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鷹取リュウゴ
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童貞同盟は如何にして瓦解したか 第九話 最終回

9瓦解 最終話 イクたびに細胞が変質する。 ナカ出しされるたびに別の『何か』に置き換えられる。そんな感覚がハッキリと感じ取れた。 精液の量がますます増える。筋肉が劇的に成長していく。カラダがギチギチと歪な音を立てる。 快感に身を任せたら皮膚の下に隠れていた『童貞膜』がドロリと滲み出て表皮をコーティングした。 「ショウ~、タケル~、超気持ちいぃぃ~! 脳みそまでドロッドロに融けちまうよぉ~」 「その調子だトキオ。頭の中もカラダと一緒に変化させておこう。もっともっとエロいトキオになってくれ」 言いながら後ろから挿し貫いているショウのチンポがまた一段と膨らんだ。俺のアナルがメリメリ拡がる。今にも張り裂けそう。でも痛みはない。 強烈な快感だけが結合部から電流みたいにビリビリ伝わってくる。 「ぅあぁ、ひぃ、っやっべぇ、トキオのチンポがまたデカくなった。 お、おぉ、奥がぁ、俺、のアナルの奥が、またトキオのサイズに合わせて、んがぁぁぁ、へん、変化しやがった……」 仰向けになって俺のチンポを受け止めるタケルがトロ顔で腰をくねらせた。 悶えるタケルの足首を掴んだショウが、俺を間に挟んだまま種付けプレスを開始。 ズドンッ! ズプンッ! って腰使いが、一番下になってるタケルにもチンポを通して響いている。 「ひぃっ! 一つにぃっ! なってゅ! 俺たち! 『童貞同盟』はぁががぁ! ひぎぃぃっ! 心もぉっ! カラダもぉぉぉおお! 一つに゛ぃぃぃーーーっ!」 俺の背中の汗をベロリと舐め取り味わうショウ。また一回りチンポを大きく、いや、「本来」のサイズに戻しながら俺のうなじで雄たけびを上げた。 「はっ! はぁっ! トキオもタケルも、そして俺も、ぐぅ、ううっ! もう童貞じゃない。アナルにチンポをぶち込み、繋がっちまってるんだから童貞とは言えないだろ? だから、『童貞同盟』はこ、これで、解散っ、だ!」 解散ではなくとっくに瓦解していた、と言うべきか? そんな声がどこかでしたような気がした。 ズシンッ! ドズンッ! 体重を乗せプレスしながら俺の中でうごめくショウのチンポがアナルのカタチを、俺の内部を変えながらショウのチンポを型取り、ギュウギュウ締めつけながらもっと奥へといざなう。 ああ! 入ってくれ! もっと奥まで挿入れてくれ! ショウ! 巨大なチンポで俺を内部から壊して! めちゃくちゃにしてくれぇぇーーーっ! タケルも! タケルも俺のチンポでもっともっとアナルセックスが止められない淫乱ケツマンコに堕ちてくれぇぇーーーっ! ◇  タケルの胸の中央に精気を凝固した青い結晶がメリメリと浮かび上がってきた。   結晶から伸びゆくラインはそれぞれの筋肉の境界を区切りながら張り巡り、やがて結晶で産み出されたエネルギーを血液のように循環させて行く。 燃えるような、体内に興った膨大な熱によってタケルは大量に汗を掻き始める。 しかし、その熱は長く続かない。すぐに引いて、引いた直後、空間に衝撃波が走った。 肥大するタケルの筋肉が撃ち放ったからだ。 バシィッ! ベキィッ! グジュチュ、ジュプ、ズバンッ! 黒い、漆黒の皮膜に覆われたタケルの肉体が、全身の筋肉が、破裂的にサイズを大きくさせる。 ボクサーらしいスリ筋ボディがトップビルダーのように筋肉をグングン盛り上げパンプアップさせて行く。 苦痛ではなく、異様に巨大な快感をタケルは味わっている筈。