※今話からクライマックスへ進んでいくため、文章は短めになります。最後まで是非お楽しみくださいませ!
挿絵 ぐおぱむ様
春野市の街中に大量発生した謎のエンヴィ軍団…
二手に分かれて調査をしていたミレーヌたちのうち、街に残っていたミレーヌと灯はそれぞれ変身してエンヴィたちに対処する。
なぜかミレーヌに強く反応するエンヴィたち。
自ら囮となって引き付けたミレーヌは、人気のない場所へとエンヴィたちを誘導するのだった…
ミ「この辺なら大丈夫かしら…」
春野市のはずれにある空き地まで飛んできたミレーヌは、地面へと着地する。
デェ~ビィ~…
大量のエンヴィがその周りを飛び交い、獲物を品定めするようにミレーヌへにじり寄っていく。
ミ「うーん…このエンヴィちゃん、やっぱり本物じゃないわよね…ハンドショット!」
手の先から放つ光線でエンヴィ軍団をけん制するミレーヌ…
それが何匹かのエンヴィに命中すると、黒い霧のように消えていく。
ミ「この世界に着て戦った怪獣と同じ消え方…やっぱり何か秘密があるようだけど…そこの真相は郊外に行ったお義姉さまたちに期待するとして、私は今この戦いを!」
デェ~ビィ~…
一斉に襲い掛かってきたエンヴィ軍団をキックやパンチで叩き落していくミレーヌ。
しかしさすがのミレーヌも、数に任せた攻撃で多勢に無勢な状況に追い込まれていく。
ミ「くっ…だめぇ…そんなとこっ…ちゅぱちゅぱしないでっ…ああっ…」
あむあむ…
ミレーヌの身体のあらゆるところにまとわりつき、噛みついたり舐めたりと好き放題のエンヴィ軍団。
いろいろな方向からくわえられる刺激に、ミレーヌからは次第に甘い声が漏れ始めてしまう。
ピコンピコンピコン…
エネルギーを奪われているのか、ミレーヌのタイマーが赤く点滅を始める。
ハ「ミレーヌさん!」
そこへ街中のエンヴィを浄化し終えたハートが駆けつけた。
ミ「ハートちゃん…危ないわ…逃げて!」
ミレーヌの呼びかけに首を横に振るハート。
ハ「大丈夫です!私がエンヴィたちを引き付けるので、その間に脱出してください!」
そういうとハートは大きな声でエンヴィ軍団に呼びかける。
ハ「エンヴィ~!こっちにイヴィルシードがあるわ!私についてきて~!」
デェ~ビィ~…
大好物のイヴィルシードという言葉に反応したのか、エンヴィはハートの方向へ飛んでいく。
ミ「ハートちゃん、ありがとう…偽エンヴィは一塊になってる…今なら!」
ミレーヌは意識を集中し、エネルギーを腕に集め始める。
ハ「ミレーヌさん、一気に決めるのね!それなら私もお手伝いを…エンジェリング!」
ハートは四肢のエンジェリングを束ねて大きなリングへと変え、エンヴィ軍団へと向ける。
ハ「エンジェリング・バインド!」
大きな輪がそのままエンヴィたちを包み、全員をまとめて拘束していった。
デェ~ビィ~…
おしくらまんじゅうのような形になって捕獲されるエンヴィ。
ミ「ハートちゃんありがとう!ミレニウム光線!」
ミレーヌの必殺光線がエンヴィ軍団をまとめて貫き、一気に昇華していく。
やはり黒い霧のようになって消えていくエンヴィ軍団。
ハ「やりましたね、ミレーヌさん!…えっ…」
ピピピピピピ…
勝利の喜びを分かち合おうと振り返ったハートの目に映ったのは、高速でタイマーを点滅させて倒れていくミレーヌの姿であった。
ミ「えへへ…ちょっと力を使いすぎちゃったみたい…」
光の粒子となって消えていくミレーヌ…
ハ「ミレーヌさん!」
ハートは勝利の喜びもつかの間、ミレーヌが倒れた場所へと向かって飛んでいくのだった…
ミレーヌたちの奮闘から少し時は遡り…
郊外の山中にはリオナ・ソフィ・愛菜、そしてエンヴィの姿があった。
エ「えーと…この辺だったと思うデビ…」
エンヴィがフヨフヨと所在なさげに飛んでいる後ろで、リオナと愛菜が厳しい視線を送る。
愛「もう…たった2日前のことなんだから、しっかりしなさい!」
愛菜の叱責にエンヴィは震え上がる。
エ「ひ〜…シャインは厳しいデビ〜」
いつもならこういう時に庇ってくれる灯もいないことや愛菜に似た厳しい視線を送ってくるリオナの存在に、エンヴィは激しいアウェイ感を感じていた。
しかしその時、エンヴィは探していたものを発見する。
エ「あ〜!あそこデビ〜!」
エンヴィが嬉しそうに飛び回る下には、崩れた積み石が散らかっていた。
エ「あの日はここでお昼寝してたデビ!多分起きた時に崩しちゃったデビねぇ…悪いことしたデビ…」
カチャカチャと石を積みなおそうとするエンヴィの横では、愛菜が地面に触れて意識を集中していた。
愛「やっぱり…ここに何らかの結界を張っていた痕跡を感じます。おそらく私の所属する組織が、悪魔か何かを閉じ込めていたのでは…」
愛菜の分析と説明を聞くリオナたちの耳元で、人ならざる者の声がしたのはその時だった…
?「くくく…バレてしまったようですな…陰で暗躍するのも、もう終わりといたしますか…」
即座に臨戦態勢にはいるリオナたち。
リ「誰です!?姿をお見せなさい!」
するとリオナの問いかけに応えるように、エンヴィの影がズズズ…と縦に伸びる。
エ「わぁ~!アタイの影、どうなっているデビ~?!」
エンヴィが慌てふためくも、影の形はのびたままの状態で固定されていた。
そして次の瞬間、黒い霧が蜃気楼のような揺らめいたかと思うと、その形は人型へと収束していく。
ソ「あらあら…黒幕登場、ってところかしら。」
身構える女神たちの前で揺らめく影…
果たしてその正体とはいったい何なのであろうか…
⑦へ続く…
ガチピン@ご支援感謝
2025-07-19 16:54:40 +0000 UTCガチピン@ご支援感謝
2025-07-19 16:53:45 +0000 UTCyukimi
2025-07-14 08:50:00 +0000 UTCsyonnai_hito
2025-07-13 15:50:39 +0000 UTC