破廉恥ボーイズコレクション 7 【グロウリングと少年たち編】
Added 2020-06-28 15:43:16 +0000 UTC7秘密のミーティング これから話すことは絶対に秘密だから、と前置きした上で少年は『グロウリング』について語り出した。 「『グロウリング』は見た人間の精神を支配しちゃう力があるんだよ」 公園のトイレでスーツを脱ぎ、どこにそんな筋肉が隠れていたのかと思う程見事な肉体美を披露した青年が手にした『グロウリング』をチンポの根元に嵌めて左に一回転。 すると、逞しい青年のカラダはあっという間に縮んで俊太たちと変わりの無い中学生らしい背丈と、筋肉が薄く張りついた細見の肉体へと姿を変えた。 そして、トイレの物置の中に隠していた私服へと着替えると、俊太たちと一緒に遊んだり塾に通ったりしている友達の一人のようになった。 「このスーツ、父さんのを勝手に持ちだしているから、いつかバレそうでちょっと怖いんだよね~」 青年から中学生「下田 海竜」に戻った少年は、俊太たち4人の「破廉恥ボーイズ」を自宅へ招いた。 「ただいまー、と言っても今は誰も居ないんだけどね」 冷蔵庫からドリンクをグラスに注ぎ、俊太たちにも「どうぞ」と勧める。 「あ、ありがとう。しかし、お前んち、でっけぇな~」 てるっちが吹き抜け構造になっているリビングの天井を高く仰いで驚いている。 「前を通るたびに大きい家だなーって見てたんだけど、下田くんの家だったんだね」 貴ちゃんも正直な感想を口にした。 「無駄に大きいだけ、なんだけどね。兄貴たちはもう独立して出ちゃってるし」 海竜には二人の兄が居て、社会人と大学生になっている二人はすでに別の地方で生活していると言う。 ひと息ついた海竜と4人は、踊り場のある階段を登って海竜の部屋へと入った。 「リビングよりは落ち着いて話せるんだ。ああ、適当に座って」 壁には人気漫画のポスターが貼られ、たくさんのコミックスが本棚を占めている。 「うお! 『フィッシュマン』の4巻じゃん! もう発売されてたのか!」 漫画好きのてるっちが本棚に収まっているアメコミを見つけて驚いている。 「発売は先週だったかな? いいよね『フィッシュマン』 半魚人ヒーローのリックがかっこいいしエロいし」 「だよな! いやぁ~、こんなトコで『フィッシュマン』好きが見つかるなんてなぁ」 「助けたお礼にって毎回助けた人たちから輪姦されちゃうの、すごく興奮しちゃうよねー」 「そうそう! なんでか分かんねぇけど、最後はいっつも犯されまくって終わるのが良いんだよな!」 「おーい! そこの二人ー」 「漫画で盛り上がる前に~、早く本題にはいろうぜ~」 俊太と涼ちんが海竜とてるっちを呼び戻した。 輪を描くような形で腰を下ろす俊太たち。 その一角に座った海竜は、鞄から『グロウリング』を取り出し涼ちんの疑問、そして皆の疑問に答え始めた。 「この『グロウリング』を見ると、持ち主の命令に従いたくなる。相手の心を支配する力を持っているんだ」 俊太も涼ちんもてるっちも貴ちゃんも、全員がぎくりと青ざめた。 すでに今のこの瞬間も海竜から支配されているのだろうか? と。 海竜は、そんなことはないと首を左右に振った。 「大丈夫。君たちはもう支配されないよ。『グロウリング』を使ったら支配されないし、その時催眠状態であっても全部解消されちゃうから」 「すると、始めて俺らが『グロウリング』をお前に見せられた時は、やっぱり――」 「君は勘が鋭いみたいだね? その通り。あの時の君たちは僕に支配された催眠状態だったんだ」 「だから記憶がはっきりしていないんだ」 俊太も腑に落ちたと呟いた。 