※はじめに
アルティマレディ・ルクリアシリーズは連話で作成していますが、これからの話は基本ルクリアの敗北ENDで終了します。
これとは別にパラレルで勝利ENDがあり、各話は勝利ENDでつながっていると思っていただければ幸いです。
よろしくお願いいたします!
ルクリアとベムラーの戦いから2週間が過ぎようとしていた。
ゴーデス達の表立った動きもなく、アンナとルクリアは注意を払いながらも日常を過ごしていた。
そんな中、アンナがスクールカウンセラーを務める春桜学園では、ひとつの問題が発生していた。
生徒が放課後行方不明になり、ふらっと帰ってくるものの、別人のようになってしまっていたのだ。
しかもその生徒は1人2人ではなく、様々な部活や生徒会の中心となっている者達であった。
皆一様に帰ってきたあとは無気力な状態となっており、彼らを失った部活は弱体化をまぬがれなかった。
生徒会も主要メンバーが被害に遭い、運営に混乱をきたしていた。
当然、カウンセラーとしてアンナは彼らのケアに当たったものの、俗に言う燃え尽き症候群的な症状以外には体も含め異常がなく、手の打ちようがない状況であった。
学園全体を消沈したムードが包み、マイナスエネルギーが色濃くなっていたため、アンナとルクリアはゴーデスの関与を疑ったが、手掛かりが掴めずにいた。
そんな学園の様子を尻目に、ゴーデスと青年は計画の進捗を確認していた。
「マイナスエネルギーの具合はどうだい、ゴーデス?」
「ふむ、いい感じに失望や落胆の念が強まっているのう。
本人ではなく他人からこんなに負の感情が生まれるとは不思議なものだ。」
青年はゴーデスの意見に笑みを浮かべながら答えた。
「勝手に期待して勝手に失望する。人間なんて愚かな生き物だろう?まぁ、今回の狙いはもっと先にある。ついででマイナスエネルギーも産めれば一石二鳥ってところさ。」
「ファファ…興味深いことだ。さて、そろそろ奴らも気付く頃か。迎え撃つ準備も万端であろうな?」
ゴーデスが青年に目を向けると、その手にはひとつの怪獣ソフビが握られていた。
「今回はこいつで行こう。フフフ…」
不敵な笑みを浮かべ、青年は計画の仕上げに入っていった。
ルクリアはアンナの携帯から回線を通り、近場の監視カメラの映像をチェックしていた。
その中で行方不明者が謎の女性に声をかけられたのち、姿を消していることを発見していた。
警察もこの情報を察知していたのだが、カメラの死角に消えたあと、女性も生徒も煙のように消え失せており、その後を追えていないのが現状であった。
近場は警官が総出で聞き込みや児童の保護をおこなっていたため、これ以上の凶行は起こりそうになかった。
アンナも他の教諭と一緒に通学路の見守りに出て、怪しい気配に備えていたが、これと言った成果はないまま日々が過ぎていた。
そんなある日、生徒もほぼ下校し学校に戻ろうとしたアンナの目の前に、例の女が現れる。周りの教諭や警官の目にはその女が映らないらしく、気づいているのはアンナだけであった。
「ルクリア?」
杏奈はそっとパートナーに念を送る。
「アンナ、あの女性はアルティマフィールド内の様な力場の中にいます。周りの人に見えていないのはそのためでしょう。」
ルクリアも女性を察知しアンナへ答えた。
「罠だと思うけど…どうしよう?」
アンナは少しの不安を覚えたが、ルクリアはチャンスと捉えていた。
「待っていても事件は解決しません。いきましょう、アンナ!」
アンナも自失してしまった生徒を思い出し、決意を新たにした。
「そうね。虎穴に入らずんば虎子を得ずっていうし。いきましょう!」
同僚の教諭には少し見回ってから帰ると申し出て1人になったアンナは、女性の元へ足を進めた。
あと数メートルで女性まで近づけるというところで、不意に見えない壁にぶつかってしまう。
パントマイムの様な仕草で力場を確認するアンナ。
「変身してフィールドを中和しましょう。消すことはできなくても中には入ることができるはずです。」
ルクリアの提案に覚悟を決めるアンナ。スマホのアプリをタップし、掛け声とともに空へと掲げた。
「ルクリア!」
その体は光に包まれ、力場の中へと消えていった。
