SamSuka
鷹取リュウゴ
鷹取リュウゴ

fanbox


メンズブラで新しい魅力を手に入れよう 2

2メンズブラの黒  すべすべした生地はシルクのような肌触りだが胸を覆うカップの部分はかなり透けて見える。 まぁ、女性と違って乳首が透けて見えたとしても大した問題は無い。 メンズブラを装着する前より装着した後の方が気恥ずかしさが勝る、という程度だ。 それよりも、藁をも縋る思いで買ったものをこうやって眺めているだけじゃ何の意味もない。 昂った気持ちを落ち着かせ、後ろめたさと羞恥心に蓋をしてからストラップに腕を通し肩に掛け、カップの位置を乳首が真ん中に来るよう合わせて背中のホックを留めた。 「これで、いいのか……?」 サイズを確かめもせずに買ってしまったので少々不安だったが、キツ過ぎずゆる過ぎず、ぴったりとフィットしている。 女性と違って丸い膨らみの全く無い平らな胸を包むブラのカップは、健気にもしっかりと貼り付きカバーしている。 「……悪くない、かも……。着け心地は良いな、だけど……」 これで俺の魅力がアップしてんだろうか?  はたから見りゃ変態野郎がブラジャーを身に着けて悦に入っているだけ、じゃないか? 鏡の前で改めて今の状態の俺を見た。 「……魅力って、何だろうな?……」 ダメだこりゃ。 貧相な男のカラダに黒いブラジャー。 やっぱりただの変態コスじゃないか。 1ミリも魅力がアップした気がしないんだが。 サイトの謳い文句に乗せられ、まんまと騙された愚かなイケニエ(消費者)の1人、じゃないか? 立ち昇る柑橘系の爽やかな香りがさらに情けない気分を強くした。 「バカだ……俺は……大馬鹿チンカス野郎だ……」 悪あがきもいいところだ。 鏡の中の俺は「みっともない」と言う言葉しか当てはまらないほど酷かった。 どこがだ? どこが魅力を新しく創造しているのだ? どこに俺の魅力が引き出されているんだ? 鏡に問えども答えは返ってこない。情けない笑いが俺の頬を引きつらせた。 「も、やめよ……。これ以上バカな姿晒してたら死にたくなってくる……」 徒労感を全身で味わいつつ手を後ろに伸ばし、留めたブラジャーのホックを外す……あれ? 外……れない、な? ええと? 何だ? 留め具が動かないな、随分と硬い……。 ええい! くそっ! さっさと外れてくれよ! 背中のホックがどうやっても外れないので腕をストラップから引き抜いて胴体の下にずり落としてしまおう。 だが、ストラップも肌にピッタリ貼り付いていて少しも外すことが出来ないじゃん! ならば、とカップ部分の薄い生地を破れたって構わない勢いで思いっきり引き剥がそうとしたが、こちらもピッチリと貼り付いててビクともしない! 「ど? どうなってんのこれ!?」 明らかにおかしい。どう見たって皮膚とくっついてんじゃん! 何度も力任せに引っ張ってみたが皮膚ごと持ち上がって痛いだけ。 「畜生っ! なんなんだよこれは! は、外れろ! 外れてくれよ! こんのぉぉっ!」 隙間に爪を滑り込ませようとしたが、いつの間にか隙間などどこにも無い。 接着剤で満遍なくくっつけたかのようにストラップもカップも俺の皮膚と一つになっちまっている! こうなれば販売元に直接質す他ない。 スマホの閲覧履歴から遡ってもう一度メンズブラの販売サイトに入ろうとした。 だが、「お探しのサイトは存在しません」の表示が出るばかりだ。 念のため「メンズブラ」を検索ワードにしてググッてみたが、俺が購入した販売者のサイトには全く辿り着けなかった。 「嘘だろ? もしかして……マジで悪質な商品を買っちまったのか?」 一つ500円という破格の値段であっても身に着けたが最後、二度と外せないなんてどんな「呪いの装備」だよ! こんな恰好のまま外すためだけに病院に行くのも恥ずかしすぎる。