【チラ見せ】ストーカー話
Added 2018-05-26 04:10:19 +0000 UTC県外の大学に進学し、念願の一人暮らしを始めたものの、友達一人作れないままもうすぐ二ヶ月が経とうとしている。 夢や目標もなく、興味のない授業をただ聞き流すだけの日々。 暇になれば、ネカフェでダラダラと過ごし、ひたすら時が流れるのを待つ。 つまらない人生だ。 でも、そんなつまらない人生が突如として色づいた……あなたと出会えたから―― --------------- あなたと初めて出会ったのは、初夏のある日。 僕はいつものようにネカフェで暇を潰し、そろそろ家に帰ろうと店の外に出た。 (あれ、ここにたこ焼き屋があったのか) 今まで気に留めていなかったが、ネカフェの隣にたこ焼き屋があった。店員一人入るのが精一杯なくらいの狭い小屋だ。当然、中で食べるスペースはない。 「いらっしゃい!」 (やばっ、声掛けられた……) 面倒だからなるべく店員の方を見ないように気をつけていたのだが。 仕方なく店員を見る。 (なっ!? めちゃめちゃカッコいい……!!!) 店員は、浅黒く日焼けしたワイルドな風貌の男だった。20代半ばといったところか。ヒゲを生やした男臭い顔がとてもセクシーだ。頭にタオルを巻いている姿が様になっている。 上半身しか見えないが、体格も逞しくてエロい。肩幅は広いが、腰回りはキュッと締まった見事な逆三角形ボディ。エプロンを着けているが、胸板がせり出しているのも分かる。エプロンの下には黒い半袖のTシャツを着ていて、太くゴツゴツとした腕と、まるっと盛り上がった肩の筋肉がとても男らしい。 「たこ焼き、どうだ?」 「えっ、うぅ、あぅ……」 緊張してうまく話せない。情けない。 「あっ、ネカフェん中で注文できるたこ焼きと同じやつだから、もう喰ってたらごめんな」 なるほど、ネカフェのフードメニューのたこ焼きは、この店のものなのか。 「えっと、じゃ、じゃあ、あの、1パック、ください……」 「毎度あり!」 店員は鉄板からたこ焼きを手際よく取り出し、パックに詰めていく。その器用さを見て、この人はきっとベッドの上でもテクニシャンなのだろうと思ってしまった。それくらいに僕は彼にセックスアピールを感じていたのだ。 「ほい、たこ焼き。450円な」 たこ焼きの入ったレジ袋を受け取りながら、彼に500円玉を渡す。 「ほい、50円のお返し」 彼はお釣りを両手で渡してきた。僕の手を包み込むように。 手のひらの皮が固い。強く頼もしい男の手だ。 「ありがとうな。また来いよ!」 野性味のある顔にニカッと笑みを浮かべて彼は言った。 また来ます、必ず。 だって、僕はあなたの虜になってしまったから。 その日、僕は一睡もできなかった。 翌日もネカフェに行った。 だけど、昼過ぎに店に入った時も、夜に店から出た時も、たこ焼き屋にあなたの姿はなかった。代わりに中年の女性が働いていた。 その次の日も行った。 あなたはいた。ネカフェに入る時にも、ネカフェから出る時にも。 でも、あなたの姿を見ただけで緊張して話しかけることができず、たこ焼きを買えなかった。家に帰ってとても後悔した。 その次の日もあなたはたこ焼き屋にいた。 勇気を出して、あなたからたこ焼きを買った。あなたは普通に接客しているだけだろう。でも、その視線、声、表情が僕だけに向けられていることは確かだ。それだけで僕は嬉しい。 毎日通って、あなたのシフトが大体分かった。あなたは月・水・木・金に働いているんだね。僕はその曜日だけネカフェに通うことにした。 僕がたこ焼きを1パック注文し、あなたがお礼を言いながら商品を差し出してくれる。そんなやりとりを繰り返す日々が続いた。それだけで僕は満足していた。 でも、あなたがそれを変えた。 ある日、いつものようにあなたから商品を受け取り、帰ろうとしていると、あなたが「あっ、ちょっと待ってくれ」と僕を呼び止めた。 「こういうの好きか?」 そう言ってあなたが差し出したのは、20cmくらいのドラゴンのフィギュア。僕がネカフェでプレイしているオンラインゲームに登場するドラゴンだ。 