挿絵 阿井上夫様 C-PULSE様 さーばーふぇいず様
※当作は5周年企画のプロローグになります。告知した通常版・レイトショー版の分岐は来月更新の本編からになりますのでご了承ください。
ある日、山中の上空を飛んでいた飛行機が次々に墜落する事故が起きる。
調査に入った防衛隊が捜査した結果、地中から強力な磁場が発生していることが判明した。
それが飛行機の計器を狂わせていることを突き止めた防衛隊は、地中に向けて人工の磁力を向けて相殺する作戦に出る。
すると地中から磁力の元となった磁界怪獣・マグマドンが出現し、大暴れを始めた。
近くにあるダムにマグマドンが進路を取ろうとしたその時、進行方向を塞ぐように正義の女神・アルティマミレーヌが現れる。
「テァッ!」
磁力で体が守られているのか、ミレーヌのチョップでツノを叩き折られても、すぐにくっつけて復元していくマグマドン。
「なんて生命力なの…でもこれなら!ティアラッガー!」
光の刃と化したティアラが、マグマドンの身体をバラバラに切り裂いていく。
数十個の破片へと分断され、沈黙するマグマドン…
戦いはミレーヌの大勝利で終わったと思われたその時、マグマドンの死骸が蠢き始める。
「そ…そんな…」
ミレーヌは驚きながら後ずさる。
地球の磁場のエネルギーを吸収して復活するマグマドン。
バラバラにされたお返しとばかりに背中の角で強力な磁界を発生させ、ミレーヌを引き寄せていく。
「ぐううっ…なんて威力なの…身動きが…」
磔にされるように拘束されてしまうミレーヌ。
バチバチと電撃がツノの間を走り、身動きできないミレーヌの身体を灼いていく。
「きゃああああっ!」
ピコンピコンピコン…
エナジータイマーが点滅を始め、ミレーヌの顔に焦りの色が浮かび始める。
「一か八か…ティアラッガー!」
ティアラッガーでツノを切り落とし、一時的に電撃を止めてマグマドンの背中の拘束から脱出するミレーヌ。
地面を転がったミレーヌは、そのまま光線の体勢に移行する。
「ミレニウム光線!」
ミレーヌの放つ必殺光線がマグマドンの体に直撃した。
「このままじゃさっきと同じで復活してしまうわ…いちかばちか…アルティマバーリヤ!」
爆発寸前のマグマドンをバリヤーで包み込むミレーヌ。
バリヤーの空間に閉じ込められたマグマドンは、そのままバリヤーの中で焼かれて消滅して行った。
「はぁ…はぁ…シェアッ!」
大技の連発で消耗し切ったミレーヌであったが、最後の力で空へと飛び立っていく。
山中には平和が戻るのだった…
来週に続く…
「アルティマミレーヌ、かーっこいいデビ〜!」
テレビの中で活躍するヒロイン・アルティマミレーヌの姿に興奮したエンヴィが部屋の中を飛び回る。
「あはは…エンヴィ、ちょっと落ち着いて…」
エンヴィの大好きな変身ヒロイン番組…フレキュアの前番組として放映が始まった『空想SFドラマ・アルティマミレーヌ』。
週末の朝に特撮の新番組を見たいとエンヴィにせがまれ、早朝に眠い目を擦りながらお付き合いした灯は、大興奮のエンヴィの姿に苦笑する。
「怪獣と戦うヒーローかぁ…こういうのって男の子向けだと思ってたけど、今はヒロインが主役なのね。」
これも時代かしら?と思いを巡らせる灯。
エンヴィはといえば、続いて始まった変身ヒロイン番組『フレキュア』に夢中になっていた。
んん…と伸びをする灯。
今日はこの後、郊外の山に愛菜とオウマの調査に出かける予定になっていた。
「今日も長い一日になりそう…頑張らなきゃ!」
灯が開けた窓の外には、穏やかな青い空が広がっていた…
プロローグ②に続く…
ガチピン@ご支援感謝
2025-04-19 08:19:36 +0000 UTCsyonnai_hito
2025-04-19 05:59:36 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2025-04-19 00:55:12 +0000 UTCyukimi
2025-04-18 14:53:54 +0000 UTC