羞恥プレイの地獄絵図そのものじゃないか。 しばらくあの手この手でメンズブラと格闘したものの全て無駄に終わった。 解決策を見出せないまま絶望にうちひしがれていると、妙に二つの乳首がピクピクとむず痒くなってきた。 それだけじゃない。 むず痒く感じ始めた乳首からチリチリと切ない快感が生まれ、どんどん気持ち良さが強くなってくるのだ。 「ふえ? な? なんだ、この感じは……」 触れていないのにクニュクニュと嬲られ、コリコリと引っ掻かれるような感触。得も言えぬ心地よさはハッキリ言うとエロい快感だ。 すぐに股間は正直な反応を俺に見せつける。 「んっ! んくぅっ! え? ちょ、マジ、気持ち、いいっ!」 俺のカラダはどうしちまったのか?  ゾクゾクと肩が、背が、震えた。 エネルギーを注入された俺のチンポは最早フルサイズに勃起している。 「あひっ! ちょっ! んぐぅっ! イイッ! 気持ちイイッ!」 きゅぅっと摘ままれ、ベロで弄られ、爪で弾かれ、乳首への責めがますます激しく、そして巧みに俺の 感じる方へと動いている。 「はぁ、んっ、はぁ、はぁ、や、やべぇ、なんか、一発、ヌカないと、収まりがつかねぇ……」 相変わらずメンズブラはカラダに貼り付いたままで、触ってもいないのにカップに覆われた乳首は刺激を受け続けている。 恐る恐るカップの上から手を乗せてみたら、乳首だけが勝手にプニュプニュ動いているではないか。 鏡で見てもそれは分かった。 勃ち上がった乳首が透けるブラ生地の内側で右へ左へ傾いたり、「ツプン」と弾くような動きを見せたりしている。 それにしても、俺ってこんなに乳首が感じるのか? 今まで殊更いじった事はなかったが、ここまで気持ち良く感じるものなのか? 疑問を抱きつつもガチガチになったチンポをどうにかしなくてはならない。 トランクスごとチノパンを脱いだ。 「うぅ、す、すげぇ、こんなに濡れまくってやがる……」 我慢汁がダラダラと亀頭を包む皮の中から溢れ出て竿を伝っていた。 手で包皮を手繰り寄せて亀頭を剥くと、ダラァ、と糸を引いて粘液の玉が床に垂れ落ちた。 「んはっ!? んっくぅぅっ!」 ビクゥッ! とカラダが弾んだ。思いっきり乳首を甘噛みされたような刺激だった。 ガクガクと膝が震え力が上手く入らない。 よろけながらベッドに倒れ込み、仰向けになってチンポを掴む。 ドクッ、ドクッ、と脈打つチンポが握っただけでもドポォ、と我慢汁をこぼした。 オナニーは好きだから毎日のようにヌいていたけど、ここまで興奮状態になるなどちょっと思い出せない。 それにもう一つ重要なのは乳首への責めだけで我慢汁を大量に吐き出してしまっていることだ。 チンポを握っているだけで扱いていない。なのに、ここまで出したことなんか一度もない。 「はぐっ!? んあ゛あ゛あ゛っ! ちょ! お、そこぉぉっ! はうぅんっ!」 乳首の周りをチロチロと舐られ、クチュクチュと吸い付かれた。あまりにも気持ち良くて鼻から甘ったるい吐息が抜ける。 俺はとうとう乳首への刺激によがりながらチンポを上下に扱き始めた。 とっくに上限ギリギリだったんだろう。すぐに股間の奥から熱いマグマがせり上がって来た。 「ううっ! イグゥッ! もっ、もうっ! イグ! イクイクイ……ァアア゛ーーーーーッ!」 ドビュ! ドビュビュゥゥッ! 凄い勢いで精液が溢れ出す! 顔にまでビチャビチャ飛んでセルフ顔射になっていた。 ビュルル! ゴビュッ! ドビューーーッ!  嘘だろ? まだ射精できるのか? そんなに俺、溜めてたか?  ドプ! ブピュル! ビュグ! ドビュビュビュ! ドビュゥゥ!  