聖夜のマッチョパーティ 14
Added 2019-02-11 07:21:44 +0000 UTC14互いのフィーリング 舞台も設置された宴会場の大ホールには4つの大型テーブルが据えられ、そのテーブルの両サイドに5個ずつイスが並んでいる。 舞台に向かって右は赤色。左側は青と色分けされていた。 俺はクジの抽選通りD組のテーブルに行き、スタッフの指示通り席に座った。 「トウガ様はD-赤1にお座り下さい」 40人全員が着席すると、舞台に金色のビキニに蝶ネクタイのマッチョスタッフが現われ、マイクを握った。 『お待たせいたしました! これより特別企画【フィーリングマッチョ5対5】を開始します! ワタクシ、総合司会をさせて頂きます、ロイと申します! どうぞよろしくお願いいたします!』 見た瞬間ハーフっぽいな、と思ったけどやっぱりそうだったんだ。 目や鼻の彫りが深い。けど、とてもイケメンな司会者だ。 『では、早速ゲームに移りましょう! まずは、トークでフィーリング! こちらに映像が出ますので、それをテーマに自己紹介も兼ねてアピールしてみて下さい!』 司会者の背後の白い壁面にアナルオナニーに耽る司会者の映像が映し出された。 「ぶふぉっ!!」 いきなり下ネタかよ! つうか、これ誰の考えたテーマだよ! 「では、赤の1番の方からどうぞ」 そばに控えていたスタッフに告げられた。 「え? どうぞ、って言われても……」 会場中に響く司会者の喘ぎとグチュグチュと鳴るケツマンコの淫らな響き。 嫌でもチンポが反応してしまう! 「あ、ええと、トウガと言います。もうすぐ21になりますけど、まだ二十歳です。その、すごく激しいアナニーですよね? カラダもカッコイイし、と、とてもエロくて良いな、と思いました……」 こんなんでいいのか? でも、これ以外に何を言えばいいのか分からない! 向かい側の青い席に座っている人や横に並んで座る人たちの視線が痛い。と言うか熱い。 「続きまして赤の2番のかた、どうぞ!」 隣に座っていた赤い髪の人だ。肌も赤銅色で夏の海が似合いそう。引き締まった腰と逆三の上半身がかっこいい。 「ダイゴって言います。歳は23。アナルで感じるようになったのは18からっす。俺も普段はこんくらい喘ぐ感じでシコってます」 「では、赤の3番さん、お願いします!」 「ども、ケントっす。年齢は25です。俺もケツ受けができるようになったのは18ぐらいから、かな。ただ、 正直言ってそこまで気持ちいいと思った経験はあんま無いっす」 眼鏡が似合うマッチョリーマンって印象のケントさん。口調もどこか堅さを感じるけど股間は痛いほど勃起してるんで、ギャップ萌えしそう。 「それじゃぁ赤の4番さん!」 「どもども! 俺はタカヒロって名前で、歳は22でっす! いきなりアナルオナニーの動画が出てきちゃってビックリしました! って言うか、ケツん中に収まってるディルドがさっきからイイトコ突いてて、超ヤバイんすよね! 俺って割と感じやすいみたいなんで!」 後ろで髪を束ねた優男風の顔立ちに釣り合わないバッキバキの鋭いカットが入りまくる筋肉ボディ。 体脂肪率が極端に低そうな絞り込まれた肉体美からは壮絶な食事制限や厳しい筋トレの日々を彷彿とさせる。 「では、赤の5番さん! どうぞ!」 順に舞台上のアナニー映像を見やりながら自己紹介も兼ねてのケツ事情を語る。 まぁ、俺なんかは一番最初と言う事もあって他の参加者とはややずれた事を口走ってた気もするけど。 『さぁて、お次のテーマはこれ! 思いついた人から回答して下さい!』 舞台上のアナニー映像が消え、代わりに公園を歩く男二人の後ろ姿。そして文章が重ねて表示された。 ―今夜、お前の部屋に泊まってもいいかな?― 「はい! では青の3番さん!」 挙手した人物は確か、名前はエイジさん、だったな。 「この画像の2人の関係はきっとすでにラブラブな状態なんだと思うんです。 