快感の波にもみくちゃにされるあの至福の瞬間をタケルは―― 「トキオ? お前も思い出して羨ましくなってんな? 俺もだ」 変わっていくタケルを見守る俺の巨大チンポに同じ巨大チンポを擦りつけグチュチュと鳴らすショウ。 一足早く「仕上がった」俺は、悶えるタケルが羨ましくて仕方が無かった。 「タケルぅ~! 早く俺とセックスしてくれぇ~! デカくなったお前のチンポを早く味わってみてぇ~」 「トキオってば脳まですっかりエロくなっちまって。はは、まぁ、俺もだけどな。でも、もう少し待ってやろうぜ? 完全に変化したら味わえない快感をタケルは感じてる最中なんだし。 そうら、タマが体内に引き込まれた。すぐに尻の中が二つの巨大な睾丸になって置き換わる。無限に精液を製造できるカラダに入れ替わる」 「なぁ、それってもうタケルじゃないんじゃないか?」 骨も筋肉も、ありとあらゆる組織が完全に新生されたら、別人と言っていいんじゃなかろうか? 「さぁな。タケルかも知れないし、タケルに似た別の生き物かも知れない。トキオこそどうなんだ? お前は前のトキオと同じ存在なのか? それとも、トキオを引き継ぐ違う別の何か、じゃないのか?」  チンポの擦りつけ合いだけじゃやっぱ足りない。   完成に近づくタケルを最後まで見ていてやりたいけど、巨大になった俺の精巣が早くも溜まった精液を放出したがっている。 「なぁ、ショウ、またお前のナカに射精したくなった」 「トキオ、完成直後にあれほど俺ん中にぶち込んだクセに、またかよ?」 「ショウこそ俺の精液を『最高だ!』って喜んで吸収してたじゃん。デカいままケツにぶち込んでも気持ちイイって善がってただろ? だったらさぁ――」 「分かった。分かったよ、ったく。俺ん時以上にがっつきやがって。トキオってそんな性格だったかぁ?」 「ん~、だったら俺はもうトキオじゃないんだろうな。トキオに似た、別の生き物に違いない」 ショウの腰を引き寄せ尻の谷間に指を滑らせる。 ヒクヒク誘う肉穴に触れると、そいつは俺の指を取り込もうとしてグパァと口を拡げる。なんて淫乱なケツの穴だろう。 「タケルが目覚めた時に『仲間外れかよ!』って怒るんじゃね?」 「かもね」 横たわるタケルの黒いチンポがグググと持ち上がり、ミシミシ音を立てて巨大に成長し始める。 包皮に覆われていた亀頭がベロリとめくれて顔を出した。もちろん亀頭も黒。ツヤツヤ、ヌラヌラ、粘液で黒光りしている。 「『童貞同盟』が崩れ去った途端、仲間割れとか絶対に勘弁なんだが、ぅひぅぅ……」 ショウのナカに飲み込ませた指をグチュらせたらショウってばすっかりエロモードに切り替わる。でもさ、俺らってもう、そういう生き物なのだからしょうがないよな? 「『発展的解消』、だろ? 言い出しっぺのショウが『崩れ去った』なんて寂しい表現するなよ。『鳴いて』謝るまで犯し続けたくなっちまうじゃん」 ショウのケツ穴に指じゃなくて拳を潜り込ませる。ショウのアナルは柔軟に俺の拳を受け入れる。 グプジュゥと挿し入れたらショウのGスポットをぐりぐりと刺激する。 「んぁっはぅぅぅんっ! そ、こはぁぁああっ! トキオぉぉ! 待って! そこは! そこぉぉはぁぁっ! も、んもうっ!」 「チンポが欲しくなってきたか? ショウは分かりやすいな。顔にすぐ出る」 ショウが仰向けになって拡げた左右の足を手で支えた。 「くれよぉっ! トキオのチンポ! トキオのでっけぇチンポを俺のケツにぶち込んでくれぇっ! もうっ! 我慢できねぇぇっ!」 「マジでタケルには悪いけど、俺の方こそ待ち切れなくなってんだよな。 後でショウの倍は犯してやるから、ちょっと今だけは構ってやれないのを許してくれ」 俺はショウの、欲しくて堪らなくなっている卑猥なケツ穴に、いや、淫乱な雄マンコに欲望ではち切れそうなチンポを挿入した。 