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鷹取リュウゴ
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コントラディクション・グロウアップ 5

5ジャイアント・コック・コミュニティ      「――入るか?」  「ああ、何とか」  「俺もキツイっちゃキツイけど入った」  「まぁ、大丈夫だろうけど派手に動いたらダメだろうな」 俺が巨根マッチョになって二日後の会話だ。 必要な枚数以上に、多めに下着やシャツを買い出しに行ってもらってたのが良かった。 そうでなければ3人とも自宅へ戻れないままだっただろう。 通販、と言う手もあるけど翌配エリアでは無いから最低でも丸一日は閉じこもる羽目になる所だったのだ。  昨日、つまり巨根マッチョになった次の日、大悟と健と蒼汰には俺の部屋まで来てもらった。 一斉に到着した訳でないのだけど、部屋に入って俺を見るなり絶句、絶句、絶句。3人とも同じ反応だったのが何だか愉快だった。 俺の股間(と言うか異形とも言うべき巨大なイチモツ)を見、筋肉と言う筋肉が逞しく隆起したマッチョな肉体を見、 そしてもう一度、視線は体幹を護る盾のように聳えた重量感ある男性器へと向かう。 「本物か?」と全員が聞いた。 「勿論本物だ。触ってみろよ」 恐る恐る触る手を掴んで大胸筋や腹筋、そしてチンポを触れさせてやる。 「!!っ」 体温の温もりと確かな肉の「密度」を感じ取った3人は、改めて大きく息を吐き、「マジかよ……」と呟く。 「アレか? 俺が渡した薬の効果か?」 大悟の問いに「そうだ」と答える。 「あのクスリでそこまで? 自分で追加購入でもしたのか?」と健が訝るから 「いや? もらった分だけしか取り込んでない」と正直に答える。 「困ってる、って感じじゃないね? なんか、前の礼司よりも堂々としてるって言うか、男っぽくなった」 「はは、ありがとう蒼汰。でも自分でもそう思うんだ。自信が付いたんだろうなぁ。ここまでチンポもガタイも立派になりゃ、あとは怖いモンなんか無いぜ、って」 俺は3人の前で裸体を晒し、じっくりと拝ませてやった。 じきに、3人とも「勃起」しているのが見て取れたが俺のフェロモンに中てられたのかも知れないな。 「だが、一つだけ困った事があってな」 「服か?」 健がすかさずツッコむ。 「その通りなんだ。何せいきなりこの体格になっちまったもんでさ、着られる服がゼロになっちまった。 近所に買い出しにも出られないんだよ。だから悪ぃ! ジャンボサイズの服を扱ってるお店で下着やシャツを何枚か見繕って来て欲しいんだ。 お金はちゃんと払うからさ」 XLサイズでも無理だろう。トリプルXぐらいのサイズじゃないとダメじゃなかろうか。 「靴もいるよな?」股間をじろじろ眺めていた蒼汰がパっと顔を上げた。 「あ、そうだな。靴もか」 身長が伸びて2mくらいになっているため今までの靴も履けなくなった。 「31cmの靴を探してくれないか? 頼む!」 蒼汰がシューズショップまで走ってくれる事になった。 「知ってる農業ショップにデカ足サイズの靴もあったな。ダサいけど文句言うなよ?」 大悟に依頼する用件は無い。 しかし、せっかく来てもらったのに何もせず帰ってもらうなんて「無しよりの無し」だ。 健と蒼汰が買い出しのため部屋から出て行った。 俺と大悟の二人きりだ。 気まずくなる前に俺から口を開いた。 俺のカラダがどんな風に変わっていったのかをできるだけ順序立てて説明する。 時々挿し込まれる質問にも丁寧に答えた。 「でさ、大悟もあの薬を使って俺みたいにならないか?」 「!! いや、つうかぁ? 俺は一応今のサイズで十分満足してる訳。18cmのチンポでいい」 「そう言う割に大悟のソコ、勃起しまくってんじゃん。俺に欲情してる証拠だ」 「わっ! ま、マジか!? …………マジ、勃起してんのかよ……」 「俺が言うのも何だけど、このカラダ、メチャクチャエロいし気持ちいいんだぜ? チンポがデカイぶん何度でも射精できるし。 