なので俺がもしこんな風に誘われたなら喜んでOKの意味を込めてキスを返すと思います」 へへ、と照れながら席に座るエイジさん。27歳と言う年齢が嘘のような童顔ながらガチッとしたマッスルボディの持ち主が、頬を赤くしながら俺を見る。 つられて思わず俺も照れてしまう。 「おっと、じゃぁ、次は青の2番のかた!」 エイジさんの右隣りの男が手を上げていた。 「俺はこの画像と文章を見て、まだ2人は恋人にはまだなっていなくて、相手の気持ちを探ろうとしての発言じゃないか、と受け止めましたね」 ああ、そういう見方もあるな、と思わずうなずいた。 チャラそうな金の短髪マッチョの彼は、ヒロキと名乗っていた。 「そう言う視点で考えた場合、尋ねている男はかなり切羽詰まった状態なんじゃないかな、って。ここで自分とカラダでの関係を築いておかないと、相手が去って行くのを黙って見ているだけ、みたいな展開がこの先に待ってるんじゃないかってイメージしました」 もしかして、ヒロキさんはそんな感情を抱いた経験があったんじゃないんだろうか? 何だか真に迫っている意見だった。 こうしてお題画像のテーマに沿った発言を更に2問重ねてから一回目のフィーリングチェックと言う事で、 誰がこの中で気になっているかを全員が手元のボタンを押し、テーブルの卓上に「→」を表示させる場面になった。 「さぁ! 誰が一番気になったか? ボタンを押してください!」 俺もテーブルの縁にくっついているボタンの中から番号を押す。 見た目と聞いた発言の内容から、俺は「青の2番」を選択した。 「おお! 出ました! 皆さんの現在の気持ちは!?」 「うわ!?」 思わず声が出てしまった。 俺以外の9人全員の「→」の向かった先、それは俺だったからだ。 一本だけ別方向。つまり俺から伸びる「→」だけ青の2番のヒロキさんに伸びている。 「は、はは、ええと、こう言うのも有り、なんだ?」 全員が俺狙い、って知って嬉しいと言うよりも面映ゆい。マジ照れるって。 何だか目のやり場に困って舞台上を見たら、他の組のフィーリングチェックが表示されていた。 和彦さんが居るA組の結果は、見事に和彦さん以外の全員が和彦さんに「→」を送っている。 B組、亮一さんのところも亮一さんの一人勝ち。 そして、きょうちゃんが入っているC組の方も、A、Bと同じく一人だけが票を集めていた。 その一人とは勿論「きょうちゃん」その人である。 3人とも顔とカラダがイケてるから納得できる。むしろ俺はなんでだ? カラダは確かにメガマッチョと言えるけど、 顔面はさほどイケてないんだけど。 今まで発言した内容だって、大した事は言っていないし。 「いやはや! 凄いです! 赤の1番さんが独占しているじゃありませんか!」 「きょ、恐縮っす……」 「さて、ここからはテーマトークではなくフリーで発言して頂くコーナーになります! 質問のある人は挙手の後、誰に対しての質問かを指名してからお願いします!」 こっから俺はしばらく質問攻めに遭った。 「はい! 赤の1番のトウガさんに質問っす! トウガさんはどうして青の2番の方を選択されたんですか?」 見た目もカッコイイ上に発言が印象に残ったから、と答える。 「赤の1番さんに俺も良いですか? どうやってその素晴らしい筋肉を手に入れられましたか?」 地道に筋トレしていたらこうなっていました、と無難な答えを述べる。本当はドリンク剤で、なんて言えないし、 言ってはいけない約束だ。 「赤の1番さんにお聞きしたいんですが、今まで何人くらいの人とお付き合いしてこられました?」 「俺も赤の1番の方に質問なんですが、顔と体だったらどっちを重視します? 割合でも結構ですんで!」 「赤の一番さんへ質問です――」 「赤の一番さんに聞いてみたいんだけど――」 「赤の一番さん――」 「赤の一番へ――」 「赤の一番の――」 あまりにも質問が俺に集中するのでスタッフが制止した。 