DATE THE ROAR様
ある晴れた日…
防衛隊本部では式典の準備が進んでいた。
宇宙の航行試験のため、無人の探査船を打ち上げてから数か月…
比較的地球に近い宙域に謎の力場を確認した防衛隊は、その調査も探査船の任務に組み込んでいた。
防衛隊が受信した映像データを確認すると、そこには意外なものが映っていた。
「これはいったい…」
隊員たちはみな顔を見合わせて首をかしげてしまう。
そこに映っていたのは、今まで地球でアルティマミレーヌや防衛隊が倒してきた怪獣たちの姿であった。
しかし実体を伴っていないのか、半透明になって浮かんでいる怪獣たちの姿に、隊員たちはけげんな表情を浮かべることしかできなかった。
怪獣の鳴き声でも聞こえてきそうな状況に
「まるで怪獣たちのお墓だな…」
一人の隊員がそうつぶやくと、みんなも同意したようにうなずきあった。
『怪獣墓地』…そう名付けられた宙域に向かって、隊員たちは自然と敬礼の姿勢をとるのだった…
怪獣墓地の探索を終えた探査船は、帰投指令を受けて地球へと進路をとる。
今日の式典はその帰還を祝してのものだった。
探査船が無事に大気圏に突入したとの報が入り、モニタールームは歓声に包まれる。
しかし、その姿を視認したとき、その歓喜は混乱へと瞬時に姿を変えた。
「なんだあれは!?」
そこには全身骨で構成されているのような姿の怪獣が、ペンシルロケット型の細身の探査船にしがみついている姿があった。
当然探査船は着陸の態勢が取れず、そのまま地面へと滑り込むように不時着する。
土煙の中から骨状の怪獣『シーボンズ』が立ち上がり、ゆっくりと歩きだした。
「まずは怪獣を何とかするぞ!」
防衛隊が迎撃態勢をとる中、シーボンズは予想外の動きに出る。
オオオオオン…
少し歩くとその場に座り込んでしまい、空に向かって悲しげに吠え始めるシーボンズ。
いざ怪獣退治!…と勇んでいた防衛隊は、その状況に面食らってしまう。
市街地に向かわないように周りを包囲して様子を見ることにする防衛隊。
司令部では今後の対応を話し合う会議が行われるのだった…
「…で、結論はどうなったんですか、白鐘補佐官?」
アルティマミレーヌの地球での姿・卯月メイ隊員は、会議室に呼び出されて義姉のリオナと話していた。
「ここには私たちだけ…堅苦しくしなくてもいいわよ、ミレーヌ。」
よく人前でお義姉さまと呼んでしまうミレーヌには、あえて厳しくしていたリオナ。
しかし二人きりの時はその奥底にある甘さが垣間見えるのだった。
「はい!でも結構会議は長引いていたみたいですね…」
ミレーヌの疑問にその顔を曇らせるリオナ。
「結局は攻撃による排除の方針になりそうなのだけれど…あまり害のない怪獣であれば私たちで宇宙に返してあげるべきなのかもしれないわね…」
二人の母星『光の星』では母・シオンの築いた怪獣保護区の運営にも携わっているリオナにとって、害意のない怪獣の保護は一つの目標ともいえる。
「なら私が…」
そう言いかけたミレーヌをリオナは笑顔で制する。
「これは私のわがままでもあるの…ここは私が行くわ。あなたは全線で何かあったら対応をお願い。」
シーボンズが凶悪な怪獣であることも見据え、ミレーヌには待機を支持するリオナ。
ミレーヌが防衛隊の任務に戻ったことを確認すると、リオナは物陰で意識を集中するのであった…
オオオオオン…
悲しげな声を上げるシーボンズの前に眩い光が走り、アルティマリオナがその姿を現した。
突如現れた外敵に恐れをなしたのか、シーボンズは頭を抱えて縮こまってしまう。
「怯えている…やはり敵対の意志はないようね…」
安心させようとゆっくりとシーボンズの頭をなでるリオナ。
空を見上げて泣いている様子から、リオナはシーボンズの目的に思い当たる。
「もしかして宇宙に帰りたいの?」
言葉が通じたかはわからなかったが、シーボンズはリオナの問いにこくこくと頷いてみせた。
「それならば…」
リオナは意識を集中し、防衛隊の隊長へとテレパシーを飛ばす。
「なにっ…そうか…わかったぞ、アルティマリオナ!」
リオナが隊長へ飛ばしたテレパシーの内容は以下の通りであった。
シーボンズを宇宙へ帰すため、着陸した探査船をもう一度打ち上げてほしい。
試験と同じ軌道設定をすれば、もう一度怪獣墓地にシーボンズを連れていくことができるはず…
リオナやミレーヌが連れていくこともできるが、倒された怪獣たちが眠る安息の宙域に入るのは憚られる。
リオナの申し出を快く承諾した防衛隊は、不時着した探査船を再度打ち上げるための準備に取り掛かった。
リオナは宇宙船を持ち上げて移動させたりと、その身体を使って再打ち上げの準備を手伝っていく。
シーボンズはきょとんとその様子を見ていたが、寂しくなったのかリオナに背後から近づいた。
オオオン…
悲しげな声を上げながら、リオナに抱きついていくシーボンズ。
「きゃあっ!今はだめよ…」
宥めようとしたリオナであったが、それより先にシーボンズが後ろへと飛びのいた。