ぐぼ、ジュプ、なんて音を立てて。 ヤバイ、もうショウを犯す以外、なにも考えられない。 俺の身も、心も、全てが一体のセックスマシーンと化し、相手を凌辱し快感を貪る機構になっちまいやがった。 こうなったらもう俺の意志なんか置き去りになる。すべてをぶちまけるまで、快楽の底の底まで堕ちるしかない。 でも、それは―― 「『お前』もそれを望んでいるんだろ? このカラダは本当に貪欲過ぎるんだよ」 ◇  『兄ちゃん、ショウさんの看病、お疲れ様。食中毒だっけ? 二日間、大変な目に遭ったね。母さんも心配してた』 同じ理由を「作って」ショウと二人してタケルの両親に「お騒がせしました」と電話越しに頭を下げた。 「二人とも二日で完成するなんて、やっぱり俺の精液ってすげぇ。三段階くらいはすっ飛ばしてるな!」 「ショウだけじゃなくてタケルの協力もデカいって。精液を放出する時の快感も必要なんだから」 「んで、気付いたら目覚めた俺をほったらかして二人だけでセックスしてんだもんな。あれは無い。無いわ~」 傍らにはナルセさんが居て、『チェリーエイド』の容器をじっと見つめていた。 何故ショウの部屋にナルセさんが居るのか?  それは、ショウとの対決? の前、万が一に備えて来て欲しいと依頼していたから。 スーツ姿のナルセさんはとてもスタイリッシュで凄く出来るエリートサラリーマンみたいだ。 セックスしている時の、サカリのついた犬みたいにがっついてる時とは大違い。 「……君たちよく、よくこんな得体の知れない薬を使ったね。どこの国で製造されたかも記されてないじゃないか」 英語表記だからてっきりあの大国だとイメージしてたけど。もしかして違うのか? 「英語ではあるけどスペルが間違いだらけで語順も変だ。英語に不慣れな者が書いたみたいにさ。しかし、一番大事なのはココ」 ナルセさんは容器の蓋を向けた。 「分かるかい? これ。男性は絶対に使用禁止、って書いてある」 『Never Use For Men』 ショウが「あっ!」と声を上げた。 「俺、てっきり男性専用って意味だと思って読んじまった」 ちょ、ショウ、おま、「For Men」の部分しか見て無いじゃん! 「それでナルセさん、他に何が書いてます?」 ナルセさんは学生時代に海外留学した経験もあるとかで英語にめっぽう強い。俺は苦手科目だからナルセさんには家庭教師になって欲しいくらいだ。お願いしたらやってくれるかなぁ? 「他には、むむぅ、やっぱり意味の繋がりがはっきりしている部分だけを読むとね、男性は絶対に使用禁止のほかに、男性が使用すると副作用が現われる、あとは、女性専用の性欲増強剤である、って感じかな」 「『チェリーエイド』なのに女性専用なんすか?」 ショウがナルセさんに「童貞専用」の薬かとばかり、なんて言っている。 「ああ、あのね。チェリーってのは処女を意味しているんだ。ま、処女膜の色の赤いのをチェリーになぞらえてるんだね。 で、コイツは身持ちの堅い処女でさえ淫乱なサキュバスのように男を求めるようになります、みたいな謳い文句が付いている」 「チェリーって処女、なんすか」 「日本では何故か童貞って意味で使われてるけどね。ちなみに向うじゃ童貞は『ヴァージン』、処女も『ヴァージン』」 「マジすか!? ヴァージンって処女も童貞も?」 「敢えてチェリーを使いたければ『チェリーボーイ』って言い方もあるにはあるけどね」 ショウが俺とタケルに向かって頭を下げた。 「すまねぇ。俺、根本から間違ってた。こいつは童貞支援の薬なんかじゃなくて女性専用の薬だった……」 「意味もだけど、使い方も違ってたな、ショウ」 そう。このクリーム剤って処女膜を作るためのモノじゃなくて、使用者の精力が増大しているとアピールできるようにするシロモノ。