粘土男の性事情 7粘土男のお仕置きセックス
Added 2019-12-29 14:12:42 +0000 UTC「ぃよぉ~! 元気か? 堅人~!」 上機嫌な翔がやって来たのは土曜日の昼過ぎだった。 「……おれはまだ、昼メシ食ってねぇんだけど?」 「んなもん食べなくたって死にゃしねぇって! それよか、すぐに俺のチンポを味わいたいだろぉ~?」 いきなりこれか。 情緒もへったくれもありゃしねぇ。 着ていた服をバッサバッサと脱ぎ、俺にも裸になれよと指示する。 ムッとしたもののある程度のところまでは翔のペースに合わせるつもりだったのでしおらしく裸になっておく。 「むむ? 堅人さぁ……」 ギクリ! 「前に来た時よりか、さらにビルドアップしてねぇ?」 「あ、ああ~、そうか? 気のせいじゃ、ないのか?」 「いや! ぜってー筋肉増えただろ? あれか? カラダをいじってバルクマッチョに成形をしたのか?」 「ま、まぁ、そんなところだ」 実際は精液をたっぷり吸いこんだ「使用済み擬態オナホ」の粘土を回収して俺のカラダに取り込み、マッチョなビルダーたちのカラダをコピーしていたからだ。 「ふうん? 自力で成形にしては背中までよく作り込まれてるよな? 筋肉ごとの凹凸がすんげぇ細かくてリアルじゃん」 「ある程度は勝手に補正してくれるんだよ」と、言う事にして置こう。実際そうなのだし。 「まぁ、いいか。マッチョな方が俺は嬉しいしよ。顔も俺がこの前造ったみたいな野郎臭ぇのにしておいてくれたら良かったけど、 まぁ、そこまで前のめりにバッチリ準備されてたらされてたで微妙に引いてしまうだろうし? 堅人の素の顔も結構好きだし、贅沢は言わねぇよ」 「お、おう……、顔はいじってなくって悪かった」 「さぁて、そんじゃぁ堅人お待ちかねの俺のチンポをたっぷりと堪能してもらうとするかな」 ギンギンにいきり勃った翔のチンポ。学生時代は部員たちの肉便器だったせいで宝の持ち腐れ状態だった翔のペニス。 我慢汁で濡れた亀頭は大きく、ずるりと剥けきった包皮にはグロいほど太い血管がうねうねと浮き上がり、 平均よりやや大きいサイズとは言え、見ごたえのあるチンポへと仕立てている。 俺をベッドに押し倒した翔は興奮を隠さず俺の両太ももをグイッと持ち上げた。 「おほ! やっぱエロいケツマンコだなぁ! こんなにも肉々しいのに粘土だなんて不思議だよな!」 脚を持ち上げた状態で顔を尻穴に寄せ、俺の肛門を舌でベロベロと舐め上げた。 「んひゃひぃ!」 ゾクゾクと快感が走り抜ける。 「これだけでもう感じまくってんの? 堅人ってば超ヤラシイ~」 粘土化してから感じやすくなってるのは確かだが、本当は翔、お前の方こそケツは敏感なんだろ? お前の精液を取り込んだおかげで黙っていたって知っているんだからな! しばらくクニュクニュとアナルを舐めていた翔。前回と違って多少は前戯を行ってくれてるのは俺への気遣いなのか、或いはいつもの「ルーチン」なのか。 「っへへ、良い感じにヌルヌルになったぜ。と言う訳でいよいよ俺のチンポの出番だな」 この時を俺は待っていた。 膝立ちになった翔は、俺のアナル目がけてチンポを近づける。 手を添えて角度を調節し、照準を合わせていよいよ肛門に亀頭がねじ込まれようとした、その時! 「――んぐ! んほぉ!? がはぁああああっ!?」 目を白黒させて雄叫びを上げたのは、翔、の方であった。 「んあ!? な、何っ! んぎ! け、ケツに!? はがが! 何だ!? はひぃっ!」 翔のケツに40cm以上もある巨大な「ペニス」がぶっ刺さっている。 「け、堅っ! 人ぉっ! お前っ! 俺のケツにっ! 何やって、んぐあ゛あ゛あ゛あ゛ーーーっ!」 「何やって、って、そりゃぁ、翔のケツに俺が作っておいた粘土ディルドをぶち込んでやってんだよ。 気持ちイイだろ? 学生時代は部員の皆の肉便器だった淫乱野郎の『小泉 翔』さんよ?」 「は!? お、お前、なんでそれを、んを゛を゛! はぎ! んぎ! く、くぐっ!」 必死に快楽に堕ちまいと耐えている翔。