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鷹取リュウゴ
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破廉恥ボーイズコレクション 3 【グロウリングと少年たち編】

3破廉恥ボーイズ  翌日、いつもより早くに登校した俊太たちはすぐに誰も来ない校舎裏へ移動した。 「……で? お前ら、あれからどんだけ抜いた?」 ニシシ、と笑いながら口火を切ったのは『堂ヶ島 輝之』、通称「てるっち」と言う生徒であった。 「そんなの、てるっちから言いなよ」 恥ずかしそうに口を尖らせたのは『伊東 貴仁』略して「貴ちゃん」である。 「10回を超えたあたりで数えるのをやめたぜ? 俺は」 さらりと答えたのは『熱海 涼輔』こちらは「涼ちん」と呼ばれている。 「俺も数は把握しきれないくらいヌきまくった。あんなに精液って出るもんなんだな」 俊太は正直な感想を付け加えて3人に報告した。 言うまでも無くここに居る4人が塾の帰りに青年から『グロウリング』を与えられた中学生である。 「さすが俊太。俺も精液の半端無さにビックリして言おうと思ってたんだ」 「出した精液はどうやって処理した? 俺は全部飲んだ」 「俺も、ほとんどは飲んだ、けど、飲みきれないものはペットボトルに移して捨てた」 「匂いを消すのに大変だったよ~。窓を開けても中々薄くなってくれないし」 俊太は昨夜、メッセージに添えられていた仲間のマッチョ画像をオカズにしてオナニーをした。 抜いても抜いても股間の疼きは止まず、大量に噴き出る精液はティッシュなんかではまるで追いつかない。 あの青年の時のように途中からは手で受け止めてゴクゴク飲み込むことにした。 「やっぱうめぇ!」 青年のモノだけが特別美味しいと言う訳では無かった。 程よいコクと塩気のある味わい深い濃厚スープ。こんなにも美味しい物があったろうか? と改めて感動を覚えた。 「つかさぁ、放課後どっかで集まんねぇ? 俺、俊太や涼ちんや貴ちゃんの精液、すっげぇ飲んでみたい」 「俺も!」 「う、うん、俺もだよ」 「賛成。飲んでみたい」 てるっちの発案に俊太を含めて全員が同意。 ココで予鈴が鳴り響いたため4人は仕方なく教室へと戻った。 ◇  待ちに待った放課後。 俊太たち4人は示し合って俊太の家へと集まる事にした。 「あれ? お前らって今日も塾あんの?」 別のクラスメートが気もそぞろな俊太たちの様子に気付いて声を掛けた。 「いや、今日は塾は無いけど、えーと、あれだよ、あれ、勉強会ってヤツ?」 「マジで? そんなの聞いちまったら俺まで何となく焦るじゃん。つうか、あれだろ? エロ動画の鑑賞会とかするんだろう? お前ら下ネタ好きだもんな~」 否定しようとした俊太を遮って涼ちんが答えた。 「まぁな。そう言うのも含めての勉強会ってやつだ。お前も良かったら来ないか?」 「ちょ? 涼ちん?」 「バッカ! 俺まで誘うんじゃねぇ! 俺はな、お前らみたいな破廉恥野郎と違って清純でピュアなんだ」 「清純? この前教室にコンドームを持ち込んで思いっきりはしゃいでた奴がよく言うよ。このエロ童貞」 クラスメートとひとしきりふざけ合ったあと、俊太と涼ちんを含む4人は一緒に教室を出た。 「――いやぁ~、しかし、涼ちんがアイツに来ないか? つった時はさすがにヒヤヒヤしたぜ」 てるっちが涼ちんの背をバンバンと叩いた。 「バーカ。アイツは俺らが浮足立ってるのを分かっていたのさ。だから敢えて全否定せずに軽くホントの事を混ぜて前のめりなお誘いまでいれてやったんだ。 そうしたらアイツはそれ以上突っ込まないだろ?」 「それが涼ちんの話術なんだ。恐れ入ったよ」 貴ちゃんが涼ちんの対応を褒めた。 「見てないようで見てる奴がいるもんだね。やっぱりこの事って秘密厳守?」 俊太が他の3人に向けて尋ねると「そりゃそうだろ」と声が重なり合った。 「つうか、本当に俊太の家に行って大丈夫なの?」 貴ちゃんが心配そうに俊太に確かめた。 