シーボンズの身体からはバチバチと火花と煙が上がり、悲しそうに座り込んでしまう。
「あ…ヴェールの浄化の力が反応してしまったのね…ごめんなさい。」
リオナはヴェールを外し、その身体をシーボンズに触らせた。
恐る恐る触るシーボンズ…
しかしさっきとは違い反発する力がないことで、嬉しそうに鳴き声を上げるのだった。
「ふふっ…じゃあもうしばらく待っていてね…」
作業の手伝いに戻ろうとしたリオナに、またも抱き着くシーボンズ。
今度は先ほどのようなヴェールによる反発がないことをわかっているためか、無遠慮にリオナに甘え始めた。
「あっ、こら!だめだったら…おうちに帰りたいなら大人しくしてなさい!…あんっ…」
ちょうど発射台を支えていて動けないリオナの身体に、骨状の腕や尻尾をからませていくシーボンズ。
そのとがった爪がリオナの柔らかい胸をもみしだき、グニグニと変形させてしまう。
「あんっ…いいこだから…やめ…てぇ…」
だんだん息が荒くなるも、発射台を支える役目を放棄するわけにもいかず、耐えようとするリオナ。
無抵抗なことが受け入れられていると勘違いしたシーボンズは、じゃれつくようにリオナに絡みつく。
弱いところを弄られたリオナの乳首の露出と、エナジータイマーの点滅が始まったのはほぼ同時であった。
ピコンピコン…
「い、いけない…エナジータイマーが…」
長時間の変身を維持し、神経を使う作業を続けていたリオナは思った以上に消耗していたのだ。
しかもその集中を乱すようなシーボンズのじゃれつきと、乳首が露出してしまった羞恥でリオナは冷静さを失ってしまう。
「くっ…このままじゃ発射台が…ちょっと痛いけど我慢しなさい!」
発射台が固定されたことを確認したリオナは、勢いをつけて後ろへと倒れ込んだ。
いったん発射台との距離を取らせて、作業の邪魔にならないようにすることがリオナの狙いであった。
リオナのボディプレスを当てられた形になったシーボンズはうめき声を上げながらのたうち回る。
「あの尻尾が発射台に当たったら探査ロケットが壊れてしまう!いい加減にしなさい!」
リオナはシーボンズをリフトアップし、いったん現場から離そうとするが、また地面に叩きつけられると勘違いした怪獣は必死に抵抗した。
ずぼっ…
それは完全な偶然であったが、シーボンズの振り回した尾がリオナの秘所へと突き刺さってしまう。
「…え?」
あまりの出来事に、リオナもことを理解するのに一瞬の時間を有してしまった。
尻尾の自由を奪われたと勘違いしたシーボンズもパニックに陥り、尾を掴んでいる『それ』を振り払おうと上下させる。
結果的にピストンの要領で抜き差しされる尻尾に、リオナの秘所は責め立てられていく。
「んぁっ…だめっ…それ以上…せめて…ぬいてぇ…やぁっ…」
シーボンズをリフトアップする腕がフルフルと震え、不安定になっていく。
その状況がシーボンズの更なるパニックを生んでしまった。
オオオオオ…
下ろしてくれとばかりに身体全体をゆする。
「ねっ…ぁんっ…おね…がいぃ…いいこだか…っらぁ…!?…ああああっ…いっ…ちゃ…うぅ…」
横の動きまでつけ始めたシーボンズの尻尾に秘所をかき混ぜられたリオナは、ついに絶頂へと導かれてしまう。
身体全体をがくつかせ、胸からは母乳状にエネルギーを振りまいてしまうリオナ。
「へ…変身が…維持…できない…せめてっ…この子だけでもっ…」
リオナは最後の力を振り絞り、アルティマバーリヤを形成する。
それはエネルギーを大量に消耗し、怪獣を球体状の力場に封印する技であった。
ピピピピピ…ピ…ピッ……
シーボンズは意識を失って球体の中に納まり浮遊し始める。
それを見たリオナのタイマーから光が消え、一緒にその身体も掻き消えていった…
その後、打ち上げ準備が整ったところでアルティマミレーヌが登場する。
リオナがバーリヤの中に保護したシーボンズを解放すると、探査船へと抱きつかせた。
そのまま打上発射を見守った後、念のために地球の大気圏外までは探査船に同行するミレーヌ。
こうしてシーボンズは怪獣墓地へ向け、長い旅路の帰途に就くのであった。
シーボンズ帰還作戦中になぜか席を外していた白鐘長官補佐も出発時には司令部に戻り、複雑な笑顔でシーボンズを見送るのだった…
終
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2024-09-21 14:30:24 +0000 UTCsyonnai_hito
2024-09-21 12:22:07 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-09-20 16:43:40 +0000 UTCyukimi
2024-09-20 15:34:05 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-09-20 14:04:42 +0000 UTCイースト
2024-09-20 13:43:45 +0000 UTC