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鷹取リュウゴ
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チェンジオーバー・セクスフォーマー 8

 8・高校生、ようやくそれぞれの着地点を見出す 「さぁ、皆さん。種明かししてスッキリしましょうか」 五蘊さんの仕切りでもってまずは奏太が手を挙げた。 「じゃぁ、さっきの続きで僕から。僕は時雄くんと丸鍋先生が早く両想いになって付き合い始めてほしくって丸鍋先生に近づいた。 だけど、僕のお節介に怒った丸鍋先生にお仕置きされちゃって、そっから僕は丸鍋先生とがっつりセックスするようになった。 ただね、ひと言だけ言わせて欲しいんだけど、僕が僕のまま丸鍋先生とセックスした事は一度もない。 セックスの始めはお仕置き用の猫型獣人に変身して、終わりは必ず時雄くんに変身させられていたんだよ。その理由は――」 「待った。そっから先くらいは俺に言わせてくれ」 丸鍋先生が奏太を止めて割り込んだ。 「言い訳にしか聞こえないと思うが、五月雨の姿でないと俺は満足できねぇ。猫型獣人でもイクにはイクが、それでもやっぱり俺は五月雨が好きだから、好きな奴に向けてぶっ放してぇ。 だが、教師が教え子に手を出すなんてダメに決まっているだろう? だから俺は、本物の五月雨にぶつけられない欲望を黄泉野でもって、黄泉野をオナホみてぇに利用することでなだめてた。 ま、黄泉野も教え子なのにそんな理屈が通るか、って言われちまえば何も反論はできねぇけどな」 一呼吸置いたマッチョイケメン体育教師が顔を真っ赤にして俺に言った。 「なぁ五月雨。俺ってこんなにも性欲がデカくてセックスに堪え性の無い最低教師なんだが、俺と付き合って欲しい。 俺は五月雨が好きだ。黄泉野が変身したレプリカのお前じゃなくて、本物の五月雨とセックスしたい」 まっすぐ見つめられたらやっぱり俺は、奏太とセックスしていようとも丸鍋先生が好きなのだと自覚した。 「俺もです。俺も丸鍋先生が好きです。いつか丸鍋先生に俺の気持ちが届いて本番セックスを迎えた時に、先生にしっかりと気持ち良くなってもらいたくて、俺は駆の手を借りてアナルを開発してたんです。 でも、開発だけ終われず、チンポが欲しくなってアナルセックスになってしまう事も一度や二度ではありません。 こんなふしだらな生徒でも恋人にしてくれますか?」 「時雄ってさ、開発する時もアナルセックスになっちまった時も丸鍋先生に変身して欲しいって言ってたよな? 時雄って丸鍋先生にぞっこん惚れてるから」 「そんな時雄くんが駆くんは好き、……なんだよね?」 ちょっと悲し気に微笑む奏太。ああ、やっぱりか。やっぱり奏太は駆が好きなんだな。 「まぁな。でも……」 おや? なぜそこで言い淀むのか。 「最近さぁ、俺の事が好きって奴が立て続けに現れてさ、俺、舞い上がっちゃって時雄が好きなくせにそいつらと……」 「セックスしたんだ?」 俺がズバッと言ってやったら駆ってばごにょごにょ言い訳じみた意味不明の言葉を吐き出す。 「ああ、ごめん駆くん、アレ全部『僕』。変身した『僕』だから」 「は? え? 松井も神楽も、どっちも奏太、だと?」 「そう。だましてごめんね。でも、駆クンてさ、時雄クンが好きなクセにあの二人(中身は変身した奏太)に誘われたらコロッとなびいてたでしょ? 昔っから駆クンてそう言うトコあるよね。 雰囲気に流されやすいだけじゃなくて熱しやすく冷めやすい、言い寄って来る奴にすごく弱い、みたいな。 だから僕はずっと昔から駆クンが好きなんだけど伝えるタイミングが見いだせなくって。でも、時雄クンが丸鍋先生と交際し始めたら駆クンの中の時雄クンへの思いが冷めて、今度こそ俺を意識してくれるかなぁ、って」 「え? 奏太って俺が好きだったの? マジで?」 「そうだよ? でも、さっきも言った通り駆クン、たびたび好きな人が変わるし、幼馴染として応援して欲しいとか言うし。 時雄くんの場合だって今までみたいに意識し始めても3か月くらいで冷めるだろうな、って思ってたら1年近くも思い続けてて、これまでの駆クンの片思い期間を更新してしまったもんだから今回は本気で時雄クンに夢中で、僕が告白してももうダメかなって諦めてた時に『セクスフォーマー』なんてモノをを手に入れてしまったから、……だから僕も欲を出しちゃったんだ」 「そうか、そうかぁ~、奏太は俺の事が好きだったのか~」 駆!? 