ふたなり露出魔様にチンポ見せつけられたらすぐアナルほじり始めちゃうのもえっちして欲しくなっちゃうのも当然です。大切な彼女がいても。
Added 2025-06-06 03:11:04 +0000 UTC会社から帰る道すがら、藤井俊は恋人である高村ありさのことを考えていた。
彼女は、自分にはもったいないぐらいの女性だ。
頭が良く美人であるばかりか、気配りができて性格も良い。
また家事全般が得意で、何より料理が非常に上手いときた。
今日だって美味しい夕飯を用意して待ってくれていることだろう。
自らも働いているというのに、残業で遅くなった彼氏のために。
確かに自分はかなりの努力をしてきた。
中々いい会社に入って稼ぎも良い。
だがそれを差し引いたとしても、付き合えているのは奇跡だと思っていた。
高村ありさという女性は、そこまでできた人物なのだ。
早く会いたくて、軽い足取りで家路を急ぐ。
そうして、近道のため狭い路地に入った時だ。
向かいから季節外れのトレンチコートを羽織った女性が曲がってきた。
普通であれば、着る服を間違えてしまったのだろうか、としか思わないはずだが、しかし俊は思わず身構えてしまう。
何せ彼女の黒髪は伸ばしっぱなしという雰囲気で重たく、顔があまり見えない。
すると色っぽい艶と相まって、どこか現実離れした印象を抱く。
都市伝説や幽霊といったもののようにだ。
本能的な恐怖を感じる。
彼女から視線が向けられており、その顔に笑みも浮かんでいるようなのだから猶更だった。
引き返そうかと思案する。
とはいえ急にきびすを返したら、変に思われてしまうかもしれない。
なんとなく気が引ける。
とはいえ人生で再びすれ違う可能性は低いのだから、どう思われようがいいだろう。
「えっ……あの」
そんな風に悩み、結局は歩みを進めていれば、やがて女性は目の前で止まった。
俊を避けてすれ違うことなどなく、彼よりいくらか高い身長でもって道を塞いでくる。
塞がれてしまう。
その瞬間、一人の順調で幸せな人生は、あえなく破壊しつくされることが確定してしまった。
「うひひっ♡♡♡」
「なっ……」
彼女がコートを開き、中にある、一切の服も下着も纏っていないハダカを見せつけてきたことによって。
そのカラダはすらりと引き締まっていた。
全体的にうっすらと筋肉が浮かび、肌が白いのもあって相当に美しい。
胸だって大きく、女性的な魅力に満ち満ちている。
だがもちろん、恋人のいる彼が今更そんな肢体に興奮こそすれど、人生を破壊されるわけでは無かった。
「なに、それ……♡♡」
問題なのは、なぜか彼女の股間から真っすぐ空へ向かってそそり立つチンポだ。
ソレは、一言で言ってしまえば異様だった。
あまりに大きく、そして太い。
ドス黒さも相まって、馬の男性器かのようだ。
しかしある程度見慣れた形状が、紛れもなく人間の男性器であることを伝えてくる。
ただ、それにしたってやはり異様にすぎた。
むっちりとして肉厚な亀頭は、竿の先端に後からサイズ違いのモノを被せたかのようで、カリの高低差が凄まじい。
竿との間に、強烈な引っ掛かりを想起させる明確な境目、段差というものが存在している。
しかも竿も竿で妊婦みたく全体の中間ほどが太い。
そこへ逞しい血管がいくつも浮かび上がることで、こちらもカリさながらの高低差が無数にあった。
そんな、禍々しくも快楽を与えることに特化した姿から、なぜだか目を離すことができない。
オスとして憧れてしまっているのだろうか。
それとも。
「け、警察呼びますよっ」
「ん~?♡♡♡」
恐ろしくて、咄嗟に思い付いたことを口に出す。
だが女性は全くひるむことが無かった。
とはいえそれは当然だ。
「うひひっ♡♡♡ボクのチンポ見てマンズリこいてるくせになに言ってんの♡♡♡」
裸体を見せつけた相手が、自らのチンポをオカズにオナニーし始めているのだから。
しかも、後ろの穴を利用したメスのオナニーを。
「へっ……あっ♡♡♡ふあぁっ♡♡♡」
いつのまにやらスラックスのチャックを下げ、下着の中、アナルへ中指を突っ込んでいることを自覚すると、すぐさま甘ったるい快楽が押し寄せてくる。
処女穴で、触れたことどころか位置すら分からなかった前立腺を指が正確に押し込む度、幸せな気分になってしまう。
自分がなぜ自慰をしているのか、困惑するよりも先に。
もちろん理性では、それがいけないことだと分かってはいた。
ここは屋外だ。
続けていれば誰かが通ることもあるだろう。
何より、将来を誓い合った大切な恋人だっている。
これは浮気に他ならない。
ただそんなことがどうでもよくなってしまうほど、露出狂のかっこいい肉棒で尻穴をほじるのはたまらなかった。
全身は絶えずきゅんきゅんとして跳ねる。
自分で聞いたことも無い甘い吐息が漏れていく。
下半身からぬちょぬちょと水音が聞こえてくる。
「あ、乳首も一緒に弄ったら気持ちいいよ~♡♡♡」
「ッ♡♡♡なんでっ♡♡♡ゆびっ♡♡♡ひあぁっ♡♡♡」
すると聞こえてくる、低くて艶っぽくも、鼻の下が伸びた下品で厭らしい声。
