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鷹取リュウゴ
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年男ふれきしぶる 4

4・御性月(おしょうがつ)には他己(たこ)上げて……  「おい? どうした? 急に顔を伏せてよぉ?」 俺みたいなしょぼいカラダは好みじゃないから、年神様にとっては渋々俺の相手をする事になるのだ。 こんな日が来るのなら前もって少しくらい理想に近づけるよう鍛えておいたのに! 「おいー? なんだなんだぁ? 急にいじけてよぉ。もしかして腹でも壊しちまったのか?」 「……腹は壊れてない、俺は、俺は……」 「うん? 俺が? なんだ?」 「俺は、丑津野さんの好みとかけ離れてるから……、仕方なく俺の相手をする事になるんだな、って思って……。 もっと他に、好みに合う年男がいるんじゃないか、って……」 「お? さっき俺が、マッチョが好みのタイプだって言った事を気にしてんのか?」 俺は、その通りだとうなずいた。 「だぁっはっは! ああー! すまねぇ! うっかりしてたぜ俺はよぉ! もっと発言にゃ気を付けないとダメだな! ま、そんな風にいじけさせちまったのは俺の責任だな。そこまで俺の事を好いてくれてんのに、デリカシーに欠ける物言いだったぜ」 丑津野さんは俺に向かって深々と頭を下げた。 「この通りだ。許してくれ。源我をけなす意味は毛頭ないんだ。すまなかった」 「お、俺も! 変に気にし過ぎてしまって! 丑津野さんが謝る事なんて無いですから! そもそも、俺がもっとカッコいいカラダをしていたら良かっただけなんで!」 俺も丑津野さんに頭を下げた。 けれど、丑津野さんが頭を下げたまま上げようとしないものだから、俺もいつ頭を上げたらいいか、タイミングを見失う。 「――ぶぷぷっ! ははっ! あーっはっは! な、なかなか厄介だよな! 人の気持ちってのはよ! ほら、そろそろ顔をあげようぜ? イチ、二の、サンッ!」 丑津野さんが頭を起こすのに合わせて俺も頭を上げた。 ニカッと白い歯を見せて笑う顔がカッコいいのに面白く見えて、俺も笑顔になった。 「良い顔してんじゃん! 『牛窓 源我』くんよぉ! カラダはともかく顔はばっちり俺の好みのタイプなんだぜ?  だから源我。もっと自信を持ってくれな? お前は俺の大事な年男だ」 頭を上げた俺の両肩を丑津野さんががっちりと掴んだ。 分厚く逞しい大きな手が俺を引き寄せる。ああ、俺、これから丑津野さんに抱かれるんだ。 丑津野さんのデカいチンポで丑津野さんの女にされちまうんだ……。 「とは言うものの、だ。大事な年男だし顔立ちも好みではあるが、やっぱりもう少し筋肉質の方が俺としては燃えるんだよなぁ」 「や、やっぱり……」 「まだ先がある。聞いてくれ」 丑津野さんはそう言うと俺を膝の上に抱き上げ後ろから覆いかぶさった。 「神様ってのはだんまりはできても嘘はつけねぇからなぁ。だから好きなタイプはと聞かれりゃああ答えるしかないし、セックスん時もぶっちゃけタイプ以外じゃ不発感が伴っちまう。 そこで、だ。都合の良い事に今の俺って今年一年限定ではあるが丑年の神様になってんだよ。まだ完全じゃぁねぇけど、 そこそこ神通力ってのを使う事ができる」 「神通力?」 「ああ。俺のカラダがデカくなってんのも神通力のお陰だ。意識してデカくした訳じゃねぇけどな」 「そうだったんだ」 「源我のカラダを俺好みに、俺の神通力で筋肉質に変えても良いか?」 「変えてやろう!」と言わないで、一旦俺に了解を求める辺り、丑津野さんの「素」の優しさが感じられ、俺は胸の内が熱くなった。 ここで「できるんですか?」と問い返すなんてダサ過ぎる。 「俺なんかにそんな大事な力、使っちゃっていいのかな、と気になりますけど、それで俺が丑津野さんの好きなタイプになれるのなら、喜んで」 「よく言った! それでこそ俺の、丑年の年男だ!」 丑津野さんは広げた手の平の中からつやつや黒光りする牛の角を出現させた。 「これは?」 