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鷹取リュウゴ
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変性転身ターンニングマシン 4

4 夢か現か 「まさか、時間まで被るなんてな」   ドアを開け店の中に入ったおれは、受付に居た黒部にそう言われていた。 「そいつはこっちのセリフだぜ。今日はミリタリーショップに行って新しい装備を物色するつもりだ、とか言ってたくせに」 アロハマッチョはそんな俺たちを見てサングラス越しにニンマリと微笑んでいた。 「お二人とも当店の『ターンニングマシン』を気に入ってくれたみたいっすね! 初回は下地作りだけで精一杯なんで、ハッキリとした効果は2回目から実感できると思うっすよ!」 肌の色はともかく日焼けマシンで贅肉が落ちた、なんて聞いた事が無い。 黒部は、その辺りはどうだったんだろう? 服の上から見る限りでは差はあまり無さそうだが。 「ええと、ちょっと聞きたいんですけど」 「はい? なんすか?」 黒部が意を決した顔つきでアロハマッチョに質した。 「あの日焼けマシンって中からスライムとか出て来たりはしませんか?」 「…………え?」 今の間はなんだ? 「夢なのかとも思ったんですがやけにリアルだったもので」 「お客さん、スライムってあの、アレでしょ? アニメとかゲームとかに出てくるモンスターの?」 「ええ、そうです」 「そのスライムがお客さんに何かしていたんすか?」 「いや、あの、ソイツが俺をですね……。いえ、何でもありません」 アロハマッチョが咳払いを一つした。 「あのマシンの中は随分と居心地が良くて大抵のお客さんは寝てしまうんすけど、とてもリアルな夢を見た、と おっしゃるお客さんがいる事は確かっすね。 とは言え、夢でもスライムが出るようなマシンはやっぱり嫌っすよね? なので今日は止めておくっすか?」 黒部は答えに窮した。 きっと本音は昨日と同じくあのマシンでスライムに犯され気持ち良くなりたいに違いない。 だけど、今の黒部の発言はややもするとクレームに近いニュアンスがあるようにも受け止められる。 夢とは言えスライムが出るようなマシンを再びリクエストするなんて頭がおかしい客だな、と悪印象を持たれたくは無い。 「――なら、今日は俺が黒いマシンを使わせてもらっても良いですか?」 黒部が口ごもっている内に俺が割って入った。 「永輝……?」 「もちろん構わないっすよ! なら、黒部さんは赤いマシンを使って頂きたいっす」 「いいよな? 黒部」 「あ、ああ、別に、良いけど……」 複雑な表情を浮かべる黒部を見て、それでも俺が口を挟んだことは正解だったのだ、と自分に言い聞かせた。 黒部のスライムも俺の触手も「証拠」どころか「痕跡」すら無い。 全部俺たちの妄想だと一蹴されてもおかしくない夢の話をアロハマッチョに言い募ったところで益は無いし、店にとっても迷惑なだけだ。 だから俺は横から黒いマシンを黒部から奪う事になったとはいえ間違っちゃいない、と。 「うるさい客だと思われて出禁にされたくはないだろう? ここはひとまず別のマシンで手を打っておくんだ」 服を脱ぎながら念押しで黒部にそう言うと、さすがに理解が及んだようでハッと俺を見つめた。 そんなこんなで黒部のカラダに変化があったかどうかを確かめられないまま俺は黒いチンポ型マシンの中に入ってカラダを横たえる。 閉じ行くマシンのドアの隙間からは、渋々ながら昨日俺が入った赤い葉っぱ型マシンを使う事にしたようでゆっくりと足を上げて中に入って行く黒部が見えた。 あの触手の快感を今日は黒部が味わうのかと思うとかなり惜しい気がしてくるのだが今更遅い。 次こそ赤いマシンを俺が使ってやるのだ、と言い聞かせながらゴーグルを装着した。 ◇  ゴーグルの中で目を開けてみる。薄く青い光が俺を包む。 目には見えない紫外線が含まれている光だ。 暑くも無く、寒くも無く、密閉空間なのに息苦しさなど全く感じない。 マシンに入っていくらも経たない内に足首でヌチャヌチャと粘着く音がした。 これが黒部の言っていたスライムだろうか? 少し緊張しながらもう一度目を閉じ「ソイツ」の出方を窺う。 ――グプ、ニュブ、ズニュル 「来たな……」 足首から這い昇る「ソイツ」に膝から太ももまでが早くも包まれたようだ。 ボタ、ドポン、と胸や腹にも粘液が落ちて来た。 さすがにじっとしていられず顔だけを起こして「ソイツ」を見た。 「うわ! マジでスライム!?」 マシンの内側はどこもかしこも黒く透明な粘液がぶよぶよと蠢き、俺をそのまま捕食しちまいそうな有り様だった。 コーラみたいなブラックスライムは俺の声に反応でもしたかのように一斉に飛びつき、俺の全身を黒い粘液に封じ込めた。 「んぐぶ! ぐぼぶはぁぁっ!」 閉じた口の中にも耳にも、ゴーグルを越えて目の周りや鼻の中にも、俺の穴と言う穴の中にスライムが入り込もうとする! 触手の時と同じく呼吸ができない苦しさを味わいこのままスライムに殺されてしまうのでは、と恐怖した。 