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鷹取リュウゴ
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童貞同盟は如何にして瓦解したか 第二話

2兆候 それから数日。 童貞膜は小便にもオナニーにも耐え、何事も無いまま平然と俺のチンポを黒く染め続けている。 不便があるとすれば学校のトイレなんかで用を足す時、他の奴に見られないように気を付けなくちゃならない、と言う点だ。 「コイツのチンポ、めっちゃ黒チンポだぞ!」と、嗤われるのだけは避けたい。 ケツ穴の方は確かめてはいないけど、きっと情けないほど黒いままなんだろう。 「あの場のノリで俺も童貞膜なんて作っちゃったけど、ずっとこのままなんて事にならないだろうな?」 ショウの説明を信じるならセックスを含むエロい行為でもって相手の体液が付着すれば容易に剥がれ落ちる、らしいけど、 逆に言うと誰かとエロい事をしなきゃ永久に取れない、って意味にも受け取れる。 「永久にセックスできない人生なんて悲惨過ぎて想像したくもないけど、いつまでも黒いままなんて困るじゃん。ショウもタケルもその辺、ちゃんと考えて膜を作ったのか甚だ疑問だなぁ」 肛門に作った童貞膜なんかどうやって剥がすつもりだろうか? たとえ女の子とエッチできるとなってもこんな所を舐めたりしてくれるとは思えない。 そんな疑問と言うか不安を感じながらもさらに数日が経った。 「ぉうう! くぅぅっ! イグッ! イクゥゥーーーッ!」 健康で健全な高校生らしくオナニーは日課の一つだ。 朝勃ちの時かあるいは就寝前かのどちらかには必ずヌいている。 オカズ画像をスマホで見ながら黒い童貞膜がヌラヌラ光をはね返すチンポを扱いてやれば、積み重なる快感の水圧が最後の壁を蹴倒してドバァーッ! と絶頂の渦に飲み込んでくれる。 その流れ、過程そのものに変わった点はないのだが、微妙にぶっ放す精液の量が増えてきているようなのだ。 消費するティッシュの枚数も増えているので気のせいなんかじゃない。 あれか? カラダが大人になるにつれ精液の量が増加する、みたいな? 精力が増したのなら問題は無いどころか喜ぶべき成長の証だ。 と、この時は気楽に考えていたのだが、翌日、ショウの話を聞いて逆に不安を覚えた。 放課後、いつもの空き教室に行くとショウとタケルが待ちわびていた。 「遅いぞトキオ。掃除当番でもなかったのに」 「掃除じゃなくて日直だったから先生にプリント運ぶの手伝わされていたんだよ」 タケルは俺の言葉に「そうか、ならしゃーないな」と言ってくれたのにショウは俯いて沈黙を保ったまま。 「ショウ、どうしたんだ? 朝から妙に元気が無いなと思ってたけど体調が悪いのか?」 パッと顔を上げたショウ。頬をビンタして気合を入れてから「大丈夫だ」と答えた。 「いや、ちょっと気になる事があったんだが、それよりも、だ、お前らの童貞膜が破れてないか、確かめさせてくれ」 いや、何でショウってば顔を赤くして微妙に興奮気味なのさ? 童貞膜を確かめると言う事は、また俺もタケルもチンポを晒さなくちゃならないんだろ? 毎日顔を合わせているのに隠し事なんて出来ないと思うんだが。 タケルはさっと制服ズボンを下ろして股間をおっぴろげた。 「さぁ、俺は抜け駆けなんてしてないからな! 童貞のままだってのをこの黒い膜で証明してやるぜ!」 カッコいい感じで言ってるけど情けない姿になってる自覚は、……うん、無さそう。 ショウがタケルのチンポやタマをねっとりじっくり検査している。 前が済んだら後ろもってんでタケルのケツ穴を覗き込む。その時、ショウの咽喉がゴクリと鳴った。 おいおい、ショウってば変な気を起こしてるんじゃないだろうな? 「お、おし! タケルの童貞膜、確認完了! 次! トキオ! 俺にしかと見せてくれ!」 ショウが興奮気味だから俺まで身構えてしまうじゃん。 とは言え男に見つめられたって反応なんかしないけど。 下着のトランクスごとズボンを下げてチンポを披露。平均サイズで仮性包茎で、やや太めな俺のムスコが象の鼻のようにボロンとぶら下がる。 ショウは顔を近づけて俺の亀頭から竿の裏側、そしてタマ袋も念入りにチェックする。 時々鼻息や前髪が当たっている。それが妙に気持ち良い気がした。 「トキオ、ちょっと亀頭を出して見せてくれ」 「うええ? そこまでしなくちゃなんねぇの?」 