SamSuka
鷹取リュウゴ
鷹取リュウゴ

fanbox


変態勇者の究極装備 2

2異世界ゼクスラーナ  「俺だってまさかオナってる時に召喚されるだなんて思ってもみなかったぜ。 準決勝戦でもサクッと勝てたんで、その祝勝会も兼ねてのオナニーだったのに」 勇者マイトは召喚された時の事を思い出してナイブとフォルクに語る。 準決勝、と言うのは剣道の世界大会準決勝戦を指している。マイトはこれまでで二度、世界チャンピオンになっており、 今回も難なく準決勝戦まで勝ち進んでいたのだ。 翌日の決勝戦、あと一試合を勝ち残れば三度目の世界チャンピオン、となる筈であった。  「だけど、大将ってばそのまま扱き続けて王様の前でイっちまったんだろ? つくづく豪胆と言うか、ふてぶてしい、と言うか」 「精神の在り様がかなり私たちとは異なっているんでしょう。勇者様ならではの強さの由来もその辺にあるやも知れません」 ナイブもフォルクもマイトがそれなりに強いことは理解しているのだが、変態ぶりに目がいきがちでマイトの真の実力については量りきれていない節があった。 そして、魔王を討伐する上でどのような能力や性質が重要なのか、と言う知識も持っていなかった。 代々のプロステット国王が魔王に関する記録を詳しく残していなかったためもあるのでナイブとフォルクが知らないのも無理はない。 森を抜け小さな集落に辿り着いたマイトたちは宿屋に入り、その宿屋の食堂で久しぶりに美味い食事にありついていた。 「おお? このステーキ、んめぇ! 柔らかくて最高だ!」 嬉しそうに口いっぱいに肉を頬張るマイト。ビールをグイッとあおるナイブの横で、フォルクはリンゴの皮を器用に剥いてから食べやすい大きさにカットしている。 「さ、勇者様。お肉の後にこちらのリンゴもどうぞ。甘くて美味しかったですよ」 「お! ありがとうなフォルク! デザートまで用意してくれて」 「いえいえ。こう言ったお世話も我々の仕事ですから」 ふっと微笑むフォルクは続けて「こうしていればごく普通に快活な若者なのに……。勇者として行動するとなると、どうして変態になるんでしょうね?」 「それは逆なんじゃないか? 基本が変態であって食事とか寝る時だけ俺らと変わりないレベルになっているだけ、 のような気もするが」 ナイブの指摘にフォルクが「ふうむ」と唸った。 「そう、かも知れませんね。どちらにせよ問題は残りますが……」 ナイブとフォルクが話し合っている横で、マイトは食事を夢中で食べていてほぼ聞いていなかった。 「これから先、魔王の影響の濃い領域に入る前に対策を立てておきたいものですね」 フォルクがマイトをちらりと見てから眉をひそめた。 「だよな。森の中で出くわしちまったヤツみてぇな魔物も増えるだろうしな」 「あれは死した魔物の霊魂に魔王のダークエネルギーが結びついて実体化したモンスターでしょう。 それゆえナイブの物理攻撃が効かず、私の魔法攻撃にも耐性が高いのです。 一般の魔物であれば私とナイブの二人でいかようにも対処できるのですが、魔王がらみとなると一気に難度が高まるのが厄介ですね」 フォルクの解説を聞いたナイブもまたマイトをちらりと見た。 「うん?」 「何でもねぇよ、大将」 「そう? じゃぁ、剥いてもらったリンゴ、いっただっきまーす!」 ステーキを食べ終えたマイトは続けてリンゴをむしゃむしゃ食べ始めた。 「……不安だな」 「……不安ですね」 『こんな変態の勇者で魔王を本当に討伐できるのか?』 二人は咽喉元まで出かかった「いつもの」言葉を飲み込み、それから、深いため息を吐いた。 ◇  「げっふぅ! あ~! 美味かったぁ! もう満腹だぜ!」 三度目のお代わりとなるミートパイを完食し、ぼってりと膨らんだ腹を撫で回す勇者マイト。 「さて、腹いっぱいになった後は、むっふふふ~、夜のお楽しみの時間、だよな?」 ナイブとフォルクの肩がビクッと撥ねた。 「あれあれ? かなり期待してくれてたんだ? そんなら応えなくっちゃぁ勇者がすたる、ってなもんだよな!  今夜はどっちのケツから頂こうかなぁ~?」 「こんの変態勇者め! 毎晩掘られる身にもなってみろ!」 「勇者様。いくら私が治癒魔術を使えるとは言っても、このままではカラダが持ちません。少しはセーブして頂けないでしょうか?」 「ダメダメ。俺はすでに我慢汁だらだら溢れちまってんだしお前らだってちゃっかり勃起してんじゃん。 服で隠してたって俺にはお見通しだぜぇ~?」 「こ、こいつぁ、あれだ! その、大将がヤらしい目で見るからうっかり反応しちまっただけで……」 「そうですよ。私やナイブをこんな淫らなカラダにしたのも勇者様のせいなんですから。なのに……」 「じゃぁ、今夜はセックスしないで大人しく寝ちまう? 俺のチンポで気持ち良くなんなくても良いの?」 ナイブとフォルクが顔を赤くしてグッと唾を飲み込んだ。 「…………」 「………………」 「何も無くていいんだ?」 ナイブとフォルクの咽喉が微かにゴクリと動いた。 「いや、大将、待ってくれ……」 「少しくらいなら私も、別に無理と言う訳では……」 「少し? だったら自分でシコってイってくれたっていいんだよ? 俺は別の奴を見繕ってそいつと楽しんでくるからさ」 「だ! ダメだ大将! 待ってくれ!」 「あんまりですよ! 勇者様!」 マイトが立ち上がった二人の肩に腕を置き、ぐいっと引き寄せた。 「じゃぁ~さぁ~、最初っから素直になろうぜ~? 俺のチンポが欲しいんだったら欲しいって言わないと~」 引き寄せた二人の耳に唇が触れる程の距離で勇者はねっとりとささやいた。 「た、大将のチンポが……」 「私も、マイト様の、チンポが……」 「その続きは?」 マイトはニヤつきながら二人の肩から腕を下ろし、代わりに股間をぬるりと撫でた。 『欲しい!』 「よっしゃ! じゃぁ部屋に戻ろっか?」 ニコニコ微笑む勇者の顔を目にした二人はがっくりとうなだれた。 「どうして、……どうしてこんな奴に、こんなドスケベ変態野郎の仲間になっちまったんだ?」 「勇者様がここまで淫乱で変態だったなんて、私だって最初に出会った時には思いもしませんでしたし」


More Creators