ネット販売戦略担当になった染野たちに協力することになった俺は、とあるインフルエンサーの元を訪問した。 そして告げらた課題に対してどう取り組もうかとひとしきり悩んだ。 が、夜になれば頭はすっかりエロエロモード。 エロサブスクのフリートライアル三日目の夜を堪能すべくカラダもアナルも念入りに洗って準備を整えた。 そして、今か今かと待っていると玄関に訪問者が来た事を告げるベルが鳴った。 期待で胸もチンポも膨らませたままドアを開けた。 が、そこに居たのはどう見ても少年……。 「ま、まさか高校生? だったらちょっとマズいんだけど……一応年齢を聞かせてもらえるかな?」 4スリットアナコンダ[ヴァンキッシャー]・リョウ 「まさかハル先輩のお隣さんが有名インフルエンサー『ZINC(ジンク)』のお住まいだったなんて驚きですね」 「まったくだ。四万も俺らに加わると聞いた時は正直、三人も要らないだろ? って思っちまったが、ここまでスムーズに事が運ぶんだから、やっぱ持つべきものは仲間だな!」 染野、笛吹と一緒に駅からの通りを歩いている。 帰宅と同じルートを辿ってはいるものの帰宅ではない。目的地は自宅の隣り。同じマンションの隣人宅であった。 ニラレバ定食を食べながら染野の弱音を聞いた俺は、部長の許可を得てネット販売拡充に向け染野や笛吹に合流し互いの案を出し合った。 結果、俺ら以上にネットに強い人物の手を借りよう、と相成った。 「社内に居る者じゃトレンドなんか薄っぺらくしか分からないだろう。営業まわりの者たちだって顧客の話から流行を知る事はあっても先取りなんて到底無理。 それを踏まえて有識者ではなく先行できる人物に助力を得たい所だな」 「先見の明があって尚且つトレンドを引っ張れそうな人物か……。だとすると、若い人たちに影響力のある有名人になるな」 笛吹の意見を受け俺が応じると、染野がハッと顔を上げた。 「だったら、インフルエンサーと呼ばれる方の力を借りましょう! SNSのフォロワーが多くて動画配信もされている人なら条件に合うと思うんです!」 破顔した染野は早速候補者を絞り込み、我々の会社の企画説明に加えてオファーに応じてくれるか否かを電話やメールで問い合わせた。 そして、最後まで候補者として残り続けた人物こそ俺たちが今から会いに行こうとしている『ZINC(ジンク)』こと「梅室 涼」さんであった。 コンタクトを取り染野や笛吹に続いて俺の名を出すと、最初は渋っていたもののあっさりと何故かあっさり了解が取れた。 さらに「善は急げ」とばかりに同じ日の午後には梅室氏の自宅にて最初のセッションを行う事になった。 『いっときでも仕事として協力し合うのですから顔合わせくらいはささっと済ませておきませんか?』 年齢は俺とほぼ同じながら考え方が合理的で効率を重視する姿勢がこの一言だけでも窺える。 これもネットの世界で名を馳せる『ZINC(ジンク)』本人だからだろう。 あまり詳しくない俺でさえ名前くらいは知っている有名なインフルエンサーかつユーチューバーだ。 住み慣れたマンションに仕事として入って行く。 奇妙な気持ちになるが訪問先の玄関の前で切り替える。 仕事として俺はここにいるのだ、と。 ドアの中から現れた人物は、本人には悪いが何のオーラも感じられないごくごく普通の青年だった。 電話で話した時よりも物腰は柔らかく丁寧で、部屋の中が隣の俺の部屋よりもはるかに片付いている事からかなり几帳面なのだと知れた。 ただ、隣同士なのに今まで顔を見た記憶がない。このマンションに引っ越して来たのがごく最近だったりするのだろうか? 「急にご自宅まで押しかけまして恐れ入ります。我々三人が今回ネットでの販路開拓を担当する者です。 右から染野、ついで笛吹、そして私、四万と申します。どうぞよろしくお願いします」 頭を下げ一礼すると梅野さんも慌ててお辞儀を返してくれた。 「僕の方こそ、呼びつけてしまって申し訳ないです。それと、四万さんはお隣に住んでらっしゃる方、ですよね?」 「はい。