「これは牛の角で作ったディルドで、子津が持ってた金色の稲穂と似たような神器だ」 俺の服を消したり褌を穿かせた時に使っていた魔法の杖みたいな道具か。 「こいつを使って源我のカラダを俺好みのマッスルボディにしちまおうかと思うんだが、本当にやっても構わないか?」 「改めて、お願いします。丑津野さんにふさわしいカラダにして下さい。そのためだったらどんな苦痛でも耐えて見せます」 あんな腕よりも太くてデカいディルドが俺のケツにぶち込まれたらタダじゃすまないだろう。 十一人の年男から精液をぶち込まれた時から、俺のケツはすでに開発済みみたく拡張されてるってのは知っていたが、 さすがにあのサイズは規格外、想定外の大きさだ。 だけど、今更泣き言は言いたくない。丑津野さんに愛でられたい。丑津野さんから求められたい。そのためなら! 「そんな恐ろしいモンを見るような目をして何を考えてるんだ? まさかコイツをケツにぶち込むとでも? んなコトするかよ。こんなぶってぇディルドを突っ込んだら一発でケツ穴が裂けちまう。そんな酷い事を俺がすると思ったか?」 「ち、違うんですか?」 「全然違うっ! コイツはこうやって使うんだ!」 いきなり丑津野さんが黒いディルドをシコシコと扱き始めた。 「は? え?」 扱き始めると黒いディルドはさらに勃起し大きくなった。 60cm近いサイズにまで膨らんだディルドの先からはトロトロと雫が溢れ出し、まるで生きているかのようにビクビクと蠢いている。 「よぉし、そろそろ準備が整った。源我は目をギュッと閉じててくれ」 訳は分からないが俺は言われた通り目を固く閉じた。 「その名も『他己上げ(たこあげ)』! 自己では無く他己(他の人)の見た目や中身をうんとハイレベルに上げる神通力だぜ!」 すぐに、俺の顔面と言わず全身に熱い粘液がビュルビュルとぶちまけられた。 口を開けたら粘液が一気に飛び込んで来そうな勢いだったので何も言わずに黙って浴びていた。 この生臭い粘液、やっぱりあの黒いディルドから飛び出したモノなんだよな? 「もう目を開けてもいいぞ」 ゆっくりと瞼を開くと――「こ、これは?」 ドロドロの白い餅のような粘液が俺の全身を覆っていた。 口を開いても中に雪崩れ込まないのは粘度が高く、固まりかけの蝋のような状態だからだ。 「こいつはまぁ、神通力で作り出した筋肉のモト、みたいなもんだ。もう少しすりゃ源我のカラダと一体になって、新しい筋肉としてお前のカラダに追加される筈だ」 「これが、俺の筋肉に?」 じっと見ていると白い粘液は少しずつ形を変えながら俺の皮膚の中にも浸透し始めていた。 「んんっ!? お、俺の中に! 入って、来るっ!」 「ちょっと気味が悪いだろうが、そこは我慢してくれ」 皮膚から入り込んだ粘液が俺のカラダと混ざり合い、融合し始めて行く。 すると、重力に従って下に垂れ下がろうとしていた粘液がグググと上に引き戻され、戻った場所でモコモコと蠢き新たな俺の筋肉として定着してしまった。 脛が、太ももが、パンパンに肥大した筋肉に覆われているラガーマンばりの太さに。 腕が、肩が、極太の筋肉の鎧となってショルダーパッドを装備したアメフト選手のようなごつい肩幅と腕に。 そして、胸や腹部には指を挟めるほど深い谷間を刻んだバッキッバキに割れた腹筋と、分厚い鉄板を左右それぞれに仕込んだみたいに高く盛り上がったバルクのある大胸筋になっていった。 「んぐ! はふ! あぐぅぁ!? ひぐぅっ!」 一つ一つの部位に大きなマッスルパーツを付け加えて行くような過程。プラスされるたびに俺は奇妙な快感を覚え、チンポは必然的に勃起してしまう。 「ついで、と言っちゃなんだが、チンポも大きくしていいか?」 「ぅああっ! いいっ! 良いよぉっ! も、好きにして! んはぁっ! キモチ、イヒィイーーッ!」 黒いディルドの鈴口に残っていた白い粘液を手に取った丑津野さんはその手で俺のチンポを握り、ケーキに生クリームを塗るようにして粘着く粘液を塗り込めゆっくりと扱く。 「ん゛ひ! っくあ゛あ゛あ゛! それもっ! きもぢいいっ! キヒィモヂィィィイイ、ッィイーーーーっ!」 