これは! こいつは夢じゃあないだろ! 現実だ! ここまでリアルな夢などあってたまるか! 悶えながらも確信する。 いよいよヤバイ! と大声を出しかけた時、ふぅっと呼吸が楽にできるようになった。 スライムは相変わらず俺のカラダを包み込んでグニュグニュと動いているのに。 理由は分からないがひとまず窒息はしないと安堵した途端、今度はチンポが燃えるように熱く感じられた。 「んうぅっ! ち、チンポが! 熱っ! チンポがぁ!」 上半身を起こして股間を見れば、ブラックスライムが俺のチンポの中に入り、チンポと一体化しているではないか! 黒ずんだ軟体生物と化した俺のチンポはうねうねと揺れて体積を増やし、亀頭も竿も元のサイズの3倍以上へ成長すると、その黒肉棒の先端をグニャンと折り曲げ、 あろうことか股下をくぐって俺のケツ穴へと照準を定めたのだ。 「なっ!? ま、マジかよぉっ!?」 俺のチンポが俺のケツ穴を狙っている。セルフアナルファックなんてどんだけ巨根だよ!?  驚愕する間にも俺を包むスライムは皮膚を愛撫し乳首を舐め、速やかに快感の中に溶かし込んで俺を淫猥に仕立て上げる。 「ぐっ! んああ! ま、マジ、キモヂ、イヒィィッ!」 ネチャネチャ、ヌチュ、と耳の中を犯し、這いまわり、俺の精神を舐め転がす。 ――ヌブ、ズブゥ! 「はぅあああ!? ちん、ぽ、が! 俺のチンポがぁ! 俺ん中にひぃ!」 デカくなった亀頭がとうとう閉じた穴をこじ開け内部に侵入を果たした! 「ひぐ! んうぅぅ! んあ゛あ゛あ゛ーーーー」 ビリビリとした甘い感覚が流れ込むと、最後まで残っていた抵抗心がドロリと溢れ出る先走りに混ざって外へと流し去ってしまった。 ――ズプンッ! ジュグブジュ! ズズズッ! 「う゛あ゛あ゛あっ! あ゛くぅ!」 俺を貫いた亀頭が肉門をメリメリ押し拡げながら更に奥へ奥へと侵し進む。 高く張り出したエラが腸壁をズリズリと擦り上げ、それがまた得も言えない快感を俺に寄越す。 そうして、ゆるやかにズプズプとピストンを開始し始めたチンポが一番感じる場所、昨日俺も知ったばかりの前立腺を探り当て、執拗にそこだけを責め始めた。 「んあ! やっ! だっ! そこ、ばっかりぃっ! んひ! あ゛あ゛あ゛っ! んぎ、ぎもぢ、いいいっ!」 こっから先はなし崩し、だった。 エロ気持ちイイ快感に敗北した俺を犯し、嬲り、凌辱するブラックスライム。 チンポと合体し勝手に俺のケツをグチョグチョと掻き混ぜ、より深い部分までチンポの大きさを刻みつける。 同時にチンポが感じる快感をも俺に寄越すものだから、俺もまたケツを犯す感覚だって当然感じられた。 ああ、すっげぇ……、野郎のケツってこんなに気持ちいいものなんだ、と俺の中に新たな「認識」を植え付け、そして新たな「欲望」ともたちまち結合を果たす。 「んっ! はっあ゛! っも゛ぅ、イグ! イグイグ! ア゛ーーーーッ! イ、イグゥゥーーーーーッ!」 カリのくびれがひと際強く前立腺をグリグリと捏ねるキモチ良さ。 まとわりつくアナルの肉壁がチンポを扱く気持ち良さ。 その両方が頂点に達すると、チンポがさらに一回りぶわっと大きさを増し射精が開始。 ドクドクと熱い粘液が俺の中に大量に放出されていくのが分かる。 「も、っどぉ! もっとイキてぇ、ん゛う゛、もっとケツん中、あふ、い、いっぱい、セーエキ、欲しい……」 射精し終えたチンポがずるぅ、とケツの中から這い出て来た。   俺の男のシンボルは満足げに涎を垂らし、鈴口をニヤリと歪めて俺を見た。 ブラックスライムと一体になったそいつは俺に新たな「飢え」を覚えさせた。 「チンポ、チンポ、もっと、欲しい……、野郎の、ケツ、もっと掘りてぇ……、ザーメン、ぶっ放してぇ~!」  「お客さーん! もう終わってるんで、起きてほしいんすけどー」 呼ぶ声がアロハマッチョのモノだと気が付くのに、少し時間がかかった。 目を覚ました俺はすぐに自分の状態をチェックした。 「やっぱり、無い……。夢? でもあんなリアルな……」 スライムの痕跡はどこにも見当たらない。マシンの内部も入った時と変わりがない。あるのは、俺のケツの奥に 芽生えた新しい「飢え」だけ。 「お友達も丁度終わったみたいっすね」 ほとんど同じタイミングでマシンに入ったのだから当然なのだが黒部も赤いマシンの縁に腰かけ、ゴーグルを外した後、自分の手足や股間をぼんやりと見つめていた。 そんな黒部はマシンへ入る前より明らかに肌が黒く焼けているだけではなく、痩せてガリガリだったカラダに筋肉がほんのりと付いて少し逞しいフォルムになっているのだが、黒部本人はその事に気付いているのだろうか? ハッと顔を上げた黒部がこっちを振り向きじっと俺を見つめた。 次に目を大きく見開きひどく驚いた表情になった。 「え、永輝? そのカラダは……」 俺も黒部に指摘されるまで自身の変化に気付いていなかった。 「お客さん、徐々に仕上がってきたっすねぇ~。んで、どうっすか? 明日も予約されるっすか~?」 俺も黒部もその場でイエスと返した。


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