空いている右手はそそのかされるままにスーツの中、既に硬く勃起した乳首へと一直線に向かい、弄くり始めた。
こちらは多少触ったことがあるとはいえ、アナル同様異常な気持ちよさだ。
やはり止まることだって無く、意志と反する指は熱心にひっかき、捏ねくり回し、潰していく。
腰が思わずヘコつき、きっと無様な姿となっていた。
見ず知らずの相手に身体を見せつけるような、迷惑な変態の前でしているのだから猶更だ。
「んふぁっ……♡♡♡はっ……♡♡♡あっ……♡♡♡」
だというのに、恐らくチンポを見せられてから一分と経っていない中、早くも絶頂が近づいてくる。
ペニスの快楽こそ無いものの、射精前に似た切ない感覚で肉体の節々が蕩けていく。
意識も陶酔し、浅い呼吸が繰り返される。
「おっ♡♡♡イきそうカナ?♡♡♡ボクみたいな露出狂にチンポ見せられて、おまんこイっちゃうのカナ?♡♡♡」
「そんなわけっ……♡♡♡あぁぁっ……♡♡♡クるぅ……♡♡♡」
煽ってくる彼女の言うことなど、もちろん認めたくは無かった。
だが指が止まることは無く、止めることもできず、確かに昇りつめる。
半透明な濃い我慢汁を垂らす、自分で興奮してくれたらしき太マラを凝視しながら、脳内をソレと悦びだけで埋めていく。
「あっ♡♡♡あっ♡♡♡あっ♡♡♡イっ……♡♡♡くぅ……♡♡♡――♡♡♡♡」
「うひひ~っ♡♡♡」
そして俊は、心地よく幸せにメスアクメし、これまで味わったことが無い至福の時間へと辿り着いた。
夜の暗闇が白く染まる。
下半身だけでなく全身が、気怠い甘みでどっぷりと埋め尽くされる。
ありさという大切な人の事が、少しの間頭から消え失せていく。
「んじゃ、次はボクとえっちしようね~♡♡♡」
「ふあぁ……♡♡♡」
「あ、そうだ♡♡♡ボクは成城院さくら♡♡♡短い間だけどよろしくね♡♡♡」
そうやってぐったりと地面にへたり込む彼を、さくらと名乗った彼女は軽々と抱え、どこかへと運び始める。
「キミの人生を終わらせちゃう人の名前、ちゃんと覚えとくんだよ~♡♡♡」
「ふぇ……?♡♡♡」
何やら物騒なことを口走りながら。
◇
「んぁ……♡♡♡」
俊は、どこかのトイレの個室で壁に向かって立たされていた。
多少の喧騒が聞こえてくること、手入れが行き届いていることから、広い公園のような場所の公衆トイレだと推測できる。
先ほどの絶頂による快楽が引いて、そのことをようやく認識できるようになった瞬間だ。
「ふ~♡♡♡」
「へっ……?」
背後からさくらの忌々しい声がして、左腰が掴まれた。
既にスラックスは降ろされてしまっているようで、しっとりとした滑らかな手指が直接肌に食い込んでくる。
相当な力強さで、離れてくれそうもない。
振り払って逃げることだってきっとできない。
「ッ♡♡♡」
そして、続けてすぐさま、尻穴へとぬるついた弾力のある物体が触れた。
ソレはひどい温度であり、先ほど浅ましい自慰によって火照った秘所などよりもずっと熱い。
指などとは比べ物にならないほど、あるいは五本指を纏めてなおより大きそうでもあり、普通に考えて入るなどとは思えなかった。
だが周囲にうっすらと漂い始めている、我慢汁の青臭い香りを嗅いでいると、そんな破壊的な物体が欲しくなってくる。
排泄のための場所がダメになってもいいから、挿入して欲しくなってくる。
そうしてメスと化した穴が、きゅんと愛らしくひくついた時だった。
「ふ~っ♡♡♡」
「あぐッ♡♡♡」
馬鹿みたいに大きなモノが、まだ正気を取り戻したばかりだというのに、まるで躊躇せずぐっと押し込まれ始める。
掴まれた腰も、チンポに向かって強く引っ張られていく。
するとまるで当然のことのようにアナルはぐぱぁと開いていき、異物を受け容れ始めた。
ぬじゅりぬじゅり下品な音を立てながら、異様な太さを持つモノが体内へと入ってくる。
突っ込まれていく。
普通そんなことをされれば、肛門が裂けてしまうはずだ。
だというのに痛みは全く無い。
「あぁぁッ♡♡♡」
それどころか、まだ入り口で、前立腺すら刺激されていないというのに、また頭がぐずぐずになってしまうような凄まじい悦びが押し寄せてきた。
個室どころかトイレ全体、あるいは外にすら響いてしまいそうな嬌声が出る。
身体が仰け反り、激しくびくつく。
やはり明らかにおかしい。
先ほどだって、肉棒を見せつけられただけで身体が勝手にオナニーし始めてしまったのだ。
今だって、処女を喪失したばかりの穴でこんなにも喘いでしまっている。
「ちんぽッ♡♡♡ふとぉッ♡♡♡」
しかしカリに向かって緩やかだが確かに太くなっていくと、そうした事実はどうでもよくなっていくと共に、なぜだか理解できてきた。
さくらの男性器とは、そういうものなのだと。
自分のような普通の人間には抗えない「特別」なのだと。
思わず媚びた声が出る。
菊門もただ、ぎゅっと引き締まって気持ちよくなってもらおうとする。
全てが気持ちいい事に支配されていく。
「お~♡♡♡いいよいいよ~♡♡♡そのままマンコキしてくれてたら、ちゃ~んと気持ちよくぶっ壊してあげるからね~♡♡♡」