一向に終わらない射精の快感に酔い痴れしつつも、少々恐怖を抱き始めた。 ドバドバ出てくる精液の量は尋常じゃない。顔面はもうグチャグチャだし、黒いメンズブラにも俺の白濁液がべったり乗っかっている。 そして、腹周りは精液まみれでボットボトだ。 ドビュ! ドビュ! ドビュビュゥゥッ! ビュル! ブシャァァーーッ! それでも射精は終わってくれない。 そんなバカなことがあるのか? 俺のカラダはどうなっちまったんだ? 異常事態に混乱しながら快感によがる俺。 「あぐぅっ!? ま、またイグゥッ! まだ射精てくるぅぅぅーーっ! ア゛グ、クア! イグイグッ!」 ――ミシィッ! 腰を浮かせて射精し続けている最中、耳のほとりで奇妙な音が聞こえた。 ―ギシ! ギチチ! ブチィッ! 「は、はい? 今のは? んあ゛! またイグ! イっちまうぅっ!」 ゴプ! ビュググ! グビュルッ! ビュゥゥッ! ――ゴキ! ギシギシ! パキ、バキキ! ギシンッ! 「ふごぉっ!? うがぁっ! なっ! 何だ! どうなってんだよぉっ!」 快感に耐え何とか身を起こし、腹周りに乗っていた精液をボタボタ床に落としながら壁面に掛けられた鏡にカラダを映す。 「んなっ!? ええっ? んぐふっ! またイクッ! あがぁっ!」 鏡に向かってドビュゥとぶっ放したが、そこに映っているのは筋肉をモコモコ蠢かせてはどんどんと体積を大きくしている男であった。 ――グブ! グチグチッ! ミシ、バリィッ! 黒いメンズブラが乗っている大胸筋がミシミシ翼を広げるように拡張して行く。 「ぐはぁっ! ま、またイクッ! イクイク! イックゥゥーーッ!」 ドビュドビュ精液をぶっ放しながら首がゴキゴキ鳴って倍ほどの太さになり、その首を支える両肩がモコモコ膨れ上がって幅や厚みを増大させる。 「っごあ゛! はぐ! んぐぐっ! き、筋肉が! カラダが! あひ! ま、たイクゥッ!」 射精すると同時に一段と筋肉が発達した。 僧帽筋が膨張し、大胸筋の両脇に覗く前鋸筋がメリメリ浮かび上がって広背筋までもがベコリと音を立てて ビルドアップされてゆく。 「イグ! イグイグッ! んが! はひ! ギヒィィッ!」 チンポがザーメンを噴き出してビクビク跳ね回る。 腹筋の六つの丘がボコリ、ボコリと膨らんで、膨らんで、ハッキリと段差を持ったシックスパックへと成長した。 ――モゴ! グブグブ! ズプウウッ! グギギ! 腕の筋肉がもの凄い早さで逞しいサイズへと生まれ変わると、腰から下、大腿部やその下もいかつい筋肉質な脚へと変化した。 鏡はザーメンまみれで白く塗り込められ、ほとんど用を成さなくなった。  それから、しばらくしてようやく長い、と言うか長過ぎる射精が終わり、カラダの変化もストップした。 乳首への刺激もいつの間にか止まっていて、俺はようやく冷静に自分を見ることができるようになっていた。 「おおお? 俺、すんげぇ筋肉マッチョになっちまった! こ、こんな事まじあり得ねぇ……」 ボディビルダーのような肉体美だ。逆三角形の上半身にはカットの鋭い筋肉がひしめき合っているし、 引き締まった腰の下もバッキバキに太くなった太ももが力強く大地を踏みしめている。 こんなカラダになってしまった原因として思い当たるのは一つしかない。 そう、くっついたまま外れなかったメンズブラだ。 今も外れてくれない。パンパンに盛り上がる大胸筋にピタッと貼り付き外れようとしない。 膨張した筋肉に沿ってピタリと密着するメンズブラ。 伸縮性が高いのだろう。少しもきつくなった感じはしない。 外せない事は大問題には違いないが、射精もマッチョ化もとにかく一段落ついたんだろう、と安堵した。 しかし、俺の予想を裏切って「次なる」変化が始まった。


More Creators