「記憶に残る、残らない、は命令さえしておけば完全に思い出せないようにする事もできる。 僕はあの時そんな命令はしなかったから稲取くんの記憶がはっきりしないのは単に催眠状態の深さ的な問題だと思うよ」 手の中の『グロウリング』を見てから再び口を開いた。 「もちろんなんだけど、持ち主が自分の『グロウリング』を見たからと言って自分を催眠状態にすることはできないし、さっきも言ったように一度でも使ったら精神への干渉は一切不可能になる」 「じゃぁ、今の俺らって?」 「いつも通り?」 てるっちと貴ちゃんが海竜に確かめた。 「そうだよ。今、僕が何かを命令したってその通りにはならない」 4人全員がホッと息を吐いた。 「じゃぁ、次の疑問に答えよう」 「そもそも『グロウリング』って何なの?」 貴ちゃんが質問した。 「この『グロウリング』は、海の底で暮らす竜人族と言う種族の秘具、簡単に言うと生殖用のアダルトグッズなんだ」 「竜人族ってのは?」 「それは僕も説明が難しいんだけど、海の底にはドラゴンから進化した知的生命体がいたんだ。人間みたいな手足はあるけど水中に居続けても溺れないし尻尾や牙もある。 見た目は――」 海竜は本棚からあるコミックスを引っ張り出した。 「見た目はこのキャラに似ている」 それは、異世界を舞台にした様々なモンスターが登場する漫画で、その中のメインの一人、人の体にワニの頭を持つリザードマンであった。 「本当にそんな奴がいるのか?」 涼ちんが疑いの目を海竜に向けた。 「信じる信じ無いは自由だよ。でも、『グロウリング』の説明をする上ではどうしても出さざるを得ないから言っただけ。 まぁ、僕も他の人から聞いただけじゃ信じないだろうし、この点はスルーしてもらえるかな?」 「俺は信じる。そもそもチンポに着けたら大人に成長してしまうアイテムそのものがあり得ない、信じがたい存在だし。 宇宙人が出てきても竜人族が登場しても不思議じゃない、と思うな」 俊太は自分の鞄からも『グロウリング』を取りだして見つめた。 「じゃ、じゃぁ、第二の疑問! どうして大人になっちまうんだ?」 「この『グロウリング』は竜人族の秘具、生殖用アダルトグッズ、と言ったの覚えてるよね? じゃぁどんな場面で使うか、と言うと、同じ竜人族同士じゃなくて異種族とセックスする時に使うんだ。 異種族ってのは主に人間だけどね」 「人間と竜人族とでセックス?」 「そう。雌雄同体の竜人族は発情期が短く、そして数が少ないからセックス相手がとっても見つけにくい。 だけど、どうしても子を宿したい、妊娠したいって時には『グロウリング』を使って人間を竜人族のセックス相手、に、 交尾対象へと変えてからセックスを行うんだよ。 ついでに言うと竜人族の見た目は雄、男としか見えない体つきだから、『グロウリング』を使った人間も性の対象は雄に、男に切り替わってしまう」 「それも『グロウリング』の催眠の力、みたいな?」 「催眠とは違うみたい。『グロウリング』を使うと精神への干渉力はなくなるから、僕や君たちが男好きになってそのまま、ってのは単に『男』の良さに目覚めただけだよ」 「じゃぁ、次の質問――」 「あ、俺からも良いか?」 「下田君が着けたままじゃなくても大人の姿だったのは?」 次々と飛び出る質問に逐一答えていく海竜。 途中、咽喉の渇きを覚え再びドリンクを口にする以外は、ずっと『グロウリング』についての質疑が続いた。 ◇ 一時間後……。 「ふぅ~、やっぱ凄すぎだぜ『グロウリング』はよ!」 てるっちが大きく息を吐きながら自身の『グロウリング』に頬ずりをした。 「てるっちの言う通りだな。聞けば聞くほど驚きしかない」 涼ちんも興奮を隠さず本音を吐き出す。 