リーリエと恋人同士のヨウがルザミーネに罠に嵌められ、破滅願望持ちの足マゾ奴隷に堕ちる話
Added 2023-05-19 15:56:50 +0000 UTC四つの大きな島で構成されるアローラ地方。おだやかとのんきな性格を足して2で割ったような民性と、麗らかでごきげんな気候はまさにバカンスにうってつけだ。 そんなアローラ地方の四つの島のどれにも属さず、ポツリと海上に浮かぶ巨大な人工島。 「あっ!ヨウさん! 来ていたのですね!」 エーテル財団の本拠地であるエーテルパラダイス。白一色で構成された不思議なこの施設は、主に傷付いた野生ポケモンの保護、そして研究がされている。 「やあリーリエ。今日もまた勉強?」 「はい。傷付いたポケモンさんを見るのは辛いですけど…私、頑張るって決めましたから」 僕を見つけた途端駆け寄ってきてくれた彼女の名はリーリエ。この施設同様真っ白な装いにブロンド色の髪を靡かせた、清楚な女の子だ。 エーテル財団会長の娘であり、人一倍心優しく努力家な彼女は、エーテル財団の業務を手伝いながら、色々な経験を積み見聞を深める日々を送っている。 「僕も出来うる限り手伝うから、困ったことがあればなんでも言ってね」 「ありがとうございます。ヨウさんにそう言って頂けると心強いのですが…チャンピオンとしての業務が滞ったりしませんか?」 「その点は大丈夫。チャンピオンって意外と暇だから」 その言葉に嘘偽りはなく、アローラ地方にポケモンリーグが出来たのすらここ最近の話であり、むしろほぼやる事がない。 こうしてエーテルパラダイスを訪れ業務やリーリエを手伝うか、ライバル達とポケモンバトルに熱中するかくらいだ。 そんなこんなでリーリエとの雑談に花を咲かせていると、腰に下げたモンスターボールのひとつがモゾモゾと動き出す。 開いて出してあげれば、まるで真っ白な空間に突如として夜空が現れたかと錯覚してしまう。 「マヒナペーアッ!!!」 「ほしぐもちゃん!」 ふわりふわりとリーリエの周りを嬉しそうに滑空するルナアーラと、同じく嬉しそうな表情を浮かべるリーリエ。 ルナアーラは今でこそ自分のポケモンだが、かつてはリーリエのショルダーバッグの中で共にアローラ地方を歩き回った、彼女にとってパートナーのような存在だ。 「こんにちは、ヨウくん」 再会に喜ぶ二人に微笑ましさを覚えていると、背後から声が掛けられた。 "コツコツ"という特徴的なハイヒールの音は、その声の主を簡単に特定させるに至った。 「こんにちはルザミーネさん」 振り向けばそこには、エーテル財団の会長でありリーリエの母のルザミーネさんが居た。 視線を合わせるには見上げないといけない程の高身長。スラッと長い美脚を包む白と黒に分けられたピチピチのパンツスタイル。視線のやり場に困るノースリーブのドレスに、腰辺りまで伸びたリーリエと同じブロンド色の髪。そして2児の母とは思えない美貌。 「いつも財団の手助けを、そしてリーリエと仲良くしてくれてありがとう。あなたがリーリエの恋人で居てくださること、とても嬉しく思っているのよ」 「も、もう…おかあさまったら!」 穏やかな笑顔で言うルザミーネさんと、頬を赤く染めモジモジするリーリエ。 かつてはこの二人にも、決して浅いとは言えない溝があった。 だが全てが解決した今、その溝も埋まりつつあるという事実が伺えるやり取りを前にすれば、自然と笑顔が溢れてしまう。 「こちらこそいつもお世話になってます。僕に出来る事があったら、なんでも手伝います」 エーテル財団の活動を如何に素晴らしく思っているか。 そして自分は多少ポケモン勝負に自信がある為、手伝える事も多いと思う。 その旨を言葉を尽くして伝えれば、ルザミーネさんは『ではひとつだけ…』と遠慮がちに添え、罰が悪そうな表情でリーリエをちらりと見て。 