ご住所をお聞きして驚いてました。正直申しましてお顔を拝見した記憶がなく、今回が初めての対面になるのか、と」 微妙に複雑な表情を見せた梅村さんが改めて我々から具体的な説明を求めた。 「――と言う訳でして、コロナ禍に入る前からグランピングやオートキャンプなどで盛り上がっている機会を逃すことなく、ネットでの販売をも拡充したいと考えた次第なのです。 ただ、働いている私たちはスマホに少々触れる程度のアナログ人間ばかりでして、ネットで何が受けるのか、強いて言えば若い方たちへはどのようにアプローチすれば良いのかがさっぱり分かっていないんです。 そこで、インフルエンサーでありユーチューバーとして知名度の高い梅室さんにご協力願えないかと伺った次第です」 伏し目がちに俺たちの説明を聞いていた同じ年頃の梅室さんは、おもむろにノートパソコンを開き、何かを軽く検索して見せた。 「御社ポラリス様より先んじてネットを活用されている同業他社の商品販売サイトです。もちろんご覧にはなられてますよね?」 「それはもちろん」 笛吹が当然だと言わんばかりに答えた。 「ではお尋ねします。このサイトを10秒ご覧になって、どの商品が気になったかを教えてください」 梅室さんがノートパソコンをこちらへ寄せた。 俺も笛吹も染野も画面をじっと見つめたがあっという間に10秒が過ぎた。 「……特には、無かったですねぇ。弊社でも扱っている基本的なキャンプ用品がたくさん紹介されていますが、どれが、となるといずれも目を惹かなかったです」 染野が率直に答えた。 笛吹も俺も同じ感想なので俺は何も言わずに置いた。 「その感想が正解であり事実です。余程目当ての商品が決まっているお客様なら別ですが、流し見る程度のネットユーザーであれば10秒も同じサイトに留まってはくれません。 気になるモノ、目を惹くアイテムが無ければ5秒すら見てはもらえません」 「ううむ、難しいものですね」 「実店舗と比べると多くの人に見てもらえる半面、印象に残る物が無ければ完全にスルーされてしまうのがネット上の弱みでもあるかと思います。 そして、敢えて言わせて頂くと、ポラリス様が現在公開されておられる商品案内サイトは今見て頂いた他社様の販売サイトよりも数段劣っています」 その辺の実感は俺にも染野にも笛吹にもある。敢えてここで我が社のウェブサイトを出さないのは「武士の情け」だろうな。 我が社はネットで個人客をダイレクトに相手にする販売の仕方ではなく、デパートやアウトドアグッズ専門店などの小売店だけを相手にしてきたのがここへ来て大きく足を引っ張っている。 メーカーとして良いものを作っている自負はあるものの、個人客をターゲットにしたマーケット参入については一歩も二歩も遅れている。 「ただ、あまり深く考える必要はないと思うんです。目を惹くサイトづくりだけであればさほど苦労はありませんから」 「と言うと?」 梅室さんの真意を図りかねて思わず質問した。 「見栄えの良い販売サイトを構築するだけならウェブサイト作成専門の会社など山ほど見つかります。 製作コストにいくら掛けられるかにもよりますが、僕なんかが思い付きそうなものの数倍は品質のいいウェブサイトを提示してくれると思います」 「な、なるほど?」 「で、ですね。一番大事な商品について、ですが、ポラリス様がもっとも売りたい、お勧めしたいメイン商品がすでに決まっているのでしたら話はここで終了。 ウェブサイト専門の会社に『この商品が売れる様なサイトを作ってくれ』と依頼するだけです。 そうではなく、今から売り出したいアイテムを決めていく、と言う段階でしたらネット上ではなく生のお客様の声を聞くのが確実かと」 「生の?」 聞いた染野に梅室さんが顔を向けた。 「ちなみにどのようなお客様を想定されておられます?」 「若い方たちをターゲットに考えてます。購買力がまだ低くとも社会に出て自分のお金を持てるようになった暁にはきっと弊社のキャンプ用品を思い出して頂けるような。