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鷹取リュウゴ
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リビドーマスク・エキサイト 3

3ミステリアスマスク  コンビニ弁当で夕飯を済ませた頃、中野が俺の部屋にやって来た。 「そういや、中野が俺の部屋に来るのって初めてじゃないか?」 「そうなるな」 俺だって中野の部屋へ遊びに行った事はまだ無い。 知り合って2年。 良く話すようになって1年と少し。 仲の良い友人とは言え、それでも互いの自宅を訪れる程でも無いレベルの「親しさ」だ。 部屋の中に入った中野はさほどじろじろと見渡す事も無く空いているスペースにドカッと座り込んだ。 体格がいいもんだから食事に使うミニテーブルがイスの座面程度に見えてくる。 せっかくだからドリンクくらいは出さないとな、と立ち上がって冷蔵庫のドアを開ける。 「ウーロン茶くらいしか無いけどいいよな?」 聞いているのに返事が無い。 「うん」でも何でもいいから反応しろよ、と振り返って見れば「――お、おま!? その、それ……」 中野が頭に「マスク」を着けていたのだ。 「広人。俺も、マスクを持っている。手に入れたのは夏休みに入る直前。だから3か月ほど前になるな」 白地に赤くTのラインが入っているマスクだった。 しかも目の部分には緑色の窓があり、左右の耳の上には小さな翼が突き出ている。口の部分は横一文字ながら構造的に口を示す段差が出来ている。 特撮ヒーローのようにカッコいいマスクじゃないか。 俺が拾ったマスクはいわばモブ戦闘員仕様で、中野が着けているのは主人公、ヒーロー仕様と言ったら分かりやすいか。 「良く似合ってるじゃん。お世辞でも何でもなく。ガタイも良いし中野なら絶対人気者のプロレスラーになれる。 俺も応援するし、正体がお前だってことは絶対誰にも話さねぇよ」 「何を言っているんだ?」 「いや、だからさ、中野はこれから覆面レスラーとしてデビューするんだろ? んで、俺が拾ったマスクはやっぱお前か、 所属チームの誰かのマスクで、中身がどこの誰かってのをうっかり喋って欲しくないからマスクを他の奴に見せるなとか、 交番へは行かなくていい、とか言ってたんじゃねぇの?」 中野が肩を小刻みに揺さぶって笑っていた。 てか、笑わなくたっていいじゃん。俺も少しは飛躍し過ぎてるかもな、と思ってんだし。 「あっはは、ちげぇよ。俺は覆面レスラーとしてデビューしない。でも広人の話はいつも面白いな」 「楽しんで頂けたようで何より、だ!」 「はは、そんなムキになるなって。からかっているつもりは無いんだ。広人の想像力にはいつも楽しませてもらっているからな」 単なるバカ話についての感想だろう。 俺はよく別のモノに例えて話すことがあるから。 「なぁ広人。お前が拾ったマスク、どこにあるんだ?」 「どこに? ってバッグに入れたままにしてある」 「ちょっと見せてくれないか?」 バッグの中にある黒いマスクを引っ張り出し、中野に渡す。 中野はマスクを広げて正面、裏、内側、とじっくりと観察しては「なるほど」「やはり」などと呟いている。 「で? 結局そのマスクがどうかしたのか? プロレス関係じゃないんだったらコスプレ用なんだろ?」 「そうだな。コスチュームプレイと言えばそうなるか」 「何だよ? 歯にモノが挟まったような言い方しやがって」 「どう説明したところで『百聞は一見に如かず』、だ。広人もこのマスクとまずは『合体』してくれ」 「は? 合体?」 中野は俺に向かっていきなり黒いマスクを投げつけた。 「うわ!」 慌てて手で受け止めようとしたが距離が近すぎてそんなヒマは無い。 って言うか、掴もうと伸ばした俺の手をひらりとかわしてスリットを俺に向けて大きく開き、獲物を捕らえるタコのように口を拡げて俺の頭に覆いかぶさった! ひとりでに動いて鼻や目の位置をピタリと合わせ、しっかりと肌に馴染んで後頭部のスリットがそのまま閉じてしまった。 そのせいで、俺の「手」は出番ナシ。 全く触れる事無くマスクを一瞬で装着できてしまったのだ。 「嘘だろ? マジで? なんで? どうして勝手にマスクが?」 「まぁ落ち着け。ちゃんと説明してやるから。その前にヤル事はヤッて、済ませておこうぜ」 中野がニヤリと笑った。 あれ? マスク越しなのに何故そんな風に見えたんだ? そんな俺の疑問をよそに、中野は着ていた服をどんどん脱ぎ捨てあっと言う間に素っ裸になった。 衣服越しとは違うリアルな肉体美。健康的に発達したはち切れんばかりの筋肉のカラダ。 キレのあるバキバキのマッスルボディに俺は見惚れてしまう。 「すげぇ……。そこまでカッケー体だったのかよ……マジ、かっけぇ」 「ありがとうな。