「私、そろそろ戻りますね。ヨウさん、せっかく訪ねてくださったのにすみません。こうそくいどうで手をつけている作業を終わらせて時間を空けますので、その間どうかおかあさまのお手伝いをよろしくお願いします」 空気を読んでか、ペコリと頭を下げながらそう言うと、リーリエは足早に去っていった。僕はルナアーラに視線で指示を出し、リーリエの事を見守るように頼んだ。 そしてひとりと一匹の背を見送った後、ルザミーネさんに案内される形で、エーテル財団の最奥へと足を踏み入れた。 ──案内された部屋は、施設内とこれまた同様の真っ白な内装の部屋だった。 前に入室した時はコールドスリープされたポケモンが並んでいたが、今はそれもなく普通の自室と何ら遜色ない。 「ふう……」 ひと息つくと共に、両手を上げ身体を伸ばすルザミーネさん。 自室に来ることでリラックスモードになったのだろうか。エーテル財団の会長として多忙な事を考えれば、プライベートスペースで自然と肩の力を抜いてしまうのは普通の事だろう。 しかし、思春期真っ盛りな僕にとって、無防備なルザミーネさんの姿は目に毒過ぎる。 小ぶりながらも形が良く、魅力的な胸。そしてノースリーブが故に丸見えとなる腋。 僕は慌てて目線を逸らし、首を横に振る事で煩悩を飛ばす。 僕にはリーリエという恋人が居て、相手はその母親だ。こんな感情、抱いてはならないのだ。 しかし意識すればするほど、先程見たルザミーネさんの魅惑的な姿が脳に鮮明に浮かびあがる。 美人すぎる…そしてえっちすぎる…。 「ヨウくん? 早くこちらにいらして?」 声の方に視線を向ければ、先程の無防備な姿と打って変わって仕事モードのルザミーネさんがソファに座っており、テーブルを挟んだ向かい側のソファに座るよう僕を招いていた。 僕はその姿に、またしても劣情を抱いてしまった。 その長い美脚をこれ見よがしに組んでいたのだ。 あのルザミーネさんの美脚で踏まれてしまったら、どれだけ気持ち良いだろうか…。 あのハイヒールで……。 そこまで考え、僕は再び首を横に振る事で煩悩を飛ばした。 ダメだ。相手はリーリエの母親であり、40歳を超えているのだ。これ以上意識したらダメだ。 僕はなるべくルザミーネさんの元へ視線を向けないようにしつつ、ズボンに張ったテントを隠しながらソファへと座った。 「──それでね、あの子ったらまた直ぐに修行の旅に出てしまったのよ」 「あ、あはは…相変わらずですね……っ」 話題はルザミーネさんの息子でありリーリエの兄のグラジオの事だ。 彼はカントー地方に修行に出た後、更に強力になったポケモン達と共にチャンピオン防衛戦にて僕と対峙した。 試合は過去一の苦戦を強いられたが、辛くも僕が勝利。 ルザミーネさんによるとその後、また修行の旅へと出たようだが。 「あの、本当に"こんな事"で良いんですか?」 ルザミーネさんから言い渡された"お手伝い"とは、ルザミーネさんとお茶会をしながらお話をする事だった。 如何にも高級そうなティーカップに注がれた上品な紅茶と、頬が落ちそうな程に美味しい別地方から取り寄せたであろう茶菓子がテーブルに並べられている。 「もちろんよ。こうして誰かとお話する機会もあまりないから、嬉しいのよ」 心做しか楽しそうに言うルザミーネさん。 思い描いていたお手伝いとは少し違ったが、美味しい紅茶と茶菓子を頂きつつ、嬉しそうに話すルザミーネさんを見られるのは少々役得かもしれない。 ……ある一点を除けば。 「───っ」 ルザミーネさんが足を組み替える。その動きは優雅なものであり、僕の視線はその度に吸い寄せられ釘付けになる。 もう何度目だろう。かなり頻繁に組み替えており、まるで僕に見せ付けているのでは無いかと錯覚するほどだ。 