「す、好きで、す……」 「そうか! じゃあ、もらってくんねーかな? これ、人からもらったんだけどよ、俺は興味なくてな」 「あ、ありがとう、ございま、す……」 あなたからプレゼントをもらえるなんて……夢のようだ。 「いつでも見えるところに飾っといてくれよ?」 あなたは冗談めかして言っていたけれど、僕は端からそのつもりだ。 いつでも見えるところに置いて、いつでもあなたを感じていたいから。 家に帰って、早速フィギュアをじっくりと観察してみた。 ドラゴンの猛々しい姿が、男らしいあなたの姿と重なる。 ドラゴンの厚い筋肉が、太く逞しいあなたの腕と重なる。 ドラゴンの鎧の如き皮膚が、無骨なあなたの手と重なる。 「ああっ! あなたはなんてカッコいいんだ……!!!」 ドラゴンを目の前にして、僕はあなたを想いながら、自慰に及んだ。 これまでの人生で一番満足感のある自慰になった。 僕は、自分の中のあなたへの想いがひどく高まっているのを感じていた。 「ドラゴン、飾ってくれたか?」 「は、はい……」 「そりゃよかった」 次の日の買い物では、あなたとの会話が少しだけ増えた。 でも、僕はそれだけじゃ満足できなくなっていた。 いつもは家に帰ってからたこ焼きを食べるが、この日はネカフェ近くの公園に寄って、そこでたこ焼きを食べた。 そして、そのまま家には帰らずに、たこ焼き屋の近くの路地裏であなたの仕事が終わるのを待った。 夜の9時にたこ焼き屋が閉店となり、それから30分ほどしてからあなたが小屋から出てきた。僕はあなたに気づかれないようにこっそりと後をつける。 ――あなたのことを、もっと知りたい。 会うのはいつもカウンター越しだから、こうしてあなたの全身を見るのは初めてだ。ハーフパンツを穿いていて、ボコッと膨らんだふくらはぎが実に美しい。足を踏み出す度にふくらはぎの筋肉が盛り上がり、僕の目を釘付けにする。 あなたの筋肉に見とれている間に、2階建てのアパートに到着した。 ――僕の家に、近い。 その事実に僕は勃起した。あなたの家の近くに住めているなんて。 あなたが階段を上って2階の一室に入るのを確認し、僕は自分の家に戻った。 いつもの狭いワンルーム。 でも、あなたの家に近いと分かっただけで、とてもエロティックな空間に思えた。 そして、窓の外を見て、気づいた。 「あなたの部屋が、見える……!」 間違いない。遠くに見えるあの部屋は、さっきあなたが入っていった部屋だ。 カーテンが閉まっていて中の様子は分からない。 でも、灯りがついているから、あなたが中にいると分かる。 その事実だけで、僕は一晩中自慰に明け暮れた。 その翌日、僕は一眼レフカメラと望遠レンズを購入した。かなり高かったが、親に仕送りの増額を頼めば問題ない。 自宅からカメラのフィルター越しにあなたの家のカーテンを眺める。 そして、カーテンの先のあなたの私生活を想像しては自慰にふけるのが習慣となった。 「あなたはどんな生活を送っているんですか……?」 あなたからもらったドラゴンのフィギュアに話しかける。 ドラゴンはベッドのヘッドボードに飾っている。寝るときにそばにいてほしいから。 「あなたはどんなオナニーをするんですか……?」 ここ最近、仕事終わりのあなたの帰宅を見届けているけど、女性の影は全くない。 となると、性欲処理は自らの手で済ませているはずだ。 「あなたに似合う立派なチンコなんでしょうね」 あなたの腕を思い出す。 脂肪なんか全然なくて、手の甲から上腕にかけて野太い血管が走っている。 「勃起したあなたのチンコにも、きっと野太い血管が浮かんでいるんだ……」 僕に何度もたこ焼きを渡してくれた、あの逞しい腕が脳内で男性器に変わる。 「あなたのチンコは、絶対に大きいはずですよね」 ドラゴンを手に取る。20cmほどの高さがある。 「勃起したら、これくらいの長さでしょうか……」 並の男では遠く及ばない長さだが、 男らしさの塊のようなあなたなら、これくらいあっても不思議ではない。 いや、間違いなくある。 あなたから発せられるセックスアピールの強さは、 あなたが巨根の持ち主であることを示しているんだ。 「あなたのチンコが欲しいです! 抱いてください!!!」 僕はあなたに犯される妄想に浸りながら、ひたすら自慰行為に及んだ。 あなたのことをもっともっと知りたい……