褒めてくれて嬉しいぜ。俺もこのカラダは気に入っているんだ。なので、マスクには感謝しかない」 「え? マスクに感謝?」 「俺がこんなカラダになれたのはマスクのお陰なんだ」 「は?」 「俺の場合、元々太ってたから体型の変化に気付かれにくいんだろうな」 中野は脱いだスラックスからスマホを取り出し表示した画像を俺に突き付けた。 「うん、いつもの中野じゃないか、これが? ……って、えええっ!?」 画像に収まっていたのは上半身が裸の中野。 ただし、そのカラダは筋肉質ではなくぶよぶよムチムチ太っていて、非常にぽっちゃりとした体形なのだ。 「ウエスト以外、服のサイズに変更は無い。腕も脚も贅肉で太ってて体脂肪率も軽く30%越えだった」 これが3か月前の俺だ、と中野は付け足した。 「肥満体」 一言で言うと画像の中野は一般的にはそう表現される。 だが、目の前にいるのは年単位できついトレーニングを経たようなデカくて立派なマッスルボディ。 無駄な贅肉などどこにも見当たらず体脂肪を極限まで落とした至極のマッチョボディ。 「いやでも、そこまでマッチョになってたら気付かれにくいっつったってやっぱ分かりそうなモンなのに」 不思議でしかない。夏休み明けに会った時、どうして俺は中野に何の違和感も感じなかったのか? 顔なんか一回り、いや、二回り小さく見えるし二重顎も綺麗に削ぎ落とされているじゃないか。 「マスクのお陰だ。マスクが成長すると俺にとって不都合な情報は隠ぺいしてくれる。なので、この程度の印象操作は自動的に発動されるようになる」 「成長? 隠ぺい? 印象操作?」 今、マスクについての話をしているんだよな? なのに中野はマスクと結びつかないような単語をいくつも吐き出している。 てか、俺は何について聞いていたんだ? 若干の混乱と不穏な空気にじわじわと緊張を覚えた。 「う~む、やはり順序を間違えたかな? 驚かせないようにと思って言葉を選んでいたつもりだったんだが」 スマホをスラックスの上に置いた中野がいきなり両腕を前に突き出し「ふんっ!」と気合を入れた。 すると、マッチョなカラダがさらにメリメリ、ミシミシと音を立ててパンプアップ。より大きく肥大、より逞しく急成長を遂げ、海外のボディビルダーばりに全身の筋肉を盛り上げた。 「うわ! ええ? うっそだろおい! 気合だけでソコまで筋肉が盛れるのかよ!?」 もしも服を着ていたならアニメキャラみたく爆裂四散しているに違いない。 目の前で起きているのに画面越しの何かを見せられているような気分になってくる。 「――とまぁ、これが俺の本当の姿だ。普段は敢えて抑えてサイズダウンさせている」 部屋の気温が急速に上昇したように感じた。中野から放たれる「雄の」オーラに圧倒され、俺の額に汗が滲む。 「広人もさ、俺みたいになろうと思えばなれるんだぜ? マスクに選ばれた一人なんだからな」 「あのさ、さっきからずっと思ってたんだが、そもそもこのマスクって何なんだ?」 中野の口から「マスク」って言葉は何度も出てきたものの、核心部分はまだ何も聞いちゃいない。 プロレスラー用ではない、って事だけは確実みたいだが。 「回りくどくなっていただろうか? だけど、いきなり事実を突き付けても面食らうだけだろうな、と思ってたんだが」 「いやもう十分面食らっているが」 「では、もう一度面食らってもらうとするか――」 両手を腰に当ててその腰をグッと前に出す中野。 何やってんだ? と思って見ているとただモッコリと膨らんでいただけのボクブリが、グングンと突き出しパンパンに膨らんだテントを張った。 「は? はぁぁ? マジかぁ!?」 テントになったボクブリの「中身」がどんどん膨張し、遂にはボクブリを引き裂き「ボロ゛ン゛」と肉の頭を現した。 しかも、まだまだソイツはサイズを大きくさせ、とんでもない巨大コックへと変貌しやがった! 「どうだ? コレも『マスクのお陰』だ」 膝に届いた巨大亀頭を引き起こし、軽く扱けばメキメキと勃起し上を向く。 太いミミズみたいな血管が包皮に高々と浮かんで、ズル剥けの亀頭は早くも粘液でテラテラ輝いている。 根元にぶら下がる二つのタマが明らかにさっきの倍以上の大きさになっている。 うん? ちょっと待った。キンタマが膨張などするのか? 中野のモノだけ特別製なのか? そんな中野の巨大チンポとメガマッチョボディとを見ていると、俺の咽喉は「何か」を欲するかのようにゴクリと音を立てていた。 「このマスクは生きている。『マスク生命体』なんだ」 「……な、中野さん? おっしゃってる意味がヨクワカラナイんですが」 「自力では移動能力も無いし生命活動をしているとは言い難いから敢えて言うなら『寄生生物』って事らしい」 「寄生? 生物?」 「まぁ、詳しい事は俺もよく分かっていないんだ。