7肉体従性欲 智也の誕生パーティが終わって数日後。 頼流や平吾、青雲は自身に起こる不思議な現象に悩まされていた。 不意にペニスから一切触れていないのに激しくシコられたような感覚が起きたり、指で乳首を弄られる感覚が起き、強い快感が生じるのだ。 それらの現象はもちろん、智也がリンクドールを通してやっている事だった。 ◇ 智也は初め、大学にリンクドールを持ち込み頼流の前でバッグの中に入れたままリンクドールのチンポを弄って様子を見てみた。 「はうぁ!?」 タイムラグなどなく即座に頼流は股間を押えて周囲を窺った。 「どうかしたのか?」 「い、いや……、なんか急に、虫でも止まったのかな?」 「おう、そうか。そりゃビックリするな」 驚かせたのは自分なのに智也は素知らぬ風を装って内心ではほくそ笑んだ。 (俺だけじゃない。リンクドールと素材を提供した頼流はちゃんとリンクして繋がっているんだ) 智也は実感を新たにした。 次に智也がやったのは、リンクドールを通して変身することであった。 アプリの説明書によると、リンクドールの頭部を付け替えるだけで変身は完了、と記載されていた。 ただ、感覚が伝わる人形の首を引き抜くなんて、さすがに激痛が走るのでは? 最悪、命に関わったりしないか? と恐怖を覚えた。 説明では問題無いように書かれてはいてもリンクドールと同じように首が千切れてしまっては「呪いの人形」ネタのホラー映画の再現ではないか、と。 電話でその疑問を3Dプリンターの産みの親に伝えると「なら、俺で実験してみればいい」と、セルガウルが瞬時に現われた。 「先に俺のリンクドールの首を引き抜いてみろ。そうすりゃ分かるだろ? 快感以外の刺激や感覚は一定の基準を超えると、自動的にリンクが切れる構造になっているからな。 それに、思い出しても見ろ? 智也がチュートリアルで作ったリンクドールが砕けた時に智也はどうだった? 何ともなかっただろ?」 確かにそうだった。智也のリンクドールが壊れた時、痛みどころか何の違和感も感じてはいない。 それでもセルガウルは親切に自分で実験してみろ、と言う。その言葉に甘えて智也はセルガウルのリンクドールからドキドキしながら頭部を掴んで引っ張った。 すると、首の中ほどがゴムのように伸びてから「ツプン」と分離した。 「――ほら、な? 俺は何にも感じちゃいない」 セルガウルは首筋を手でぺちぺち叩いて異常が何も無い事を智也に示した。 ホッと息を吐いた智也はセルガウルの「首なしリンクドール」に新しく作った自身のドールの頭部をくっつけた。 「んぐふ!? ぐぅぅぉおあああああああーーーーっ!」 メキメキと肥大する筋肉。ミシミシ音を立てて巨大化するチンポ。背には黒い蝙蝠の翼、尾てい骨には蛇のような尻尾、 褐色の皮膚には紫色の淫紋がじわりと滲み出た。 そしてさらに、やや遅れて顔がグニャグニャと変形しセルガウルと同じになった。 「顔もなのか?」 見ればリンクドールの頭部も変形して「智也」から「セルガウル」になっていた。 「基本はリンクドールのボディに合わせて顔も変わるようになっているからな。この点はアプリでどちらかに変更できる」 一つの部屋に同じ顔、同じカラダの淫魔が二体。 「……ヤルだろ?」 「ああ、もちろんだ。このカラダ、スケベ過ぎだぜ」 声も智也のものからセルガウルへと切り替わっていた。 ◇ 智也は完成したリンクドールの頭部を自身のものに付け替えて頼流や平吾、青雲に変身し、それぞれのカラダでオナニーをしてみた。 スポーツマンらしく逞しいガタイの頼流はやや早漏気味で乳首が非常に敏感であった。 また、すでにアナルは開発していたらしく、指を飲み込ませると難なく入る上に気持ち良さで腰がビクビクと撥ねた。 自分の指やディルドなどでは無く本物のチンポを受け入れた事があるのかどうか? もしかして自分と同じゲイなのか? 「そういや、頼流から女のハナシを聞いた事が無い。言い寄ってくる女をことごとく拒否っているらしいってのは別の奴から聞いた事があるけど、それってやっぱ、そう言う事なんだろうか?」 弓道場で弓を引き矢をつがえる凛々しい智也が、夜になると乳首を責められ、ケツにはチンポを射込まれてアヘっているのかも知れない、と想像した智也は股間が熱くなるのを抑える事ができなかった。 