それに何時間オナっても疲れないんだ」 「凄ぇな。それって」 俺はゆるゆるとデカマラを撫でつけていたのだが、ふと思い付いて大悟にやらせてみた。 「あ、あったけぇ……それと、ボリューム感が半端ねぇな……」 真面目な顔で俺の竿をなぞり、カリのエラや血管の凹凸を手で味わう。それが気持ち良くてたまらず「最大」にまでチンポを巨大化させた。 「うお!? こ、ここまでデカくなるのか!」 「まぁな。これが俺が勃起時のサイズになる。およそ120cmあると思うぜ?」 「スゲェ~」 驚きつつも触れる手を離さない。思った通りだ。この巨大なチンポに嫌悪感は無いのだろう。 なら次の段階だ。 改めて俺のデカマラに触れ、好奇心を満足させてしまえば後は大悟の中に眠っていた、いや、隠れていた「炎」をじっくりと自覚させてやるだけだ。 「普通のオナニーじゃ味わえないほど気持ちイイ」 もう一つ。 「体力精力段違いだから何発抜いても無理じゃない。しかもいつも最高に気持ちイイ」 「精液ドバドバ大量に出すのは最高だぞ? お前でさえ俺にほんのりときめいてるくらいだ。女なんかこっちが声を掛けなくても向こうから寄ってくるんじゃね?」 「いや、俺は別にときめいてなんか……」 「勃起?」 「はい。ときめいてます。同じ男なのに。ダチなのに……」 「素直でよろしい。じゃぁ、ご褒美として俺の精液を飲ませてやるよ」 「精液!?」 俺はキッチンからジョッキを持って風呂場に入った。軽くシコって乳首を摘まんでやればすでに満タンのザーメンタンクは呆気なく雄液を放出してくれる。 「ぐ! イグゥッ!」 ドビュ! ゴビュルルッ! ドッビュゥゥーーーーッ! 押し下げてあてがうジョッキはすぐに満杯になる。残りは浴槽にぶち込んでおく。 風呂場の入り口で俺の行為を覗いていた大悟が「うお! スゲェ! めちゃくちゃスゲェ!」と興奮している。 まるで落ちてたエロ本を見つけて騒いでいる中坊みたいな顔になってるぞ。 出来立ての白濁ホットビールを大悟に手渡す。 「ほら、一丁上りだ。美味いから飲んでみろよ」不純物ゼロのオール雄汁100%無濾過製法だ。 荒い息を整えながら勧めれば、眉をひそめながらも大悟はぺろりと俺の精液を舐めて味わった。 「な!? うっま! マジで? これが礼司のザーメンの味?」 「ああ。そうだ。俺も今まで知らなかったんだが、精液って結構イケるのな? 今まで無駄に捨ててしまって損してたぜ」 「美味いよ! マジ美味しい! へぇ~! 礼司のザーメンって超うめぇ~!」 「お口に合ったようで何よりだ。で、もうすぐ健や蒼汰も戻って来るだろうし、俺からくどくどと言うつもりは無い。 ただ、一つ、覚えていて欲しいのは確実に俺みたいになった方が気持ち良くなれる、オナニーだけでも天と地ほど快感のレベルが違う。 ここまでの快感を味わいたいなら俺みたいになる以外選択肢は無い。それだけだ」 まぁ、元々は大悟。お前から渡された薬でここまでエロい肉体になれたんだし。そう言う意味では感謝している。 口に出しては言わないが、ありがとうの気持ちを込めてニッコリと笑顔を向けてやると、大悟は顔を赤くしてゴッ! ゴッ! とジョッキの中身を飲み干した。 少し後に健と蒼汰が買い物を済ませて戻ってきてくれた。 「二人ともありがとうな! マジ助かった~!」これで取りあえず外出可能にはなった。  この日の夜だった。 昼間の内に買って来てもらったゆったり系のハーパンに丈の長いノースリーブパーカーを着てコンビニに行き、 食事とドリンクと、他の客や店員さんの注目をがっちりゲットしてから自宅の部屋に戻ってみれば、玄関には 馴染みの3人の顔が揃っていた。 つい数時間前に帰宅したばかりなのに、また来たんだな、とドアを開け3人を招き入れた。 「悪いけど、ドリンクもメシも自分の分しか買ってないんだよな」 「いや……いい。それより、俺も決意した。