そんな末永くお付き合いいただける年齢層を想定しています」 染野ではなく笛吹が淀みなく答えた。さすがは花形営業マンだ。 「なるほど。となると社会人になる前の大学生、いや、高校生辺りをターゲットにしていると考えたら良さそうですね」 俺と染野と笛吹が顔を見合わせた。 「高校生、ですか」 「そうです。高校生から生の声を。流行やトレンドを探ってみてください。そうしてメインとなる商品が決定しましたら僕がユーチューブチャンネルやSNSで御社の商品を紹介させて頂きます。 確実にヒット商品を生み出しネットでの販売を軌道に乗せたいのでしたら、この方法が一番かと」 さすがチャンネル登録者数600万人、SNS合計フォロワー数300万人を超える人気のインフルエンサー。 最後はきっちり自分自身の売り込みで締めくくっていた。 ただ、それが単なる虚言や見栄ではなく実績がある事を俺は染野から聞いていた。 「『ZINC(ジンク)』が動画配信で取り上げた企業や商品はものすごい勢いで売れてるんですよ。ハル先輩も知っている倒産寸前だった某レストランなんかは彼の動画ですっかり息を吹き返しましたしね~」 ついで笛吹も、「『ZINC(ジンク)』の動画を見た若者の親や兄弟に波及する効果も凄いらしい。かなりヤバかった文房具メーカーがこのところ盛り返したってのも『ZINC(ジンク)』のおかげだ、との噂があるしな」 見た目とは全然違ってそんなにも凄い人物が一発目から会って話を聞いてくれるってのはかなり貴重な事なのでは? 「その通りっす。ハル先輩はご存知じゃなかっただけかも知れませんが、素顔の『ZINC(ジンク)』を知っているのは かなり少ないんです。何故なら彼、配信中は仮面をかぶってますから。あ~、俺もサインくらいもらっておけばよかったなぁ~」 ファンが推しに会いに来た訳じゃなく仕事なんだからそう言うのは控えて当然だ、と笛吹に即たしなめられる染野。 今後についてはまた明日以降決めていく事として、染野と笛吹を駅まで送った俺は、そのまま来た道を引き返して直帰した。 「……生の高校生の声、か」 『ZINC(ジンク)』こと梅室さんのアドバイスの中でもっとも肝になる部分はこれだろう。 「キャンプ用品メーカーがいきなり高校生に質問して大丈夫……な訳無いよな」 一人や二人に聞いて済む話ではない。 若い高校生の琴線に何が触れるのか、何が流行し始めているのか、あるいはマストなアイテムは何なのかを掴めないと意味がない。 しかもその中からキャンプ用品に関連がある物を『ZINC(ジンク)』に提示して見せないとダメなのだ。 その辺りは染野や笛吹に任せてもいいかな、と思うものの乗りかかった船、最終段階までちゃんと俺も汗を掻かななくちゃな、と『怠惰』の声を吹き飛ばした。 ◇ 平日なのに18時前に自宅に居るなんて風邪で休んだ時以来か? 帰宅ラッシュに巻き込まれずに済んだだけでもストレスがなく爽やかだ。 それにもましてこの後の「お愉しみ」が控えているのだから、いやが上でも気分は上向く。 「俺のチンポなんざ早くも勃起して上向いてるもんな」 さて、今日もアダルトサブスクリプションサービス『ヴァンキッシュ』から男が派遣されてくるはずだ。 シャワーでカラダとケツ穴を清め、身支度を整え、部屋の中を掃除し、前もって食事も済ませておく。 昨夜の「カイト」とのセックスを思い出してフル勃起してしまう。 そのままオナって抜いてしまいたい欲望をなんとか抑え、訪問者の到来を今か今かと心待ちにする。 「あと3日でフリートライアル期間が終了するのか。その先は自由に選べるようになるらしいが、セイタやカイトよりも凄い奴なんてそうはいないだろうな」 人気の高いサービススタッフなら早い段階から予約で埋まっているに違いない。となるとフリートライアル期間が終わったら逆にセイタもカイトも選択できずに不満を感じるかも知れない。 さて、どうしたものか。 ここでインターホンが鳴った。 俺は皮算用を止め玄関のドアを開いた。 「こんばんわ~! ヴァンキッシュの登録ならびにご利用開始ありがとうございまっす! 