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鷹取リュウゴ
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唆淫の性花 (異聞・誘淫の性花) 後編6

6裏表の男  「森本」は篝にアナルを念入りに犯され、強烈な快感によって意識を落としてしまった。 だから俺が目を覚ました。 このカラダの主は今から俺になる。 篝にケツを貫かれたまま「森本」の背がグググと盛り上がり、背骨に沿って皮膚が縦に裂けスリットが生まれると、内圧によってベクンッと押し広げられる。 開いたスリットの中から競り上がって出て来るのは緑の皮膚を持つ俺だ。 筋肉をメリメリ追加しながら頭を、そして左右の腕を「森本」の中からズルゥと引きずり出す。 さなぎが羽化するように「森本」を脱皮した俺は巨大に勃ち上がっているチンポ、いや雌しべでペチャンコになった「森本」の皮をジュルジュル吸いこませて下半身も中から出て来た俺の緑色に取って代わる。 「ぃぁああ゛~! 気持ちイイっすね~! 篝さんっ!」 「……そんな所にいたのか。『中林』」 篝がピストンを再開した。ズッチュズッチュとアナルを責め、指で俺のヴァギナを弄る。 クチュクチュ、ヌチュッと粘液が音を立てる。 「ん゛を゛を゛っ! すげぇっ! すげぇぇっっ! ケツもマンコも! 超気持ちイイーーーーッ!」 「そりゃどうも。だが、どうせならお前じゃなくずっと森本さんを喘がせていたかったんだがな」 「んふぅ、は、あああ゛! す、すみませんねぇ、んぐ! 森本が眠っちまったら俺が出てくる『設定』だもんで。んほおおお゛っ!」 「ふん……。そうは言うけど、俺と森本さんの会話を全部聞いていたんだろう? お前の抜け目のなさを見抜けなかった俺も俺だが、思っていた以上に腹黒いんだな、中林って」 「んひぃ! ちょ! それぇっ! 激し、過ぎるっ! あがぁ、がはぁっ!」 「騙そうとした俺を騙し返した礼だよ。初っ端からお前に見透かされたまま森本さんに善人ぶろうとしているのが馬鹿らしくなっちまうぜ」 腰を振りながらも篝が呆れているのには理由がある。 騙そうとした、と篝が言う通り「森本」に語ったハナシはほとんどが嘘だ。 危険な魔淫花の種を回収しているとか、花を栽培して高く販売するなんてのも嘘。 魔淫花の種を土に埋めても花など咲きはしない。人間の体液や水以外には反応しない。 嘘でない部分は名刺にあるように花を扱う仕事をしているだけだ。 業界では名の知れた新進気鋭の「フラワーアーティスト(華道家)」として。 なぜ篝は嘘を森本に言ったのか。 要するに篝は「遊んで」やがるのだ。 自分がばら撒いた魔淫花の種がどんなふうに人間を変えていくのか、どのように魔淫花に蝕まれ、快楽に飲み込まれ堕ちていくのかを眺めて楽しんでいる。 だからこそ俺に種を植え付けてからずっと篝は俺の部屋に「居た」 俺のカラダが魔淫花に変貌していく様子を、女ではなく男に対して欲情していく俺を、魔淫花でしか味わえない快楽の虜に堕ちてしまうまでをすぐそばで、じっと黙って見続けていたのだ。 そして完全な魔淫花になった最終段階として、花粉を求めて身近な誰かを押し倒して襲うまでも。 俺が完全に堕ちるまでを「見た」篝は、今度は森本をターゲットにした。 俺との行為で男同士への抵抗を削ぎ落し、篝から改めて魔淫花の快楽がいかに凄いのかを教え込む。 催眠液で奴隷にしておきながらその場で魔淫花の種を飲み込もうとした森本を止めたのは、一瞬で「楽しみ」が終わってしまうのを避けるためだ。 篝と言う男は、精神支配が解けて正常な意識に戻った森本が渡された魔淫花の種を取り込む瞬間を、篝や俺との行為で味わった快楽に理性が敗北してしまう瞬間を見たいのだ。 そして、魔淫花に堕ちて変貌していく様子を覗きながら自身を扱き上げ、絶頂するのが好きな男なのだ。 ◇  俺が森本とセックスをし、森本から奪った花粉で初めて種子を産み落とした夜が明ける前。 俺は篝に一部始終を見られていたことに気付いた。 