平吾に変身して驚いたのは、いつもダサいオタクのような恰好をしている割に乳首や臍にピアスを着けている事であった。 そして、服の上からでは気付かなかったが頼流に匹敵するほど筋肉質でボクサーのような肉体であったことも驚いた点の一つであった。 髪を上げれば超イケメン。カラダもバキバキなスリ筋で良いカラダなのに何故それを隠すのか? 女の子に確実にモテる武器を持っていながら何故それを使わないのか? 増える疑問の先に見えて来たのは、「もしかして平吾って女嫌い? 男の方が好き、だったとか?」と言う発想であった。 ずるりと剥けたカリ高チンポは尿道の内側がピリピリと感じられ、更なる刺激を欲してじわりと先走りを滲ませる。 「平吾、お前尿道オナニーをやってんのか?」 また、アナルも安々と指を受け入れ、もっと奥へ引きずり込もうと気持ち良く律動する。 「すげぇ、かなり使いこまれてるようだ。一番エロとは縁の無さそうな平吾がここまでエロいカラダをしていただなんて……」 最後は青雲。 ずっしりと大きく重たい二つの睾丸が長さよりも太さが際立っている太チンポの付け根にぶら下がっていて、オナってみれば出てくる一発一発の精液の量があの淫魔を除いて一番多い。 それ以外に目立った特徴は見られなかったが、一発二発ヌいても少しもチンポはまったく萎えず、さらに射精を求めてグラグラと淫らな劣情を股間の内側で沸騰させている。 そんなケタ外れた精力の強さに智也は舌を巻いた。 「マジで? 淫魔じゃないただの人間なのに? 青雲先輩、絶倫過ぎだろ?」 彼女ができても長続きしない、と愚痴っていたのを聞いた事があったが、原因は青雲の強すぎる精力のせいでは? と 思わせるに十分であった。 「どんだけ射精すりゃおとなしくなってくれんだよ! もう10発以上ぶっ放してんだぞ?」 3日抜かなければ夢精してしまう、と言っていたのは誇張や冗談じゃなかったんだ、と智也は身をもって知ることとなった。 ◇ 「なぁ、智也、話したい事があるんだが……」 「智也くん、相談したい事があるんだけど……」 「悪ぃ智也。ちょっとお前の考えを聞いてみたいんだが……」 パーティから10日ほど経った頃であった。 智也は頼流たち友人3人の身の上に起こる悩ましい現象について相談を受けていた。 『唐突に弄ってもいないのに気持ちよく感じてしまって、挙句の果てにイってしまったりするのだが、これは何らかの病気なのだろうか?』 リンクドールでそれぞれに変身しオナニーしまくっていた、などと正直に言えない智也は「溜まっているんじゃないか?」 と答えるしかなかった。 それからさらに数日後、頼流と平吾、青雲は智也のアパートに集まっていた。 もう一度相談したい事がある、と。 智也は素知らぬ顔で「今度は何の相談?」と尋ねる。 「こいつを見てくれないか?」 3人は衣服を脱いで全裸になった。 「うわ!? なんだそのごついカラダ!? マジで!?」 頼流も平吾も青雲も、全員がマッチョな肉体になっていたのだ。 「目が覚めたらこんなカラダになってたんだよぉ!」 平吾がグィと頭を下げるとボゴ! グボォ! と腹筋が盛り上がる。 「しかもチンポもだ。こんなにもデカくなっちまってよぉ」 青雲が股間にぶら下がるイチモツを掴む。萎えているにも関わらず膝にまで達する腕のような極太巨大チンポである。 そして、青雲だけじゃなく平吾も頼流もチンポは巨大に成長していた。 「凄いデカさだ。勃起したらとんでもない大きさになるな……」 「ここ最近なんだが、夜中、寝る頃になったら急激にカラダがマッチョになって、チンポが巨大化しちまう事が何度もあった。 ただ、目が覚めたらいつも通りに戻っていたから、最初は夢でも見てたのか、と思っていたんだ」 頼流が自身の肉体をみつめながらしみじみと呟く。 「オナニーしたら凄いいっぱい精液は出ちゃうし、さすがにこれって夢じゃないな、って分かってきて」 平吾も思い出しながら事情を補足する。 「それはまだ大した問題じゃなかったのさ。カラダが一時的にマッチョになっちまったりチンポが超デカくなっちまったりは、まだ序の口だったんだよ」 青雲が股間を睨みながら吐き出した。 「智也。一番の問題はそれらじゃないんだ。実は……」 顔を上げた頼流が目を伏せて言い淀む。 そりゃ「あんな状態」だとは中々言えないよな、と智也は内心でニヤリと微笑んだ。 