「この前のテストの成績が良かったのも『グロウリング』のお陰だったのかな?」 貴ちゃんが「ズル」をしてしまった時のような申し訳ない表情になった。 「カラダもだけど脳細胞も活性化するからだよ。それは別にカンニングをした訳じゃないしちょっと調子が良かったってだけの事だから気にしなくていいと思う」 海竜の言葉に貴ちゃんは「なら、良かった」と胸を撫で下ろした。 「秘密厳守、って下田君が念を押す理由が分かった。こんな物を持ってるって世間に知れたら大炎上しちまう」 「大炎上では済まないな。俺ら絶対『グロウリング』を取り上げられて、まともな中学生活は送れなくなるだろう」 俊太も貴ちゃんもてるっちと涼ちんの言葉にうんうんとうなずく。 「逆にさ、秘密さえきちんと守れれば問題は無いんだ。僕はこれからも『グロウリング』を使って気持ちイイ事をしたいし」 海竜は明るく宣言し、俊太たちの中に芽生えた『グロウリング』へのマイナスイメージを払拭した。 「そ、そうだよな。あの気持ち良さ、やめられるかよ」 「無理無理。あの快感を味わったら病みつきになるに決まってる」 「俺もだ。むしろ『グロウリング』のお陰でストレスがすっきりとして色々と前向きに考えられるようになったし」 「母さんと最近、喧嘩しなくなったのも『グロウリング』で発散できてるから、それは俺も実感してる」 メリットとデメリットを比較すれば、秘密を保持している現段階ではメリットしかない。 そして、男同士の性の快感の「虜(とりこ)」になった破廉恥ボーイズたちは、チーム名の通りの性に対しては破廉恥男子になっているのだ。 「……大人になった俺、超カッコイイよな?」 「カッコ良さだったら俺だって負けてないぜ?」 「顔とのギャップで俺もイケテルでしょ?」 「筋肉とチンポのサイズ的には俺が一番じゃん」 4人の少年は互いに挑発し合う。 『ちょっと待って』と海流が割って入った。 「今からさ、君たちの中で誰が一番エロくてカッコいいか、僕にも教えて欲しいんだ。それと――」 海竜は顔を赤くして告白した。 「僕も君たちの仲間に、『破廉恥ボーイズ』のメンバーに加えて欲しい」 俊太が手を出し海竜に握手を求めた。 「ようこそ! 『破廉恥ボーイズ』へ! 俺は下田君を、いや、海竜を歓迎するぜ!」 「い、稲取くん……」 海竜は嬉しそうに目じりをぬぐった。 てるっちも、貴ちゃんも、そして少し引いた眼差しを向けていた涼ちんも相好を崩して海竜に笑顔を向けた。 「やっぱ5人揃った方がいいもんな? 戦隊ものは」 「誰が戦隊だ? こんなスケベな戦隊ヒーローなんかいねぇだろ」 「俺はピンクとかイエローじゃなくて緑か青がいい」 「貴ちゃんはピンクに決まってるだろ? いっつもピンクな妄想ばっかしてるんだし」 「ははは! 妄想だったら俺もしてるけどなー。ドロッドロなやつを」 「じゃぁ俊太がピンク枠だ。貴ちゃんは、うーん、オレンジ?」 「面白い話に僕もノリたいけど、そろそろ、ヤらない? 遅くなったら父さんも母さんも帰って来ちゃうからさ」 俊太たちはハッと時計を見た。 もう19時を過ぎているではないか。 「やべ、早くヤろう。大人になってた海竜、俺、かなりタイプなんだわ」 「爽やかイケメンかつスケベボディ、って最強だもんな」 「スーツの似合う着痩せマッチョ? それだけでも破壊力があるよね!」 「やっべ、もう我慢汁出て来た! 早くパンツ脱がないとべとべとになっちまう」 この後、5人目のメンバーを迎えた『破廉恥ボーイズ』たちは、それぞれの『グロウリング』を身に着け逞しい大人へと変身し、 時間の許す限りチンポを貪り、ケツを責め合い、大量の精液を噴き上げ快感に身を委ねた。