「完全に魔淫花に覚醒した今なら分かります。ずっとあなたに見られてたんだな、って」 テレビ台の横に飾られている赤い花を掴むとドビュルと白い粘液が飛び出した。 「ホント、良い趣味してますよね? オロオロ狼狽えながら変わっていく俺の様子や、性欲がどんどん大きくなって抑えきれなくなって苦悩していた俺をそこからずっと見てたんでしょう?」 赤い花がビクン、ビクンと揺れ動いた。 「もしかして見えてるだけじゃなく声まで聞こえてたんですか? だとすると相当ヤバイですね。助けて欲しいって何度も叫んでたのに、ずっと聞こえなかったフリをしてた訳でしょう?」 篝は俺の住所を知っている。 知っていて当たり前だ。なぜなら、俺の部屋で篝に犯されている時に魔淫花の種をケツの奥に埋め込まれたのだから。  仕事の都合でジムに行くのが随分と遅くなった日。森本の姿はなく久しぶりに俺一人の筋トレになった。 一通りのメニューをこなし帰る準備をしていると「ミスターパーフェクト」こと篝から「今から軽く飲みませんか?」と誘われた。 どうして急に俺なんかと? と疑問を感じはしたものの「ミスターパーフェクト」の肉体美に並々ならぬ憧れを持っていた俺は、ビール片手に成果がちっとも出ていない事への不満や自分自身の不甲斐なさをぶちまけていた。 「ジムでトレーニングしただけでは目に見える変化が出づらい方だっていらっしゃいますからね。でも、トレーニングは無駄じゃありませんよ。 少なくとも今の中林さんの体型は維持できていますでしょう?」 「それは、まぁ、そうですが……」 小一時間ほどで飲み会は終了。深夜になったからとわざわざタクシーを呼んでくれた。 「俺の悩みっていうか愚痴を聞いてもらっただけじゃなく、家まで送ってくれるなんて本当にありがとうございました!」 「そうだ、たった今トレーニングのコツを思い出したんですが、忘れる前に教えてあげますよ」 「いやぁ~、さすがにこんな遅い時間にレクチャーして頂くなんて申し訳ないんで……」 やんわりとお断りしたのに俺の自宅前に到着したら何故か篝までタクシーから下りて車外に出て来た。 「なに、お気になさらず」 ズイと顔を寄せて来た「ミスターパーフェクト」から甘い香りが漂った。 心が、カラダが、両方が浮き足立ってジワリと疼く。不思議な感覚に一瞬だけ返事すら忘れて深く吸い込む。 「ね? ちょっとだけで終わりますから。中に入ってもいいでしょう?」 「……え、えぇ、はい……」 部屋の中に入った「ミスターパーフェクト」は背後から俺を抱きしめながら異なる別の姿へと変身した。 「んふふっ、イイ顔だぁ~! 驚く顔も恐怖する顔もそそるぅ~! ゾクゾクするぅぅ~!」 歪んだ笑顔のまま俺に口移しで媚薬を流し込む。 途端に俺は性欲が猛烈に肥大し同じ男なのに「ミスターパーフェクト」の、いや篝と無性にセックスがしたくなっていた。 「中林さん良い表情してるぅ! その前に、ナイスマッチョになるためのコツはさ、俺の場合は種を取り込んじゃうことです。 もちろん普通の花の種じゃなくて魔淫花って怪人になっちゃう種、だけどね」 篝の口が俺のチンポを咥えてしゃぶる。 すぐに俺はイった。 「んふふ、ごちそう様。でも、分かっていたけどやっぱ中林さんからの受粉は無理かぁ。となると手持ちの在庫を使うしかないな」 俺はただ、快感に震え、次の快感を求めて涎と先走りをダラダラ溢れさせていた。 「んじゃぁさ、もう何発か中林さんの精液を味わったら中林さんにも種を贈らせてもらおうかな。まぁ、遠慮なく受け取って人間を辞めちまいましょう」 それでも篝の言葉は耳に入っていたし理解もできていた。 つまりは俺も今の篝みたいな緑色のバケモノになれ、と言っているのだと。 なのに俺の頭の中はもっと気持ち良くなりたいと、もっと射精してもっと性感を感じたいと求めてばかりで篝を拒むことはできなかった。 篝は俺のチンポをしゃぶってもう一発精液を吸い上げると、今度は俺の上に跨ってアナルで精液を搾り取った。 「くぅぅーーーっ! やっぱ最高っ! 新鮮な精液の味は格別だ!」 アナルで数発奪ったら今度は会陰に創出してたヴァギナで。 