アニメーションを作ったよ
3DCGでいくつか動画を作ってきた中でようやく「うひょー!コレコレェ!!!!」となるものが出来た。別に暗い作品を作りたい訳じゃないけど暗い男がマイブームなので暗くなってしまった。
奪胎はタイトルの通り換骨奪胎という四字熟語から思いついた話。良い作品の要素を使って自分なりにアレンジを加える……という感じの意味から「人から何かを奪っても自分の中に必要なものが無くては何も作れないよね」というテーマになっている。
既婚者の友人と不倫している主人公が見た夢の話。現状に満足してるけどもし自分が男じゃなかったら別の立場にいたのかな……という苦さを楽しむやつです。
主人公は30代前半くらい。中性的だけど女には見えないようにしたいので髭を生やしてみた。横を向いた時に髪で表情が隠れるのがいいよね〜〜〜〜〜〜
Tシャツの男は結婚する前から付き合ってたけど結婚してからも表向きは友人として関係が続いている感じ。
ちなみにキャラクターの名前は普通に思い付かなかったので無いです。
最初、主人公は夢の中にいる。当初は体内のような暗くて赤い感じの空間だったけど、少し説明的過ぎる気がしたので夢と現実の狭間のような明るい空間にした。椅子に座らせた方が絵的によかったので座らせている。
外が見える大きな窓は、主人公が心の内側から外界を覗いているイメージ。
外界からエネルギーの要素がやってきて主人公の身体に入る。ここは初めてシュミレーションノードというものを使って作ってみた。
本当はもっとエネルギーをぷよぷよした感じにしたかったけどブーリアンの関係でアーティファクトが発生するので控えめになった。
パーティクルが主人公のお腹に入った後、主人公が安心しているようなニュアンスを出したかったのだけど、どうすれば良かったのだろう。
夜明け前に男の隣で目が覚める。落ち着こうとして煙草に火を点けると、匂いが付くので嫌がられる。この辺りの色使いはとても気に入っている。
また夢の中の空間。天井に大きな穴が空いていてそこから光が降り注ぐ。教会っぽいイメージにする案もあったけど夢の中の背景はとことんシンプルな方がいいということで真っ白な空間に。白背景の方が主人公の黒い服にマッチしてる気がしますね。
突然お腹が痛くなって坐り込む。かわいい子どもが産まれるかと思いきや目の前に広がる肉塊にドン引きする主人公。この辺は古事記にある話から着想を得ています。
この肉塊は大阪万博のミャクミャク様みたいでかわいいな〜と思っていたけど、よく考えたらこんな明らかに不完全な生命体を万博のロゴにする方が尖ってますね。
自分の家で目が覚めると彼氏からメッセージの通知が来ている。(出産報告という設定)
その後彼氏夫婦の家に遊びに来た主人公……という感じ。
ここは明るくて暖かい色調にしてみた。日光でキラキラする埃を入れても良かったかもしれない。
ちなみに最後の奪胎のタイトルロゴ?はイラレではなくペイントソフトで書いています。
年明けから作り始めたので制作期間は一カ月くらい。一人制作とはいえ全体を通してクオリティ的にもっと詰められるところは多々あるけど、各カットの構図とストーリーの湿っぽい質感?雰囲気?には結構満足しています。
他に特に書くことは無いですが、次は台詞のあるアニメーションに挑戦したい。台詞を付けるとなるとコンテの時点で声が付いてそれに合わせてアニメーションをする必要があるので、コンテを比較的しっかり作らなきゃいけないんですよね。