「はひぃッ♡♡♡」
すると身体はまた、あの気持ちいい瞬間に向かってじっくりと昂り始めた。
再び告げられた不穏な言葉は無視して、膣穴快楽を貪っていく。
「んおぉッ……♡♡♡」
挿入はチンポを味わわせるように、ゆっくりねっとり進められる。
我慢汁でひどく粘つく粘膜同士が、仲睦まじくぬちょぬちょと擦れ合う。
まるで恋人同士みたいな熱烈さだ。
少し進む度いやらしくも甘い水音が響く。
「ボクのチンポおいしい?♡♡♡」
「ひゃいッ♡♡♡……ん゛ほぉッ♡♡♡」
かと思えば、問いかけに応えた瞬間不意打ちのようにカリが全て入りきり、入口がきつく扱かれる。
凄まじく熱い快楽が襲い、肛門はじんじんと火傷したような感覚になってしまう。
だがそれすらも幸せだ。
弄んでもらえた、と頭も身体も嬉しがる。
「それなら、これからもっとキモチクなれるよぉ~♡♡♡」
「あ゛♡♡♡あぁ゛♡♡♡あッ♡♡♡」
そして、今度はいくつも血管が浮き出た歪な竿によって、よりヨがらせられていく。
凹凸はまるでカリが無数に存在するかのようだった。
いちいち段差が陰唇を舐り、また、大小様々に浮かび上がっているものだから撫でさすられ、もしくは優しくくすぐられる。
多様な愛撫で、鋭敏な性感帯が虐められてしまう。
オスマラはただ、何の技巧も無くまんこ穴へ侵入しているだけだというのに。
「いぎッ♡♡♡ふと゛いッ♡♡♡」
太さだって、無慈悲にもどんどんと増す。
入口を無理矢理押し拡げ、互いの密着度を際限なく上げていく。
圧迫感は凄まじいが、同時にイケメンチンポときつく絡み合うことで、メスの悦びも凄まじかった。
括約筋は優れたオスと交尾できる嬉しさでとろとろに蕩けつつも、抱き着きを強くして媚びへつらう。
そんな恭しい反応へ答えるみたく、新たに責められる場所があった。
「ホレホレ♡♡♡ここもぶっ潰すよぉ~♡♡♡」
「ひゃあぁんっ♡♡♡」
先ほど一分足らずで処女を絶頂まで導いたはしたない性感帯、前立腺だ。
ひどく鋭敏な場所が、ぱんぱんに張り詰めた亀頭と出会い、圧し潰され始める。
肉槍が奥を目指す、そのほんのついでに。
「うひひっ♡♡♡ひゃあんだって♡♡♡」
「ふあっ♡♡♡ひあぁっ♡♡♡」
だが出るのは、さくらにすら揶揄されてしまうような甘ったるい女の声だった。
高く、上ずっていて、悩ましい吐息混じりのメス声が出てしまう。
ただ、半強制的にそう啼かされるのはなんだか気持ちいい。
若干の羞恥心とは裏腹に、すがすがしい開放感が湧いてくる。
まるで元からそんな風に喘ぎたかったみたいだ。
あるいは、さくらに変えられてしまったのかもしれないが。
「まだチンポ半分しか入ってないのにそんな声出しちゃって♡♡♡キミは淫乱だねぇ♡♡♡」
「ひゃっ♡♡♡あぁぁっ♡♡♡」
だからか時間を追うごとに、自分から出る嬌声は大きく響くようになっていた。
チンポは半分が入りきり、最も太い場所を折り返したらしいというのに、むしろより淫靡な音がトイレの中で木霊する。
だが相変わらず奥への道すがらに、今度は硬い竿がぐりゅぐりゅと、陰核が無くなってしまいそうなほど轢き潰すのだから当然でもあった。
肉体も際限なく発情して感度が上がり、膣壁は異物へぴったりと寄り添っているのだから猶更だ。
常に起こる著しい摩擦に、思わず叫んでしまいそうなほど膨大な快楽が押し寄せている。
「まぁでも、その方がボクにも都合がいいよ♡♡♡チンポ気持ちよくなるからね♡♡♡」
「あっ♡♡♡はぁッ♡♡♡」
しかも体内を侵略してくるモノだって、同様に興奮を強めて硬く、さらに大きく勃起してさえいるのだ。
人の身体の中で身勝手に体積を増やし、自らも自らでよりオスとしての悦びを貪ろうとしている。
そんな勝手に対して、しかし俊は咎めるどころか、やはりヨがることしかできない。
全身を小刻みに痙攣させて、気持ちいい事を声だけでなく所作でも表現してしまう。
もっと滅茶苦茶にして欲しいとばかりに、いやらしく踊ってしまう。
「お、そろそろイきそうかな?♡♡♡」
「ッ……♡♡♡♡ふあ♡♡♡んあぁっ♡♡♡」
そうしていればやがて、肉棒が奥へ近づくのに合わせて、限界も近づいてきていた。
じっとりとした幸せで粘つく官能が肉体全てに広がっており、先ほどよりもずっと深く絶頂できそうな気がする。
挿入というセックスの単なる過程にすぎないというのに。
「んじゃあ……」
「あっ……♡♡♡♡」
高まる期待へ応えるように、さくらの手指は右腰にもしっかりと食い込んできた。
逃がさないという意志をひしひしと感じる手だ。
大して興味のないおもちゃを掴んでいるような、無機質で乱雑な、少し痛くすらある手だ。
だが、暴力的な予感に、傍若無人なオスを感じる手つきに、身体中へぞわぞわとした甘みが走る。
オスから蹂躙されるだけのザコメスとして、強く強く悦んでしまう。
そんな時だ。
「よっ、と♡♡♡」
やたら軽い掛け声とともに、チンポは一気に膣穴を掘り進み、奥へと到達し、脚が浮き上がるほどの威力で突き上げてきた。