ヴァギナで飽きたら今度は巨大なペニス? の鈴口に俺のチンポを迎え入れて尿道ファックでドビュドビュ精液を引き込んでいく。 もちろん普段の俺ならこんなに何度も射精はできない。一発あたりの量だってぐっと落ちる筈なのに、落ちるどころか逆に増えているのは篝の媚薬を飲まされていたからだ。 「はぁ、はぁ、受粉できなくてもさ、こんな美味い精液が出せるならアリだよアリ。だからさ、これから中林さんは俺専用ミルクサーバーに決定~! 心置きなく魔淫花になって下さい」 言いながら篝は俺のアナルへどデカイ異物をズブズブと挿し込んでいた。 「あぐ! ひぃ! ぬぐぅぅぅーーーーっ!」 「おほぉ! 締まりも最高! 期待以上だ! って事は……、中林さんと一緒にトレーニングをしている仲良しの彼も相当かな?」 味わうようにゆっくりと腰を前後に振りながら思案していた篝はニヤリと微笑んだ。 「んふふ、楽しみだなぁ、どんな風に堕ちるんだろうなぁ? 種が芽吹いて、体の中に根を張って、徐々に脳が快感で犯されて、人間の記憶と意識を丸ごと残しながら人間を捨てモンスターに、俺と同じ魔淫花に変貌していく……。 ああ~! やっべぇ~! 想像しただけでもうっ! 感じるっ! くっそキモチイイッ! ンアアアーーーッ! クるぅぅーーーっ! 快感がぁ! 溢れるっ! ゾクゾクするぅぅぅーーっ!」 腰の動きが容赦なく激しくなり俺は流し込まれる猛烈な痛みで意識を飛ばしそうになっていた。 が、篝は俺の気絶を許さずケツや頬をビンタして俺を引き戻す。 「ダメだろぉ? まだお寝んねには早いっての。ちゃんと俺がイって、アンタもケツの快感でイって、媚薬の効果無しでもアナルが疼くまでキめてさぁ、仕上げに俺の種を受け取ってもらんだからさぁ~」 俺はこの時、喘ぐ声以外に何を口走っていたのだろう? 「止めてくれ」なのか「もっと欲しい」――なのか。 ここからの篝はマシンガンのように腰を俺にぶつけ、緑色のモンスターと化してもパーフェクトな肉体美を嫌と言う程俺に 「分からせ」にかかった。 汗ばむ腋を嗅がせ、張り出した大胸筋に突き出ている乳首を舐めさせ、俺を引き起こして駅弁スタイルでケツを穿ったかと思うと四つん這いにさせて後ろから責め上げる。 俺のアナルはどんどん開発され、痛みよりも快感が上回ってしまう。 「さぁ、仕上げはコイツだ」 篝は何故か取り出したクルミのような種を自分のヴァギナに飲み込ませた。 「ちなみに、カラダに植え付けるのは口からでもアナルからでも問題無いんだけど、今回は俺がいるからさ、中林さんには チンポから取り込んでもらう事にしたよ。 大丈夫、安心して? 無理矢理中林さんのチンポに押し込んだりはしないから。ちゃぁんと俺のマンコの中にある種を中林さんが自分から吸いこめるように仕立ててあげるから」 意味は分からない。が、気持ちイイのなら何だっていい。 また俺のチンポが篝のヴァギナにズププと入っていく。 心地よい締め付けにカラダを震わせていると亀頭の先に堅い何かが突き当たった。子宮ではない。 だが、堅い何かは俺の亀頭に触れると急に柔らかくなり俺の鈴口をこじ開け始めた。 「んあ゛っ!? な、中に! 中に入って! くるぅぅぅっ!」 アナル以上に「出す」ことしか知らなかった亀頭に異物がどんどん入り込む。 奥へ、竿の奥へと幼虫のようにモゾモゾ蠢きながら尿道を押し拡げて侵入してくる。 そいつはやがて、竿から膀胱へ到達した筈なのに、膀胱ではなく陰嚢へ、玉袋へと潜り込み居場所を定めてしまった。 「んふふ、よしよし。間もなく芽吹いて中林さんのカラダは魔淫花へと変わっていく。あぁ~、楽しみだ。中林さんがどんな風に生まれ変わっていくのか、どれほど恐怖と歓喜で混乱にまみれてしまうのか。 ずっと、ずーっと最後まで見届けてあげるからねぇ~。モンスターになんかなりたくない、って泣きながら快感に悶える姿が凄く、凄ぉく楽しみだよぉ~」

唆淫の性花 (異聞・誘淫の性花) 後編6

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