挿絵 ロウクス様
リオナが行方不明になったソフィを探し始める少し前…
陽の光も届かない海底の洞窟に、捕らわれたソフィの姿があった。
体内で生成されるエネルギーによって少しずつ回復していたソフィであったが、光のない深海ではそれもおぼつかず、脱出するには難しい状況であった。
「いったい私をどうしようというの…」
ここにソフィを連れ込んだラゴルはとうに姿を消し、一人残されたソフィは脱出の手立てを探るように辺りを観察する。
「そんなに身構えなくても大丈夫ですよ…」
いきなりあたりを照らすように光が走り、その中心にはラゴルの指揮をとっていたアンドロイド…ナイヴィが姿を現した。
「あなたが彼らの指揮を…一体何が目的で防衛隊の人たちを襲ったの!?」
試作爆薬の奪取が目的だとしても、それならなぜ自分を攫ったのか…
その答えを知るべく、ソフィはナイヴィをキッと見据える。
「おやおや…怖いですねぇ…歴戦の勇士とも言えるアルティマソフィさんに睨まれては、私もドキドキしてしまいます…まぁ、機械なので比喩表現ってやつですけど…」
飄々としたナイヴィの態度に余裕を感じ、ソフィはさらに身構えた。
最悪差し違えてでもここで止めなければ、被害がミレーヌやリオナに及んでしまうかも…
そう考えたソフィの目の色にわずかな光がともる。
「(わずかだけどエネルギーは戻りつつある…司令塔のこの娘を倒せば、彼女の陰謀を阻止できるかも…)」
逆転の一手を模索するソフィの前で、ナイヴィのとった行動は意外な物であった。
パァアア…
ケーブルを伸ばし、光のエネルギーをソフィのエナジータイマーに供給し始めるナイヴィ。
「あなた…いったい何を…」
困惑するソフィをよそに、エナジータイマーは青く輝きを取り戻す。
なにかの罠かと勘繰ったソフィの身体を、正常にエネルギーが巡り始めていた。
「ふふっ、そう身構えないでくださいな…これはこれから行うことへの前準備でしかありません。」
ソフィはこの措置が敵から送られた塩…でないことは重々理解していた。
「せいぜい後悔しないことね…いくわよっ!」
手先に光刃を発生させてナイヴィに襲い掛かったソフィであったが、その刃がアンドロイドに届く前に彼女の四肢は背後から現れた触手に絡めとられる。
「くっ…これは…」
ナイヴィの表情は変わらないが、ソフィの反応に喜色を現すかのように目がカラフルに光る。
「あなたには『彼』の復活に一役買っていただきたいのです…その身体から万全にエネルギーを搾り取るため、少し回復させて差し上げました。」
美味しく食べるため生簀の魚に餌をやるのと同じ…
あくまでナイヴィたちの都合のために連れてこられたことを思い出し、ソフィは表情に悔しさをにじませる。
しかし、ソフィに考える間を与えることなく、触手たちはその美しい身体に殺到した。
「くっ…放しなさい!」
身体を捩るソフィの抵抗をよそに、口のついた触手たちがその上を這いまわった。
「ひゃんっ…あ…やぁ…はな…れてぇ…」
反応のいいところを探るようにソフィの身体を責める触手たちは、エネルギーの集中する胸に狙いを定めてその口を開く。
「そこは…だめっ…ちから…ぬけちゃう…」
胸を刺激されたソフィから甘い声が漏れ出し、その様子にナイヴィはほくそ笑む。
ピコンピコンピコン…
エナジータイマーは赤く点滅し、ソフィの体内で生成されたエネルギーが奪われていくことを明示する。
「上質なエネルギーが取れそうですねぇ…一気に吸い出してしまうのです!」
ナイヴィの指示を受けた触手の動きが活発になり、ソフィの身体を激しく嘗め回す。
「ああああっ!だ、だめぇ…!…っ!」
拘束されているはずのソフィの身体が激しく跳ね、乳首からはエネルギーが母乳状にあふれ出る。
それを吸収した触手たちは怪しく光り、そのエネルギーは彼らの根元にいる『本体』へと注がれていった。
「い…いけない…あれがもし復活してしまったら…ミレーヌ…リオナ…来てはダメ…」
ソフィからエネルギーを奪いながら蠢く『それ』を見て、ナイヴィの目は嬉しそうに怪しく光るのであった…
続く…
ガチピン@ご支援感謝
2024-11-25 23:47:13 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2024-11-25 23:46:33 +0000 UTCyukimi
2024-11-23 15:42:38 +0000 UTCsyonnai_hito
2024-11-23 15:36:53 +0000 UTC