僕はヴァンキッシュのリョウ、と言います! よろしくお願いしまっす!」 タンクトップにサーフパンツ姿の少年だった。 茶髪ツーブロックショートにスリムなカラダ。元気溌剌とした高校生っぽい雰囲気の男の子だ。 「ど、ども、こんばんわ。えっと、その、一応キミの年齢を聞いてもいいかな?」 「っへへ、こう見えても二十歳超えてまっす! 子供っぽく見られますけどちゃんと成人してますよ!」 「そっか、まぁ、取りあえず中に入って?」 「お邪魔しまっす!」 実年齢が二十歳を超えていると本人は言っているけど、見た目がどうしても高校生くらいだからエッチな行為に及んでいいのか手を出しかねていると、俺の内心を察したのかリョウの方からモーションを掛けて来た。 「何もしないで帰るなんて僕、嫌ですから。せめて四万さんだけでも気持ち良くなって欲しい」 パパっと服を脱ぎ捨てたリョウは赤黒ストライプ柄で派手なフェイクレザーのジョックストラップ一枚になり俺の手を取った。 「こんなカラダ、ダメかな……」 甘える様な口調で俺の手に頬ずりをするリョウ。 「だ、ダメじゃないよ! スリムなのかと思ったら筋肉質でカッコイイし! きっちりシックスパックもあるし!」 そう。まるで鍛え抜いたボクサーのように鋭いカットが浮き出たスリ筋細マッチョ。 ムッチリマッチョも雄っぽくてエロいが、リョウのようなストイックな筋肉も濃厚な男の色気を放出している。 「良かった……、これでも僕、ケツマンコの具合とか自信があるんですっ! 準備はバッチリして来たので四万さん、早速ですけど僕にチンポをぶち込んで下さいっ!」 「あ~、その前にさ、もう少しリョウのカラダを堪能させてくれるかい? 同じ筋肉質でもここまで系統に幅があるんだなぁ、って感心してたんだ」 「設定の都合で細くなったっすけど、次はもっとバルクを増量したカラダに調整してこないと!」 「…設定? 調整って?」 リョウの口から出てくる言葉に違和感を覚えた。まるで後付けで筋肉を付け足せるみたいな……。 粘土の人形じゃあるまいし、鍛え抜かれた筋肉なんて一朝一夕で仕上げられるモノじゃぁないだろうに。 「あ~っと、今のは言い間違いです! そうです、咄嗟に言葉が出てこなくって別の単語で置き換えてみただけですっ!」 「なかなか大胆な言い間違いだったね」 本当にただの言い間違いなのだろうか? 「それじゃ、そろそろ四万さんのチンポを僕のケツマンコに……」 「なんだかやたらとアナルを掘られたがってるけど、そこまでリョウはアナルで俺のチンポを味わいたい?」 「もちろんでっす! もうずっと前にお見掛けした時から僕は四万さんのチンポが気になってて――」 「は? ちょ、待って? ずっと前に俺を見掛けた? さっき初めて会ったんじゃなくて?」 「あ~、また言い間違えちゃった! 今日は凄く緊張してるみたい……。うぅ、これで四万さんに嫌われたらどうしよ~」 おろおろ狼狽えるリョウが可哀相になってきた。 本当に緊張しているのかもしれないじゃないか。まだヴァンキッシュのサービススタッフになって日が浅いのかも知れない。 「き、嫌いになんてなってないから! 言い間違いの一つや二つ、どうって事無いからさ! 緊張してるんだったら、ほら、一旦座って落ち付こう? な?」 顔立ちは高校生風ながら体つきは細マッチョの大人と変わりないリョウの肩を抱き寄せ思わず頭を撫でてしまった。 「あっ! わ、悪ぃ! つい子ども扱いしちまった!」 そんなの気にしてないです、と言いながらリョウは肩に乗せた俺の手に自分の手を重ねて「へへ、優しい手だぁ」とはにかむ。 何だかんだで俺はリョウの屈託ない表情に惹かれていた。 もしも俺にも弟が居たらこんな感じなのかな、なんて。 ベッドの端に腰掛けたらリョウが俺にもたれて甘えてくる。視線を下げたらリョウの派手目でセクシーなジョックストラップに辿り着き、ツヤの有るフェイクレザーの内側にある彼のチンポが気になってしまった。 