熱体夜2
Added 2018-07-30 14:33:26 +0000 UTC2黒色リング 公介の隣に座った勝がリモコンを取っておもむろにテレビを点けた。 冷たいウーロン茶を口にしながら視線を斜め下にすれば、勝のデカいイチモツが目に入る。 ――やはり大きい。 逞しい太ももの奥からずっしりと重量感豊かな太い肉の棒が陰毛の繁みから「のそり」と突き出し、 ミミズのように太い血管を這い巡らせながら斜め下方向にぶら下がっている。 ――よく見たらチンポだけじゃねえ、タマも巨大だ。こんだけ巨根だと精力も凄そうだよな……。 さすがに男同士とは言えチンポばかり見てたら変に思われるんじゃないか、と気づき、これ以上は見るまいと「無理矢理」顔を上げる。 視界に入ったテレビ画面には数人の女性タレントが好みの男性を「この中から選んで」トークすると言うバラエティ番組だった。 現れた男性は皆イケメンと呼ばれる顔立ちをしており、女性タレントは登場するたびに黄色い声を上げて喜んでいる。 『皆さん全員とってもカッコイイので、一人だけ選ぶのって難しいですね~』 そんな女性タレントの声を聞くと、男性たちは女性タレントの前で一斉に服を脱ぎ、ビキニパンツ一枚だけの姿になった。 キャーと嬌声を上げ顔を手で覆いつつもしっかりと指の隙間から「ガン見」する女性タレントたち。 司会者が『誰に決めましたか?』とマイクを向けて尋ねると、ほとんどの女性タレントが一番筋肉質でマッチョの男性を選んでいた。 「――やっぱり女はマッチョなカラダの方が好きなんだな~。俺ももう少し筋肉ついてたら良いんだけど」 呟く公介はチラッと勝を見てからこう続けた。 聞いている勝は表情を変えずに番組を眺めている。 公介の呟く声が届いている筈だが勝はテレビを見ると言うよりも、他の何かを考えていて「心ここにあらず」、と言う様子にも見える。 「て、言うかさ、勝もマッチョだからモテるだろ? 選ばれてたアイツより凄ぇカラダしてるし」 女性タレントから一番多くの支持を得た筋肉質な男性が、はにかみながら司会者の質問に答えている場面を公介は指さした。 「……そういうもんか? マッチョだとモテるのか?」 自分に向けられた質問だと把握するまで微妙な間はあったが、勝は今度はしっかりと公介の声に反応した。 「そりゃそうだろう。勝が羨ましいぜ。そんなカッコいいガタイしててよ」 「公介も俺のカラダは羨ましく見えるのか?」 「ああ。そんだけ筋肉が付いてりゃモテるし、自慢できるし。俺もそんな風になりたいもんだ」 勝が公介の方に向きウーロン茶のグラスをテーブルに置いた。 公介を見る瞳には熱を帯びた力が籠っている。 「俺みたいになるのは不可能じゃないぞ?」 「そりゃ不可能じゃないかも知れないが、簡単になれる訳ないじゃん。それだけ筋肉付けようと思ったら どれほど鍛えなきゃいけないか見当もつかねぇよ」 「いや、公介も簡単に俺と『同じカラダ』になる方法が、ある」 「だから時間と労力をかければ、の話だろ? 俺、ジムに通う金なんか無ぇし」 「いや、そうじゃない。時間も労力も金も、鍛える必要も無く、だ」 「んなのある訳………………」 テレビをオフにした勝は公介に向かって大きく肯いた。 「マジで? まさか……そんな方法が、……ある、のか?」 「ああ」 「公介が本気で俺のようなカラダになりたいって言うのなら――」 「そこまで言われたら聞きたいぜ。俺はマジでお前みたいなカラダに憧れてるからなぁ」 サッとソファから立ち上がった勝はクローゼットの中から5つのリングを取り出した。 直径10cm程の、黒くツヤのある黒曜石で作られたかのようなリングである。 「こいつを着けるんだ」 「これ? このブレスレットみたいなのを、か?」 「ああ。服の上からじゃ無く素肌に直説着けて欲しい」 勝の真剣な表情に気圧された公介は、言われた通り腕や足をリングを通した。 サイズが大きいため滑り落ちそうなリングを気にしていると、「勝手に調節するから放っておいて構わない」と勝が言う。 ブレスレットが勝手にサイズ調節するなんて聞いた事が無い、と不思議に思う間に右手首のリングが シュッと縮んで手首を締め付けた。 「はい!?」 驚く公介の左手首もリングが小さくなってピタッと締まる。 「おお!? ど、どうなってやがるんだ?」 右足首、そして左足首もギュッ、と締め付ける黒いリング。 リングのサイズがジャストフィットすると、じわじわと公介のカラダは熱を帯び、少しづつ暑さを覚え始めた。 「せっかくシャワーで汗を流したってのに、また汗ばんできた……」 「また入ったらいいさ。気にすることは無い」 「まぁ、そうかも知れないけど……」 「で、最後に残ったコイツだが――」 勝が5個目のリングを手に唇をベロリと舐めた。 「俺と同じようなカラダになりたいって言うんならココも、だよなぁ?」 先ほどまでだらんと下を向いていた勝のペニスが、グググと鎌首を揺らめかせ少しづつ上を向き始めていた。 「ち、チンポは別に、そこまで大きくなくたって――」 「いや。俺と同じカラダを求めるのであればチンポも俺みたいなサイズになってないとな」 最後のリングをチンポに装着するのか? と公介は危惧したが、勝はリングを両手で引っ張って直径を 大きく広げると、素早く公介の頭から首へと通してしまった。 ――シュッ! ギュギュム。 「はわ! く、首が!?」 リングがたちまち縮んで首周りをピタッと締め付けた。しかし、息苦しさは一切ない。 思わず緩めようとしてリングを掴んだものの、皮膚とリングが密着して隙間がなくリングは一切動かすことができない。 「しばらくは外れないから諦めるんだ」 「息が出来なくなるかと焦ったぜ。……一体コイツは何なんだよ? 着けたらさっきより暑さが増してる気がするんだが」 「そうだろうな。コイツは公介を覚醒させようとしているんだ。 ハードなトレーニングなど一切必要としないまま公介を俺みたいな淫乱ボディに変える、とても便利な道具なんだ……」 余裕で臍を超え胸に届く大きさにまでペニスを勃起させた勝がニィィと微笑んだ。 「ひんっ!?」 「始まったか」 暑さ以外の異様な感覚に公介は思わず勝に顔を向けた。 しかし、顔は向けられるものの手足は動かすことが出来ない。 逆に公介の意に反して両手、両足がビシッとまっすぐに伸び、直立不動の人形のようにしてしまう。 「えっ!? な、何これ? どうして動かせないんだ?」