コイツをくれた人からの受け売りだしな」 「くれた人?」 「ああ。広人の場合は拾い物だったが俺の場合はちゃんとある人から頂いたモノだ」 中野はいきり勃つ巨大チンポをゆるゆると手で舐り、新たな粘液を亀頭の鈴口からドロリと湧出させた。 「ま、その辺りの話を始めると長くなるんで、先にヤることをヤっておこうぜ」 「ヤること?」 「まだ自覚が無いのかよ? お前のチンポもガチガチに勃起してんじゃねぇか」 パッと頭を下げ股間を見れば、確かに俺のムスコもジャージの中で最大MAXまで勃起していやがった。 「いや、あの、こ、これはだな……。そもそも俺は男にゃ興味無ぇって」 「安心しろ。『マスクのお陰』で広人も男が性欲の対象になっている筈だ。俺がそうだったようにお前もな」 中野が俺の前に立ち塞がった。ヤバい、このままじゃヤラレる! ひとまず逃げなくては! なのに俺の足は動かない。腕も言う事を聞かない。 少し前にも同じような目に遭った気がするが、とにもかくにもこのままでは発情した中野にヤられちまうだけだ。 筋肉の壁が俺の前に現れた。 ドドンと前に膨らんだ大胸筋が、板チョコみたく割れて隆起する六つの腹筋が、そして、そんないかつい胴体以上に力を漲らせてパンパンに勃起しているイチモツが、ほとんど触れそうなすぐ前にあった。 「う、動けない……」 「それは、お前がマスクとまだちゃんと合体できていないからだ。お前の心の中にまだマスクを、男に対する欲望を否定する気持ちが残っているせいだ。 マスクと心を同調させ精神結合が完成すれば自由に動けるだろう」 「んな事言われても……」 「もう認めてやれよ? そこまでチンポをおっ勃ててるのによぉ。もう理解はしているんだろ? お前はなんで勃起しているんだ? 俺のカラダやチンポを見てどう感じた?」 「違っ! こ、これはマスク! そうだ、マスクのせいなんだろ? このおかしなマスクが俺を――」 被っているマスクを取ろうにも手が動かないからどうにもできねぇ! 「いや、違わないさ。マスクに選ばれた時点でお前にも選ばれる理由がある。言わせてもらうとすればお前は基本的に女じゃなく男こそが性の対象だったのさ」 「う、嘘を言うんじゃねぇっ!」 「自覚が無かっただけだな。安心しろ、俺もそうだったんだ。『マスクのお陰で』本当の俺に目覚める事ができたんだ」 中野が俺の手を取って自分の筋肉で膨らんだ胸を、腹筋を、そして亀頭を撫で回す。 「う、ぁ、ああ、すげぇ……」 頭の中に卑猥なイメージがどっと拡がって淫らな欲望がドクドクと股間から溢れ出した。 ――やっぱりそう、なのか? 俺、男に、中野をイヤラシイと感じているのか? そんな疑問がもう一人の俺によって否定された。  (もう自分に嘘をつくのは止めろよ。 昨夜だってバスターマスクとセックスする妄想で思いっきりヌいてたくせによぉ) この時不意に、曖昧になっていた昨夜の記憶が頭の中で鮮明に思い出された。 そうだ、俺、バスターマスクのアナルにチンポをぶち込んで、バスターマスクとアナルセックスしていた妄想をオカズに オナってたんだ。 逞しいバスターマスクの肉穴が全身の筋肉と一緒にヒクヒク蠢いてて超イヤラシイんだぜ? リングの上では不屈の闘志で対戦相手を蹴散らす雄々しいバスターマスクが、俺のチンポで淫らにアヘッて、もっと俺のチンポを欲しいってよがって、気持ちイイ、気持ちイイよぉって繰り返しては涎を垂らして……。  「だろ? 気持ちイイだろう? やっと気付いたようだな。お前も俺と一緒なのさ」 ハッとして顔を上げればいつの間にか俺も素っ裸になっていた。 いつ服を脱いだ? いや、中野に脱がされたのか? どちらにせよヒョロガリなカラダが中野の筋肉ボディに対峙していた。 そして、中野は俺のチンポをグチュグチュ扱きながらもう一方の手を俺のケツに回してごつい指をヌブブと突き入れた。 「ダ、ダメだっ! っぐぉ! ぅあっ! あああっ! あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛ーーーーーーー!」 押し寄せる快感の波。ドバドバ浸出する快楽物質の猛々しさに俺はなすすべも無くギブアップを選択する他無かった。

リビドーマスク・エキサイト 3

Comments

コメントありがとうございます! マッチョになるにつれエロいパワーもアップするのって定番シチュっぽい気もしますが、そこに痺れる憧れるぅ! と言う感じですよねー。 堕ちた先に何が主人公たちを待っているのか?  是非ご期待ください~!

鷹取リュウゴ

知り合いがマッチョになってつられて堕ちていくってパターンいいですねー!現実でもあったりしないですかね、、w

ハッスィー


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