「ん゛ぉッ♡♡♡♡イぐッ♡♡♡♡イぐぅぅ゛ぅッ♡♡♡♡♡」
そして俊は、大きく叫びながらアクメをする。
上擦って媚びるような、だが明らかに男のものであるひどくみっともない声をあげてイく。
濃厚で、全ての筋肉がソレに浸るため弛緩するような、常軌を逸した快楽に浸される。
今自分が野外に居ることを考える余裕など一切無い。
本能のままひたすらに啼き、わめき、与えられたモノを享受する。
あられもなく震えながら、しばらくの間ずっとだ。
じっくり、とっぷりと、ただ幸せになり続ける。
射精などよりも、先ほどの初絶頂などよりも長く長く。
「はーッ……♡♡♡はーッ……♡♡♡」
「うひひっ♡♡♡すっごい声だったねぇ♡♡♡」
やがて、ようやくそんな多幸感が引き始める頃、さくらは下卑た声色でからかってくる。
とはいえ俊の頭は蕩けたままだった。
「でもいいのカナ?♡♡♡ここ、女子トイレだよ?♡♡♡」
「へっ……」
続けて、衝撃的な事実を告げられるまでは。
「ちょっと由美大丈夫~?」
「う、うん……。ちょっと顔洗ったらよくなると思う……。ごめんね、ありがとう。」
「いいって」
「んひひっ……♡♡♡」
「ッ゛……♡」
彼女の言った事を裏付けるみたく、女性が二人入ってくるまでは。
瞬間的に浮かぶ犯罪の二文字へぞっとして、惚けていた思考が一気に冴えていく。
今自分は、これまで築き上げてきたものを台無しにしかねない場所、状況にいるのだ。
ここに居ることを気づかれまいと、反射的に口を手で塞ぐ。
身じろぎ一つすらしないように努め、些細な音すら出ないように止まる。
本当なら今すぐにでも挿入だってやめるべきだが、しかし腰は強く掴まれたままだ。
チンポだって深々と刺さったままで、さくらは今の所辞める気など無いことが分かる。
「っていうか今日だいぶ飲んでたね~。……やっぱフラれたのショックだった?」
「うん……そりゃね。長く付き合ってたし、結婚すると思ってたから……」
「だよね~……」
「んひっ……♡♡♡」
「なッ……♡♡♡」
それどころか、彼女はあろうことか俊の行動を踏みにじってさえきた。
深々と刺さったままだったチンポを抜き、そして差すピストン運動を始める。
「まぁでもさ、こう言ったらアレだけど、今でよかったんじゃない、かな?」
「へ……?」
「んぁっ……♡♡♡」
しかも、自らだってこんな場所で性行為に及んでいる事がバレてはいけないはずなのに、彼女は明らかに興奮していた。
勃起が強まっている。
先ほどまでより竿は硬く、摩擦だって激しい。
亀頭もむっちりと膨れ上がり、奥を何度も殴りつけてくる。
結合部からも、小さくとも水音が鳴っていて、吐息だって漏れてしまいそうだ。
そこで気づいた。
先ほどから言われていた、人生を終わらせる、というのは冗談でも何でもないことに。
この状況でより肉棒を固くしているのが何よりの証拠だ。
だとすれば、このまま続けていてはまずい。
どうにかして逃げなければならない。
これまで何もなかったとはいえ、これからも無事である保証はどこにも無いのだ。
「~~~ッ゛……♡♡♡♡」
「だって私らまだ……じゃん?……かもだけど」
「あはは。……って」
しかし、彼のそんな決意を揺るがすように、ひときわ強い突きこみが襲い来た。
大量の脳内麻薬が噴き出して、頭も身体も再び「幸せ」にされる。
チンポのことしか考えられない、先ほどまでのようなぐずぐずの状態に引き戻されていく。
気にしなければならない、女性たちの声すら聞き取れないほどだ。
肺からは空気が漏れ、反響したものが耳に届く。
水音もやはり同様に鳴り、しかも尻穴がひくついてさらに大きくいやらしい音色も鳴らしてしまう。
「ん~……♡♡♡」
「ぁ゛ぁ゛ぁッ……♡♡♡♡」
追い討ちみたく円を描くようにナカを掻き混ぜられれば、さらにぬちゃぬちゃと互いの体液はより粘っこく響いた。
蚊の鳴くような、だが確かな甘さを帯びた声だってより多く溢れてしまう。
「あれ……♡♡♡なんかさっきより反応いいねぇ……♡♡♡」
「っ……♡♡♡」
最悪な事に、耳元で囁かれた通り興奮は相当ひどくなっていた。
危うい状況だというのに、身体の火照りは凄まじい。
荒い呼吸で、恐らく個室内には充満しているだろう青臭さを幾度となく吸ってしまったからだろうか。
あるいはこの状況自体に、妖しいスリルを感じてしまっているのだろうか。
心臓は激しく脈を打ち、べとつく汗が額から垂れてくる。
その時だった。
「ん……あれ?てかなんか変な音しない?」
「え?そうかな?」
「うん、なんか誰かが……」
聴覚が、自らの危機を鮮明に捉える。
女性たちに、人が居るということを気づかれてしまったようだ。
散々音を出しているのだから当然なのだが、驚きで固まる。
このまま、何をしているかまでバレてしまったら、と想像し、冷や汗が滲み出す。
「うひっ……♡♡♡」
「ぅ゛ぁっ……♡♡♡♡ん゛ッ……♡♡♡♡」
だというのに、さくらの動きは止まることが無かった。
これまで通りの遅さでなるべく音こそ出さないようにしつつも、ねちっこく膣壁を愛撫する動きだ。