おかげで僕の股間は萎えるどころか、限界まで硬くなってしまっている。 まるでメロメロ状態にでもなったような気分だ。 「それでね……って、もうこんな時間」 スマホロトムで時間を確認したルザミーネさんは、そう呟くとそそくさと準備を始める。 「ごめんなさいねヨウくん。私、これから会食があるのよ。付き合ってくれてありがとう。良ければこの部屋でリーリエを待っていってね」 そう言い残せば、ルザミーネさんはパパっとお化粧直しを施し、正装用の靴に履き替えると慌ただしく部屋を後にした。 改めてお礼を言う暇も与えず去っていった背を、僕は呆気に取られつつボーッと見送った。 「──うぅ…危なかったぁ」 先程とは打って変わってシンと静まった室内で、僕は胸を撫で下ろしながら呟く。 あれ以上ルザミーネさんの色気に充てられてしまっていたら、何をしでかしていたか分かったものでは無い。 僕はお言葉に甘え、この部屋でリーリエを待たせて貰う事にした。 リーリエが来る前に固く勃起した股間を鎮め、昂っている感情も抑えなければ。 「スーハー。スーハー」 落ち着く為に最も最適なものは、深呼吸だ。 ヌシポケモンと戦う時、しまキングと戦う時。そしてチャンピオン防衛戦を戦う時。僕は必ず深呼吸をしてから挑む。 強いポケモントレーナーは慌てない。どんな時でも落ち着き、ポケモン達に最適な指示を出さねばならないからだ。 ───しかし。 「はあ……っはあ……っ」 落ち着くどころか僕の呼吸は段々も荒くなっていき、遂には肩で息をしてしまっている。 興奮はむしろ先程よりも昂っており、股間がムズムズと何かを訴えかけてくる。 「ど、どうして…?」 発情の原因はルザミーネさんであり、そのルザミーネさんはもう居ない。 なのに何故、身体の奥からジンジンと熱が湧いてきて、ぽうっと火照っているのだろう。 リーリエが来る前に何とかしなくちゃ……。 そう思えば思うほど、反対に脳は先程のルザミーネさんの無防備な姿をフラッシュバックしてしまう。 僕は席を立ち、テーブルを挟んで反対側の、先程までルザミーネさんが座っていたソフィへと移動する。 まだ仄かに暖かい。ルザミーネさんがお尻を付けて座っていた証拠である熱を感じ取れば、僕の股間はドバドバと我慢汁を分泌し、パンツに染みを作っていく。 「ふーッ……ふーッ♡」 強制的に発情させられているような、不自然な興奮が僕の中で蠢く。 がしかし、既に冷静さと思考力を奪われた僕には、その違和感に気付く事すら出来なかった。 オナニーがしたい。射精がしたい。そんな不純な欲求に頭の中を支配されてしまう。 だがしかし、ここはエーテル財団の最深部。ルザミーネさん達の自室であり、いつ誰が入室して来るか分からない。 更に、もしリーリエやルザミーネさんに見られたら確実に幻滅されてしまう。関係を絶たれる事は間違いなしだ。更に噂も広まり、チャンピオンで居られなくなるかもしれない。 そして何より、恋人であるリーリエを裏切る訳にはいかない。 そんなほんのちょっとの理性が働き、僕は何とか衝動を抑える。 必死に煩悩を飛ばそうと画策する。 そうだ。性的興奮とは対極の事を考えるんだ。 そう、アレは島めぐりの最中の出来事。蒸し暑いヴェラ火山公園で、アローラガラガラとやまおとことカキさんが半裸で踊っていて───。 そこまで思い出すと、自分の中に渦巻いていた性的興奮が、サーッと音を立てて引いていったような気がした。 ありがとうカキさん。ありがとうやまおとこ。 みるみるうちに縮んだ自分の股間を確認しつつ、まるで重大な危機を乗り越えたかのような安堵を抱いた僕は、これ以上触発されないようルザミーネさんの温もりが残っているソファから離れようと席を立った。 そしてその時、僕の足に"何か"が当たった。 