言うか言うまいか迷いを見せた頼流に代わって青雲が前に出た。 「俺らの一番の問題ってのは、コイツなんだ」 マッチョになった青雲が後ろを向いて智也にケツを近づけた。 「悪いけど、ケツたぶを開いて俺の、お、奥を見てくれ、智也……」 顔を真っ赤にした青雲は、振り返ったかと思うとすぐに顔を床に突っ伏した。 言われた通り智也が青雲の尻をグッと押し拡げてみると、丸く窄まるアナルの隣に縦方向の肉の裂け目が見つかった。 「これは?」 「ま、マンコだ、と思う」 「マンコ? ってあの、女にある、あのマンコっすか?」 「そ、そうだって! 何度も言わせんなよぉ! 恥ずかしいじゃんかよぉ!」 抗議する青雲の女性器からジワリと粘液が滲み出て来た。マンコと口にしただけで興奮して感じてしまったのだ。 「すげぇ、青雲のマンコから蜜が溢れて来やがった。マジで女性器、いやらしいヴァギナになってんだ……」 青雲の雌穴からドプ、と大粒の粘液が込み上がった。 「実は僕もなんだ……。智也くん僕にも男なのにオマンコができちゃって……」 そう言った平吾がベッドに腰を掛け両脚と玉袋を持ち上げM字に開脚する。すると、股の間にビクビクと卑猥に震える立派なヴァギナが現れたのだった。 赤い肉の唇が会陰からケツ穴に向かってなまめかしく肉唇を開閉している。 「青雲も平吾も、それだけならまだいいよな。俺なんか――」 「ちょっと待った頼流。俺、トイレに行きたくなった」 ようやく意を決して告白しようとした頼流を止めて、智也はトイレに入った。 「どうせだったら言葉だけじゃなくて実際にそうなっている状態を見せてもらわなきゃ」 小さく呟く智也はトイレの戸棚の中からマッチョに作った頼流のリンクドールを掴み、股間部分を別に作っておいたパーツへと交換した。 『んぐぅぅぅぅ!』 トイレの外から低い雄叫びが飛び込んできた。「よしよし。ちゃんと始まったようだな」 「どうしたんだ!?」 トイレから出て来た智也は慌てた風を装って頼流のそばへ近寄った。 「み、見るなぁ! いや、見てくれ! 俺、のぉぉ! チンポが! チンポがぁぁぁーーーーっ!」 全身をガクガク震わせのけ反っている頼流の股間に聳えていた巨大チンポが「ズズ、ズズズ」と、カラダの中へ、股間の奥へと引きずり込まれ、 どんどん埋没していくではないか! 「おいおいおい! 大丈夫かよ頼流!」 「だ、大丈夫、だ、このまま見届けて、くれ……ん゛ん゛ぐ! ぐぉ、お、お、ぉあ゛あ゛ーーッ!」 勃起して60cmにも達していた巨大チンポがズブズブめり込み、最後まで残っていた二つの睾丸までもが股間の中に飲み込まれてしまうと、 チンポの生えていた部分がブニュブニュと蠢き、女性器へと、平吾や青雲のモノよりも立派なヴァギナへと姿を変えたのだった。 「はぁ、はぁ、んぐ、こ、こんな風に、俺の、ち、ちんぽが、マンコに、なっちまうんだ……」 平吾と青雲はチンポとマンコの両方を持つふたなりに、頼流はチンポが無くマンコだけのカントボーイになってしまったのだ。 「凄ぇ。みんな凄ぇけど、俺には訳が分かんねぇよ。元通りにする方法は知らないし」 「ち、違うんだ智也」 青雲が智也の手を掴んだ。 「そうなんだよ智也くん! 多分、しばらくしたら元には戻る、と思う」 平吾も智也の手を取った。 そんな二人と目でうなずき合った頼流が口を開いた。 「ここに! 俺や二人のマンコに! 智也のチンポを挿れて欲しい! もう、自分の指なんかじゃ我慢できねぇ! 何もしなくたってしばらくしたら マンコは消えて元通りになるんだが、悶々とした気持ちがずーっと残ってて他の事に頭が回んねぇんだ! セックスしてぇ! マジでセックスしてぇ! ちゃんとセックスしてマンコの奥までチンポを嵌めてもらいてぇ! 指よりもチンポで気持ち良くグチュグチュにして欲しい!」 「……それは、理解したけど、どうして俺の所に? 他にも仲のいい奴はいるだろ?」 「ダメだ。俺は智也とやりてぇ」 「僕もなんだ。智也くん以外なんて思いつかなくって」 「俺だってそうさ。つか、男同士でヤルんなら智也と、って前々から思っていたしな」 三人とも智也が拒否するなどとは微塵も考えていない顔をしていた。高ぶる性欲と興奮とで思考が極端に狭まっているのだ。 「頼む! 智也! 俺と! 俺とセックスしてくれ! 