「僕ばっかりパンイチじゃなくて四万さんも裸になって欲しいな」 Tシャツを脱ぎ、部屋着の七分丈ストレッチパンツを下げる。ボクブリが恥じらいも無く俺の静かな興奮を如実に現わし、中にリンゴでも収まっているかの様な膨らみを見せつける。 リョウの隣に再び腰を降ろせば素早くリョウの手が俺の股間をボクブリ越しに掴んだ。 「これが、四万さんのチンポなんだぁ。早く挿入れて欲しいな……」 俺のチンポを軽く扱いてフル勃起状態にさせるとリョウはベッドに上がって四つん這いになった。 言葉じゃなく態度でアナルにチンポをぶち込んでくれ、と懇願している。 「ジョックストラップを穿いたままでいいの?」 「……僕は問題無いっすけど、コイツも脱いだ方がヤりやすいっすか?」 「俺も特には問題無いけど、精液や先走りが掛かったら帰る時に困るだろ?」 昨日のカイトの件もあるので会陰の部分を手で触れて確かめたが何も無いようだ。 むしろ、ケツ穴のヒクつきが激しいなと思う事しきり。 「俺もリョウのチンポが見たくなった」 そう言ってボクブリも脱ぎ全裸に。ふり向いたリョウは俺のチンポをもの欲しそうに見つめている。 後ろに回るとヨダレを垂らさんばかりにじ~っと凝視し続けている。ケツ穴が「グパア、ゴパァ」と閉じたり開いたりしている。 「リョウ?」 実際に涎を垂らしていたようでさっと手の甲で口許をぬぐっていた。 「おーい? リョウ~? 聞いてるか~?」 「……はっ!? あ! はいっす! えと、何でしたっけ?」 「たく、俺もやっぱリョウのチンポをこの目で見たい、って言ったんだが?」 リョウは四つん這いの姿勢をやめ、ベッドから下りて立ち上がった。 「四万さん、僕のイチモツは、その、ちょっと普通じゃないんだけどあんまり驚かないで欲しい、……です」 「普通じゃない?」 肯いたリョウはスルっとジョックストラップを足首までずらし、股間をズイと俺に向けた。 「…………」 ええと? 見間違いか? あるべきものが見えなかった。 「……、う~ん?」 もう一度目を凝らしてリョウの男性器があるべき股の部分をじっと見つめた、……だが、無い。 見えない、見当たらない、太腿でチンポを挟み込んで隠している訳でもない。 無い、のだ。完全に。竿もタマも、男のシンボルが存在して……ない。 「……ど、どういう、状態!?」 カイトのように無い筈のモノがああったのとは逆。在る筈のモノが無い。驚くなと言われたって無理だろう。 「リョウ! 君のチンポは!? どこに? もしかして女の子だったのか?」 「嫌だなぁ。僕は男です。女じゃありません」 「だったら……」 「簡単に言うと今の僕はチンポをカラダの中に隠しているんです。イルカみたいなスリットの中に」 「スリット?」 「そうです。ほら、ここです。もう少しよく見て下さい」 俺は顔を近づけリョウの股間から臍のすぐ下まで一本の裂け目、縦筋が走っているのを見つけた。 「これは、マンコ?」 「マンコじゃなくてそれがスリットです。この裂け目の中に僕のチンポが仕舞われてるんです」 リョウは裂け目の両サイドに指を押し当て左右にクイと拡げた。 すると、裂け目が薄く開いて内部にピンク色をした棒状のモノが濡れて蠢いているのが確認できた。 「このスリットも触ったら気持ち良いんです。中のチンポと同じくらい敏感なので」 性感帯になっているのか。 しかし、マンコ持ちのカイトと言い、スリットでチンポを隠しているリョウと言い、『ヴァンキッシュ』には変わった性器を持った人材が豊富なんだろうか。 「リョウのチンポが無いようで実は在るって事はシンプルに安心した。それにしてもスリットか……、ちょっと触ってみても?」 「う、うん……」 ベッドに腰を降ろす俺の手が届く位置まで近づいてくれた。 そうっとリョウの股間、スリットの裂け目に指を当ててみる。 「ぁ…、ぁぁ…」とリョウが震えた。痛みなんかは無いようで本当にキモチイイと感じている。 だったら――「舐めさせてくれ」 俺はリョウの股間に舌が届くよう膝立ちになり、縦筋に沿って舌をベロリと這わせた。 「んぉっ! くひぃぃ~!」 