「大丈夫。今日は母さんは夜勤で、明日の朝まで帰って来ないから」 「俊太のお母さんて、確か空港で働いてんだったよな?」 てるっちは俊太の母親がスーパーで買い物をしている時に会った事があった。貴ちゃんと涼ちんの二人はまだ顔を合わせたことが無い。 「まぁね。デスクワークより性に合ってるって喜んで働いてる」 俊太の母親は空港保安員として出勤時間に変動のある職場に勤務していた。 「ウチのお袋にも夜勤とかあればいいのに」 涼ちんの母親は銀行の事務員のため遅くとも20時前には帰宅する。 「俺んちはあるけど夜通しって訳じゃないよ。日が変わる前に帰ってくるし」ケーブルテレビ局に勤める貴ちゃんの母。夜勤と言うよりも遅番と表現するのが正しい。 「てるっちの母さんって病院の看護師さんだっけ? だったら夜勤もあるんだろ?」 「いや、それがさ、看護師は看護師なんだけど今年から受け持ちの科が変わって、夜通し勤務はなくなっちゃったんだ」 てるっちの母は入院患者の世話まで含まれる診療科から外来患者しか受け持たない部署へと移動になっていた。 「だったら、今日はともかくとしてこれからがちょっと面倒? 俊太のお袋さんが夜勤の日にしか集まれないって感じ?」 てるっちは俊太に言うと言うよりも皆に問う形で尋ねた。 「それは、また改めて考えようぜ。今すぐ解決できる訳じゃないし」涼ちんが曇ってしまった表情を振り払うと、 俊太も貴ちゃんも、そして言い出しっぺであるてるっちも「そうだよな~、おいおい考えていくっきゃないな」と問題を先送りした。 「その点はしばらく置いておくとして、俺らの名前どうする?」 「名前? 何? 名前って」 俊太の発言に3人全員が首を傾げた。 「いやだってさ、塾であれ学校であれ、俺らが集まる時とかに一言で互いに伝わるようにした方が便利だろ?  かと言って『グロウリング』メンバー集合! じゃぁ他の奴にバレちまうだろうし」 「う~ん、何となく言わんとする所は理解した。要するに俺らのチーム名を付けようって事だろ?」 「てるっち大正解」 「『破廉恥ボーイズ』……って、どう?」 しばらく黙っていた貴ちゃんがポツリとつぶやいた。 「「破廉恥ボーイズ!?」」 「そう。さっき見てたけど俊太とアイツのやりとりから思いついた。秘密の仲間めいた響きもあるし、エロいし。 それに、他の人が聞いたとしてもマセガキの戯言っぽく受け取られるだけで返って怪しまれないんじゃない?」 俊太もてるっちも涼ちんもブツブツと「破廉恥ボーイズ」なる言葉を呟き、そしてパッと顔を上げた。 「良いと思う……」 「有りじゃね?」 「さすが貴ちゃん。俺らの中で一番国語の成績が良いだけの事はあるよ」 「なら、決まりって事で」 中学校の門を出て歩くこと15分。 間もなく俊太の家に到着する。 「さぁて『破廉恥ボーイズ』らしく、みんなで破廉恥なコト、やっちゃいますかぁ?」 てるっちがわくわくを抑えきれず興奮した表情を向ける。 「お~い、まだ表通りだぞ? てるっち。股間のそれ、隠して歩けよ~」 涼ちんがてるっちの「膨らんでいる」部分を鞄の角でつついた。 「やぁめぇろぉよぉ~」とてるっちが慌てて涼ちんの不意打ちを遮る。 「今更だけど、みんなちゃんと持って来てんだよね? 『グロウリング』」 貴ちゃんが少し心配そうに言う。 「忘れたんなら一旦取りに戻って貰わないと。俺だけ先に大人になったってつまんないだろ?」 俊太がそう言うと他の3人は笑顔で「忘れてねぇよ」「俺だって」「持ってて当たり前」と胸を張った。  こうして、楽しそうに笑いながら俊太の家に向かって歩く4人を、建物の陰からそうっと見ている少年がいた。 「ダメだなぁ。あーんな大声で『グロウリング』の事を話すなんて。で? はれんちぼーいず? 面白いじゃん。 ゆくゆくは僕も入れてもらうけど、その前に4人で互いにカラダの下ごしらえ。しっかりと頑張ってもらわないとね」


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