「………あ、」 ルザミーネさんが脱いでいったハイヒールだ。 再び、むくむくと凄い勢いで股間が硬さを取り戻す。『はぁはぁ』と息が荒くなる。身体の底からドロリとした熱が吹き出してくる。 ルザミーネさんがいつも履いてるハイヒール。あの長くてセクシーな足を包んでいるハイヒール。"コツコツコツ"と魅惑的な音を奏でる、妖艶なハイヒール…。 一度覚めた反動か、更なる興奮が襲いかかってくる。熱い吐息を吐きつつ、ゴクリの生唾を飲む。 想像の中のルザミーネさんで、残していった微かな温もりだけであれだけ興奮していたのだ。耐えられる筈がない。 僕はルザミーネさんのハイヒールを拾い上げると、まじまじと見つめる。 流石はルザミーネさんと言うべきか、普通に生活していて誰にも見られないであろう中敷きにさえ整備が行き届いているのか、ひとつの汚れすらなく清廉潔白だ。 あのルザミーネさんのハイヒールを、許可も無くこっそり手に取り観察しているという状況は何事にも変え難い背徳感の塊であり、更に興奮を加速させていく。 そして遂に我慢の限界を迎えた僕は、いつもルザミーネさんの足を包んでいる内側の部分へと顔を近付けていき、履き口部分で口と鼻をすっぽりと覆う形となる。 「スゥゥゥゥーーッ」 思いっ切り息を吸い込めば、ハイヒール内に溜まった匂いで肺が満たされていく。 ほんの少しの汗の匂い。そして甘ったるい匂い。何よりオスを支配するフェロモンを分泌しているのかと錯覚してしまう程に興奮を煽るような、ムワァ…っと広がるルザミーネさんの濃い匂い。 罪悪感、背徳感、そしてバレるかもしれないという危機感すらも一瞬にして興奮のスパイスに変えてしまう程の濃い匂いにアテられた僕は、その興奮のままにズボンと下着を脱ぎ捨て、股間を扱いてゆく。 懇意にして頂いているエーテル財団の本拠地で、恋人の母親であるルザミーネさんに発情し、あろう事かハイヒールを口と鼻に宛て、深呼吸しながら自慰行為に耽ける。 ハイヒールに興奮するなんて。恋人を裏切るなんて。自分より二回りも歳上の40代に発情するなんて。 そんな罪が積み重なれば重なるほど、比例するように興奮も増してしまう。 「はーッ!♡ はーッ!♡ スゥゥゥゥーーッ♡」 我を忘れ、一心不乱に股間を扱きながら荒い呼吸を繰り返す。 興奮と気持ち良さで脳内がグチャグチャになる。そんな中でも、ルザミーネさんの組んだセクシーな脚。足を包むハイヒール。ノースリーブから覗く腋を思い出しては、更に劣情が溜まってゆく。 「ルザミーネさん…♡ルザミーネさん…ッ♡」 少しでも鮮明にルザミーネさんの姿を思い出す為に目を閉じ、息を荒らげながらハイヒールの匂いに包まれ、劣情をぶつけるかのようにルザミーネさんの名前を口にしながら、股間を扱きあげる。 卒倒してしまいそうな程の、衝動的な興奮に身を任せてしまっていれば、当然己に近付く人影に気付くことすら出来ず。 ───パシャリ。 「……ッ!?」 咄嗟に音のした方向に視線を向ければ、そこにはスマホロトムをこちらに向けたルザミーネさんが立っていた。 「あ、えと……」 咄嗟に言葉が出ず、狼狽えてしまう。背筋が凍り血の気が引いていくのが分かる。 そんな僕を見下しつつ、ピンク色の唇をニヤリと吊り上げたルザミーネさんはスマホロトムに保存されたであろう写真を確認すると、 「新しく開発した"メロメロのおこう"。どうやらポケモンだけでなく人間にも効力があるみたいね」 その言葉を聞いて、僕はハッとした。 "嵌められた"んだ。強制的に発情させられてるような、不自然な興奮にも合点がいく。 「な、なんで…」 僕がそう問えば、ルザミーネさんはまるで"あの頃"の何か企んでいるような笑みを浮かべ、 「子供は親の言う事を聞くのが幸せの近道なのよ。