり想像できらからに違いない。 「お疲れ様」って言ってあげたいけど、本当はもっともっと俺たちとセックスしていたかったんだろう? だったら、だったらまだ消えなくたっていいじゃないか、と思えたからに違いない。 本当は神様じゃなくたっていいじゃないか。お前は、ラビットはラビットの好きに生きればいいじゃないか。 「溜め込むのは良くない。我慢ばかりじゃつまらないって。母星に捨てられた? 違うだろ? お前の思い通りに生きろ、って、侵略用生体端末なんて道具じゃ無く立派な一個の生命体として歩んでくれ、って後押しされたのかも知れないだろ?」 延々と射精し続けながら、頭の片隅でラビットに語りかけていた。 そして、語り終ると同時に俺の意識はぷつっと途切れていた。 ◇ 「よぉ。目が覚めたか?」 「……先……輩?」 素っ裸の咬牙先輩が俺を見下ろしている。 「おや? 起きたのかい? いやぁ、良かった! ちょうど間もなく日の出を迎えるよ!」 同じく素っ裸の創平さんが俺にニッコリ微笑んだ。 「しかし、今年の奉迎祭は異例ずくめだったぞい」 「異例っつっても俺もお前もまだ2度目。前回と違っってただけじゃねぇか」 申尾さんに酉原さんが相変わらずツッコミを入れている。 だけど、お互い全裸だから中々にコミカルだった。 俺と12人の近侍は全裸のまま洞窟を内包する岩山の上にいた。 咬牙先輩に聞くといつの間にかここに居たらしい。 「俺たちが合体して一つのチンポになってお前のアナルを犯してた、までは記憶してるが、思いっきりぶっ放したあとはさっぱり思い出せねぇ」 番人と合体していた事も巨人化してた事も思い出せるが、と付け加えて。 「……神様は?」 「さぁな。お前と一つになって絶頂してくれた、ような気はする。――お、お日さんが昇って来たな。初日の出だ」 先輩につられて俺も顔を上げた。 東の水平線から今まで見た事も無いような大きな太陽が顔をのぞかせ、さざめく波の上に朱金色の道を敷き詰めている。 「キレイだ……」 俺は自然と手を合わせていた。 祈るでもなく、願うでもなく、ただ「ありがとう」との思いが湧き起こる。 俺だけじゃなく先輩も、近侍の皆さんも一斉に合掌していた。 朝焼けに包まれた世界はとても美しかった。 晴れやかで清々しくて、何もかもを肯定し、祝福しているかのようだった。 太陽がすっかり昇りきるまで手を合わせて拝んでいた。 が、先輩が敢えて空気を断ち切るように大きな声を放った。 「よし! これにて! 『新年奉迎祭』の完遂とする! 新たな年に新たに神様をお迎えできた事! 皆々様のご助力に感謝申し上げる!」 「「「「応!」」」」 『明けまして! おめでとう! ございます!』 「あけましておめでとう!」 「おう! おめっとーさん! 今年もよろしくな!」 「良い一年になりそうですねぇ」 「また一年老けちまったな」 「お前もじゃぞ?」 「は、は、はっくしょんっ!!」 初日の出を寿いでいると、急にカラダが冷えて来た。 斎館に入ってから今まで寒いなんて感じなかったのに。 「いくら南の島っつっても明け方は冷えるもんな。そろそろ下りて服を着ようぜ。元旦早々風邪なんか引いちまったらめでたい気分が台無しになっちまうしな」 先輩が俺の肩に腕を伸ばして来た。 俺も先輩と肩を組んだ。 そして、二人して朝日にもう一度頭を下げ、岩山の斜面をゆっくりと降りて行く。 「せ、先輩? そろそろ腕を外さないと危ないっすよ?」 素朴な石組みの階段があるとは言え、足を踏み外したら大怪我する高さだ。 「お、そうだな。じゃぁこうしよう」 「うわわわっ!? ちょ! 先輩~~~!」 あろう事か先輩は俺を横抱き、いわゆる「お姫様抱っこ」して降り始めた。 「さすがにこれはハズイっすよぉ~!」 「フルチン野郎が何を今さら。ってまぁ、俺もフルチンだけどな!」 ◇ [1月1日 8:30] 「いやぁ~、いい湯だった!」 「だな。さて、カラダもあったまった事だし朝飯にしようぜ」 咬牙先輩と背中を流し合ったり湯に浸りながらあれこれ話し込んでいたらすっかり長湯になっていた。 なので大浴場を出るのが最後になっていた。 素っ裸じゃ無く持参したトレーナーを着て大広間に入るとほんの二人しかいなかった。 「うん? 他の奴はもう帰っちまったのか?」 「お店や畑が心配なんだろうね。軽く食べたらすぐに帰っちゃったよ」 創平さんが先輩に答えると、卯佐野さんが俺に祝箸と雑煮椀を渡してくれた。 