「ストーップ! 皆さんストップです! 時間にも限りがありますので次のコーナーに参ります!」 止めてくれてスタッフさんに感謝。これじゃまるで俺に対するインタビューか記者会見じゃないか。 『お次は[ドヤ顔ポーズでフィーリング!]のコーナーです! 皆さんそれぞれ一番自信のあるポーズを取って、 他の方々に魅力をアピールしちゃってください!』 総合司会のロイがそう言って、「サイドチェスト」のポーズを取った。 「まずは赤の一番、トウガさんから、と言いたい所ですが、先ほど質問の集中砲火がございましたので、順番を逆に、青の5番の方からお願いしたいと思います!」 席を立ってくるっと背を向け、背筋に力を込めた。 ぐぐぐ、と盛り上がって背中が甲羅みたいに膨れ上がった。ポージング名では「ラット・スプレッド」になる。 「俺の自慢はこの背筋っす!」顔だけ振り向きながら微笑む青の5番は、浅黒い肌と2m近い身長を持つバルカと言う人だ。 名前と顔から見てインド系のハーフだろう。 次に青の4番、ショウマと言う男が立った。 彼は腕を広げてからグッと体幹に引きつけるポーズを取った。「フロント・ダブル・バイセップス」のポーズに近い。 彼は腕の筋肉が一番自信があると言う事だろう。 実際、ボッコリと盛り上がる上腕二頭筋の力こぶがとても大きく立派だった。 「ありがとうございます! それでは青の3番、コウセイさん、どうぞ!」 ゆっくりと立ち上がった青の3番の男は、ほとんど表情を変えること無く腹筋を強調するポーズを取った。 「アブドミナル&サイ」の「アブドミナル」オンリー版だ。 「トウガさんに比べたらまだまだ甘い仕上がりですけど、一応俺の『売り』になっている部位です」 表情は変わらずとも腹筋には相当力が入っているんだろう。バッキバキに割れて隆起するシックスパックは ビキビキと音でも聞こえそうな勢いでパンプアップしている。 「それでは青の2番さん! よろしくお願いします!」 チャラ金短髪のヒロキさんだ。 「俺も、トウガさんを前にして自慢なんて恥ずかしいんすけど」と前置きした上で腰に手を当て上半身全体にグッと力を行き渡らせる。 すると、僧帽筋や大胸筋がメリメリと隆起し大きくバルクアップした。マッチョで逞しいだけじゃなくバランスの取れた筋肉の発達ぶりが爽やかな印象を与える。 この後、青の1番の方がポーズを決め、そして赤の列に移って青と同じく赤の5番の男からポーズをして行く。 最後に俺、赤の1番「トウガ」が立ち上がってうろ覚えのポーズを何とかやって見せた。 「うわ……すっげ、半端ねぇ……」 「ここまでの人、今まで見た事ない」 「筋トレは普通っぽいのにどうして差がここまで出るんだ?」 「か、カッコ良ぃ~」 誰とも目が合わないよう、天井を斜めに見上げるような恰好でポーズを取る。軽く筋肉を意識して力を入れてみると 自分でも分かるくらい「メリメリ」と膨張した。 ……これ、本気で力を漲らせてみたらどれほどパンプアップしていくのだろうか? 『アメージングボディ』に加えて『パッションミルク』の効果が重なって、さらにマッチョ度合いが大きくなっちまったようだ。 「それにしても、チンポが、えげつないデカさだ……」 「ああ。このカラダにしてこのサイズあり、だよなぁ」 「あんなデカマラでぶち込まれたらケツが壊れそうだ。だけど、試してみてぇ!」 そんな声まで聞こえてくる。 ハッと気づいて股間に視線を送れば、図らずも勃起してカリの段差まで見せつけるほどにビルパンを突き上げている我がイチモツ。 「うわわ! こ、ここまで勃っていたなんて!」 すぐに座って股間を鎮めようとしたが、中々収まってはくれない。 スタッフも蝶ネクタイをゴクリと動かし俺の股間を注視している。 「――あ、ええと、凄いモノを拝見してしまいましたが、それでは次のコーナーへと参りましょう。 題して! [カラダの一部でフィーリングチェック]!」