何だよその反応は! ちゃんと奏太の話を最後まで聞いていたのか? にやけた顔しやがって! もう奏太に舞い上がってんじゃん! あ~あ、すっかり俺じゃなくて奏太に気持ちを移してやがる。移り気にも程がある! 単純すぎだろ! と、まぁ、何となく微妙にフラれた気持ちになってしまったけど、外堀も内堀もしっかり埋めてから行動する奏太なら幼馴染パワーもあいまってうまく駆と付き合っていける気がする。 今まで静かに俺たちの会話を聞いていた五蘊さんが立ち上がって「それでは――」と切り出した。 「私の計算より12分も時間を多く費やしてしまいましたが、純鉄さんも、生徒の皆さんも問題が片付いたようで何よりです。 それでは、遅くなりましたが『セクスフォーマー』について若干の捕捉説明をさせてもらいます」 五蘊さん、自分の右腕の袖をまくって皮膚をスライドさせたら自分が装着している『セクスフォーマー』を表に露出させた。 「この『セクスフォーマー』にてアプリの画像データを読み込むと画像データと同じ姿に変身できる事と、意識をデータ元へ近づければ行動パターンや嗜好もデータ元と同調することなども体感して頂いた通りです」 俺は「千堂」に変身してる時の事を思い出した。 露出オナニーをしたくなったりレイプされることで異様に興奮したのはデータ元の「千堂」に意識をシンクロさせていたからだ。 「また、ご自身ではなく他者を強制変身させた場合、姿だけではなく最初から意識を変身元のデータで上書きすることが可能である事も」 駆が俺のために倉庫作業員の人たちを子分のヤンキーに変身させていたことを指しているのだろう。 「そんな多彩な機能がある『セクスフォーマー』ではありますが、まだまだテスト段階。真の完成には至っておりません」 「五蘊、こいつが未完成だったなんて今まで聞いてなかったぞ?」 丸鍋先生が自分の『セクスフォーマー』を見ながら五蘊さんに言った。 「当初の目標には到達、ひとまず完成している、と言っていいんですが、私が真に望む水準には達していないんです。 なので、もっともっと『セクスフォーマー』を使って欲しいのです」 「ようやくお互いの本音を打ち明け合って通じ合えたってのに、んなことすりゃ、またややこしい事になるだろうが。 なぁ、五蘊、俺はその提案には乗れねぇな」 俺も丸鍋先生の意見に賛成。 駆も、ちょっと遅れて奏太も「面白い道具だけど駆クンが無茶しそうだし、僕も遠慮しておこうかな」と丸鍋先生の意見に合わせた。 「そうですか……。ご協力いただくのは難しいですか……。残念ですね。では、ご注文の際に同意して頂いた通り『違約金』をお支払いください。 皆さんのアカウントを削除し、初期化するにも相当な労力を要しますし」 「おいおい? タダじゃねぇのか?」 丸鍋先生が強く睨んでも五蘊さんはいたってクールに見返している。 「純鉄さんに渡したモノは無料で構いませんが、五月雨さん、矢場杉さん、黄泉野さん、三人の分はご注文頂く時に掲示してあった規約の通り、 『データ収集に協力して頂く限り』は無料なのです」 駆と奏太が顔を見合わせた。 「なぁ奏太……、そんな規約、あのサイトにあったか?」 「駆クン。規約のページはあったじゃない。でも、あんな細かい長文、すべてに目を通す人なんていないと思うけど」 「おい五蘊。俺はその販売サイトを見ちゃいないがこいつらから金をむしり取るのはいただけないぜ? ここは俺に免じて返却すれば請求しない、って事で矛を収めてくれないか?」 「ダメです。期間が過ぎていてクーリングオフの対象外です。先ほども言いましたが返却されても調整し直すのに多大な労力とコストが必要となりますので」 「ちっ、違約金、……いくらなんだよ?」 駆と奏太が期待を込もる目で丸鍋先生を見つめた。 五蘊さんは手の平を丸鍋先生に向けた。 「5万? いや、50万か。まさか500万なんて言わないだろうな?」 「はい、純鉄さんとの今後の関係を考慮に入れ、大まけにまけてお一つあたり5億円で手を打ちましょう。地球上では得られない稀少な素材と叡智の結晶を5億円で体験できたなんてまさに格安かと」 「5、億、だと?……………」 丸鍋先生、開いた口がふさがらなくなってる。 それを見た駆と奏太もがくりと頭を下げた。 そりゃそうだよな? 丸鍋先生、お金持ちには見えないし。 「『違約金』のお支払いが難しいのでしたらそのままお使いいただくしかありません。