厚ぼったい段差で捏ね繰り回されると、どれだけ耐えようとしてもいくらかの甘ったるい呻きは抑えられない。
もし近づかれようものなら、匂いと相まって男女がセックスしていると気づかれてしまうだろう。
実際は男である俊が、犯される側であるとはいえ。
「あの、大丈夫ですか?水か何か、買って来ましょうか?」
「ッ……♡♡♡」
すると少し距離があるところから、おずおずと心配そうに尋ねられた。
気遣いに満ちた声色だ。
しかし、感謝する余裕などもちろんない。
恐怖と、依然として続く快楽によって、返答だって思いつかない。
最早どうすれば切り抜けられるのだろうか。
心臓の音が、うるさいくらいに聞こえてくる。
「あぁ、大丈夫ですよ♡♡♡友達の調子が悪いんですけど、私が見てますから♡♡♡」
そこに重なる、さくらの相変わらず鼻の下が伸びた下品な、しかし快楽による一切の揺らぎも感じられない返事。
女性を適切に近づけず、心配もさせない言葉。
「あ、そうなんですか。……それなら私たちは行きますね。えっと、お大事に」
「えぇ♡♡♡ありがとうございます♡♡♡」
「……祥子やさし~。やっぱ祥子と友達に……」
彼女たちはそれで安堵し、外へと出ていってくれたようだった。
足音と話し声が遠ざかっていく。
「ふぅっ……」
そうして俊は胸を撫でおろし、ようやく緊張を解くことができた。
これで当面の危機は去ったのだ。
とはいえ、まだ全てが終わったわけではない。
「お~♡♡♡なんとか耐えたねぇ~♡♡♡えらいえらい♡♡♡」
「っ……♡♡♡」
余裕綽々といった態度で煽ってくる「原因」から、力づくでも逃げようとする。
「それじゃご褒美、ねっ♡♡♡」
「ん゛あぁッ♡♡♡♡」
「うひひっ♡♡♡緊張解けたらすぐ声出ちゃったねぇ♡♡♡やっぱりキミって淫乱なんだ♡♡♡ボクのせいカナ?♡♡♡それとも……♡♡♡」
だが、やはりそれは叶わない。
安心感と相まって、一度強く突かれただけで大きく喘いでしまう。
どうにかしなければ、と考える頭が蕩かされてしまう。
さらに、どこか物足りないような気もしてしまった。
先ほどのスリルと、それがもたらす異常な快楽が、どうにも頭を離れないのだ。
身体が、ぞくりと疼く。
「ところでキミってさ♡♡♡」
「ふあっ♡♡♡」
「恋人はいるのカナ?♡♡♡」
「ッ゛……♡♡♡」
そんな俊へ、さらなる危機はまたすぐ近づいてきていた。
残念ながら、あるいは、幸運なことに。
なんとか働いた理性は、問いかけに嘘をつくことを選択した。
「いっ、いなっ……」
「おっ♡♡♡マンコびくってしたよ?♡♡♡ってことは居るんだねぇ♡♡♡」
「ちがッ♡♡♡」
「そんなに否定してくるのが何よりの証拠だよね♡♡♡」
しかし、反射的に驚いてしまった肉体と膣内によって、容易く真実を看破される。
指摘を裏付けるような墓穴まで掘ってしまう。
「それじゃさ、同棲はしてる?♡♡♡」
「ふあっ……♡♡♡」
「おほっ♡♡♡う~ん♡♡♡キミのマンコ、正直だねぇ♡♡♡ボクの質問にちゃんと答えてくれるよ♡♡♡」
だからか、続く質問には声すら出なかった。
しかしまんこ穴はまた応じる。
まるで、さくらに破壊されることを望んでいるみたいに。
「それじゃ……♡♡♡」
そして、そんな浅ましい望みはまた、叶えられてしまうのだった。
「今からキミの彼女に電話しちゃおっか♡♡♡」
何よりも大切な、恋人を使うことによって、だ。
「へっ……♡♡♡あっ♡♡♡」
俊が驚くよりも先に、いつスラックスから抜いていたのか、彼女は素早く彼の顔にスマホをかざし、ロックを解除する。
非常に慣れた手つきだ。
きっと日頃から、同じようなことを繰り返しているのだろう。
「え~……っと。あった♡♡♡このありさちゃんって子かな?♡♡♡」
「ッ゛……♡♡♡」
「ん~♡♡♡マンコちゃん、応えてくれてありがとねぇ♡♡♡ほら、ご褒美だ、よっ♡♡♡」
「ん゛おッ♡♡♡♡」
ありさの連絡先だって、すぐに発見される。
「それじゃかけるよ~♡♡♡」
そして、そのまま間髪入れずに、電話をかけられそうになってしまう。
もちろんそんなことを許すわけにはいかない。
「まっ、まってっ……♡♡♡なんでッ……♡♡♡」
「だって、これから帰り遅くなっちゃうでしょ?♡♡♡ちゃんと彼女さんには伝えないとね♡♡♡」
「なッ……♡♡♡」
「露出狂と浮気セックスしてるから、しばらく帰れない、って♡♡♡」
「ふあぁっ……♡♡♡♡」
だが当然のように、止めることだってできなかった。
何をされるか告げられれば興奮してしまい、甘美なぞわつきが力を抜いていく。
「あっ……♡♡♡」
抵抗できずいればすぐさま、うっすらと呼び出し音が聞こえ始める。
「俊?」
そして次の瞬間、恐らくは帰りが遅いことに心配して連絡を待っていたのだろう。
その音は二コールもしないほどで途切れ、今一番聞きたくなかった愛おしい声が、ありさの声がスマホから耳に届いた。
電話が、繋がってしまった。
「お♡♡♡」
「うあ……♡♡♡」
