追補: 男色ノ浜海岸は白砂青松にして風光明媚。昔からナンパビーチとして有名であったがそれは同時に男女間での揉め事や事件の多発を招いていた。 とりわけ戦後、昭和30年代半ばから性欲を持て余した男が女性に乱暴を働いた上に強姦する事件が頻発。 男色ノ浜の現地民たちは狼藉を働く者たちによる実質的な被害に加えて評判の悪化がもたらす客足の減少に悩まされるようになっていった。 道路事情が良くなり鉄道まで開通してさぁこれから復興だと言う時に、観光地・温泉地でもある男色ノ浜の者にとって実に悩ましい状況を迎えていたのだった。 そんなある日、異様に筋肉質な男が現れ悩みの元となっている不埒者たちを大人しくさせるのでこの地に根付かせて欲しい、と持ちかけて来た。 最初は余所者の法螺だと鼻であしらっていた現地民だったが男に滞在を許してからは日に日に治安が良くなり、夜間の女性の一人歩きも安心してできるようになっていった。 そうすると俄然、男への評価は逆転。 気になるのは筋肉質な男がどうやって悪質な来訪者を懲らしめているのかだった。 どうしても気になった現地民がこっそり男の後をつけて窺っていると、男は草のような緑色の怪人に変身し、今まさに女性に襲い掛かろうとしていた悪漢を取り押さえると異様に巨大なイチモツで悪漢の尻穴を深く刺し貫いていたのだった。 秘密を知られた筋肉男は男色ノ浜海岸を去ろうとしたものの現地民によって引き止められた。 「待ってくれ! 勝手にお前さんの秘密を暴いてすまなかった。この浜のためにずっとこの地に留まってはもらえないだろうか?」 「俺が人間では無いと知りながら、ここに居て欲しい、と?」 現地民たちは皆うなずいた。 「この浜で騒動を起こしてるのはお前さんではない。他所から来た人間だ。だが、お前さんが来てからと言うもの、 男色ノ浜は実に穏やかにお客んをもてなし、そして我々も安心して暮らせる土地になった。 この事実だけで十分。お前さんの正体が何なのかは重要ではない」 こうして緑色の怪人に変身する筋肉質な男は現地民の謝罪と願いを受け入れ、引き続き浜の風紀が乱れぬよう浜辺の片隅に一軒の小屋を建てた。 やがてそれは夏の間だけ飲食を提供する海の家となった。 『男色ノ浜温泉・金宝旅館日誌より抜粋』 ◇ コウヘイ 「平 公平(たいら こうへい)」20歳 大学生 主人公 180cm 57キロ 痩せ型ではあるものの病気ではない。 単に筋肉も脂肪も少ないだけである。 ネトゲや音楽が趣味のごく平凡な大学生。最近手に入れた車で友達のユウヤと一緒にドライブをよく楽しんでいる。 セックスの経験はなく童貞。右手かオナホにて性欲を処理している。 料理を作る事にもハマっていて、それ故にか味覚に関してはユウヤより多少うるさい。 出身が関西なのでたまに関西弁が出る。 転生後はアマリリスを咲かせるようになる。 ユウヤ 「源 有矢(みなもと ゆうや)」20歳 大学生 175cm 85キロ ポッチャリ体型。趣味はダンス。 中学高校とダンススクールに通っていた。 大学に入ってからは太ってしまったものの動きに鈍さはない。 コウヘイとウマが合い、コウヘイの車に同乗しては一緒にあちこち出掛けている。 転生後はダリアの花を咲かせるようになる。 ダイチ 「朝倉 大地(あさくら だいち)」24歳(仮)海の家の店員。ドリンク販売担当。 夏以外はビーチ近くのフラワーショップで働いている。タンクトップは赤。マッチョでチンポがデカい。 ラッパスイセンの花を咲かせる。 カイル 「市原 海流(いちはら かいる)」26歳(仮)海の家の店員。かき氷やソフトクリームなどを担当。 夏以外はビーチ近くの洋菓子店で働いている。タンクトップは白。マッチョでチンポがいかつい。 アサガオの花を咲かせる。 フウガ 「遠藤 風雅(えんどう ふうが)」31歳(仮)海の家の店員。食材や飲み物の補充に接客や会計を担当。 夏以外はビーチ近くの土産物店で働いている。タンクトップは青。マッチョでチンポが巨根。 ガーベラの花を咲かせる。 クロム 「鵜殿 黒無(うどの くろむ)」34歳(仮)海の家の店員。焼きそば、お好み焼き担当。 夏以外はビーチ近くの国道にキッチンカーを出してホットスナックを調理・販売している。タンクトップは黒。 カトレアの花を咲かせる。 『マランガ』 漢字では「魔乱果」或いは「真乱我」とも。 出所も由来も不明の謎の果実。代々ビーチにある海の家で働く男たちに受け継がれている。 マランガによって肉体を完全に変性させた男同士が交尾する事により新たなマランガが結実する。 男色ノ浜(おしきのはま)ビーチ 関東近郊にある人気の海水浴場。 ナンパビーチとしても有名。近くに温泉や名所があるため観光客も多く訪れる。 男花屋(だんかや) 男色ノ浜ビーチにある数ある海の家の一つ。 働いているスタッフもやってくる客も男ばかりなのが特徴。 美味しい焼きそばやかき氷を食べるために来る客も多いが、馴染みの客の目当てはここでしか手に入らない秘密の果実にあると言われている。 『パラネイター』 マランガの果実によって植物人(パラネイター)となった者たち。 緑色の皮膚、緑色の眼球、緑色のペニスを持っている。 体内を流れる体液は自在に超強力な催淫液へと変換でき、用いられた男は誘惑に抗う事ができない。 普段は人間に擬態しているので見分けは付かない。 水と二酸化炭素と精液があれば生きていける。 ただ、人間だった時の名残でヒトとしての食欲も持っているので人間用の食事も食べる。 怪我をしても瞬時に回復し四肢を切断されても再生する。また、頭部を失っても再生可能。 寿命が尽きるまで一定の見た目と体力を保っているのでひと目見て実年齢を測るのは難しい。 性欲が非常に強く食欲のそれよりも上回る。睡眠を取る必要がなくなるため連日夜通しセックスする事も多い。