けれど、実際は気持ち良さのあまり今しも折れそうなんだろう。 カラダをグニュグニュと変形させて俺は翔に変身した。 「お、俺!? 堅人が俺に? んふ! ぐぁ! も、分かったからっ! ケツからコイツを、抜い、て――」 「あんれぇ? 抜いちゃっていいのかな? もっとしっかりケツん中を犯して欲しい、の間違いなんじゃないのか?」 「んな、訳無ぇ……だろぉっ!」 翔は手を後ろに回して粘土ディルドを引き抜こうとする。けど、そんな事は俺がさせない。紐状に細く伸ばした粘土を翔のカラダに巻き付け両腕を背中側で縛り上げて拘束する。 暴れられたら困るので足首も粘土紐で結んでおく。 簡単に引きちぎれないよう鉄の鎖なみの硬さにしているので、これで翔の自由は完全に封じられた。 続いて、粘土ディルドを操ってグチュグチュと翔のアナルでピストンさせる。 「ごは! んあ゛あ゛あ゛あ゛! ああーーーっ! やべぇって! そ、んなことしたら! んひぃぃ!」 グンッ! とのけ反ったかと思うとケツを突き上げてうつ伏せてしまった。 俺は翔の後ろに回り込み、粘土ディルドをググッと押し込んでやった。 「はひ! ぐお゛お゛! そ、んなでけぇの! む、無理ぃ! ケツが! ケツが壊れ! はが! がががが!」 「いや? もう半分以上飲み込んでるけど? このまま全部入るんじゃないか?」 「無理ぃぃぃーーーっ! んぎぃぃーーーーっ! だ、ダメだぁぁぁああああああ!」 さすがに声がうるさいので翔の口にもあらかじめ用意しておいた別の粘土ディルドを咥えさせた。 「んごふ! んぐむふぅぅーーーーっ!」 改めて翔のケツを粘土ディルドで、ズチュ! グチュ! ズッチュ! グチュゥッ! と激しく責めてやれば、 遂に翔は肉便器としての本性を露わにし始めた。 「んんぐ! んぐぅ! ふんぐ! ぐふぬ!」 抽挿に合わせてケツを振り、背中をビクビクとヒクつかせながらチンポからダラダラと透明な粘液を吐き出している。 目がトロンとしてきたので口に押し込んでいた粘土ディルドを取り外す。 「んぶ! っふあ! 良いッ! ケツが融けるぅっ! アナルがドロドロになっちまうぅっ! ぎぼぢぃぃっ! ぎぼぢぃぃよぉぉーーーーっ!」 「見栄張って俺にバリタチぶろうとしてたようだけど、本当のお前はモロ感アナルの淫乱肉便器野郎なんだろうっ? アナルにチンポをぶちこまれりゃどうしようもなく乱れちまうど変態ケツマンコなんだろうっ?」 「ち、違っ! お、俺はっ! そんな、んぁ゛あ゛! 違うぅぅぅーーーっ!」 ディルドの動きをピタッと止めてやった。 「ふぅん? 違うんだ? じゃあ、ケツん中にこんなモノ、挿れて欲しくないんだ?」 「あっ! ……く、……うううっ! ……ち、違わ、ない……」 「え? 何? 何か言った? もう続けないで欲しい、って?」 「っ! い、いや! 俺は! 俺は、……淫乱な肉便器野郎、だ、ですっ! チンポをぶち込まれたらバカみたく乱れちまうど変態に違いありませんっ! だ、だから、止めないで、つ、続きを――」 「続きを? どうするの?」 「続きを、お願いしますっ! もっともっと、ケツん中かき混ぜて、もっといっぱいキモチヨク! もっとぐちゃぐちゃにして下さいっ!」 顔を真っ赤にさせた翔が目を伏せたまま俺に懇願した。 学生時代の記憶もフラッシュバックしているんだろう。 「よく言った。じゃぁ、ディルドなんかじゃなくて俺の本物のチンポをぶち込んでやるぜ!」 翔のケツに粘土ディルドを挿入したまま俺のチンポを繋げてやる。すると、粘土ディルドと亀頭とがズブズブと合体し、 血管の筋をゴリゴリ浮かべて体積を増やしながら本物のチンポへと切り替わる。 「ぬあああああああっ! で、デカくなってるぅぅっ!」 鏡を見たら翔が翔を犯す、と言う光景を映していて実に不思議だ。ただし、これじゃちょっと物足りない。 なので、回収した粘土オナホからコピーした別の男のカラダに切り替える。 今度はモリブデンジムのベテランボディビルダー「義章山 富岳」、ニックネーム「フガク」のカラダに変身した。 