東城によって俺が魔竜人へと生まれ変わってから隣に住む仮島先輩も魔竜人になってもらった。 その間に行った事はと言うと、もちろん仮島先輩に与えるための新しい「種」づくり、になる。 「種」づくりは交尾と呼び、快感物質を摂取する「食事」や単に快楽を味わうだけのセックスとは異なる。 互いにタマ(睾丸)を複製し、互いのスリットの奥深くへ送り込む行為だ。 もちろん凄まじい快感に襲われる訳だが先走って絶頂をキメたりはしないように気を付けなくてはならない。 大事な大事な繁殖の元になる「種」をしっかりと産み落とすまではいかに頭ん中が真っ白になっちまうほど気持ち良くなっても、踏みとどまって送り込まれたタマを結び付け、「種」に仕上がるまで正気でいなくてはならない。 そんな「種」づくりの、寄生魔竜人の出産とも言うべきシーンを見てもらいたい。 見ればお前だって俺たちの「種」が欲しくなるだろ? っはは、いや、「種」を目の当たりにすれば〇〇的に取り込みたくなっちまうんだから交尾を見せる必要は無いんだけどな。 平たく言うとお披露目したいってな俺の自己満足ってやつだ。 ********* 11魔竜人の交尾と寄生対象の選び方 仮島先輩に「種」をプレゼントする前、俺は無性に交尾がしたくなった。 「食事」のセックスじゃない。人間で言う「子作り」をしたくなったんだ。 どうやるのかは分かっている。 他の魔竜人のタマ(睾丸)を体内に取り込み、俺が複製したタマと組ませてやれば新しい魔竜人を生み出せる新たな「種」が、 人間に寄生できるディルドのカタチをした繁殖用の「種」が産み出せる。 まだ朝だったが東城に連絡した。 待ってましたと言わんばかりに東城はやって来た。 「初めての種づくり相手が俺とだなんて光栄だぜ」 最初からそのつもりだったんだろ?、と思ったが口にはしない。見透かした物言いで気分が萎えられたら困るしな。 「お前の初めての交尾相手は弟くんと?」 「いいや。吾門じゃなくて吾門の担任の先生とだ」 「先生? その先生も近所に住んでんのか?」 「吾門が通っている高校は双星村じゃなくて隣りの街だ。だから先生もそっちに住んでいるんじゃないか? 詳しく聞いた訳じゃないけどな」 「ふぅん。――ま、いっか」 疼きまくっている股間を慰め、新たな「種」を早く作りたい。産み出してやりたい。大事な大事な俺たちの「種」を。 俺と東城は擬態を解き、メキメキ身体をサイズアップさせ魔竜人の姿に戻る。 この変身がまたさぁ、すんげぇ気持ち良いんだ。中身が一度ドロドロに破壊され再び構築されて行く感覚は、射精とも異なる性的な快感を俺に味わわせてくれる。 「ふぅ……」 ひと息ついたら東城が俺のマズルをこじ開け舌を絡めてきた。 「んっ……、あふ……、ぅ、ぐ……、東城、お前さ、コレ、好きだよな?」 絡めた舌を解いて東城のくぼんだ目をじっと見た。 「っへへ、好きなヤツとはキスしたくなるじゃん」 「おま、恥ずかしげもなくよく言うよ」 他の魔竜人にも同じように言ってるくせに、よく言うよな。 「いいじゃん。それとも亮真ってキスされんのが嫌なタイプか?」 「それは……、嫌いじゃない……、けど」 「なんだ、スピードアップの催促だったか? んじゃぁ遠慮なく、っと――」 「ぬほぉぉ!」 東城はすっとしゃがんだかと思うと俺の下腹部から股間にかけてをレロレロ舐めだした。 すると、気持ち良くなった俺の縦割れスリットが二枚貝みたいにグパァと開き、肉ひだの奥からズビュル! とペニスを吐き出す。 勃起してメリメリとデカくなる俺の棘付きペニスをマズルの深い所まで含んだ東城はペニスのすぐ下でヒクつくスリットの残り部分をじぃっと見つめ、深く息を吸い込んだ。 「うへぇ~、マジ良い匂い~! お前のマンコが完熟したってのがニオイからでもハッキリしているぜ~」 「と、東城からもしてんじゃん……。お、俺だけじゃない、だろ、う、うぅ……」 「おほ! 匂いを嗅がれただけでこんなに汁をこぼしやがって! エロいスリットマンコだよなぁ」 「う、うるさいなっ! 早くお前のタマを寄越せよ!」 「分かってるって! 亮真はせっかちだな~」 東城に見つめられた俺のスリットの最深部では引き込まれて外部からは見えない二つのタマ同士がグチュグチュ〇〇合い、貪り合ってから新たな分身を「二つ」作り出す。 そして、出来上がった一つをペニスの根元へ、もう一つをスリットの奥で待機させたらあとは東城からのタマを待つだけ。 立ち上がった東城の股間に俺のペニスを押し上げヌリュッ、ヌリュッ! と舐めるように撫でつけてやると、東城のソコも俺と同じようにメリメリ縦に裂け、中心よりもやや上から極太の竜ペニスをズブズブ押し出してくる。 