要するに「私は今、凄く発情しています!」と訴えるモノなのだ。 膜が作られるのはその効果の副産物。しかも正しい効果は女性だけ、だけど。 「問い合わせ先も分からないから効果を消そうにも方法が見当たらないよね? いくら肉体をコントロール出来るとは言え、 発情したらそんな風にメガマッチョに戻っちゃうんでしょ? 大事な受験を控えてるのに厄介な事になってしまったねぇ」 「ですよね~」 ナルセさんが俺らの姿を見ても平然としているのは、すでに洗いざらい説明してあるからだ。 もちろん、初めて俺らの新しい姿を目にした時は言葉を失い唖然としてはいたけど。 「でも、まずはこいつを処分しなくちゃね。こんな危険な薬、君たちの他の誰かまで肌に塗りつけちゃったら一大事だ」 俺に預けて欲しい。知り合いの専門家に調べてもらうから、と言われれば持ち主であるショウにも否は無い。 「朗報があったらすぐに知らせるよ。でも、3人ともそのカラダを気に入ってるんだよね? なら、そのカラダを維持しつつ異常があったらそれに対処する、って感じがこの先の流れになるか……。 なら、アイツと、あの先生にお願いしてみるか……」 最後は独り言みたくなっているけど、ナルセさんの知り合いって随分と幅広いようだ。マジで頼りになりそう。 そして、話はまた戻る。 俺らは今後どうすべきか。 この肉体と折り合いをつけつつ周囲から奇異に見られないよう煙に巻き、昼は受験生として夜は性に貪欲なケダモノとして、どんな風に生活するのが最適なのか。 「俺の知り合いに面白い化学者がいるんだ。ええと、確か、体型を矯正するラバースーツ、なんてのを開発しているらしくて、その実験台? テスト役になってくれる人をいつも募集してる。 もし、スーツの開発が成功したら、君たちが我慢できずにマッチョ化した時なんかにとても役立つだろうね」 協力してくれるんなら俺も君たちを全面的にサポートしてあげる、とまで言われたら協力します、以外の答えなんて無い。 「それってエッチなサポートも含みます?」 って、聞いてみたらナルセさんてばいたずらっ子みたいにニンマリ微笑んだ。 「含まない訳がないじゃない。さっきから君たちの、美味そうなカラダを見て、俺がどんだけヤバイ状態なのか分かってる? 必死に抑えてるのは俺の方なんだからね!」 「それはいけない! 早くなんとかしないと!」 ショウがナルセさんのジャケットを奪った。 「ナルセさんにつらい思いをさせたとあっては『全俺』が黙ってられません」 タケルはナルセさんのスラックスを外し取った。 「『童貞同盟』は崩れ去っても俺たち三人の絆は壊れちゃいないだろ? だから、ここはみんなでナルセさんのヤバい状態を解消しよう!」 「まさに童貞同盟の『ハッテン的解消』だな!」 なぁショウ、その言い方って発展の部分をハッテンだと勘違いしているだろ? てか、敢えてそっちの意味で言った? タケルは胸の青い結晶をビカビカ光らせてチンポを超巨大に仕立てている。 おいおい! そんなサイズ、ナルセさんにぶち込むのは無理に決まってるだろ! いつものタケルみたいに察してくれ! 「で? 君は? アキトくんじゃなくてトキオ君は二人に呼びかけるだけで手を出してくれないのかい? それなら俺から食べに行っちゃうよ?」 ああ、そうだ。舌なめずりをして俺の股間を見つめる、この目、この顔。 俺たちもだけど、ナルセさんてばド淫乱のドスケベ野郎だったんだよな。 「ナルセさん。俺らと一緒に新しい同盟組みませんか? 名前は、そうっすねぇ、『淫乱同盟』? それとも、『性獣同盟』……かな?」   終

童貞同盟は如何にして瓦解したか 第九話 最終回

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