等身大の大きさで変身したルクリアは、相手のフィールドを中和し女性を隠しているフィールドへ入っていった。
フィールドの中には洋館が建っており、女性はその中へと消えていく。
ルクリアも警戒しながらその後を追ったが、洋館に入ったところで女性の気配は忽然と消えていた。
ルクリアが周りを見渡すと、不意にリビングのテレビから声が聞こえてきた。
「ようこそ、アルティマレディルクリア。それとも今野アンナさんとお呼びした方がよいかな?」
砂嵐の様な画面が不意に揺らぐと、ゴーデスの顔が画面に映し出された。
宿敵の登場に顔をこわばらせるルクリア。アンナの素性が割れていることも想定外であった。
「ゴーデス!子供を狙うとはどういうつもりです!」
ルクリアの問いかけにゴーデスは悠然と答える。
「感情の操作が未熟な方が希望から絶望へのふり幅も大きいと思ってな。まぁこっちもいろいろ手探りの段階だよ。」
「まさかこんなすぐに再会できるとは思わなかったが・・・この間の挨拶はいかがだったかな。」
ベムラーとの闘いを思い出し、赤面するルクリア。それをごまかすようにゴーデスをにらみ返した。
「相変わらず卑怯な手を・・・あんな攻撃には屈しません!」
「まぁ、おかげでこの星の人間の協力を得ていることも確認できたしなぁ。今回で協力者の素性もわかった。こっちが一歩リードというところだろう。」
満足そうに告げるゴーデスの態度に歯噛みしながら、ルクリアは声をあげた。
「アンナに手を出すことは許しません!正々堂々私と勝負しなさい!」
ゴーデスはそんなルクリアの余裕のなさを笑いながら、挑発を続ける。
「ファファファ・・・そんな無粋なことはせんよ。まぁ勝負したいというなら受けてたとう!」
そういうや否や、テレビの画面からゴーデスが消え、テレビの陰に隠されていた怪獣の人形が巨大化した。
洋館の屋根を突き破り吸血宇宙星人・ドラキュラスが出現する。
「ルクリア!こっちもフィールドを・・・」
アンナが言いかけたものの、ルクリアはそのまま自らを巨大化させる。
「アンナ、彼らのフィールドも認識阻害能力を有しているようです。このまま相手をします!」
洋館跡地で対峙するルクリアとドラキュラス。
ドラキュラスは羽をはばたかせ飛翔すると、急降下でルクリアを攻撃する。
「くっ・・・速い!」
避けるので手一杯になるルクリア。しかし、ルクリアとアンナもこの数週間で新たな戦法を編み出していた。
「ルクリア、あれをやりましょう!」
「ええ!アンナ!」
手の甲に浄化のエネルギーを集中するルクリア。
エネルギーが剣状に形を形成し、まっすぐに伸びる。
ルクリアはその剣をまっすぐに構えると、急降下してくるドラキュラスへカウンターの一撃を入れた。
体への直撃こそ避けたものの、羽を切られる形となったドラキュラス。
浄化の力の結晶では実際の傷はつかないものの、体内のゴーデス細胞を浄化されて苦しむドラキュラス。
膝をつき悶絶するドラキュラスを見て、アンナは研究で見たアルティママンのシーンを思い出していた。
「ルクリア、その怪獣は油断させてガス攻撃を仕掛けてくるはず!近づいてはだめよ!」
ドラキュラスの出てくるエピソードでは、ガス攻撃を受けて苦しむアルティママンのエネルギーが吸われてしまうというシーンがあった。
「ありがとうございます、アンナ。ではこの距離から浄化を!」
フルムーンレクトの体勢をとるルクリア。
ルクリアの放つ浄化の奥義がドラキュラスを包みこんでいった。
その様子を離れた場所からゴーデスと青年が見ていた。
「おやおや、ここまで予想通りの展開になるとはね・・・」
ドラキュラスは浄化寸前であったが青年は落ち着いた様子であった。
「ファファファ、そうだの。」
ゴーデスも想定内といったリアクションで戦いの推移を眺めていた。
フルムーンレクトの照射が進み、ドラキュラスは元の人形に戻っていた。
「ふぅ・・・今回はこれで・・・」
そう言いかけたアンナは不意に悪寒に襲われた。
「ルクリア!後ろ!」
「え・・・?」
アンナの声掛けに対し、フルムーンレクトに集中していたルクリアの反応が一瞬遅れてしまう。
その背後にはもう一体のドラキュラスが舞い降りていた。
「そんな・・・同じ怪獣がもう一匹・・・」
