挿絵 すぎむらさん様 炭酸水様
デンチューオウマの攻撃でピンチに陥るブライトハート…
エンヴィは助けを求めて周りを見回していた…
【選択肢】
あっ!シャインが助けに来てくれたデビ~!ここデビよ~!
▶あそこにいるのはもしかして…灯ちゃんのお父さんデビ?助けてデビ~!
「うわーん!灯ちゃんのお父さん助けてデビ〜!」
物陰に隠れる総一郎に向かって飛んでいくエンヴィ。
しかし、その姿を認識できていない総一郎は不安そうにハートたちがいる方向を眺めているだけで、飛び回るエンヴィには気づく様子がなかった…
「ん?あいつは何をやってるんだ?」
デンチューオウマをけしかけ、その様子を自室から眺めていたシエロはエンヴィの様子がおかしいことに気づく。
オーロラシャインの参戦でデンチューオウマは劣勢を強いられそうだったが、シエロの興味は総一郎に移っていた。
音声を拾ってみると、どうやら彼はブライトハート…久瀬灯の父親のようであった。
「へぇ…面白そうじゃないか…どういう原理で彼女たちを認識できているのか、調べさせてもらおう!久瀬君のお父様なら挨拶しておきたいところだしな…」
シエロがぱちんと指を鳴らすと、総一郎の背後に謎のワームホールが開いてそのまま彼を飲み込んでしまう。
「あわわわわ…灯ちゃんのお父さんを返してデビ~!」
あわあわと総一郎を追おうとしたエンヴィは、閉じたワームホールの先にある壁にぶつかり目を回してしまう。
未だデンチューオウマと戦う救聖天使たちは、背後で起きている状況には気付かずにいるのだった…
「おわあっ?…ここは一体…」
総一郎はしりもちをついてしまい、打ち付けた腰をさすりながら辺りを見回す…
その目の前にはシエロが立っていたが、総一郎には感知することができなかった。
「ふうん…何やら不思議な力を感じるが、こちらを具体的に感知できるわけではないようだな…」
総一郎の力の源を探るシエロは、その左手に不思議な波動をキャッチする。
左手の薬指…そこに光る結婚指輪から自らと相反する力を感じたシエロは、きょろきょろする総一郎の顔を押えてその目をのぞき込んだ。
「なんだ一体…顔が…動かない…」
空中を見つめる形で顔が動かなくなってしまった総一郎は、何とか原因を探ろうとするが何も見えない状況では焦りだけが募っていく。
「そう焦ることはない…お前の記憶を読ませてもらうぞ…」
シエロの瞳が鈍い光を放ち、それに魅入られたように総一郎の瞳は逆に光を失っていく。
惚けたように口を開けてぐったりする総一郎とは裏腹に、シエロは満面の笑みを浮かべていた。
「なるほどね…久瀬君…ブライトハートとはどういう存在なのかと思っていたが、なかなか興味深いじゃないか。」
嬉しそうにほくそ笑むシエロの足元では、なにかに洗脳されたかのように総一郎は物言わぬまま固まってしまっていた。
「ふふふ…あんたには『お礼』をしないとな…楽しい夢でも見るといい…」
シエロがぱちんと指を鳴らすと、総一郎の意識はさらに深いところへと堕ちていくのだった…
総一郎が次に意識を取り戻したのは、先ほどまでの位空間とは打って変わってピンクに彩られた明るい部屋であった。
「さっきから一体…何がどうなって…」
顔を抑えられていた時とは違い、意識ははっきりしているものの今度はまた違った違和感が総一郎に襲い掛かる。
「な…なんだぁっ!?裸っ…いやそれ以前に…」
総一郎の股間に走る感覚は、妻・あゆむと死別して以来ご無沙汰のもので、その快感は目の前に火花が散る感覚を思い出させた。
自らの意志に反していきり立った股間のイチモツは、見覚えのある愛しい妻…のような女性に突き立てられていた。
「あんっ…あなたったら…いきなり…んっ…大きな声を…ぁっ…だして…どう…んっ…したの…っ?」
総一郎と同じ快感に身を委ねながら、困惑した夫につくすように優しい目線で見つめる女性…
「あゆむっ…なのか…そんなばかな…でもその髪色…たしか出会ったときは…」
総一郎の記憶の中の妻・久瀬あゆむは黒髪の女性であったが、それは確か正体を隠すために…
様々な記憶が混濁し、目の前ではありえないことが起きている…
その混乱とせりあがる快感で総一郎は狂いそうになる自我を保つのに精いっぱいだった。
「ねぇ…そんなことより…二人で…ねっ…」
十数年ぶりに見るあゆむが自分を求めている…その事実が総一郎を快楽の沼へと沈め、思考能力を奪っていく。
「ううっ…あゆむっ!」
どぷっ…
「うああああっ…あなたっ…あつ…ぃ…んんっ…」
総一郎から滾った欲望が一気に吐き出され、あゆむを汚していく…
「そんな…ばかな…あゆむは…」
射精による快感の途切れが総一郎に冷静さを取り戻させようとするが、身体の下の妻は妖艶にほほ笑む。
「あなた…まだ…」
もういちど…とあゆむが呼びかけたその時、総一郎の左手の薬指にはめられた指輪が淡く輝く。
「ぐぅ…だまされんぞ…あゆむは…こんな…」
正気を取り戻させようとするかのような指輪の光に、総一郎の目にも光と意志が戻りかけていた…
「おやおや…せっかく記憶の中の妻にあわせてやったというのに…多少なりとも天使の加護が残っているということなのかな?」
目の前で惚けていた総一郎が意識を取り戻しかけていることに、シエロは驚きを隠しえなかった。
「まぁ、夫婦の絆ってやつは僕には理解できないからな…それなら素直にあと腐れのない色仕掛けにしてやろう。」
シエロの瞳が更なる邪気を帯び、総一郎を更なる深淵へと堕とそうとしていた…
「久瀬さん…せっかくのお楽しみなのに、気もそぞろなんてひどいですわ…」
意識が戻った…と思われた総一郎の眼前には、見知らぬ銀髪の女性がバックの姿勢で尻を突き出していた。
「え…いや…あなたは…?」
度重なる状況の変化に、正常な精神状態ではなくなってしまった総一郎。
しかし、とめどない快楽だけは彼を休ませまいと襲い掛かってきていた。
「もう…娘さんを怖い目にあわせた責任を取って、学園を代表して私がお相手を…そうお伝えしたはずでは?」
目の前で煽情的な視線を送る女性の声に総一郎は聞き覚えがあった。
「え…氷神先生?」
髪色…というか恰好も含めて別人のように思えたが、なぜか頭では彼女が氷神愛菜であることを総一郎は理解できていた。
「ふふ…お年のわりにたくましくて…奥様に操を立てるのも結構ですけど…今日だけは…あんっ…かた…ぁい…」
そうやって刺激してくる愛菜の腰つきに、今度は簡単に果ててしまう総一郎。
発射された精液に汚された愛菜の身体は、より艶めかしく蠢くのだった…
デンチューオウマを何とか退けたハートとシャイン…
しかし、隠れていたはずの父・総一郎の姿はなく、灯と愛菜は困惑する。
はたして二人のもとに総一郎は帰ることができたのだろうか…
それは誰にもわからないのだった…
BAD END
ガチピン@ご支援感謝
2024-12-22 03:04:43 +0000 UTCsyonnai_hito
2024-12-20 16:57:33 +0000 UTC