それだけでも背筋に妖しい、気持ちよくはあるが、ひどく嫌な冷たい感覚が迸っていく。
再びあの、頭すら揺らすほどうるさい心臓の鼓動が始まって、粘っこい汗が額から滲む。
これから本当に、自分の人生は終わってしまうのだと思った。
どうにか付き合うことができて、手放さないよう努力し続けてきた恋人を、失ってしまうのだと思った。
なにしろ先ほどの危機で何もできていないのだ。
さくらの機転があったからこそ運良く回避できたものの、今回はもちろんそんなわけにはいかない。
知らない女と二人でいることなど、気づかれてしまってはならないのだから。
今回も切り抜けられる保証など、まるで感じられなかった。
今度こそ本当に終わりだ。
「あれ、俊?」
しかし、あまりの絶望で呼吸ぐらいしかできないでいても、電話口からは声がする。
「ん゛ッ……♡♡♡」
「ちょっ、大丈夫?」
さらに応えてやれと言わんばかりに耳元へスマホが当てられてしまう。
こうなっては、どれほど無理だろうとやるしかない。
だが、後ろから軽く突かれれば、普段彼女に聞かせたことなどない甘いメスの呻きが出てしまった。
これでは弁明しなければならない。
喘ぐことに慣れきった、いやらしいカラダで。
「だっ♡♡大丈夫だよっ♡♡残業でちょっと疲れちゃってっ♡♡」
「ほんと?迎えにいこっか?」
それでなんとか紡いだ言葉は、端々が上ずり、甘くなってしまう。
異常に気付かれてしまうかとも思ったが、帰ってきたのはただ心配そうな声だった。
もしかしたらなんとかなるかもしれない、と安堵すると共に、しかし罪悪感も芽生えてくる。
少し冷静になると、恋人以外の相手とセックスしているという事実が改めて自らに突き付けられたのだ。
暗い気持ちになる。
とはいえ、少なくともありさだけは傷つけないように、と決意を新たにした。
だが、さくらがそんな状況をただ静観するだけのはずもない。
俊の強い思いを、搔き乱してくる。
「ん゛ぁッ……♡♡♡」
「うひひっ……♡♡♡」
「え、ほんとに大丈夫……?」
「う、う゛んッ♡♡♡」
腰を軽く揺すって、淫乱なナカを擦ってきたのだ。
動き自体は緩やかで小さなものだったが、しかし快楽はかなり強かった。
何せチンポの昂りが、これまでで一番凄まじい。
体内をぎっちりと隙間なく満たしており、しかもたびたび跳ねてはめちゃくちゃにしてくるのだ。
そうしてただ入っているだけでも責めてくるモノが少しでも身じろぎすれば、当然ヨがってしまう。
さらに絶頂だって、先ほどの溜まりに溜まった悦びと相まって相当近かった。
喘ぐのも、イくのだってもちろん耐えなければならないというのにだ。
「それよりまだ仕事が残っててッ……♡♡♡帰りッ……♡♡♡もう少し遅くなるからッ♡♡♡」
「あ、そうなんだ……」
そのためすぐに偽りの「要件」を伝え、なるべく早く会話を終えようとする。
ただ見る見るうちに息は上がり、肉体も火照って、声は不自然に詰まった。
先が思いやられて焦る。
とはいえ、いくら余裕が無いと言っても、大切な彼女をないがしろにすることだってしたくはなかった。
「ごめんね……。急な連絡でッ♡♡♡」
寂しそうな返事を気遣う。
「ううん。でも、今度埋め合わせしてよね?」
「ん゛ッ♡♡♡♡」
「ふ~……♡♡♡」
しかしその瞬間にも、体内はぐっと激しく押し込まれる。
肌と肌がぶつかってやや大きい破裂音が木霊し、ぬちょついた水音だって響く。
何より、あまりの気持ちよさで頭まで犯されるのが分かる。
このまま、ありさのことなど気にせずメスアクメしたい、させられたいという衝動に駆られ始める。
気を抜けば、自分から腰を振ってさえしまいそうだ。
「じゃあご飯先食べちゃうね?」
「うんッ♡♡♡大丈夫だよッ♡♡♡う゛ッ……♡♡♡」
「あ~あ。せっかく頑張って作ったのになぁ~」
「ッ……♡」
そんな負けそうになっている俊を再び連れ戻す、甘えたあまりに可愛らしい声。
愛おしくて、なんとか気を引き締め直すことができる。
だが、その分電話は長くなってしまうのだ。
快楽によってさらに、意志が、思考が、肉体が汚染されていってしまうのだ。
「うッ♡♡♡ごめんッ♡♡♡あ゛ッ……♡♡♡♡」
そして絶頂が、あの今までの人生で最も幸福な瞬間が、手を伸ばしてきてしまうのだった。
恋人の愛と同等かそれ以上に甘ったるい危険な予感は、全身をひしめき、確実にのたうっていく。
チンポと共に、少しずつ脳を支配し、制圧しつつある。
「ホントにッ♡♡♡はぁっ♡♡♡今度っ♡♡♡埋め合わせするからッ♡♡♡ふーっ♡♡♡」
「あはは。うん。大丈夫だよ。お仕事頑張ってね」
もう、喘ぎを取り繕うことなど一切できていなかった。
語尾は跳ね、荒い呼吸はトイレ中にまで響いている。
「っていうか、俊の方はほんとに大丈夫?さっきから息凄いけど」
「あッ……♡♡♡いやッ♡♡♡」
そんな音がこれまで気づかれなかったのは単に、運が良かったからだった。
ついにはありさから、強く追及されてしまう。
心臓がドクンと不快に脈打ち、手足が固まる。
裏腹に、カラダは妖しい官能に浸されていく。