もちろん、チャンピオンであっても例外なく」 自慰行為がバレた事による破滅へのの危機感は、もっと別な何かへの危惧へと変わった。 エーテル財団の会長であるルザミーネさんにかかれば、握られた"弱み"は一瞬でアローラ全体まで広がるだろう。そして当然リーリエにも。 つまり、絶対に逆らえない…。 「そんな顔しなくても大丈夫よ。わたくし、この写真を広めるつもりはないのよ。ただリーリエだけじゃなくてわたくしとも遊んで欲しいだけ」 「あ、遊ぶ…?」 「そう。ヨウくんにとっても悪い話じゃないでしょう? なんせ、人のハイヒールに顔を突っ込んで匂いを堪能しながら、自慰行為をするくらいわたくしの事が好きな様子ですもの」 僕の手からハイヒールを取り上げそのまま自分の足に嵌めると、ルザミーネさんはソファに座り脚を組む。 先程まで自分が口と鼻を入れていたハイヒールの履き口にルザミーネさんの足が収納された事に興奮を覚えつつ、僕は悟られないように反論の言葉を述べる。 「そ、それは…メロメロのおこうのせいじゃ…」 メロメロのおこう。聞いた事は無いが、口振りからしてエーテル財団が開発した新しいアイテムなのだろう。 「メロメロは同性には効かない。少しでも興味がある相手にしか効かないのよ。つまりヨウくんは、最初から少なからずわたくしと、わたくしの脚に興味があったのではなくて?」 「………っ」 そう言われては何も言い返せなくなる。何故なら"事実"だからだ。 そして沈黙は肯定と取ったルザミーネさんは満足気に話を続ける。 「これからはわたくしが支配してあげます。もし"命令"に背いたら…そうね、写真をリーリエに見せようかしら」 「………はい」 頷く他ない。弱みを握られた時点で、僕に拒否権なんてないからだ。 「人は支配下に置かれる事を嫌う。例えそれが実の親子でも。だからわたくし、考えたのよ。支配を自ら望んでくれる子を創る方法を」 話ながらも、ルザミーネさんは僕に寝っ転がるように指示を飛ばす。 僕はすぐさま指示に従い、ズボンとパンツを履き直さないままソファとテーブルの隙間の地べたに仰向けに寝転がる。 「"調教"すれば良いのよ。わたくしの命令ならなんでも聞く"マゾ"に。自ら支配を求める浅ましい被虐願望を植え付けて」 足元で寝転がる僕の腹部に、ルザミーネさんはハイヒールを脱いで両足を乗せる。 あのルザミーネさんの美脚に踏まれているという事実は、こんな状況でも僕を興奮させた。 「ふふ、どう? 普通なら地べたに寝転がらされて、足置きのように扱われるなんて屈辱的だと思うのだけど……」 サワサワとルザミーネさんの足が俺の身体を優しく撫でるように蠢く。 お腹、胸部、首、顎。そして、 「むぐっ……♡」 ルザミーネさんの足が顔面へと置かれる。 ハイヒールよりも更に濃い匂いとフェロモンが僕の鼻腔を支配する。 「あら…ふふ、まさか顔を踏まれて喜んでるの? 調教する前からマゾの素質があったみたいね♡」 少しずつ、少しずつ体重をかけられてゆく。 ルザミーネさんの熱くて、綺麗で、熟れた両方の足の裏で顔面を覆われているこの状況は、正しく"支配"を受けているようであり、そしてそれが心地好い。 大切な顔を人体の一番下にある足の裏で踏まれるなんて、屈辱的な事の筈なのに。 かけられる重みが、満足に息すら吸えない被支配感が、そして惨めさが気持ち良い。 「ふふ、惚けた顔をしてしまって♡ ほら、僕はルザミーネ様のマゾ奴隷ですって言ってご覧なさい?」 嗜虐的な笑みを浮かべながら僕を見下し、ルザミーネさんは言う。 いつも優しい表情のルザミーネさんのその表情と口から発せられる官能的な"命令"は、僕の興奮のスイッチをゾリゾリと刺激してくる。 「ぼ、僕はルザミーネさまの──」 命令に従い、最低な裏切りともなる言葉を口にしようとしたその時。 