後ろに逃げようとする腰を逃がすまいと太ももの裏に左腕を回して引き戻す。 レロレロ、ヌチュクチュ、舌が粘着質な音を立てる。 ズルルッ、ンムチュゥ、軽く吸い付いたり、筋の上で唾液を捏ねてみたり。 「あっ! んひっ! やっ! あ゛ぁっ! ぬふぅぅんっ!」 徐々にリョウの反応が大きくなる。尻の肉タブもビクビクしてやがる。 俺はさらに執拗にスリットを舐り、舌全体を使ってズリズリ擦り、舌先を堅く尖らせてヌチュヌチュと突いてみた。 「あ゛うっ! んぐひぃっ! も゛! もうだ、めぇっ! 僕の! 僕のチンポが! 出る! 出ちゃうぅぅぅーーーっ! ぐひふぅぅぅぅぅーーーーーーーーーっ!」 ジュブ! ギュパ! ズブビュル! ズルルルッ! ズチュルンッ! 裂け目がグワッと拡がったかと思うと内部からリョウのチンポが勢いよく飛び出した! ようやく出て来たリョウのチンポ。しかし、その様子は随分と個性的、だった。 ピンク色の皮膜をスリットに脱ぎ捨て飛び出るチンポは先端の鈴口の裂け目が異様に長いうえにカリのエラがまるで亀ではなく蛇の頭だ。 そんな蛇(亀)頭から根元までは腕のように太く、濡れた皮の表面には毒々しい紫色の斑点が浅黒い下地に隙間なく並んでいてこっちもまるで蛇そのもの。 「す、げ……、これが、リョウのチンポか……」 俺の目の前で蛇竿がズズッ、ズルルッとスリット内からさらに這い出て、蛇亀頭までうねうねとのたうっている。 大きな蛇が口を開けてヌラヌラした粘液をまといながら獲物を求めているように動いているようだ。 いつの間にかリョウの頭を超えて1mは確実にある非常識な長さになっていた。 「こ、こんなに長いのか、リョウのチンポは……、凄すぎるだろ……」 「はぁ、はぁ、んぅ、四万さんが、あんまりソコを弄るもんだから、興奮して、チンポがどんどん、出てきちゃった……」 「タマはどこに?」 「実は、タマはね、チンポの中に縦に並んで収まってる。こんなサイズのが『今は』六つ」 「は!? そんな握りこぶしサイズのキンタマが合計六つも!?」 ようく見れば極太の蛇竿にはほんのりとした「くびれ」が見て取れる。その数確かに六つだ。 リョウの言葉通りなら「くびれ」ごとに巨大な睾丸が列を成して収まっているようだが。 「『今は』ね。もっとタマくらい増やすこともできるけど」 俺はもう言葉を失っていた。 多数の巨大睾丸を竿の内部で「直列繋ぎ」にしてイヤラシイ粘液を絶えず吐き出す蛇チンポ。 ゆらゆら、うねうねと蠢くリョウのチンポが俺のうなじや耳をかすめて口の中へと潜り込んで来る。 まるで異星の寄生生物が体内に卵を産み付ける映画のワンシーンのようだ、なんて思いながら無抵抗でチンポの侵入を許している。 こんなフェラのやり方ができるのもリョウの蛇チンポだからに違いない。 「先に四万さんのチンポを味わいたかったけど、ここまでチンポが外に出てきちゃったら、まずはこっちを収めなくっちゃ」 俺の口の奥に蛇チンポが容赦なくズルズル入り込んでいる。 圧迫感はあるのにえづいたりしないのも訳が分からない。腕みたいに太いものを飲み込まされているのに呼吸だってちゃんとできている。 「はぁ、うう、ぅ、うう、四万さん、の中、キモチ、イイ、もっと動いていい? もっと四万さんの中に入ってもいい?」 言いながら待った無しでリョウの蛇チンポが送り込まれる。 自在に先端を操りながら、大量の先走りを吐きながら、食堂から胃へ、そして十二指腸から小腸へ。俺の体の内を犯しながらさらに伸び続けた蛇チンポは大腸を巡って直腸、そして肛門へと達した。 となると、リョウのチンポは何メートルになっている? もう1mや2mなんて長さじゃない事は想像に難くない。 人間の消化管の総延長ってのはもっとさらに長い筈。 なのに、嘘だろ? やべぇよ、有り得ない……、アナルの「外」からじゃなくて「内」から責められるのが、ここまで気持ちイイなんてっ! 