「もしかして、運動でもしてる?」
「あッ♡♡♡そうッ♡♡♡ちょっと重いもの運んでッ♡♡♡イきッ♡♡♡きれてッ♡♡♡」
彼女の思い込みによってギリギリで難を逃れることができるとたまらない。
安堵と、背徳感やスリルで脳が灼けるようだ。
最低で、それゆえに激しい悦びが全てを満たす。
するとやがて、アクメがすんでのところまで近づいてきた。
チンポに膣穴を扱かれ続けたことで、会話中だというのにイく。
したくはなかったが、心地よくて幸せな絶頂をしてしまう。
「そっか。じゃあ終わったら連絡してね。お風呂溜めとくからさ」
「んん゛ッ♡♡♡♡わかッ♡♡♡♡……へっ?」
「んひひっ♡♡♡」
だが、そう思った瞬間、さくらの動きはあえなく止まってしまった。
肉棒の痙攣だって止まることで、一切の快楽が消え失せる。
得られるはずだったモノがいきなり無くなったことで、身体はひどく不快な心地に襲われていく。
少しの間、恋人の事すらどうでもよくなってしまうほどに。
「ん?俊?どうしたの?」
「あっ、あぁ。なんでもっ、ないよ……」
とはいえその不快感によって冷静さは戻り、余裕ができた。
息を切らしながらもなんとか誤魔化し、今度こそ素早く電話を切るところまで持っていこうとする。
ただ、俊の人生を終わらせることが悦びである相手の追撃は、すぐに襲い来た。
「ほんとに?」
「ふッ♡♡♡」
「う、ん゛ぉ゛ッ♡♡♡♡イ゛ッ♡♡♡♡っ……♡」
またいきなり突き上げられ、強烈な刺激によって、一度アクメ寸前まで上り詰めた肉体は急速に昇りつめていく。
甘ったるく幸せな気怠さに覆い尽くされ、寸前まで昂りきる。
こんな力強いピストンで絶頂できたら一体、どれほど気持ちいいのだろうか。
想像できないほどの予感に、脳が余さず支配される。
ただ、結局頂点へ至りはしない。
波は目と鼻の先まで来るものの、あえなく引き返していってしまう。
不快感はむしろ、耐え難い疼きとなって冷静な判断力すら蝕む。
「ちょっ、俊?」
「だっ、大丈夫っ。大丈夫だからっ……♡♡」
「大丈夫、って。そうは思えないけど……」
そうして、再び時間の余裕ができはしたものの、段々とこの電話自体が煩わしく思えてすらきていた。
これさえ無ければ、いくらでもおねだりできるのに、と。
「あ、ていうかごめん。そろそろ切るね。だいぶ、ふぅっ♡♡長くなっちゃったからッ……♡♡」
「あ、う、うん。そうだよね。お仕事、あるもんね。っていうか心配だから、早く帰ってきてね?」
「ん……」
そんな風に思って、仕事であることを盾にし、半ば一方的に切ろうとする。
気づけば、罪悪感はかなり薄い。
簡単に口にしてしまえた。
「あ、最後に」
「ん?」
今や引き留められることすら少し面倒だ。
少し低い声が出る。
「愛してるよ」
「……」
しかし、いつも電話する時恒例となっている最後の言葉を聞くと、そんな自分を恥じたくなった。
心の底からそう思うはずだ。
こんな風に愛してくれる相手の事をないがしろにしていたなんて、と反省しようとする。
そのはずだ。
「うん。僕、も゛ぉッ♡♡♡♡」
「うひひっ……♡♡♡♡」
少なくとも、タイミング良くチンポがゆっくりと引き抜かれ始めて、デコボコしたカタチにマン肉を引きずられてしまうまでは。
やはり、本当は今、恋人などより快楽の方が欲しいのかもしれない。
脳内は容易く絶頂に支配される。
「う゛っ……♡はぁっ……♡♡♡はぁっ……♡♡♡」
今度は、寸止めされてもそれが終わらない。
終わってはくれない。
大切であるはずの恋人など、二の次になっていく。
「え、俊?やっぱり……」
「はぁ゛ッ♡♡♡♡あ゛ーッ……♡♡♡♡」
「俊?俊っ?」
そして、俊はやがて、最早考えられるのは、気持ちよく人生を破壊してもらうことだけとなってしまった。
ありさを無視して呻くと、暗い悦びが全身に迸っていく。
破滅の官能はひたすらに甘ったるく、刺激など無くとも脳がイきそうなほどだ。
ぐじゅぐじゅと妖しい汁が滲み出しているのを感じる。
もう戻れなくなっていくのが分かる。
「イっ……♡♡♡♡イかせてッ……♡♡♡♡」
「え?何?俊?」
「ひひっ♡♡♡♡」
剥き出しの欲望を口にすれば猶更だった。
背筋が、仰け反りそうなほどぞわつく。
全身は震えが止まらない。
そのまま、自分で自分の、幸福が約束された人生を破壊する。
「イかせてくださいッ♡♡♡♡僕の人生ッ♡♡♡ぶっ壊してくださいッ♡♡♡♡」
おねだりは、意外なほどすらすらと口から出ていった。
罪悪感は無い。
こんなに簡単なら、もっと早く言えばよかったと思うほどに。
「うん♡♡♡♡おっけ~♡♡♡♡」
「ん゛おぉ゛ッ……♡♡♡♡きたッ♡♡♡♡チンポきた゛ぁッ♡♡♡♡」
「ちょっ、俊?そこに誰かいるの?ねぇっ?ねぇってばっ!」
そんな俊を祝福するように、チンポはひどく緩慢に動き始める。
腸壁を粘着質に舐め回し、じっくり、じっとりとメスを、ひと時の快楽のため全てをかなぐり捨ててしまうバカメスを高めていく。
厚ぼったいカリ肉は絶えず引っ掛かり、出来上がったきつく抱きしめてくる肉を引っ掻き回す。