「んぐ、あ、ああ、たまんねぇ……、チンポを出しただけでトんじまいそう」 「分かるけど、まだイクなよ? 俺はもう『用意』できてんだからな?」 「早ぇな。んじゃぁ俺も大至急――んお゛お゛っ!?」 さっきのお返しとばかりに俺は東城の棘ペニスを握りながらもう一方の手で東城のスリットに中指を挿しこみ、クチュクチュぬぷぬぷ責めてやった。 「ぐぅっ! あっ! あっ! 待てよぉ! や、ばぃっ! んなコト、されたらっ! タマの用意が! んくぅぅっ!」 「それぐらい感じながらでも出来るだろぅ? てか、さっき俺のスリットを嗅いだりしてふざけた罰だ」 「だ、ダメだって! マジ、イクって! うあ゛あぁ!」 「え? マジで、もう? 東城って早漏だっけ? ん~、だったらコッチを責めるとするか」 スリットから中指を引き抜き今度は東城の尻穴にズップリ飲み込ませてやった。 「んごほぉぉ! ぐひぃ! ちょっ! ソッチも! ケツもダメだってぇ! 気持ち良過ぎて! し、集中できねぇって! タマの用意どころじゃ! んな! なくなるって!」 「むむ? しょうがないなぁ。ほんと、東城ってば感じやすいよな?」 「はぁっ! はぁ、はぁ、っふ、まぁじでヤバかった……。あと少しでイクところだった……、んはぁ、はぁ……」 黒い鱗にまで汗を噴き出しているのを目にすると、東城ってば本当にイキかけてたんだと理解できる。 イけばタマ(遺伝子の複製)が後回しになってしまうので仕返しはこれぐらいで我慢。俺の「用意」が無駄になっては元も子もない。 「それじゃ改めて、東城、お前のタマを俺に」 「ああ。沢村のタマも俺に流し込んでくれ」 東城の荒い息遣いが落ち着いた頃、俺と東城は強く抱き合い股間同士を結びつけた。 俺のペニスが東城に、東城のペニスが俺のスリットの奥へズブブと潜り込む。 「ああ、……も、う、……」 東城に挿入したチンポが快感でとろけそう。俺のスリットの奥が東城のモノで掻き混ぜられている……、頭の中が痺れて全身がチンポになっちまったみたいにキモチイイ。 抱きしめる腕に力が入る。 自分の快感を相手に知らしめるように股間をぶつけ合う。下腹部からグッチュ、ズッチュと卑猥な音が鳴り響く。 交尾がこれほど気持ちイイなんて、と魔竜人になれた嬉しさと共に噛み締めたらカラダが思い切り、思いのほか大きく「ビクンッ!」と跳ね上がった。 「ん゛ぉ! 出るっ! イグゥッ! 俺の遺伝子が! 俺のタマがぁ! も、もうっ! 出ちまうぅぅっ!」 「はは、早いのは俺じゃなくて亮真の方じゃん! でも、イイぜぇ……、亮真のタマ、俺のマンコでしっかり受け止めてやる!」 縋るように東城に抱きつき腰をグッと前に押し出す。 すると、俺のペニスの根元から尿道をゴリゴリ押し広げて複製した種がせぐり上がる! 「イ、ギヒィ、イ゛ィ……、イグ! イグイグイグーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッ!」 強烈な射精感を伴って俺のタマが、複製された二つの内の一つが東城のスリットに流し込まれる! 「俺も! 俺、も、ううっ! 出るっ! 出すぞ! うごあ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーーーーーーーっ! ほとんど同時に東城も、俺の中でチンポを歪に膨らませてタマの一つを放出した。 受け取った東城のタマが俺のスリットの奥に控えている残りの一つに向かっていく。 複製されたタマ同士が二重連星のように互いを引き寄せ、ぐるぐる回りながらドロドロと混ざり合い、互いを〇〇合うように一つに融け合い、そしてまたビクビク震えては二つに分裂して、を何度か繰り返す。 やがて結合のダンスを終えたタマは周囲に外殻を形成して人間のチンポに似たモノへ、アダルトグッズの一つであるディルドと称される性玩具に似ていながら他の生物に寄生が可能な繁殖の「種」へと完成する。 東城から密着させていた股間をチンポごと引き剥がす。 ヌチャァと何本もの粘液がねっとりと糸を引き、U字にたわんで床に垂れ落ちる。 「うを!? んぐぅっ! 出るっ! も゛う゛っ!」 メ゛リメ゛リィ、グブ、ブジュッ! と俺のスリットの奥から生まれたての「種」が吐き出された。 それは鮮やかな緑色。透き通る緑色のガラスのよう。ぬめる体液をまとうチンポのカタチの「種」。 とても愛おしく誇らしい、初めて産まれた俺の「種」 人間に寄生すれば緑の外皮を持つであろう大事な大事な繁殖の種子―― 「ごふあっ! お、れもぉぉーーーっ!」 グプシュ! バジュゥ! と東城のスリットマンコからも「種」が飛び出て来た。 