「あらためて感謝してるよ、卯波くん、本当に弟の代役を勤めてくれてありがとうな」 「い、いえ。無事に終える事が出来て良かったです。弟の磁場君も早く怪我が治るといいですね」 上座に鏡餅がそなえられた大広間には俺と咬牙先輩と創平さんと卯佐野さんの4人だけ。 何脚もある長テーブルには大量のお節料理が並べられたまま。 「勿体ねぇなぁ。もっと食ってけばいいのに」 「大丈夫。もうしばらくしたらまた戻って来るさ。みんな食い意地は性欲並みにデカいからね」 「中でも創平。お前は筆頭だよな?」 「おお? なんだいそれ? 褒めてる?」 「んなわけあるか」 創平さんと先輩の掛け合いの面白さのあまりつい呟いてしまった。 「なんだか先輩と創平さんって親友ってより恋人みたいっすね」 途端に先輩は青ざめ創平さんは笑いを堪えるのに必死な顔になった。 「ほ~ら? どうする~? 卯波くんに本当の事教えてあげた方がいいんじゃないか~?」 卯佐野さんまでニヤニヤとして咬牙先輩を煽っている。 「ばっ! や、ヤメロ! 余計な事言うな!」 「はい?」 「実はね、この二人って昔は――」 「おいこら! 言うなっての!」 ま、ここまで仄めかされれば鈍い俺でも気づきますって。 咬牙先輩と創平さん、昔は付き合っていたんでしょう? 先輩は隠したがってるみたいだから指摘しないでおきますけど。 イケメンでマッチョな創平さんと俺とじゃ絶対創平さんの方が先輩にはお似合いだと思う。 マジで俺なんかに惚れてるんですか? ウサギ男を恋人にしちゃっても大丈夫ですか? 「いいか? 余計な事考えるなよ? 俺は、お前が心底好きだ。俺はお前と付き合いたい。だから――」 「余計な事を考える暇もないくらい俺を愛してください。俺も先輩が好きです」 先輩が言い終える前に俺は先輩の唇を奪っていた。 ◇ 「ただいまーっ! ってあれ? 創平兄貴と電場兄貴、なんで中に入れてくれないんすか?」 この声は戌桃くんだな。家に戻ってからまた斎館に来たようだ。 「少し待ってあげようか。今、入るのは野暮だからね」 「創平の言う通り。今回の祭事で最も活躍した二人を労う意味でもな」 「ふむふむ。てことは、中で甘い時間を味わってる最中なんすね? じゃぁ、取りあえず持ってきた菓子は別の部屋に置かせてもらうっすね」 「いいね。丁度食後のデザートが欲しくなってたんだ。一つもらっていいかい?」 「ダメっす! おめでたい新年の祝い餅はご神体の卯波兄貴からまず食べてもらうんです! 俺も創平兄貴もその後っす! こいつは祭りの後に頂く神饌なんすから!」 「ええ~? ちょっとくらいいいじゃない?」 「そんなだから創平兄貴はダメなんすよ。顔もカラダも良いくせに自分に甘すぎっす」 「そうです。島でただ一人の警察官なんだから、もう少ししゃきっとしててもらわないと。性欲と腕っぷしだけはべらぼうに強いくせに」 別の声が耳に届く。 これは亥坂くんのものだ。 「二人して手厳しいんだから。まぁ、でも、うん……、俺もそろそろ本気で付き合える人を探していかないとね。 卯波くんや咬牙が羨ましくなっちゃったし」 「俺はダメっすよ? 俊多(戌桃)がいるし」 「一光が許してくれそうにないんで、創平兄貴、ごめんなさい」 「ひええ。何も言ってないのにフラれた! 可哀相な俺ぇ!」 「俺もダメだからな? お前と付き合うなんざ二度とゴメンだぜ」 「電場には二度もフラれるなんて、俺だけこんな元旦なんて有りなの!?」 先輩の唇が俺から離れた。 「ったく、あいつら表で何騒いでんだろうな。頭の中まで春になってんのかよ」 「でも、みんな仲が良くて、ほんと良い島っすね。来て良かった。先輩のお陰です。俺の正体がウサギ男だと知っても全然ビックリしてなかったし、気味悪く思われなかったし」 「いや? それなりに驚いてたぞ? ここまでお前が歳神様に近い姿してるとは思いもしなかったしな」 「てことは、ラビット、じゃなくて、歳神様がうさ耳の宇宙人だって知っていたんですか?」 「洞窟の中の構造や物質はどうみたって地球には無いものばかりだしな。だから島の者はあれこれ言わないものの全員薄々そうだろうな、とは思っていた。 それに、長老を通して歳神様がウサギの耳を持つウサギ男のお姿だってのは大昔から伝承され周知されているのさ。この島の名前にもなるくらいには、な」 「あ~、それで雄の兎の成島……」 大広間に続く廊下にいくつもの足音が響き、やがて大広間の扉が開いた。