即座にルクリアを拘束するドラキュラス。
フルムーンレクトでエネルギーを消耗していたルクリアには振りほどくことができなかった。
ドラキュラスはルクリアの首筋に狙いを定めると、牙をむき出しにして噛みついた。
「・・・!きゃあっ!は、離しなさい!」
ルクリアは振りほどこうと手を振り上げる。
しかし、次の瞬間には力無く腕を下ろしてしまう。
「おかしいわ・・・力が抜けてしまいます・・・どうして・・・」
目が霞み体が重くなっていく感覚に戸惑うルクリア。
アンナの意識も消失し、ルクリアはピンチを迎えていた。
「思いのほかうまくいったな。」
目の前に計画通りの展開が完成し、青年は悦に入っていた。
「僕のコレクションなら同じ怪獣のフィギュアも複数用意できる。2体同時展開くらい簡単なことだ。」
ゴーデスも満足げにルクリアのピンチを眺めていた。
「まぁ、怪獣の知識をつけてくることは想定できたからな。油断する瞬間を作るにはいい作戦だったわい。」
「あとはのんびりやつの痴態を眺めることとしよう。」
勝利を確信した二人は目の前の光景を愉悦の表情で眺めていた。
ピコンピコンピコン・・・
カラータイマーが点滅をはじめルクリアのピンチを告げていた。
「おかしいわ・・・まだ動けなくなるような消耗ではないはず・・・どうして抵抗できないの・・・」
ドラキュラスは突き刺した牙からエネルギーを吸い上げていたが、それと同時に催淫液をマイナスエネルギーとともにルクリアの体内に流し込んでいた。
その効果は絶大で、ルクリアはみるみる弱っていった。
さらに催淫液の巡りを速めようと、ルクリアの弱点を責めていくドラキュラス。
はだけさせた胸をもみあげ、逆の手ではビキニのショーツの隙間から尻を撫で上げていく。
催淫液で敏感になった体を責められ、ルクリアは声をあげてしまう。
「はぁん・・・そこは・・・そんな触り方しないで・・・エネルギーが抜けてしまう・・・ああん・・・このままでは・・・」
もう指先も動かせなくなったルクリアは、されるがままになっていた。
ピコピコピコピコ・・・
カラータイマーの点滅が早まり、ルクリアのエネルギーは枯渇寸前であった。
「グァァッ!」
油断する様子もなく、牙を首に突き刺したまま器用にドラキュラスはルクリアのコスチュームを剥いでいく。
「いやぁ・・・やめて・・・あぁん・・・」
胸や秘所をむき出しにされ、ルクリアはもう戦意を失っていた。
ドラキュラスの股間には前回のベムラーと同じく生殖器が追加されおり、大きくその存在を主張していた。
エネルギーを吸収できる体勢をとったまま、ルクリアの秘所に生殖器を挿入するドラキュラス。
背面立位の様な形での挿入を許し、一瞬でルクリアは絶頂を迎えてしまう。
「ああぁぁんっ・・・頭の中が真っ白になってしまう・・・もう何も考えられない・・・」
絶頂の感覚に耐えられず声をあげてしまうルクリア。
ピコ・・・ピコ・・・ピ・・・
一気に消耗したことでついにカラータイマーの光も消えてしまった。
体の機能が催淫液により低下したことで、変身解除もできずその場で力尽きるルクリア。
ルクリアを徹底的に嬲るように指令を受けていたドラキュラスは、さらに抵抗できないルクリアを責め立てる。
「もう・・・戦えません・・・許してください・・・」
ついに心も折れてしまうルクリア。
その痴態の一部始終を青年とゴーデスは最後まで眺めていた・・・
次回予告
春野市では謎の電波ジャックが発生し、テレビに謎の映像しか映らなくなってしまう。
人々の不安でマイナスエネルギーが高まる中、町の中心に謎の怪獣ビーコンが出現する。
変身したルクリアにビーコンの電気ショック攻撃が迫る!
次回・アルティマレディ・ルクリア
「怪獣チャンネル」
さぁ来週もみんなで見よう!
ガチピン@ご支援感謝
2020-07-02 06:59:14 +0000 UTCNASU1917
2020-07-02 06:08:47 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2020-06-01 15:15:48 +0000 UTCタペ
2020-06-01 13:29:00 +0000 UTC