中年に差し掛かって雄の色気と脂の乗った男臭い顔に鍛え上げた褐色マッチョの肉体美は、一切の妥協を許さぬ気迫すら感じさせるレベルであり、 真摯にハードな肉体改造をやり続けていたのが素人な俺でもひと目で分かる。 「ああーっ! すっげ! フガクさんだっ! お、俺、フガクさんのチンポで犯されてるんだ! マジかよ! んぐひぃ! すっげぇ! 憧れのフガクさんが俺に!」 やっぱ翔はこう言う年上の男がすんげぇタイプなんだな。目の色がさっきとまるで違う。 チンポだってさらにガチガチに勃起しちまってて先走りが半端無い。嬉しそうにダラダラ漏らしやがって。 けれど、翔の不幸は「義章山 富岳」のセックスが半端無いほど凄まじいのを知らない事だろう。 筋トレにストイックなフガクは、セックスにおいては底なしのスタミナを持った絶倫だったのだ。 勢いのあるストロークでもって翔のアナルをバッツン! バッツン! と激しく犯す。 「んぐぬ! ぬほあああああ! あっ! んあっ! 激し! 過ぎる! 奥まで! キテるっ! ぬひ! あひっ! キモチ、イイッ! んぐ! キモチ! イイイィィーーーーッ!」 チンポとアナルの結合部が泡立つ先走りで白くなる。サイズこそ俺が大きくしているが、この先走りの多さはフガク本人に由来するモノだ。 流れ込んできた記憶によると、フガク氏ってばフーゾクに行くと女性のマンコを毎回大怪我させるほど激しいセックスを繰り広げるものだから、 何か所ものフーゾクから出禁を食らってたようだ。 情報はデリヘル業界にも伝わっていて、呼んでも拒否られて誰も派遣されないようになっていた。 そのためか、あるいは元々興味があったのか、男にも手を付けるようになったのは2年ほど前の事。 今ではすっかり男の味に嵌りゲイ向けAVにも覆面男優としてデビューを果たしていた。 マッチョな体と獣じみたパワーセックスにはファンも多く、俺もその内の一作品をフガク氏とは知らずに入手していたほどだ。 「まずは一発! 挨拶がわりに種付けしてやるぞ!」 翔を仰向けにして足を拘束していた粘土を俺のカラダに戻し、太ももを腰で抱えてより一層動きやすくする。 そうしてから岩盤を掘削するドリルのような高速で「ズドドドドド!」とチンポを叩き込む! 「ヴア゛ッ! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛! ア゛ーーーーーーーーーーーッ!」 「肉便器だったにしては良い締まり具合だ! んふ! イグ! イクゾォッ!」 ドビュ! ビュグ! ビュルルルルルル! ドッビューーー! 「ヒィ! 凄! イッパイセーエキ出テルゥッ! グア゛! オ、オレモ! イグゥーーーーッ」 つられて翔もイかされ、自身の下腹部にドロドロと精液を吐き出していた。 「さぁ、続けてヤろうか! 休んでる暇なんてないぞ! お前の腹が俺の精液で満タンになるまで掘りまくるから覚悟しろよ!」 記憶にあったフガク氏の言葉をそのまんま口に出してみた。普通の奴がこんな事言ったら「大袈裟」だとか 「誇張」なんかで終わるだけなんだろうけど、フガク氏の場合はマジで現実味があるので恐ろしい。 本物の絶倫って本当に凄いわ。 こんな男をコピーできちまう俺の粘土ボディも凄いけど。 「があ゛あ゛あ゛あ゛! も、無理ぃ! 俺っ! の、ケツが! 壊れ! ちま、ううぅぅぅーーーーーっ!」 「イケる! イケる! こんなの序の口だ! いいか? 俺が満足するまで俺は止めない! 止まらないぞぉぉーーーーーっ!」 ズドドドドドド! グジュジュジュジュジュジュ! ズジュジュズブンッ! 「あぎひあsdfghjkl;あがーーーーーーーーーーーーーっ!」 高速且つ重量ある「力責め」で翔のカラダは荒波にもまれる小舟のように激しく上下に揺さぶられる。 そんな翔のケツに2発目、3発目と射精し続け、それでも全く勢いの衰えないフガクのチンポ。 8発目を種付けし終えたあたりから翔の反応が弱くなった。 強烈な快感を浴び続けた疲れからか魂が抜けてしまったような目をしている。