口からチンポで串刺しにされている状況だけでも頭が沸騰しちまいそうなのに、直腸壁から前立腺、そして肛門までズブズブ犯され、 尻穴の中から蛇チンポの頭が飛び出してるなんて、マジで、マジで、もう訳が分かんねぇーーーーーっ! 舌が蛇チンポに押さえ込まれて動かせないから言葉を発するのも喘ぐのも上手くはできない。 全身が一本のオナホにでもなったかのようで、貫かれて犯されている事がヤケに気持ちイイ! 体内に性感帯なんてある訳無いのに、こうも快感を感じるのはどうしてなのだろうか? だけどさ、そんなの考えてる暇なんてないほど気持ち良さが膨れ上がって、チンポは痛いくらいに勃起してて、ここまま俺、イかされる! イってしまう! あと少しで! あとちょっとの刺激で! 中から犯されてイキそうだ! 「四万さんっ! 僕もう! もうイクッ! 四万さんはっ? 四万さんもイキそうなの?」 コクコクと首だけを動かして肯定する。俺ももう無理! イキそう! 「だったら僕と一緒に! 一緒にぃぃぃっ! あっ! イグゥッ! イグイグッ! もう! イクゥゥゥーーーーーッ!」 リョウがイク寸前、俺のチンポをグッと握ったものだから遂に俺も抑えきれなくなった! 「んごが! がはぁっ! を゛ぅ! ぃんがあ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーーっ!」 (ん゛う゛っ! ダメだぁ! チンポなんか弄ったら俺も、もうっ! もう、イグゥゥゥゥゥゥーーーーーッ!) この後、リョウのチンポがカラダの中から全部排出されると、興奮状態がかつてないほど高まっていた影響のままリョウのアナルにチンポをぶち込み、自分史上最大と思えるほど大量にザーメンを放出した。 「んぎ! ぐひぃぃっ! イイッ! 四万さんのチンポぉ! せーえきっ! 一杯っ! しゅごいいぃぃぃーーーっ!」 なるほど。 リョウが自分のアナルを自慢するだけの事はある。 トロトロに蕩けたケツマンコの粘膜がチンポに絡みつくのはとてつもなくキモチイイ。 そして、リョウも俺のチンポで感じている証拠にスリットからズビュルと飛び出す蛇チンポを操り、こんどは俺のカラダの外側を這い回っては愛撫する。 ヌルヌルとした粘液を塗りつけながら足首から太ももに巻きつき、這いあがって尻の谷間から俺のケツの中に潜り込む。 かと思うと、また這い出て腰にぐるりと巻き付き腋から首へ、そして最後はリョウ自身の口の中で精液をドビュルと発射。 その精液をリョウは口移しで俺にも飲ませる。ゼリーのように濃厚で生臭い、それでいて甘美な味が俺に新たな活力を与えザーメンタンクがまた満タンになる。 興奮と快感に比例してリョウの蛇チンポは伸び続け、アナコンダのような蛇チンポで互いのカラダを雁字搦めに縛りつけ、より深く、より密着し、より淫らな儀式に堕ちていった。 ◇ 去り際、リョウは何度も俺に念を押した。 「絶対! ぜーったい! フリートライアルが終わっても僕を呼んでくださいっ! 絶対にですっ! 僕のチンポをここまで伸び伸び目一杯使わせてくれた人って四万さんが初めてなんです! だから!」 コトが終わって冷めた頭で考えてみれば「さもありなん」としか言いようがない。 特殊なプレイを好む色狂いだってチンポに口からケツまで貫き通されても構わないと思う奴はそうはいないだろうし。 「どちらかと言うと、僕はアナルを責められる方が好きだったんですけど、四万さんのおかげで相手を責めるのもアリだな、って思いました! なので、次も僕に四万さんのアナルを嬲らせて下さいっ! 僕のチンポに四万さんの胃も十二指腸も、たーっぷり味わわせて下さいっ!」 カラダの内側をうねうねと這い進む蛇チンポの動きは完全にリョウが操作している動きだった。当てずっぽうではなく進む先を慎重に探りながら、そして触れた部分に卑猥な刺激を与えながら内部を凌辱していた。 「……しかし、マジで自在にチンポを動かせるんだな。結局最長何メートルまで伸びる?」 「えーと、恐らくですが8mくらい……、いえ、もっと興奮したら10mは伸びるかも」 「じ、10mって……」 俺はまた言葉を失っていた。