「ヨウさん、お待たせしました!」 ガチャリ、と扉が開くと同時に、僕の恋人であるリーリエの元気な声が室内に響いた。 「……ッ!」 僕は口を噤み、気配を消す。 テーブルのお陰でリーリエの居る方向から僕の姿は見えはしないだろう。だが下半身を露出させ、ルザミーネさんに顔を踏まれているこの状況を見られれば一貫の終わりだ。 「あれお母さま、ヨウさんはどちらに…?」 部屋の入口に立ったまま、リーリエはルザミーネさんに尋ねる。 「お手洗いに出た筈だけれど、迷子になってしまったのかしら。もうじき戻ってくると思うのよ」 ルザミーネさんはいつもの口調でリーリエに返す。 僕の顔を踏み付けながら話してるとは到底思えない程、完璧に繕っている。 「そうですか。あっ! もしかしたらまた困っている方を助けているのかもしれないですね! ヨウさんは島めぐりの最中だろうと、困っている方が居れば見過ごせない人ですから」 「………っ」 天真爛漫なリーリエの口調とその内容は、僕への絶大な信頼を感じさせるものであり、現在進行形で裏切りと言って異論ない行為を働いている僕の心を罪悪感で締め上げる。 「立派な人なのね。ヨウくんは」 「はい! それはもう! 私なんて助けて貰ってばかりで……」 そんな内心を知ってか、ルザミーネさんは更にリーリエが僕を褒める方向に話を持っていく。 そして一瞬だけ僕の方へと冷ややかな視線を浴びせたルザミーネさんは、左足で僕の口を覆い、右足を徐々に開いてゆく。 胸部、腹部、股関節、そして、 「んぅ…っ!?♡」 僕の竿を一度擦りあげた。 良心の呵責に苛まれている筈なのに。リーリエに対して罪悪感を抱いている筈なのに。 僕の股間は先程よりも大きく剃り上がっていることに気付かされる。 「では、私はヨウさんを探しに行きますね。お母さま、失礼しました」 幸い喘ぎ声に気が付かなかったようで、リーリエはペコリと一度頭を下げれば、部屋を後にする。 ドッと肩の荷が降りたような安堵感に襲われる。……がしかし、心のどこかでは少し物足りないような…。 「可愛い喘ぎ声ね♡バレちゃってたらどうしてたのかしら♡わたくしはそれでも良いのだけど」 心底楽しそうなルザミーネさんの声が上から降り注ぐ。 バレた場合の事なんて考えたくない。…筈なのに… 「もしバレて振られてしまっても、わたくしは依然変わらず愛して差し上げます。恋人にはなってあげられないけれど…そうね、ペットや奴隷なら…♡ どちらにせよわたくしに支配され、都合良く扱われるような存在なのだけれど…」 ルザミーネさんの言葉を聞いて、身体にゾクゾクと興奮が走る。 リーリエの事は好きだ。絶対に別れたく無い。 …なのに、ルザミーネさんの"ペット"。"奴隷"。そんなワードを囁かれてしまえば、なりたいと懇願したくなってしまう。 「ヨウくん、ソファに座って下さる?」 ルザミーネさんは僕に乗せた足を退けつつ、そう命令してくる。 当然僕は従い、体勢を起こしソファに座る。 もしもリーリエが戻って来たら、今度こそ下半身を露出させてる事が丸見えだ。 ルザミーネさんの"命令"により無理やり危機的な状況に立たされているという背徳感でおかしくなりそうだ。 そのままルザミーネさんの指示で、両手を頭の後ろに。そして足をM字に開き背もたれにもたれ掛かるような姿勢を取らされる。 まるでドアの方向へと"見せ付けている"かのようなポーズだ。 それだけに飽き足らず、ルザミーネさんは履いていたハイヒールの片方の履き口を僕の顔に押し付け、紐のようなもので固定する。 まるでガスマスクのように、ハイヒールに口と鼻を覆われたまま固定化されてしまった。 傍から見れば滑稽で無様な姿である事は間違いないだろう。 そしていつリーリエが戻って来るか分からない。もし見つかりでもすれば人生が破滅してしまう。 