あの薬を使ってもっとデカくなってやろうって」 大悟が銀色のシートを俺の前に出した。残っている7つのカプセルが玄関灯に照らされ艶やかに反射した。 「お前らは?」 「俺も大悟と同じだ」 「へへー、俺もだよ」 健も蒼汰もカプセルの入ったシートを俺に見せた。 「話は大悟から聞いた。超気持ちイイんだって? そのデカマラマッスルボディってのは」 「ああ。その通りだ」健の目をしっかり見てからうなずいた。 「俺だけのけ者なんて嫌なんだよねー」 そんな蒼汰には 「んな事する訳ないだろ? 順番が前後する事はあっても蒼汰だけ誘わないような薄情者じゃないぜ? 俺は」 「ま、礼司の事は信用してるからさ。俺が靴を買いに行かず部屋に残っても大悟にしたのと同じような話をしたんだろうな」 「その通りだ」 「薬を摂取してからおよそ6時間でお前みたいになれんだよな? 俺も蒼汰も大悟も親とか兄貴とかがいつ来るか分かんねぇからお前んちを使わせてもらおうと思ってさ。 兄貴にはさっき『ダチとオールで遊ぶことになったから出てくる』と連絡しといた」 俺の部屋まで来た理由は大悟も蒼汰も健と同じだそうだ。 「善は急げ、だ。サクッとチンポにカプセルを入れとこうぜ」 大悟も健も蒼汰もサッと目を合わせて肯き合う。そして、チンポを取り出しカプセルを続々と尿道の奥へ押し込んで行った。 ――以上が昨日までの内容だ。  予備で買ってもらったシャツやパンツに極太の腕と脚を通した 薬の力で俺みたく巨根マッチョになった3人とカラダをくっつけてゴリゴリ扱き合ったり、巨大な亀頭をくっつけて兜合わせを楽しんでいると早くも朝になっていた。 俺にとってはデカくなってから3日目の朝だ。 あまり眠くは無い。だからと言ってナチュラルハイになってるようでも無い。明け方まで散々射精しまくったと言うのに疲れを感じない。 普段通りに目覚めて朝を迎えたような感覚だった。実質二時間も眠っていないのに。 大悟も蒼汰も健もお互いのマッチョなカラダを見せつけ、いきり勃つ巨大チンポを揺らし兆発し合っては「大悟エッロ!」「健のカラダだってヤラシイじゃん」 「蒼汰も見違えたぜ。プロレスラーかよ」などと褒め合いキャッキャウフフしていた。 「デカさに比例して快感もデカくなったのは実感した。疲れも残らないし精液もドバドバ出てくれるし。 ただ、衣服とは別に新しい問題を見つけたんだが」 健が腕を組んで難しい顔をしている。 俺も薄々気づいてはいたが敢えて言わないでおいた部分だろう。 「コレ、勃起しても相手に挿入できないサイズじゃね? ぶち犯したくなっても犯せねぇよな?」 その通り。 どんだけ相手がガバガバでゆるゆるでも勃起したらあり得ないほど巨大な肉の「巨木」と化した、今の俺らのチンポを受け入れ可能な人間など居ないだろう。 「もう一つ問題を見つけてしまった」 大悟が言う。 「出先でうっかり勃起なんてしてみろ? ゆったりしたハーパンでもカーゴパンツでも今の俺らの膨張率には敵わないだろ? それに、密着系のスパッツとかで強く押さえてたって中で亀頭が擦れて気持ち良くなっちまうに違いない」 「あ、それは俺も思った。昨日コンビニに行った時にも意識をチンポに向けないよう随分注意したからなぁ」 「だろ? コンビニレベルでそれなんだから、休みが明けて後期が始まっても大学に行けねぇじゃん」 ここまで話し合っている内に、俺はこのカラダになれたそもそものキッカケ、大悟が最初に俺たちに見せたあのウェブサイトの事を思い出した。 【This is the ultimate penis enlargement method】 「日本語の交流掲示板があっただろ? あそこに質問して知恵を借りてみるってのは?」 「おお! そういやそんな掲示板があったな!」 早速ノートPCを立ち上げ大悟に【This is the ultimate penis enlargement method】から掲示板へと入ってもらった。 質問を書き込んだ。 