俺のモノとは違って濃い黄色。透明なハニーイエローのディルドだった。 ◇ 「交尾」だけで終われる訳がない。「食事」のセックスはもちろん、快楽を感じるためだけのセックスまで東城と楽しむ。 俺は結局、魔竜人での食事を二回。そのあと余韻の火照りを燻ぶらせたままカラダの大部分をヒトに擬態して東城のアナルを責め、 東城からはマンコにした股間でチンポを奥深くでもってしっかりとしゃぶり抜いて精液を幾度も噴かせてやった。 部屋中に俺たちがぶっ放した精液、体液、粘液が飛んで、ドロッドロのぐっちゃぐちゃの悲惨な状態になってはいるが、魔竜人の「魔力」で全部回収してやれば元通り。 お世辞にもキレイ、とは言えないが適当に整理された俺の部屋が再現される。 「咽喉が乾いたぜ~。なぁ亮真ぁ、なんかドリンク欲しいんだけど~」 「食事」によって満腹にはなっているけど寄生している宿主のカラダにも栄養や水分は与えなければならない。 もちろん魔竜人の「食事」さえ摂っていればどちらも飢えて死ぬことはないのだが、ヒトに擬態している時のパフォーマンスに影響が出てしまう。 「プロテインコーラと獣健美茶とどっちがいい?」 「ん~、プロテインコーラがいい」 冷蔵庫から取り出したペットボトルのプロテインコーラを東城に渡す。 俺は獣健美茶にしておこう。 一気に飲み干し「ぶはぁ」と息を吐く。東城は盛大なげっぷをしやがった。 「――さて、と。俺はそろそろ引き上げるとするか。って、その前に」 「うん?」 東城は自分の、ではなく俺が産んだ緑色のディルド、俺の「種」をじっと見た。 「もう与える相手とか決めてる?」 「一応な」 ニマっと笑う東城が膝を送って俺の側に寄って来た。 「誰だ~? どこのどいつだぁ~? 考えるまでも無く俺の子でもある訳だし~、ちょっとくらい聞かせてくんない~?」 「ちょ、そんな寄ってくんなって」 肩にもたれて前のめりになっている東城を軽く押し戻し、ペットボトルの中身を飲もうとして傾けたものの空っぽだったことに気付く。 「――このアパートの住民。今まで気にしてなかったけどここに住んでいる男たちって結構粒ぞろいなんだぜ?」 「そういや学生専用だったよな? そんなに優秀だったのか」 「ああ。隣の仮島先輩は元水泳部だからかタッパも体格もバッチリだし、端に住んでいる一年も現役柔道部員ですんげぇ美味そうな肉付きだ」 「ええ~? 超イイじゃん」 「その二人だけじゃなくてさ、他の奴らも寄生し応えありそうな男ばっか」 「ますます良いな! それほどの優良物件だったのか」 「その通り。なので、まずはこのアパートの男たちに与えてやろうと考えてる。なので、東城。明日も俺と子づくり、種づくりをしような?」 空のペットボトルを流し台横のゴミ箱に投げる。狙わなくたって吸い込まれるようにストンと成功。 「ははっ! 任せてくれ! 数が揃うまで毎日ヤってやるぜ! ……となると、俺の方もそれなりに出来上がっちまう訳だが……」 「東城にもアテくらいあるんだろ?」 「ん~……、実は……」 「ないのか?」 東城は頭を左右に振った。 「実はさ、俺が産んだ種を欲しいって言ってるヒトがいてさ」 「欲しいヒトって?」 俺が黙って首をかしげていると、東城がここだけの話しなんだが、と声を潜めた。いや、最初から結界を張ってあるし部屋でいくら叫んでも暴れても周りには伝わらなくなってんだけどな。 言わなくたって東城も知っている筈なのに。 「弟のほら、担任の先生がさ――」 「お前と初交尾をした高校の先生だっけ?」 その前に、弟くんに「種」を寄生させ魔竜人にしてくれた男だったっけ。 「そう。その先生が欲しいって言っててさ。約束しちまったから渡そうかと思って」 「なるほどな。約束したんなら仕方がないか」 「全部、って訳じゃないが結構待たせてるんでなぁ。だから半分くらいは先生にお渡しするつもりだ」 「どうしてお前が産んだ種まで欲しがるんだろうな?」 自分でも産み出せるのに。 ていうか、俺ら魔竜人はそれぞれ独立して人間たちに「種」を寄生させテリトリーを拡げて行くんじゃねぇの? 食欲を満たすためのゆるっとした連携やまとまりはあるにせよ、基本は個人プレーが主なんだろ? と、脳内に流れ込んで定着した知識がやんわり反発するものの東城にも東城の立場や思惑があるのだろう。 「そう苦い顔をすんなって。きっと大丈夫だから。先生は別に俺たちに不利益な事はしねぇって。何つったって先生がいなかったらそもそも俺も、亮真も、吾門もみんな魔竜人にはなれなかったんだし」 「え? マジで?」 「ああ。俺たちすべての産みの親である先生、『松宮 黒夢(まつみや くろむ)』先生のお陰なんだ」