喘ぎ声すら出さなくなった。 それでもフガクになった俺は翔を犯し続ける。 15発目を超えたあたりから数えるのをやめてしまったが、一向に衰えない精力に俺自身がもはや制御不能に陥っていた。 コピーした相手の力を侮り過ぎていたようだ。 翌朝 「俺が悪かった。凄く反省した。この前、お前にやった事は酷い事だったんだ、と理解したよ。昨日のセックスで実感した」 翔がケツの痛みに苦笑しながら頭を下げた。 「理解して反省してくれたんなら許す。これからは自分だけ気持ちよくなろうとするなよ? ちゃんと相手の様子を見てヤって欲しい」 肯きながら「わかった。そうする」と呟く翔。がっくり肩を落として凹んでいる。 「まぁ、俺も仕返しにしては少々やり過ぎたかな、とは思ってる。……ケツ、大丈夫か?」 「……血は出ていないから大丈夫だろう。これも、学生時代に肉便器やってたお陰かな」 自虐的な笑みを浮かべる翔。 「しかし、大学時代にそんな目に遭ってたとはなぁ。あの頃も月一で遊んでたけど、ちっとも気づかなかったな」 「そりゃ、お前にだけは知られないよう気を付けていたしな。あんまりエロい話とかしたら嫌がってただろ? 潔癖なのかと思ってたし」 「そうだったのか? 別にエロい話題は嫌いじゃないけど恥ずかしさが勝ってただけで、潔癖でもないんだけどな。強いて言えば翔に対してはそんな気持ちになったことが無いだけでさ」 「まぁ、これで俺の隠してた部分もバレちまって、返ってせいせいしたぜ。俺はタチるのも好きだがケツ掘られるのはもっと好きな淫乱野郎なんだが、それでも今まで通り友達でいてくれるか?」 「当たり前だ。 俺だって急にカラダが粘土になっちまった変人だけど、仲良くして欲しい。――あ、そうだ」 下腹部や尻に手を当てている翔。まだ痛みがあるからだ。 懲らしめるためとは言えやり過ぎだったな、と思った俺は思い付いた事を翔に提案した。 「そんな事もできるのか?」 「うーん、効果があるかどうかはやってみないと分からないけど、試しにやってみよう」 「分かった。それじゃぁ、頼む。ひりひりして辛かったんだ」 翔にケツを向けさせる。デカマラで掘り続けた肛門の縁が赤く腫れていて口が緩んだままだった。 大量に注ぎこまれた精液はシャワーでカラダを洗う時に息んで全部出したと言っていたが、未だにタラリと涎のように 漏れている。 そんな荒れたケツの穴に指を軽く突き入れ、その先端を分離させた。 「んくっ!」 分離した俺の一部である粘土は薄く伸びて翔のアナルをカバーするように覆っていく。 デカくしたチンポが届いていたであろう直腸の最深部から外に見えている肛門に至るまで。擦り切れた粘膜を保護するフィルムのように隅々まで拡げる。 「あ~、うん、良いよ。凄く良い感じだ。バッチリ効果ありだ。痛みがすっかり引いて全然違和感がない」 「成功したみたいで何よりだ。粘土のカラダが初めてセックス以外で役に立ったな」 「凄いよな。お前のそのカラダ。俺にも変身できてフガクさんにもなれちまうなんて。この前来たときはそこまで使いこなせてなかったように見えたんだけど?」 「あの後、色々と実験を重ねたお陰でできることが増えたのさ。翔やフガクさん以外にも変身できるようになったし」 「そうなのか? じゃぁ、どんな奴になれるのか見せてくれよ」 興味で目を輝かせた翔。仲直りのしるしに変身可能になった男の姿を見せてやる。 変身できる種類が増えたきっかけは翔へのリベンジのためだった、と言う部分まで教える必要は無いだろう。 グネグネと組織を動かしベテランボディビルダーである絶倫野郎「フガク」こと「義章山 富岳」になってから、 再びぐにゃぐにゃと肉体を変形させ若手の新星ボディビルダー「五所川原 満太郎」になる。次にプラチナジムのトレーナーである「扇山」に、そしてさらに モリブデンジムで鍛えているフィジーク選手の「ライアン 武流」へと変身して見せた。 「……凄ぇ。イヤ、マジ凄ぇわ。あの五所川原クンにもなれちまうなんて……」 「たまたま、だけどな」 「ライアン選手もカッコイイよなぁ。