そんな状況なのにも関わらず、僕の股間は痛いくらいにまで勃起していた。 「スゥゥゥ…はぁぁ♡」 「あらあら…ふふ、一生懸命ハイヒールの中で深呼吸なんてしてしまって♡そんなにわたくしの足が好きなのかしら♡」 ルザミーネさんの嘲笑うかのような声で煽られる。興奮のスパイスにしかならない。 「さっき、"命令"に背いたの忘れてないわよね♡」 突然、ルザミーネさんが僕の耳元で問い詰めるかのように囁く。 僕は身体をビクッと跳ねさせながら、コクコクと頷く。 『僕はルザミーネ様のマゾ奴隷です』と言いなさい。 という命令を、リーリエが来てしまったが為に勝手に中断してしまったのだ。 「悪い子にはお仕置き、しなくちゃね♡」 そういうとルザミーネさんはスマホロトムを操作し、ハイヒールで半分ほど視界を奪われている僕に見えるように画面を見せてくる。 メッセージアプリが開かれており、宛先はリーリエ。僕がルザミーネさんのハイヒールでオナニーしてるあの写真を送ろうとしているのだ。 送信ボタンさえ押されてしまえば、リーリエに全てがバレる。僕の人生が破滅する。 ───ぎゅむ。 「んあぁっ♡」 ルザミーネさんの足が、足を開いて無防備な僕の股間を踏み付ける。 「射精すると同時に送信ボタンを押して差し上げます♡人生終了したくなければ我慢するのよ♡」 ルザミーネさんは心底楽しそうに言うと、卓越した足技で僕の股間を扱きあげる。 息を荒げればハイヒール内に充満する熱とルザミーネさんのフェロモンを吸い込んでしまうし、そうなればどんどん射精へと追い詰められていく。 まさに"足に支配"されている。 負けたくない、リーリエを裏切りたくない。という気持ちは、 負けたい♡ルザミーネ様の奴隷になりたい♡人生終了させられたい♡ という破滅的な願望に塗り替えられていく。 必死に我慢している僕を嘲笑うかのように、みるみる内に射精感が高められ、追い詰められてゆく。 「あ、る…ルザミーネさんダメ…っ」 「ルザミーネ様、でしょ?」 まるで粗相をした者に罰を与えるかのように、力を加え一層強く踏み付けながらルザミーネさんは言い放つ。 立場の差を分からされる。植え付けられる。 「ルザミーネ様ぁ……♡」 圧倒的な被支配感、ルザミーネ様のフェロモンにぐちゃぐちゃにされ、射精のこと…つまり破滅の事しか考えられなくなる。 射精したい♡リーリエにバレたい♡ 浅ましくもリーリエが帰って来てドアが開かれる事に期待してしまっている。 世界一情けなくて無様な格好でルザミーネ様に支配されている姿を見られたい♡ 「イく……イきますルザミーネ様っ♡リーリエに見られる…♡」 とうとう限界を迎え、精液が迫り上がって来た瞬間。 ──ピタ。 「……えっ、」 ルザミーネ様の足の動きが止まった。 溜め込まれた快楽の波は行き場を無くし、虚しさが胸を貫く。 「あ、あの……イかせてください…」 絶望の色を濃く含んだ表情で、僕はルザミーネ様に懇願する。 その様子を見たルザミーネ様は、ニヤリと嗜虐的な笑みを浮かべ、 「わたくし、足を動かす事に疲れたの。射精したいのなら、自分で腰を振りなさい」 ゾクゾク♡ ルザミーネ様はこう言ってるのだ。『自分の手で人生終了の破滅スイッチを押せ』と。 強制されるのではなく、自らの意思で射精し、堕ちてみろ……と。 まるで走馬灯のようにリーリエとの数々の思い出が頭の中を駆け巡る。 そんな思い出を、そしてリーリエと歩む筈だったこれからを、壊してまで奴隷になるなんて……。 興奮するに決まってる♡ 僕は浅はかにもコスコスと腰を振り、ルザミーネ様の足の裏に自分の股間を擦り付ける。 「ルザミーネ様…♡好きです♡奴隷になりたい♡リーリエ裏切って♡ルザミーネ様のマゾ奴隷になる♡」 「イけ♡一生こき使ってあげる♡リーリエに晒されながらイけ♡」 ──ビュルルルルルッッ!