挿絵 えすかとろまぎあ様
つかの間の平和な日常が訪れた地球…
怪獣も現れず防衛隊も張り合いのない日常ではあったが、いついかなる時でも事態に対応できるよう訓練を続けていく。
そんなある日、宇宙から隕石が飛来したという情報が防衛隊へと寄せられた。
パトロールに出ていたアルティマミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員は、現場となった小学校へと訪れる。
子供たちが落ちてきた隕石をはしゃぎながらつつきまわす姿を見たメイは一瞬身構えたものの、特に隕石から生命反応等を感じ取ることはできなかった。
子供の手のひらに収まる程度の大きさになった隕石を見たメイは、子供たちに勝手に触らないように注意を促す。
「ちっちゃくても、どんな毒があるかわからないんだから…勝手に触ってはダメよ!」
子供たちはしゅんとなってしまったが、メイは優しく微笑みかける。
「軽く調べてみるけど、特に問題なければこの隕石は君たちの学校に寄贈するわ。その時は存分に研究してみてね。」
子供たちからは歓声が上がり、メイは笑顔を残してその場を後にするのだった…
防衛隊の研究所で一通りの検査を終えたのち、結論として隕石は特に害無しと判断された。
危険も確認できなかったことから隕石は予定通り小学校に寄付され、事態は一件落着かと思われたが…
「怪獣出現!」
防衛隊指令室内に緊迫した声が響く。
怪獣が出現したのは隕石が寄贈された学校のすぐ近くであった。
「まさか…!?」
広報活動の出先で一報を聞いたメイは一抹の不安を覚える。
先行した部隊が怪獣と交戦を開始したとの報を聞き、祈るような思いでメイは現場へと向かうのだった…
しかしそんなメイの祈りは通じることはなく、町は破壊されて地獄絵図と化していた。
すぐに救助活動に入ったメイであったが、助け出した子供たちの中には隕石と戯れていた児童も含まれていた。
すぐに到着した防衛隊と怪獣の間で戦闘が行われたものの、なぜか防衛隊の攻撃は全て怪獣を素通りし、町の破壊を助長してしまったとの報告がメイにも上がる。
「安全って言ったのに…嘘つき…」
病室の子供たちのうなされる声が、メイの耳に呪いのようにこびり付くのであった…
司令部に戻ると、怪獣への対策会議が開かれるところであった。
途中から参加して映像を見たメイは怪獣の形状に驚きを覚える。
サーティンと名付けられた怪獣は、直立した痩せぎすの象のような容姿をしており、長い鼻を振り回して町を破壊していた。
特徴的なのは怪獣自らはビルなどに干渉できるのに、防衛隊の攻撃は任意で身体を透過させて当たらないようにしていることであった。
「まるですり抜けの術…忍者怪獣だな!」
隊員の一人が受けを狙った発言をしたものの、町を破壊された後では隊員たちの間にも緊張感が走っていた。
どうやって体をこの世界に固定しているのか…異次元に存在する怪獣なのでは…様々な意見が飛び交っていたが、実際に相対しなければ分かりそうにないというのがメイの実感であった…
ほどなくして、再び怪獣出現の報が響く。
「みんな、私が倒してくるからね!安全な所で待っていて!」
メイは見舞っていた子供たちに、今度こそやっつけてくると啖呵を切る。
病院を飛び出すと意識を集中するメイ。
次の瞬間、彼女は光の女神・アルティマミレーヌへと姿を変え、硝煙が上がる街へと飛び立っていくのだった…
「たぁっ!」
暴れ回るサーティンの前へと舞い降り、ファイティングポーズをとるミレーヌ。
ギャアアアアアッ!
街を破壊していた忍者怪獣は、楽しみを邪魔されて怒り狂う。
長い鼻を鞭のようにしならせ、ミレーヌへと襲いかかるサーティン。
「くっ…速くて鋭い攻撃だけど、捌けないほどじゃないわ!テヤァッ!」
ミレーヌは怪獣の攻撃の軌道を見切ると、鼻をつかんで引き寄せ、一本背負の要領で投げ飛ばす。
地面に巨体が叩きつけられ、怪獣が悶絶する声が響き渡る…
見ていた誰もがそう思った瞬間、地表に激突するスレスレでサーティン姿が忽然と消えていた。
「そんな!?」
ミレーヌも自慢の投げ技がスルーされてしまったことにショックを隠せない。
「…一体どこに…んぐっ…かはっ…」
突然ミレーヌは首を押さえて苦しみ出す。
動揺を見せた女神を嘲笑うかのように、サーティンはミレーヌの背後にスッと現れた。
姿を消してミレーヌへ近づき、その長い鼻で背後から首を締め上げたのである。
ピコンピコンピコン…
ミレーヌの胸に輝くエナジータイマーが点滅を始め、彼女の危機を知らせる。
「うぁ…く…るしぃ…へ…ぁあ…」
不意打ちが決まって勝利を確信したのか、サーティンは欲望の赴くままにミレーヌの胸を揉みしだく。
「ぁ…っ…や…めてぇ…ひゅ…かはっ…」
息も絶え絶えのミレーヌであったが、身体は正直に反応し、胸には乳首が浮かんでしまう。
圧迫された胸からは乳首を通じてエネルギーが母乳状に漏れ出し、地面を濡らしていく。
サーティンは気をよくしてイチモツを屹立させ、ミレーヌへと挿入してしまった。
パンッ…パンッ…
サーティンの腰を打ち付ける音が街中に響く中、途方に暮れる防衛隊員の頭の中に、ミレーヌの声が響いたのはその時であった。
「(聞こえますか…ぁんっ…いま、怪獣は我をわす…れて…んっ…わたしを…おかそっ…うと…していま…す…いまな…ら…あんっ…)」
時折、つやっぽい吐息が入るテレパシーに男性隊員たちは顔を赤くしたが、そこはプロ、ミレーヌの意図をくみ取って部隊を一気に展開する。
「ミレーヌが作ってくれたチャンスを無駄にするな!いくぞ!」
部隊全体での一斉攻撃が始まり、ミレーヌに夢中だったサーティンはあえなく攻撃を食らってしまう。
グォオオオオオッ!?
さすがのサーティンも集中砲火の前に取り乱したのか、透過能力を発揮できず攻撃を受けて逃げ出そうと後ずさった。
「はぁ…はぁ…逃がしませんよ!ミレニウム光線!」
怒りに燃えるミレーヌの一撃がサーティンに襲い掛かり、忍者怪獣はあえなく爆散してしまった。
サーティンの最期を見届けたミレーヌは空へと飛び立っていく。
「体を張ってくれたミレーヌのおかげだな!ありがとう!」
防衛隊員はその姿に手を振って見送るのだった…
翌日、再度子供たちを見舞ったメイは、怪獣が防衛隊とアルティマミレーヌによって倒されたことを告げる。
「やっぱり、ミレーヌはすごいや!」
「どうやってあの怪獣をやっつけたの?
子供たちはその顛末を聞きたがったが、メイはその時のことを思い出すと複雑な気持ちになるのだった…
END
ガチピン@ご支援感謝
2024-06-16 22:25:33 +0000 UTCsyonnai_hito
2024-06-13 07:36:32 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-06-09 11:05:23 +0000 UTCイースト
2024-06-08 19:30:40 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-06-08 17:02:51 +0000 UTCyukimi
2024-06-08 13:30:19 +0000 UTC