挿絵 DATE THE ROAR様 きんぎょにく様
3、2、1!どっかーん!
なぜなにエンヴィ、劇場版!始まるデビ〜!
良い子のみんな!今日は劇場版『アルティマミレーヌVSブライトハート』を見にきてくれてありがとデビ!
映画を見る前に、ブライトハートのかわいい相方こと、エンヴィからこの映画の説明をするデビよ〜。
まずは携帯電話の電源を…え、それはさっきの唇おばけに言われてるデビか…?
じゃあ、映画の撮影は犯罪…あ、それも…?
もー!アタイの仕事取らないで欲しいデビねぇ…
じゃあ、この『劇場版』の仕組みだけ、ささっと説明するデビ!
この映画はストーリーが進む「通常版」とムフフな展開の「レイトショー版」があるデビ!
各エピソードの通常版はこのサイトで無料公開・レイトショー版は支援者のみんなへと公開になる予定デビ!
レイトショー版は基本的に音声動画になる予定なので楽しんで欲しいデビねぇ…
レイトショー版はヒロインがムフフな目にあっちゃうけど、次のエピソードでは無かったことになるから、気にしちゃだめデビよ〜。
まずは1話目から楽しんで欲しいデビ〜!
それでは予告編に続いて本編の開始デビ!
watch a movie or be part of one!デビ〜!
【通常盤】
ズゥウウン…
人気のない渓谷に大きな振動が走り、砂煙が上がる。
山奥で極秘裏に開発されていた強力な農薬実験…
そしてそれに利用されていたイナゴが薬物との反応で巨大な怪獣・ラジャバへと変貌し、大暴れを始めていたのである。
「グルルルル…」
餌を求めて都市部へ飛び立とうと羽を広げるラジャバ。
「セアッ!」
そこへ眩い光と共に、正義の女神・アルティマリオナが姿を現した。
防衛隊の高官として怪しい企業の研究所への内偵調査に赴いたリオナ。
その前で、ラジャバが覚醒してしまったのである。
「薬剤の影響で凶暴性を得て、肉食化が進んでしまっているわ…かわいそうだけどここで倒させてもらいます!」
飛び立とうとするラジャバの尻尾を掴むと、足をかけて体勢を崩そうとするリオナ。
「たああああっ!」
いきなり巨大化した体をまだ持て余しているラジャバは、リオナの投げで簡単に転がされてしまう。
そのまま打撃で制圧しようと距離を詰めようとするリオナであったが、身体を起こそうとしたラジャバの羽ばたきによって砂が煙幕のように舞い上がった。
「けほっけほっ…くっ、視界が…」
次の瞬間、砂煙の中で何かが煌めき、リオナを急襲する。
ズガン!
光ったのはラジャバの2本の鎌であった。
「キシャアアアッ!」
それを左右でクロスさせて突進すると、そのままリオナを崖へと押し込んでいく。
「あぐっ…」
首筋に鎌を当てられ、動けなくなってしまうリオナ。
「放しなさい!…うあああっ?!」
バシュウウウウ…
畳み掛けるようにラジャバの口からガスが散布され、リオナの顔に吹きかけられる。
ピコンピコンピコン…
ガスの中に含まれた毒素に当てられたのか、リオナのエナジータイマーが紫に点滅し始めた。
「うう…息が…このままではまずいわ…スラッシュハンド!」
リオナは自由に動く手にエネルギーを集中して光の刃を発生させると、自らを拘束する鎌ごとラジャバの腕を切り落とした。
「ギャアアアアッ!」
断末魔のような声を上げながら後ずさるラジャバに、リオナは光の弓矢を発生させて狙いを定める。
「フェザーアロー!」
放たれた光の矢がラジャバの身体を貫き、その身体を炎上させる。
「ごめんなさい…安らかに眠って…」
人間のエゴから生まれてしまった怪獣に哀悼の意を示し、リオナは空へと飛び立つのだった…
その日の午後…
防衛隊の基地に戻ったリオナは、ラジャバの生まれてしまった研究所への対応を手配して一息ついていた。
トントン…
執務室の扉がノックされたのはその時であった。
「どうぞ!」
リオナの招き入れにあわせて扉が開き、そこからアルティマミレーヌの地球での姿…卯月メイ隊員が入ってくる。
「お義姉様、ちょっとよろしいですか?」
またこの子は…リオナは心の中でため息をつく。
地球人での姿の時は公私を分けるように口すっぱく言っていたリオナであったが、メイはあまり気にせず接してくるのが頭痛のタネであった。
「もう…ここでは白鐘補佐官と呼びなさいと言ってるでしょう…私以外に誰もいないからって油断するのはおやめなさい!」
口を尖らせながら入ってきたメイは、そのままリオナのそばへと歩いていく。
「お義姉さまったらお固いんだから…せっかく素敵なお誘いを持ってきたのに…このまま帰ろうかしら…」
拗ねる義妹の可愛さについ綻びそうになる口元を引き締めながら、リオナは首を傾げる。
「もう…それでなんの用なの?」
メイはすぐにニコニコの笑顔に戻ると、リオナの前に身を乗り出した。
「今日お母様が地球にいらっしゃるんです!お義姉様も一緒にお食事いきましょうよ!」
ミレーヌの母であり、リオナの育ての親でもあるアルティマソフィが久々に地球に来るという話に、リオナの顔にも笑顔の花が咲く。
ソフィは最近、彼女たちの母星…『光の星』の皇族へと復帰したことで、外交で多忙な日々を送っていた。
ミレーヌが守護する地球から足が遠のいていたため、本当に会えるのならリオナやメイもしばらくぶりの再会になる。
「本当に?!…こほん!それなら早く業務を終わらせなければならないわね…お店の予約は私がしておくから、あなたは自分の業務をきちんとこなしていらっしゃい!」
目の色を変えてテキパキと仕事をこなし始めるリオナ。
「はーい!じゃあお義姉さま、またあとで!」
ご機嫌になったリオナの姿にメイも喜び、鼻歌を歌いながら執務室を出ていくのだった…
ミレーヌ・リオナ・そしてソフィ…
三女神の久方ぶりの邂逅が新たな事件の幕開けになるとは、この時誰も想定していなかったのである…
次回へ続く…
ガチピン@ご支援感謝
2025-05-12 15:16:02 +0000 UTCsyonnai_hito
2025-05-11 13:16:34 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2025-05-11 07:44:48 +0000 UTCyukimi
2025-05-11 05:42:22 +0000 UTC