俺のチンポに移された粘液はただちに俺のチンポや海綿体と混ざり合い、ギチギチ、ボコボコ、異様な音を立てて急激に肥大して行く。 「っほがは!? 俺の! チン、ポがぁああ! すっげぇ! スゲェ大きく! デカくなっていくぅぅぅぅーーーっ!」 つられてタマまで大きくサイズを変える。 15cmほどの俺のチンポはたちまち30? いや、40cmクラスの巨大チンポへと変貌を遂げていた。 「はぁ、んは、はぁっ、はぁ、はぁ、はぁ、んぅ、ぅは、あ、はぁ、はぁ……」 「――見違えたな……。俺の想像以上だ。マジで良いぜ。凄ぇ俺好みの男になっちまった……」 丑津野さんが目を見開いて俺を凝視している。 興奮が伴っているのか、褌の中のチンポがビクンビクンを撥ねているのが俺にも見て取れる。 「お、俺、ちゃんと丑津野さんにふさわしいカラダになっていますか?」 前を見せ、次いで背中を向け軽くポーズを取って見せた。 「ああ……、ああ! 凄いな源我! バックも完璧に仕上がってんじゃん! 何だよこのバルクは! 俺はここまでデカくするつもりは無かったぞ?」 「へっ? そ、そうだったんですか?」 「そうだ! なのに俺の予測を超えて遥かにマッチョな、俺の好きなスーパーマッスルボディを手に入れられたのは、源我自身が心から筋肉を求めていたからに違いない! 相乗効果って奴が働いたに違いないなっ!」 ガッツポーズまでして俺の変化を喜ぶ丑津野さん。その笑顔を見てると俺まで嬉しくなってきて思わず色んなポーズを取ってしまう。 「こう、だったかな? ええっと……、ふぬんっ! 『ダブルバイセップスッ!』」 見よう見まねのポージング。足を軽く開いて両腕を上げ、腹筋や背筋に力を込める。 「こいつは見事な逆三のフォルムっ! 上腕二頭筋の膨らみが半端無いな!」 「つ、次は、『サイド、チェストォッ!』」 カラダを横に向けて肘を引き寄せ、大胸筋に力を込めてこれでもかと引き上げ高く盛り上げると、ビキビキと腕や胸に血管が浮かび上がった。 「おおー! 浮き出た血管もエロい! パンプアップした胸だけじゃあない! 肩や脚のキレッキレなカットもかっこイイ~!」 「じゃぁ、最後は、『モストマスキュラーポーズッ!』 腕を前にして握り拳を軽くぶつけ合うように出し、胸を張ったまま上半身をやや前に倒してから全身に思いっきり力を込め筋肉を「勃起」させる! 「マジか? マジか? マジかぁぁあ!? そこまで僧帽筋がデカくなっちゃった? そこまで三角筋が大きくなっちゃった? そこまで、そこまで、腕がぶっとくなっちゃった!?」 丑津野さんが興奮を隠さず俺のカラダを舐めるように見てくれる。 身に付けていた褌はフル勃起してしまったチンポの内圧に耐えられず、褌を引き裂いて亀頭がひょっこり顔を出していた。 「ああ~、やっべえ~! マジやっべぇ~! 最後の年男クンが最高の年男になっちまったよ! もう、我慢できねぇ! もう、源我とセックスしたくって堪んねぇ! もうっ! もうぅぅっ!」 俺はそっと丑津野さんの大きな手を握った。 「俺もっす。さっきから見えてるでしょ? 俺もチンポがほら、ヤバい事になってるんで」 俺のチンポもギンッギンに勃起して、パンパンに膨らんだ亀頭の先端からドクドクと我慢汁、いや「期待汁」が溢れまくっているのだ。 「OK~、了解~、源我、最高~!」 丑津野さんが俺を称賛しながらまたもやひょいっと軽々と持ち上げ、お姫様抱っこで布団の上に横たえた。 「ここまでデカくなったらさすがに重いでしょう?」 「バカやろう。神様舐めんじゃねぇ。つか、神通力無しでもこれぐらいなら平気だっつうの!」 おお、さすがはレスキュー隊員。オレンジの称号は伊達じゃないんだ。 見上げたらもうすぐ前に丑津野さんの顔があった。 ああ、マジでカッコイイなぁ。目も鼻も口も、爽やかさなだけじゃなく雄っぽいエロさもあって、ツンツン立ったショートヘアーに良く合っているなぁ。 本当に俺、こんな素敵な男とセックスしちゃうんだ……。今からこんな「男前」と気持ち良くサカる事ができるんだ。      

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