『勃起するとチンポが大きくなって歩きにくいんですが、皆さんはどのような対策を取っておられますか?』 念のため勃起時と平常時のサイズも添えておいた。 ものの5分でリプが付いた。 『初めましてレイジさん、セイタと言います。良かったら非公開でやり取りさせてもらっていいですか?』 「OKです」と返す。 すると、非公開で対話できる別窓が開き、流れでスマホのアドレスを交換し、続けて番号まで教えていた。 「礼司、いいのか? 変な奴だったらどうすんだよ」 「そん時ゃそん時だ。雰囲気的に大丈夫だと思うけど」 電話が鳴った。発信者はセイタさんだ。 ドキドキしながら通話をオンに切り替えた。 「もしもし? レイジですが」 『もしもし、ジャイアント・コック・コミュのセイタです』 「じ、じゃいあんと? こっくこみゅ?」 『ああ、あの掲示板を中心としてできた巨根の人たちのコミュニティの名前です。略してGCCとも言いますが』 セイタさんの声は少し俺たちよりも大人な印象を受けた。 率直に尋ねてみると、 『私はこの夏で30になります。いよいよ30代になっちまうんだなぁって思うと感慨もひとしおって感じです』 およそ10歳、年上の人だった。 俺は自分たち4人のカラダに起きた事、巨根化やマッチョ化の経緯を説明し、大きくなり過ぎてしまったがゆえの悩み、日常生活における不便さについてどのように対策すべきかを重ねて尋ねた。 信じてもらえただろうか? 『……決してバカにしてる訳じゃないので落ち着いて聞いて欲しいんですが』 おや? 何だろう? 『あの薬を使ったにしては小さすぎるんです。私もレイジさんと同じく8カプセル使用しましたが、勃起時には 3mを優に超えます』 さ!? さんめーとる? 300cmだって? 俺だけじゃなく大悟も健も蒼汰もびっくりして驚きの声を上げてしまった。 『うん? もしかしてお仲間さんもご一緒ですか?』 「は、はい。ダチもそばにいます。薬をシェアした全員ですね」 『でしたらレイジさんだけではなく皆さんにも教えてあげたい事があるので、一度会いませんか? 無理にとは申しませんが、百聞は一見に如かず、とも言いますしね。 皆さんの不安や悩みもスパっと解決できるかも知れませんよ?』 俺は耳をそばだてている大悟たちを振り返った。 3人ともOKと言う意味で小さくうなずいている。 「では、お願いします。どちらに向かえばいいんでしょうか?」 あまりにも遠く離れた場所でない事を祈る。 『こちらの都合で申し訳ないんですが、待ち合わせの場所は池袋の東口、《行け! フクロウ像》の前でどうですか?』 知っている場所だしそれほど遠い訳じゃない。最寄りの駅から丁度1時間くらいだ。 「了解です。時間はどうします?」 『それはレイジさんのほうで決めてもらって構いませんよ。いつでも時間、空けときますから』 「だったら明日の13時でどうですか?」 『分かりました! 明日の13時ですね? ではその時間に落ち合いましょう。もしも無理になったり迷われたりした場合は遠慮なくこちらまで電話して下さい』 「ありがとうございます。それじゃぁ明日。お願いします」 『こちらこそ! よろしくお願いします』 ここで通話を閉じた。 声も話し方も特に気になる部分は無く、ごく普通の印象だ。 ただ、勃起時3m、だなんて。 あの場面で嘘なんかつかないだろうけど、あまりに突拍子もないサイズなので俺たちの方がまだ半信半疑くらいにしか受け止められていない。 ともかく、約束はしてしまったので明日は池袋まで出ることになった。 「……もうワンサイズ大きい服を買いに行こう」 「そうだな。まだコイツでもぴちぴちしてるもんな」 「いっそのこと浴衣でも着て行くか?」 「それでも既製品サイズじゃ前が閉じれないんじゃない?」 そんな話をしながら俺たち4人は健の案内でビッグサイズ御用達の衣料品店へと足を運んだ。


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