頬を赤くしてうなずくショウ。仕方ないなと皮を引き下げ亀頭を露出させた。 「うん、……うん、いい、イイ亀頭だ。童貞膜もちゃんと張り付いているしカタチも良い」 カタチはこの際関係ないでしょ? それに、さっきよりも鼻息が荒くなってやしませんか? ショウさんよ。 「よし、ではケツ穴を見せてくれ」 「もう、マジで変態になったみたい。ショウも俺らも」 後ろを向いて足を軽く拡げ、尻たぶを手でグワッと左右に引き離す。 ショウだけじゃなくタケルまで俺の肛門を見てやがる。クソッ! なんでこんな屈辱を味わってんだよ! 「おお、ケツ穴とその縁だけ真っ黒だ。すげぇ」 って、タケル、お前もそうなってんだろうが! 「よ、ヨシ、良い穴だ。突っ込み甲斐がありそうなエロさがあって実に良い」 童貞膜の有無にケツ穴のエロさとか関係ないだろ! なんだかタケルの時よりも長く見られているもんだから俺はショウの合図を貰う前にズボンを引き上げた。 「はい! おしまいっ! ちゃんと童貞膜があるって分かっただろ! で、タケルと俺が終わったんだから次はショウが見せろよな!」 「えっ? 俺も?」 言った瞬間明らかにショウがたじろいだ。 待て待て、ここでお前が引いてどうする? まさか童貞じゃなくなっているのか?  「いや俺は完全に童貞のままだから、童貞膜もまんま残ってるんだが」 「一人だけ見せないなんて男らしくないな」 タケルがズバッと言い放った。 グッジョブ、タケル。確認はちゃんと最後のひとりまでやらなきゃ意味がない。 「ま、待った。少し待ってくれ、いや、その……、見せられない訳じゃないんだが……」 俺とタケルが顔を見合わせ、それからショウの股間に視線を移した。 「ちょ、おま……、勃起してんじゃねーか」 「マジで? まさかショウ、俺やタケルのチンポを見て興奮してたの?」 「ち、違うっ! 違うんだ! こ、これはだな、あ~、なんつうか、話せば長くなるって言うか……」 タケルと二人して無言の圧を掛けてやったら、しどろもどろながら話し始めた。 「ここ最近さぁ、な~んか妙にムラムラしっぱなしなんだよ。いや、なんて言えばいいのかな、勃起しやすいって感じ? オナニーしたら出て来る精液の量がすげぇ増えてるし、オナニーしても一発で終われなくて、二発、三発ぶっ放さなくちゃ萎えてくんねぇし」 タケルがプッと噴き出した。 「なにそれ? ここで自慢すか? ショウさん絶倫になりつつある、みたいな?」 「まぁ、俺もそんな時があったなぁ。スゲェ好みのオカズ動画とか見た後は何発抜いても収まりがつかなくなったりしたし」 「…………そう、そうなんだよ。多分、俺もそんなエロいのを見た気がする……」 「はい! ショウのお悩み解決! と言った所でそろそろ拝ませてもらおうかな」 タケルの笑顔に渋々と言った感じでショウは股間を俺らに開放。ズボン越しでも分かっちゃいたけどショウのチンポはギンギンに勃起していて、なんなら亀頭の先がべっとりと先走りで濡れている。 生臭いニオイを撒き散らすショウのチンポからヤラシイ粘液を付けられないよう気を付けつつタケルと確認。 後ろに回ってケツの穴もチェック。異常なし。しっかり童貞膜が残っている。 ヒクヒク揺れるチンポを慌ただしくしまうショウ。 「超恥ずいって!」と呟いたがそれはお互い様じゃないか。その言葉を返してやりたい。  これにて第一回目の童貞膜検査は終了。 ショウの性格から言ってまた一週間後かそこらで同じような検査をするのだろうな、と思うと正直ストレスを感じる。 空き教室から出て行く間際、ショウがぽつりと呟いた。俺に、というか誰にともなく、って感じだったが。 「……『チェリーエイド』の使い方、アレで本当に正しかったのかな……。ここまで精液が増えるなんて、ぜってーおかしい……」  それから、第二回童貞膜検査は行われなかった。 異変はすでに始まっていたからだ。 俺やタケルよりも数日早く童貞膜を作る軟膏、その名も『チェリーエイド』をチンポとケツ穴に塗って童貞膜を性器に貼ったショウを先頭に、俺とタケルも順に身をもって知ったのだ。 何を知ったのかって? それは……。

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第二話

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