挿絵 福玉死瘟様
前編あらすじ
慰問でとある孤児院を訪ねたミレーヌとリオナ。
そこで口のきけない少年と出会うが、彼は自身の正体をミレーヌにだけ明かして挑発する。
事情の分からないリオナは様子のおかしいミレーヌを心配するが、義妹は彼女に一言伝言を残すのだった。
「もし私が窮地に陥ったら…お義姉さま…あの男の子を探してください…」
そして現れた怪獣の前に、ミレーヌは予言の通りに危機に陥ってしまい…
「まさか…本当にこんなことが起きるなんて…」
目の前の光景に、リオナは戦慄する。
いままでミレーヌの窮地を幾度となく救ってきたアルティマティアラが、今まさにミレーヌへと牙を剥いていた。
「あのティアラはソフィ様からミレーヌへと受け継がれたもの…あの二人以外に操ることなんでできないはずなのに…」
敬愛するソフィとミレーヌの絆の象徴ともいえるティアラを利用した攻撃に、リオナは怒りが沸き起こるのを抑えることができずにいた。
「あの時ミレーヌの言うことを信じ切れなかった…一生の不覚だわ…」
少年を見逃してしまった昨日の自分に平手打ちをしたい思いを抑えながら、それでもリオナは冷静に事に当たろうと気を静める。
「まずはあの少年を探し出してティアラの操作を取り戻さなければ…ミレーヌ、待っていてね!」
そういうと孤児院の中へと入っていくリオナ。
その後ろでは、ティアラの攻撃に翻弄されながらも健気に戦うミレーヌの姿があった…
建物内に入ったリオナは意識を集中して内部の反応を探っていく。
「あの時ミレーヌと少年の念話は私にはまったく探知できなかった…ティアラの件も含めて、相当強いサイキック能力の可能性が高そうね…」
果たしてそんな周到な異星人がこの期に及んで隙を見せるだろうか…
しかし、アルティマティアラを操るためには強力な念波が必要なはず。
この間とは条件が違うことを考えれば、何か隙があるのではないか…
そう考えたリオナの想いに反応するように、地下からうっすらと何かが反応するのを彼女の感覚が感じ取った。
「…!!尻尾をつかんだわ!ミレーヌ、もう少しの辛抱よ…」
うかつに飛び込んでは敵の思うつぼ…それも理解しているリオナは、慎重にその反応へと近づいていくのだった…
「ここは…霊安室?」
孤児院は隣にある病院に地下で直結しており、共用の施設もいくつかあるとは聞いていたリオナ。
まさか霊安室まであるとは…
その中から感じる波動を追って慎重に侵入したリオナの目の前には、巨大な棺が鎮座していた。
「棺…こんな無造作に放置されているものなのかしら?怪獣が出たから急いで避難したとか、そういうことならいいのだけれど…」
ゆっくりと棺を回り込むリオナは表面に張られたラベルの文字を読んで驚愕する。
「アルティマリオナ…?なぜ私の名前が…?!きゃあああっ!」
驚きで一瞬歩みを止めたリオナの前で、その棺が大きな口を開ける。
そしてそこから飛び出した触手がリオナを搦めとると、棺の中へと飲み込んでしまった。
抵抗する間もなく、一瞬で姿を消してしまったリオナ…
霊安室には何もなかったかのように静けさが戻るのだった…
「ぐ…まさか棺が動くなんて…」
のみ込まれたリオナであったが、棺の中はかなり広い作りになっており、膝立ちの状態まで身体を起こすことができた。
「まんまと罠にかかってしまったようね。このままでは埒が明かない…いったん変身して脱出を…」
意識を集中したリオナの身体が淡く光り、彼女の真の姿・アルティマリオナへとその姿を変える。
するとそれを待っていたとばかりに、棺内に声が響いた…
「おやおや…君専用の棺の居心地はどうかね、アルティマリオナ。」
響き渡るゼラー星人の声に、リオナは嫌悪感を露にする。
「やはりあなたがミレーヌを…許しません!」
リオナの怒りもゼラー星人には負け犬の遠吠え程度にしか聞こえなかった。
「くくく…そんなところに閉じ込められている分際でイキられてもねぇ…まぁまずは立場をわかってもらおうか…くらえっ!」
ゼラー星人の号令がかかると、棺内部の後方で何かが蠢く。
リオナがその動きを察するより早く、ぬめぬめと伸びた触手が背後から彼女を拘束した。
「くっ…これは…」
ぎちぎちと締め上げてくる触手に、リオナの身体の自由が奪われていく。
「こいつは棺型の生物兵器…この星の文化で言い表すと、ミミックとでもいうべきかな?」
誇らしげなゼラー星人とは対照的に、リオナの表情には焦りの色が浮かぶ。
「ほどけない…うぅ…放しなさい!」
ミレーヌを救うという目的のために乗り込んできたリオナは、冷静さを保とうとしていたものの、やはり焦りで視野が狭くなっていた。
アルティマティアラを制御するような高度な科学を駆使する相手が、このような事態に対策を練っていないわけが無いことを失念していたのである。
「大切な妹の為に頭に血が上っていたようだな…いつもの冷静な貴様ならこんなトラップにかかることは無かったろうに。それでは仕上げといこう!」
ゼラー星人の合図とともに棺桶内には冷凍ガスが充満し、リオナからエネルギーを奪っていく。
弱点である寒さで責められたことで、リオナの胸には乳首が硬く浮き出てしまう。
そして背後のミミック本体からは何本もの触手が伸びて、リオナの胸や秘所を責め立てていった。
「やぁっ…そんなとこ…だめっ…」
ピコンピコンピコン…
リオナのエナジータイマーは赤く点滅をはじめ、棺の中を朱色に照らし始めた。
「ふはは!苦手な極寒の中で全てを吸い取られて敗北するのだ!」
乳首に吸い付いた触手から身体中のエネルギーを奪われる感触で、リオナの目の前が霞んでいく。
乳首からは母乳のようにエネルギーがあふれ、リオナは反抗する力を失ってしまった。
ピ…ピ…ピッ……
タイマーの光が消滅し、同時にリオナの生命の灯が消えていく…
「ミ、ミレーヌ…ごめん…なさい…」
ブビュッ…ブシャア…
エネルギーのお礼とばかりに、リオナの全身が触手の吐き出した白濁液で汚していく。
「安心しろ…貴様の大事な義妹も、すぐに同じ目に合わせてやる…」
ほくそ笑むゼラー星人の視線の先には、モニター内で犯されるミレーヌの姿が映るのだった…
後編に続く…
ガチピン@ご支援感謝
2024-07-13 05:47:15 +0000 UTCsyonnai_hito
2024-07-06 12:13:10 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-07-06 07:02:33 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-07-06 07:00:40 +0000 UTCイースト
2024-07-06 02:40:41 +0000 UTCyukimi
2024-07-05 13:52:19 +0000 UTC