SNSのタイムラインに流れてきた写真。
20年以上前の、あどけない顔をした、まだ少年の自分だった。
いつの間にか知り合った「おじさん」に車で遠くに連れていかれ、ヌードの写真を撮られていた。これはどこだろう。神話の人物を模した姿で撮られている。
こういう撮影の旅は十数回は行ったから、数百枚くらい写真があるだろう。自分では1枚も持っていない。どういう使われ方をしたのかも知らなかった。
当然羞恥心はあったけど、当時はモデルになったようで気分が高揚していた。知らない土地に行くのは旅行している気分だったし、小遣いもその都度もらえた。
良くないことをしている実感はあったけど、親に内緒で出掛け、同級生も知らない秘密の仕事をするのは自立して、先駆けて大人になった気分だった。
ありのままの裸を撮られるのも、自己表現が苦手な自分にとっては、すべてを見てもらえているような気がして解放感があった。
真上を向いた当時の幼茎。初めて撮影中に勃起してしまった時は怒られるかと思ったが、「おじさん」は褒めてくれた。大きいね、立派だねと言われる度、嬉しかった。
自分のすべてを肯定してくれる「おじさん」の事が好きだった。今考えたらオジサンは悪い大人だ。でも自分にとって初恋相手でもあった。
撮影が終わったら毎回、その場でフェラチオされていた。頬から首筋、足の指先まで撫でる「おじさん」の温かい手の平がくすぐったくて笑ってしまうが、そのうち尻の穴に指が入ってきて気づけば、ぼうーっと快楽に浸っていた。誰もいない開放的な場で自分の喘ぐ声だけが聞こえて、頭が真っ白になり、いつの間にか射精している。それが何よりの楽しみになっていたと思う。
さよならの言葉を交わすことなく会うことはなくなった。
彼は今何しているんだろう?
思い出は永遠と時が止まったままの写真の中だけ。
価値のあった頃の自分が、たまに姿を見せて思い出させてくれる。
KRSW
2025-01-30 17:01:59 +0000 UTC半田カノン
2025-01-30 06:24:48 +0000 UTCKRSW
2025-01-29 13:48:06 +0000 UTCShark
2025-01-27 13:10:39 +0000 UTC