淫欲流星コンバーター 11
Added 2019-11-08 14:55:26 +0000 UTC11男たちの後朝(きぬぎぬ) 昴の義理の弟である「天野 光」は、義理の兄である「星輪 昴」が目の前で別人へ、 筋肉を逞しく成長させながら段階を経て最終的には尻尾や眉間の突起物などを備える人間を超えた姿にまで変身するのを見て、ただただ驚くしかなかった。 けれども、そんな姿になる前も、なった後も、光の「告白」については全く否定せず、嫌悪する素振りも見せなかったため、光はホッと胸を撫で下ろしていた。 それどころか互いに快感を求め合い、カラダを何度も重ねてセックスまで愉しんだのだから光にとっては初回から望外の幸運、超のつく「ラッキースケベ」と思うばかりであった。 「まぁ、一色さんとまでヤってしまったのは、つまり、……ええと、ノリって言うか流れでああなっちゃっただけで、本気で好きな相手は昴兄さんだけ。そこは全然、まったく、100%、完全に、ブレる事は無い。 ……けど、一色さんのチンポもマンコも気持ち良かったよなぁ~。 って、そう言えば大事なコトを忘れてた! 兄さんてば僕や一色さんにマンコまで創れちゃうなんて凄過ぎるよ! セックスが終わったら消えちゃっていたけど。それでも魔法みたいだったなぁ」 光の言う通り、高丸や光に創られた女性器は、昴がフェーズダウンすると元通りに戻っていた。 「それにしたって兄さんは凄い! あんなにも気持ち良いセックスしたのは初めてだ! 今まで色んな男とヤッて来たけど、ダントツ最高だったなぁ!」 自分の部屋に戻った光はスマホをポケットから引っ張り出し、10人以上いるセフレたちの「半分に」お別れのメッセージを送信した。 「皆、いきなりごめんね。兄さんとの関係が上手くいくとしても、もっと時間がかかると思ってたんだ。 だけど、告って即セックスまで行けるとは思ってなくって……。 でも、こうなった以上僕は兄さんのモノだし、兄さんも僕のモノだ。 説明は省くけどどうか分かって欲しい」 残り半分のセフレは、メッセージを送るまでもなく、光から連絡しない限りはアクションを起こさない、言わば向こうから「距離」を詰めずに保っていられるセフレ達であった。 なので、敢えて「断ち切る」必要が無いのだ。 「さて! ええと、今日の予定は……」 スマホの手帳アプリを開いてスケジュールを確認する。 「午後イチの講義が終わったら『お店』で2時間ほど撮影、その後は特に無いからいよいよハロウィンの準備かな?」 光は、高校生の頃から渋谷や原宿を歩けばファッション誌のモデルに勧誘されるほどのイケメンである。 ただしこれまで「普通の」勧誘を全て断っていた。 光自身にファッションへの興味が低い事と、変にウケて仕事が増えるのが嫌だったからだ。 仕事が忙しくなって昴と過ごせる時間が損なわれてしまうのはできるだけ避けたかった。 なら撮影とは何か? 『お店』とは何か? それは、アダルトグッズやエッチなコスチュームを身に付け「顔無し」の、首から下だけを撮る撮影であった。 光としては顔が出ていなければ問題はない。昴にバレてしまう心配も無い。 カメラマンはしきりに「宝の持ち腐れだなぁ。絶対受けるのに勿体ないよ」と惜しむが、光にとっては女性人気を得るつもりなど皆無だった。 ただ、この撮影は一回2時間ほどで数万を手に入れることが出来る美味しい仕事でもあった。 それゆえアダルトグッズやアダルトコスチュームの仕事だけは引き受けていたのだ。 「そうだ! 明日からの三連休は大学でハロウィンイベントがあったね。なら、兄さんと一緒にハロウィンコスして遊びに行くってのも良いなぁ! そんで、大学で遊んだあとは兄さんとたっぷりセックスも楽しんで……、ぐっふふふ! いいね! いいよ! 最高だよぉ! 僕と兄さんは甘~いハロウィンセックスを味わいつつ、より一層身も心も重ね合ってさぁ、『やっぱり俺の一番大事な人は光、お前だけだぜ」なーんてさぁ! 言ってもらえちゃったらさぁ! もうヤバイんじゃない? 最高過ぎじゃない? てか、これで決まりじゃない?」 上がり過ぎたテンションを鎮めるべく深呼吸をする光。 「ふぅ……。いけないいけない。先走って妄想し過ぎちゃった。 理想はあくまで理想として、まずは兄さんをハロウィンイベントに誘う辺りから始めないとね!」 ウキウキした表情のまま光はバスルームに入った光は、昨夜の昴とのプレイを思い出しながら念入りにカラダを洗い、滑らかな肌にさらなる磨きをかけていった。 さて昨夜、昴とセックスを愉しんだもう一方の男「一色 高丸」は、大急ぎで身支度を整え大学へと走った。 「昨日はすんませんしたっ! ちょっと野暮用があったので!」 深々と頭を下げる高丸。 そこは、大学グラウンドの脇に建つ野球部専用の部室だった。 「体調不良になったダチを病院に連れて行ったりしたんだろ? 部長を通じて監督も俺も話は聞いている。 ともかく、すぐに着替えて朝練に入ってくれ」 来年40歳になるヘッドコーチはもう一言付け加えた。 「お前が居ないと締まらないんだよ。色々あるのは理解するが、できるだけ部には出てくれ。頼りにしているからな」 「うっす!」 「あ、そうだ――」 「はい?」 「明日からの三連休なんだが、ハロウィンイベントでグラウンドを使いたいと申し込まれちまっててな、 何て名だったかは忘れたが有名人が来るらしい、ショーを行うとかで断れなくなった。 なので、三日間は自主練となる。まぁ、筋トレや基本の走り込みくらいは近所の公園でもできなくはないだろうし、いつも通りサボらずに行っておくように」 「うっす! 了解しました!」 更衣室でユニフォームに着替えながら高丸は思った。 (学園祭を兼ねたハロウィンイベントか。確かにそんな貼り紙も出ていたな。去年と同じく部活に時間を取られるからハロウィンなんて縁は無いと思っていたが、 グランドが使えず自主練となると、少しくらい楽しむのもアリだろう。 昴……も誘ってみよう。昨夜は昴があんな姿に変身しちまったりして驚いてしまったが、確かに俺は昴とセックスしたんだ。 光の奴も混ざってたとは言え、昴とセックスして、そして俺の気持ちも伝えることができた。 と言う事は、俺と昴はもうれっきとしたカップルだよな? もう付き合ってる状態なんだよな? だったらイベントに誘うなんて当たり前の、ごく自然な事だ) スパイクシューズに穿き替えグローブを掴む。いつの間にか半勃ちになっていたチンポをずらして目立たなくさせる。 (……だが、昴からはっきりとOKを聞いた訳じゃない。天野の奴もいたし俺の早合点かも知れん。 あの時はノリでセックスしただけかも知れないしな。 だったら猶の事、昴の気持ちを確認したい……。 二人きりになって、昴から正直な気持ちを、できれば良い返事をもらいたい。 部活が休みとなるハロウィンイベントなんて絶好の機会じゃないか?) 「一色先輩~! そろそろ肩慣らしの投球練習始めるんで出てきてもらっていいっすか~!」 部室の入り口から後輩が声を掛けてきた。 「おお! 今いく!」 明日からのハロウィンイベント中に改めてビシッと決めてやろう、と決意しながら高丸は早朝のグラウンドへと駆けて行った。