俺だってお前の事は前から気になっていたんだ!」 頼流が筋肉を唸らせながら智也をギュッとハグした。 「僕だって智也くんとはセックスしたかったんだ! だって僕は、君の事――」 「待て待て! 頼流も平吾も割り込みすんな! 俺が先だっての! 智也に俺らの状態を話そうって誘ったのだって俺なんだぜ!」 なるほど、と智也は思った。 カラダに起き始めた異変を智也に知らせようと最初に言い出したのは青雲だったのだ。 誕生パーティの席で互いのSNSのアカウントは交換していたから、智也の知らない所で前もって打ち明け合いや話し合いは行ってたのだ、と。 「まぁまぁ。喧嘩なんてしないでよ。3人の希望はよーく分かったから。俺だってそんなカッコいいガタイを見せられたら興奮しない訳がないよ。 でも、ちょっと待って欲しい。俺からも皆に打ち明けたい事がある」 智也は薄く目を閉じ意識をカラダの奥へ向けた。 ふっ、と息を吐きグッと拳を握ると、身に付けていたパーカーもハーパンもバリバリと音を立てて弾け飛んでしまった。 「と、智也……?」 時間にするとほんの一瞬、と言える。 「ふぅぅ……。俺もなんだよ。実は俺も、カラダがこんな風になっちまうんだ」 智也は淫魔・セルガウルと同じ淫魔の肉体に変身していた。 しかし、前回とは異なり顔は智也のままである。 褐色マッチョに紫の淫紋。二重のコックリングを着けたチンポはメガサイズ。翼は背の中に隠し尻尾だけは外に出している。 「な、なんだそのカラダは!? なんてエロいカラダしてんだよぉ」 頼流が堪らず唇をベロリと舐めた。 「と、智也くん凄い……。僕、ますます智也くんとエッチしたい……」 股間のマンコから平吾のジュースがドプンと溢れ出た。 「マジかよ~。智也も俺らみたいになってたのかよぉ~。でも、更にエロくなって最高じゃん! もうヤバイとしか言いようがないな!」 見惚れる青雲のチンポからドクドクと先走りが噴き上がる。 「ははは、もう待ち切れないって顔してる。んじゃぁ、始めようぜ!」 智也は一番そばに立っていた頼流のマンコにどデカイイチモツをズブゥ! と挿し込んだ。 「はう゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーーーーっ!」 歓喜の雄叫びを上げる頼流。 平吾のマンコには尻尾を巡らせグジュジュとのめり込ませた。 「尻尾もチンポ並みに太くできるから、物足りねぇって事にはならないと思うぜ?」 「んぐぅぅぅぅぉおおおおおお! す、しゅごいぃぃぃひぃぃぃーーっ!」 「青雲は……、しばらくは俺のアナルでも味わっててくれよ。俺の穴も結構凄いんだぜ?」 青雲のチンポを掴んでケツ穴に導いて挿入した。 「んを!? こ、これが智也のアナルなのか!? うわ、うわぁ、なんてイヤラシくグニュグニュ動いてやがるんだ! 俺のチンポが奥へ、す、吸い込まれるっ! んっはぁぁぁ! ヤッベェ! 超キモヂィィッ!」 快感の宴が始まった。 雄同士の肉体がもつれ、からみ、汗と精液とでぐちゃぐちゃに交わって貪り合う宴であった。 肥大したペニスからにさわしい大量の精液が溢れ、カントボーイと化した頼流のマンコからも白濁の精液がドバァ! と溢れ出る。 そもそも頼流のペニスは体内で消滅した訳では無く体内に埋没した後は全身の筋肉と融合し、見た目は変わらずとも頼流のカラダそのものが一つの巨大なペニス、巨大な睾丸へと変化していたのだ。 もちろん、そうなるようリンクドールのパーツに「設定」したのは智也であった。 制服姿の芦原が空間転移で音も無く現れた。 誰も気が付かないのはカラダを人形のように小さくしているためであった。 「うんうん。いいねぇ。俺も配達途中でなきゃ参加したいところだ。けど、まぁ、こうやってたっぷり精液を吐き出し合ってくれて嬉しいよ。 リンクドールで変身した状態で精液をぶっかけ合うのは、リンクドールに直接精液を浴びせるのと一緒だからさ。 んでもって俺は、リンクドールを通じて人間の精気を受け取ることができる。 ああっ! 美味い、すっげー美味いよ皆の精気! 濃くて臭くって量もたっぷりで……うんめぇ~! 人間の精液って、だから最高で止められないんだよ! 良いね! そう、そのままもっと味わわせてくれ! 皆の精気を、皆の精液を、俺にももっと寄越して欲しい――」 終