血管も大きく膨らんで、掴み、揉みこんでいく。
止めていた痙攣が解放され、蕩けた体内をぐちゃぐちゃに捏ね混ぜる。
「あっ……♡♡♡♡」
「んじゃあありさちゃん♡♡♡俊くんはボクとの浮気えっちで忙しいってさ♡♡♡」
さらにさくらはスマホを彼の耳元から離し、ありさに告げた。
「……!っ……!!」
「それじゃね~♡♡♡」
聞こえてくる取り乱した音は、やたら軽い声のあと消え、聞こえなくなる。
そうして二人を繋いでいた機械は無造作に捨てらた。
とはいえもはや微塵も興味は湧かない。
「ふ~♡♡♡それじゃ♡♡♡」
「はッ……♡♡♡♡はッ……♡♡♡♡」
空いた手が腰をがっちりと、相当な強さで掴んできたことの方が大事だ。
それはこれから自分が終わることを、頭でも身体でも理解させてくれるような力強さだった。
「あッ……♡♡♡♡あッ……♡♡♡♡」
どうしようもなく昂る。
恋人ではなく、帰り道たまたまであった露出狂を選んだという事実が、興奮をさらに激しくする。
さくらという災害のような存在から破滅させてもらうことに、至上の幸福を感じる。
やがて、すんでのところまで俊が高まりきった時だった。
「ふんッ♡♡♡♡」
長く引き抜くことで出来上がったたっぷりとした距離を、期待に膨らんで狭くなった膣道を、チンポが一気に突き上げてくる。
前立腺を、奥を、ナカ全てを潰し、悦びを強制的に生ませ、破壊していく。
俊と言う存在に、トドメを刺す。
「ん゛お゛ぉ゛ッ♡♡♡♡イ゛ッ♡♡♡ぐイぐイぐぅッ♡♡♡♡――♡♡♡♡♡」
そうして彼は、狂ったような嬌声を撒き散らし、全身を暴れさせながらイった。
瞬間脳の全てが凶悪な性感によって満たされ、犯され、嬲られる。
倫理観やこれまでの価値観が全て破壊され、代わりに多幸感を与えられていく。
人生が終わるアクメは、あまりにも気持ちいい。
終わってしまって構わない、むしろ終わってしまえと思うほどに。
「あ♡♡♡ボクも出すね~♡♡♡ふ~~♡♡♡♡」
「ッ゛ーー♡♡♡♡♡またイ゛ぐぅ゛ぅッ♡♡♡♡♡」
そこへ、さくらが射精し始めた。
粘っこい熱が大量に膣穴を満たし、さらなる快感で焼いていく。
破壊が不可逆なものとなるよう、焼き付けていく。
しかし、そうして固着させられていくことだって当然気持ちよかった。
俊は快楽の中、とろとろに溶け、そして壊れていく。
甘ったるく、幸せに。
◇
「あれ、何かあったんですか?」
さくらは数時間ほど時間を潰した後、サラリーマンの男を犯したトイレに戻ってきていた。
周囲にはパトカーがいくつか止まり、件の女子トイレの入り口には規制線が張られ、出入りが制限されている。
そして彼女は、周囲に集まっている野次馬の中から、通勤中らしき若いOLに声をかけた。
「えぇ、なんか、女子トイレの中に、男性が倒れてたとかなんとか……」
「へぇ♡♡♡」
「それでなんか、その男性がですね?全裸だったって……」
「そうなんですか♡♡♡それは怖いですねぇ♡♡♡」
どうやらあのサラリーマンは見つかったらしい。
たっぷり抱いた後、裸に剥いて個室に放置してきたのだ。
状況から変質者だと思われるか、あるいはそうでなくとも快楽漬けにしたのだから、これからの社会復帰は困難だろう。
また一人の人生を破壊した悦びに、チンポが脈打ち、目の前にいる女性へ昂った興奮をぶちまけたくなってくる。
「そうですよね……。公衆トイレでそんな……」
「えぇ♡♡♡誰がやったんでしょうね♡♡♡」
「誰って……その男性じゃないですか?」
「あぁ♡♡♡それはそうですね♡♡♡すみません♡♡♡」
あまりの高揚から思わず、失言をしてしまった。
服装や、自然とニヤついてしまう顔と相まって、やや怪訝そうな目を向けられてしまう。
だがさくらは、それが一変する方法を知っていた。
自らの相棒が疼き、早くしろと欲望を剥き出しにするのが感じられる。
「いえ……」
「ところで……」
「はい?」
まず冷静に周囲を確認した。
人々は公衆トイレに釘付けになっており、今多少目立つ行為をしたところで見過ごされるだろう。
例えばもし、目の前のOLにだけ見えるように裸体を晒したとしても。
「コレ、どう思う?♡♡♡」
「へ?えっ?♡♡♡えっ♡♡♡」
そしてさくらは、トレンチコートを開き、勃起しきったチンポを見せつけた。
女性がみるみるうちにチンポへ釘付けになっていくのを感じる。
やがて彼女が、自らの股間へ手を伸ばしていく。
「うひひっ♡♡♡欲しいって顔だねぇ♡♡♡じゃあ、キミの家いこっか♡♡♡」
「へっ♡♡♡」
「いいよね?♡♡♡ボクがそうしたいんだからさ♡♡♡」
「あっ♡♡♡はいぃっ……♡♡♡」
だが、それを止めて誘う。
返事は決まりきっていた。
そうしてさくらは今日の宿を手に入れ、休めばまた、誰かを破壊しに街へと出ていく。
やがて周辺では、とある都市伝説が流れるようになったという。
季節外れのコートを着た、髪の長い女に出会ったら、すぐ逃げなければならない、と。
何もすることもできず、魅入られてしまうのだから、と。