ビュルルッ!ビュルッ! ルザミーネ様の命令と同時に、少しの喪失感、そして多くの多幸感と共に僕は大量の精液を吐き出した。 こうして、僕はルザミーネ様の奴隷となったのだ。 ───後日。 「ヨウさん、こんにちは! 今日も来て下さったのですね!」 純白な笑顔で僕を出迎えてくれるのは、僕の恋人であるリーリエだ。 「やあリーリエ、こんにちは」 「こんにちは。最近、よく足を運んで下さるのは嬉しいのですけど…チャンピオンとしてのお仕事は大丈夫ですか?」 「うん、大丈夫だよ。少しでも顔が見たくって」 「もう…ヨウさんったら…!」 少し照れつつ、嬉しそうな顔ではにかむリーリエは物凄く可愛くて、見惚れてしまうのも無理はない事だ。 ───コツ、コツ、コツ、コツ…… リーリエと他愛ない話をしていると、背後からコツコツとハイヒールによる足音が聞こえてくる。 それに呼応するかのように、僕の息は荒くなり、ズボンがムクムクと膨らんでゆく。 「あら、ヨウくん。いらっしゃい」 「こ、こんにちは…ルザミーネ様」 「今日もリーリエのやる事が終わるまで、お茶をご馳走するわね」 「は、はい……♡」 「すぐに行きますからね、ヨウさん!」 そそくさといつもの部屋へ向かう二人の背中にそう声をかけながら、リーリエは二人の距離が近くなっている事に対して、大きな嬉しさと少しのヤキモチを覚え、それと同時に違和感を抱く。 「……"様"って言った…ような?」 ──エーテルパラダイス内の某所。 人気の少ないこのフロアは、破滅願望を満たすには絶好の場所だ。 「ふーッ♡ふーッ♡」 硬い地面の感触を両手のひらと膝で感じながら、真っ白な空間を四つん這いで歩く。 まるでヘンゼルとグレーテルのように、我慢汁をポタポタと垂らしながら道しるべを作っていく。 全裸に首輪という誰が見ても変態マゾだと一目でわかる格好で、ルザミーネ様にリードをグイグイと引っ張られながら、誰がいつ来るか分からないフロアを散歩するという状況は、僕の中に芽生えた破滅願望を大いに刺激してくる。 「ほら、いつもの"アレ"やりなさい?」 ルザミーネ様は立ち止まると、スマホロトムを取り出しながら命令してくれる。 僕はすぐさまルザミーネ様の足元で土下座をして、 「アローラの初代チャンピオンであるヨウは、ルザミーネ様のマゾ奴隷です♡ルザミーネ様のお美しいおみ足様とハイヒール様に完全に堕とされました♡どうかこの惨めなマゾに、ルザミーネ様の足様へ御奉仕させて頂ける権利をください……♡」 スマホロトムで動画を撮影されている事も承知の上で、僕はわざと媚びるように振る舞う。 またひとつ破滅のスイッチを握られてしまったという事実は僕の興奮を更にかきたてる。 「ふふ、しょうがないマゾね…♡ほら♡」 ルザミーネ様は依然カメラを向けたまま足を差し出してくる。 僕はもちろん、ジュパジュパとルザミーネ様の足にしゃぶりつく。 リーリエにはバレていない。あの日、射精したらばらすと脅されていたのだが、ルザミーネ様の温情で写真は送られずに済んでいたのだ。 しかし僕の中では日に日に、『リーリエにバレたい♡』という願望が強くなってしまっている。 「ルザミーネ様ぁ…♡バレたい♡破滅したいです♡」 今日もまた、僕はルザミーネ様にそんな懇願をしてしまう。 もう既に、僕はルザミーネ様のマゾ奴隷として生きる道以外を絶たれてしまっているのだ。 「うふふ♡これからもわたくしが支配してあげますからね♡ 子供は大人の言うことを聞く事こそ幸せなのです♡」
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Izu
2024-04-20 07:17:40 +0000 UTC