前編あらすじ
未確認飛行物体の墜落地点で謎の美女が保護される。
記憶を失いUGMに引き取られた女性は、星リョウコと名付けられ、驚異の身体能力で正隊員となった。
ある夜、パトロール中のリョウコを謎の男たちが襲う。
リョウコの正体はアルティマレディ・エミリィという宇宙人で、襲ってきたのは彼女を逆恨みし追ってきた、ガルタン大王の一味であった。
本来の姿に変身し、ガルタン大王に挑むエミリィ。
しかし、息子を倒され逆上したガルタン大王の前に、敗北し宇宙船へと拉致されてしまう。
ガルタン大王は息子の弔い合戦とばかりに、エミリィを人質にアルティマの星へ戦争に向かうのであった…
「ふはは!エミリィを人質にすれば、アルティマの星の連中も手は出せまい。この戦、もらったも同然だ!」
エミリィを捕らえたことで気を良くしたのか、ガルタン大王は
上機嫌であった。
「エミリィには息子を殺された恨みもある。光の国到着までの余興として、奴には様々な辱めをくれてやるわ!」
そういうと、配下のガラガラ星人にエミリィを連れて来させるガルタン大王。
エミリィは死なない程度にエネルギーを補給され、ガルタン大王の前に連れてこられる。
「いい様だなエミリィ。お前にはここでワシの用意した怪獣と戦ってもらおう!」
そういうと、エミリィの足元が落とし穴のように開き、エミリィは階下の実験室のようなスペースに着地する。
同時に後ろ手に拘束されていた腕が自由になる。
周りを窺うエミリィの頭上からガルタン大王の声が響く。
「さぁ、存分に戦ってもらおう!まずは小手調べにこいつからだ!」
号令に応えるように、エミリィの背後に何者かが迫る。
「タァッ!」
エミリィは振り向き様に正拳を叩き込むが、手応えがない。
「?…ヘァッ?」
それは形を変えてエミリィ背後に回り込み、そのまま覆いかぶさった。
「ジェア…」
怪獣の正体はアメーバ怪獣・アメーザであった。
ドロドロとした体液をエミリィに浴びせかけ、動きを拘束していくアメーザ。
しかし、エミリィには拘束だけの攻撃は意味をなさない。
「トゥ!」
その場で高速回転し、本体ごとアメーザを引き剥がすエミリィ。
部屋の壁面に叩きつけられるアメーザ。
そのままエミリィはサクシウム光線でアメーザを焼き払う。
「さすがはアルティマの戦士!そうこなくてはな。次は奴にしよう!」
アメーザの焼失を確認するエミリィの前に、床から円柱が伸びてくる。
その円柱が開くと、中からヒッポリト星人が現れる。
「グァァ!」
しかし、ヒッポリト星人に本来の狡猾さはなく、それどころか言葉もまともに発せていなかった。
「そのヒッポリト星人は、以前の戦争で捕虜にした奴でなぁ。反抗的な態度だったから洗脳してやったのだ!貴様もそうなりたくなかったら、せいぜい頑張るのだな!」
ガルタン大王の声を遮るように、ヒッポリト星人がエミリィに襲いかかる。
自我がないことから、得意のカプセルやタールの攻撃はなさそうだったが、元々は腕っ節で鳴らした地獄宇宙人・ヒッポリト。
その猛攻にエミリィも防戦一方になってしまう。
「ガァアア!」
手に炎を纏いながらエミリィに迫るヒッポリト星人。
過去にも肉弾戦でアルティマの戦士を追い詰めたことのあるその攻撃に、エミリィのガードもこじ開けられてしまう。
「クゥ…ディアッ!?」
正面を破られ、一撃入れられることを覚悟したエミリィだったが、ヒッポリト星人は予想外の動きをとった。
エミリィを羽交い締めにすると、細長い口を伸ばして胸に吸い付かせるヒッポリト星人。
そのまま胸に手を伸ばし、エミリィの体に這わせていく。
「ヘァァ…」
エネルギーが十全でない状況で反撃できないエミリィを見て、ガルタン大王の笑い声が響く。
「グハハ!本能に任せて性欲に走りおったわ!地獄星人といえど欲求には素直なことだ!」
エミリィはそれを聞きながらも、意識をヒッポリト星人に集中していた。
そして一瞬の隙をつき、体の向きを入れ替える。
「セヤッ!」
そのまま腰に手を当て、バックルビームを放つエミリィ。
ヒッポリト星人はまともに体で受けて爆発する。
「ハァ…ハァ…」
エミリィも連戦に消耗し、膝をついてしまう。
その様子を見ながらガルタン大王は、次の怪獣を決める。
「そろそろ潮時か…奴をだせい!」
実験室の天井に穴が開き、中から一体の怪獣が現れる。
空中を飛翔し、弱っているエミリィに襲い掛かる新手の怪獣。
エミリィの肩に噛み付くと、一気にエネルギーを奪っていく。
吸血宇宙人ドラキュラス・現れた怪獣は、その得意技でエネルギーを吸い上げ始めた。
ピコンピコンピコン…
カラータイマーも点滅を始め、エミリィの危機を伝えていた。
「ヘァァ…」
なんとか最後の力を振り絞り、拳にエネルギーを貯めるエミリィ。
満足いくエネルギーを吸い取ったドラキュラスはエミリィを突き飛ばし、足蹴にしていく。
その隙をつき、貯めたエネルギーを槍状に形成するエミリィ。
「アルティマレイランス」
光の槍でそのままドラキュラスを貫通する。
ピコピコピコピコ…
ギリギリのところで勝利したものの、もはや立ち上がることもできなくなってしまったエミリィ。
カラータイマーも早鐘のように鳴り響き続けていた。
「まぁ、こんなところか…楽しませてもらったぞ!アルティマレディ・エミリィ、これで最後だ!」
ガルタン大王が指を鳴らすと、実験室の壁面から大量の触手が生えてくる。
四つん這いになったエミリィに殺到していく触手たち。
謎の液体を吐き出しながら、エミリィを拘束していく。
「ヘァッ…イヤァ…」
なす術なく拘束され、陵辱されていくエミリィ。
ガルタン大王とガラガラ星人はその様子を夢中になって見ていたため、宇宙船への侵入者に気付いていなかった。
「がはは!息子の仇だ!たっぷりいたぶって…ぐああ!」
高笑いするガルタン大王の背後から、ブレードがその体を貫通していた。
「な、なんだと…」
そのまま切り裂かれて絶命するガルタン大王。
その能力に寄生することしかできないガラガラ星人もそのまま蹴散らされてしまう。
侵入してきたのは、エミリィの幼なじみの戦士アルティマレディ・リアンであった。
エミリィの反応を追ってガルタン大王の宇宙船まで攻め込んできたのである。
敵を片付けた後、実験室の扉を開けエミリィを救いにいくリアン。
エミリィは触手の陵辱により、エネルギーも尽きた状態で息絶えていた。
エミリィを救出し、宇宙船を脱出・破壊するリアン。
こうしてエミリィの決死の戦いとリアンの活躍により、ガルタン大王の野望は潰えたのであった。
終
Pira
2021-06-06 22:33:39 +0000 UTC