ハーフらしいイケメンにそのガタイだし」 ボディビルとは目指すゴールが違うだけでフィジーク選手も筋肉でマッチョな肉体美を誇る。 特に上半身の筋肉はビルダー以上にマッチョ且つ逆三角形だ。 そう言えばトキオはあの粘土オナホを使ってくれたんだろうか? もし使ったんなら自動的に俺の所に戻って来るよう設定しているのでトキオにも変身できるようになるのだ。 それが、トキオに変身できないと言う事はトキオはまだ未使用と言う事を示している。 「…………」 「どうした堅人。急にぼんやりしちまって」 「あ、いや……、凄い気になる男と出会っちまってさ、互いに名前くらいしか知らないんだけど、また会いたいな、って考えちゃって」 「ひと目惚れってやつか。いいじゃないか。堅人もようやくリアルな恋をするようになったんだな。 偉そうなことは言いたくないが、堅人ってどこか自分とか世の中を冷めた目で見てるっつううか、 全部他人事みたく突き放していただろ? これから先もずっとそんな人生を歩むんだとしたら、随分と損してるなぁ、ってずっと思ってたんだ。 ただ、そう言うのを指摘されるのも嫌がる気がして今まで言わなかったんだけどな」 まぁ、その通りだろう。見抜かれていたのは意外だったけど。伊達に俺の友人じゃぁない、ってことか。 「――同時に、堅人から気になる奴が現われた、と聞かされている俺としては失恋確定、ってな訳で複雑でもある」 「うん?」 「いつか、俺を男として意識するんじゃないか、って期待してたんだけどな……」 「あ~……」 豹変して俺を犯した遠因も、そこにあるのかな、とふと頭を過った。 翔の後ろの鏡にバツの悪そうな顔をしている俺が映っているのが見えた。 「いつから、俺を?」自分の間抜け面に耐え切れず翔に尋ねた。 「大学を出てからかな。肉便器から解放されて、んでもケツは疼くし男は欲しい。カラダに染みついちまっただらしない俺の、そんな本性をお前は何の疑いも無くいつも通り普通に接してくれた。 それが、その頃の俺には凄く救いになっててさ。気がついたら友人以上の気持ちをお前に持つようになってた」 と言う事は、5年も前からじゃないか。 翔にしては随分と長く秘めていたもんだ。 けど、タイプじゃないのに随分と俺に気持ちを寄せてくれてたんだな。 「見た目の理想だけを言い出したら、そりゃぁ、堅人はタイプど真ん中からは外れちまう。 だけど、意識し始めたらタイプが広がるっつうか、お前だけ別扱いって言うか、ぶっちゃけお前もタイプになっていたんだよ」 照れくさそうな翔を見て俺もドキッとした。 雰囲気に流され過ぎだろ、俺! 「こうなるんだったらさっさと告ってればよかったな。失敗した。……でも、堅人がそいつと結ばれるよう 応援する。俺はお前の友人、だもんな?」 「翔……」 やっぱり良い奴じゃないか。 こんな良い奴から惚れられていたことに気付かないなんて、俺はとんだ大馬鹿野郎だ。 「とまぁ、股間丸出しじゃ雰囲気も説得力も皆無だな! さてと! 堅人の気になってる奴についてはまた改めて話しを聞かせてくれ。 俺は、そろそろ帰るとするわ」 昼過ぎからずっとセックスし続け、軽く仮眠を取ったらもう夜だ。 「また来ても良いか? 今度はセックス無しで」 冬用のライダージャケットを着た翔が大型バイクに跨ったままヘルメット越しに俺に言う。 「当たり前だ。俺たちは友達なんだからな。それと、翔とだったらセックス有りで構わない」 「…………バカヤロウ。せっかく諦めようとしてる奴にそんな事言ったら、諦められなくなるだろうが」 「そ、そうか、んじゃぁ、無しで――」 ブオン! とアクセルを吹かしたせいで俺の言葉がかき消されてしまったんだと思う。 「んじゃ、またな。やっぱ諦めるのはナシだ。絶対本気にさせてやるからな」 「え? お、おい、ちょっと待て」 メットのシールドを閉じた翔は俺に挨拶とばかりに左手を上げ、そのまま発進してしまった。 テールランプが交差点を曲がって見えなくなっても、俺の耳の底には重厚なエンジン音の如く翔の最後の言葉が 残っていた。