これまで通りよほど深刻な事態が予測されない限り私からは何も言いません。 自由に『セクスフォーマー』をお使いいただいて、様々な人物になってセックスをお楽しみください。それらセックスデータの蓄積がある程度の量になりましたら無料で解約、つまり返却可能となります」 「丸鍋先生、駆、奏太、もう諦めて五蘊さんに協力しよう。どうせだからセックスデータをなるべく早くたくさん集めてあげようじゃん」 「イイ子ですねぇ、五月雨さんは。思わず胸が熱くなってしまいました」 「それって熱暴走してんじゃねぇの?」 「純鉄さんっ! 私をそんじょそこらのポンコツマシンと一緒にしないで下さいっ! これでも肉体の90%以上はアミノ酸など有機物で構成されて――」 ハッと我に返る五蘊さん。アミノ酸? 有機物? なんだなんだ? 「ま、まぁ、純鉄さんのつまらない冗談はさておき、五月雨さんのお優しいお気持ちを受けて早速バージョンアップさせて頂きました。 これで変身後の混乱や錯覚などは軽減されるかと思います」 バージョンアップ? 何がどうなったのかは分からないけど、『セクスフォーマー』を使う前にやらなくちゃならない事がある。 それは駆も、奏太も、同じだろ? ◇   俺は本物の丸鍋先生のチンポをうっとりと見つめ、亀頭から溢れ出る先走りをチュルっと舐め取った。 「うお、おお、ようやく五月雨と、俺が……」 「俺もです。もっと早く打ち明けてれば良かった……」 ドクドク脈打つ丸鍋先生のデカいチンポを舐めながら視線を動かすとボコボコに割れた腹筋やドンと張り出したカッコイイ大胸筋、そして、太い首の上には大好きな俺の恋人の顔……。 幸せ過ぎて怖い! 見てるだけでチンポが熱くなる! 「朝っぱらから教師と生徒がこんなこと、うぐ、んむむうぅ!」 「余計な事は考えないで俺とのセックスに集中してください。記念すべき俺との初セックスなんすよ?」 「あ、ああ。そうだな。悪かった。ならお返しに、俺も!」 体勢を変えて頭を俺の股間に寄せた丸鍋先生が俺のチンポを口に含んだ。 「んぁあああっ! 先生の口ん中、キモチイイッ!」 すぐにイキそうになって、でも、何とか堪えていたら「時雄のザーメン、俺に飲ませてくれよ」って。 苗字じゃなくて下の名前で呼んでくれたのが嬉しくなって、結局我慢できなくってイってしまった。 「んは、はぁ、はぁ、っぅ、はぁ、はぁ……、つ、次は俺に、先生のザーメンを味わわせて下さい」 「上の口か? それとも下か?」 「どっちも! どっちも欲しい!」 両足を上げてこの日のために開発したアナルを先生に向ける。 どうかな? イヤラシク見える? 先生、ここにぶち込みたくなってる? 「こんなエロいケツマンコを見せられて我慢なんかできるかよ……」 舌なめずりをした丸鍋先生のパンパンに張り詰めたチンポがズブゥと潜り込んで来る。 「ん゛んっ!」 やっぱり違う。今まで俺の中に入って来たモノの中で一番大きい。一番太い、そして一番、一番俺が求めていたモノ……。 感極まって涙がこぼれてしまう。 そうしたら丸鍋先生ってばオロオロしちゃって「痛いか? もう少し慣らしてからにしようか?」なんて、腰の動きをピタッととめて俺を心配してくれる。 「違うんです先生。先生のチンポを感じられて俺、夢みたいだな、って。そうしたら何だか感激しちゃって……」 先生の顔が俺の方へ近づいた。 そして、ああ、先生の唇と俺の唇が重なって、俺、先生とキスしてるんだ……。 俺は自分から腰を前に動かし先生のチンポを奥へ誘った。 「時雄、焦らなくてもいい。俺は一回イッた程度じゃ終わらねぇから――」 俺から唇を寄せて先生の言葉を止めた。 そんなのとっくに分かってる。先生に変身した時にどれくらい絶倫なのか知ってしまったし。 でもね、俺だって先生に負けないくらいエロいんだ。だからさ、言葉よりもカラダで生の先生を俺に教えて? 本物の男の快楽を、忘れられないくらいめい一杯教えて欲しいんだ。 俺と丸鍋先生が一つになろうとしている横で、駆もまた奏太のケツにチンポを挿入して結ばれようとしていた。 奏太が切ない声を上げ、駆は夢中になって奏太を抱き寄せている。 良かったな、奏太。ようやくお前の気持ちが駆に伝わってさ。 幼馴染だから、近くにずっといたから、返って遠慮なんかしてたみたいだけど晴れて恋人同士になれて本当に良かったな。

チェンジオーバー・セクスフォーマー 8

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