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ごむらば
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着替えドール

【怪盗少女 七海】 普段は普通の女子高生だが、その正体は怪盗少女。 変装を得意とし、盗みを働く俺が今最高にハマっているアニメ。 七海の変装には一風変わった着ぐるみもあり、オタクの間では人気がある。 そして、俺、紀伊田 繁は社会人5年目、そこそこ給料が安定、貯金も貯まってきたタイミングで怪盗少女 七海の着ぐるみセットを購入した。 かなり高価なものだったが、貯金もあり迷わず購入した。 内容は主人公 渡 七海が普段着ている高校のセーラー服、そしてアニメの作中でも特に人気のあった着ぐるみが七海にちなんで、7つ入っている。 ①アンドロイド ナナミ [銀色のゼンタイ、銀色の全身硬質パーツ(ネジ留めタイプ)、銀色のショートブーツ] ②銅像 ナナミ [青銅色をしたゼンタイ、青銅色の女性増の着ぐるみ] ③巨大トカゲ ナナミ [巨大なトカゲの着ぐるみ] ④巨大カエル ナナミ [巨大なアマガエルの着ぐるみ] ⑤ツリー ナナミ [茶色のゼンタイ、木の着ぐるみ] ⑥オルカフロートナナミ [プールなど見かけるフロートのシャチの着ぐるみ] ⑦巨大ヒロイン ナナミ [ウエットスーツ素材の巨大ヒロインの着ぐるみ(全身一体型)、銀色のグローブ、銀色のロングブーツ] 以上が7つの着ぐるみだ。 どれも精巧に作られていて、着せ替えするのに苦労しながら七海を存分に味わえそうだ。 着ぐるみは嵩張るが、幸いな事に七海135cmと小柄な為、着ぐるみも俺の予想に反して嵩張らなかった。 七海は小柄で可愛いのだが、作中ではちょいちょいツンデレもある。 着せ替える時は、それぞれの着ぐるみ回のアニメを流しながら、楽しみたいと思う。 今日は疲れただろうから、セーラー服に同梱されていたショーツにブラジャー、ストッキングを履かせた後、セーラー服を着せて一緒に眠りについた。 翌朝、俺のテンションはマックス。 起きるなり横には七海がいる。 良い一日の始まりだ。 まずは七海を全裸にすると、着ぐるみを着せていく。 七海本体は肌タイツにアニメ顔のマスク、女性としての身体は成熟している。 今日はまず簡単そうな巨大トカゲ ナナミから。 まず、DVDコレクションの中から巨大トカゲ ナナミの回を探し出し、アニメ鑑賞をする。 そして、着ぐるみに着替えるシーンになったら、俺も七海を巨大トカゲの着ぐるみを着せる。 その後は巨大トカゲを抱きながらアニメ鑑賞の続きを行う。 なんと贅沢なのだろう、七海の入った巨大トカゲを抱きながらアニメを鑑賞できるのだ。 一旦、七海を着ぐるみから出して全裸にしてから、次はどうしようかと悩む。 まあ、初日なので簡単なもの、一日一つずつで楽しもうと思っていたが、いざ始めると止まらない。 なんなら一日で全部着せて楽しみたくなる。 また、DVDを一枚出してきた。 次はツリー ナナミの回を再生し、アニメ鑑賞を再び開始。 着ぐるみへの着替えが始まるとそれに合わせて、俺の七海にも木の着ぐるみに着替えさせる。 そして続きのアニメを鑑賞する。 木の着ぐるみは座ることが出来ないので、俺の横に立たせたままで。 こうして俺はアニメ鑑賞しながら、七海に着ぐるみの着せ替えをして存分に楽しんだ。 楽しい時間はあっという間に過ぎるもので、気がつくとお昼になっていた。 七海を着ぐるみから脱がせた後、七海の中身を確認してみる。 七海のアニメマスクを外すと、現れたのは顔出し全身タイツから目鼻立ちがはっきりとした女性の顔。 一瞬ドキッとするが、その女性は俺と視線が合っても全く反応しない。 それもそのはず、アニメマスクの七海の中身はリアルドールになっている。 背中のファスナーを下ろすと、栗色の長い髪の毛がパッと広がる。 全身タイツを脱がせていくと、現れるのはシリコン製の体。 触り心地は柔らかくて人肌に近い。 手や足に触れているだけなら、本物の人間のように感じる。 しかし、全身には毛もなければ、穴も何もない。 さらに、リアルドールの顔は取り外しが出来る。 リアルドールの耳がパッチン錠になっていて、前後で挟むように取り付けされている。 髪とリアルフェイスが一体となったものを外すとその下からはシリコンのノッペラボウ。 つまり、七海の素体は指や足は5本に分かれているが、それ以外は毛もなければ、穴もない、もちろん顔もなければ何もない。 うつ伏せにして調べても全身シリコンで覆われていて切れ目一つすらない。 人の形をしたシリコンの塊、これが七海の核である。 ただのシリコンの塊なのだが、女性らしい胸の膨らみ、腰のくびれ、引き締まったお尻は妖艶さを醸し出し、俺は惹きつけられる。 ベッドの上に横たわるその小さな人の形をしたシリコンに欲情を掻き立てられる。 俺はベッドに上がると、そのまま人の形をしたシリコンに覆い被さる。 しばらく、すると人の形をしたシリコンが、動き出した。 俺は慌てて人の形をしたシリコンから跳ね退く。 人形だと思っていたので、動いた事に驚いた。 しかし、距離を取って観察するも全く動かない人の形をしたシリコン。 ノッペラボウの顔のところに俺の顔を近づけるが、呼吸音などは一切聞こえない。 そして、先ほど動いた事が嘘のように、今は全く動かなくなった。 俺は首を傾げながらも、お昼を摂る事にした。 お昼を摂った後、人の形をしたシリコンにリアルフェイスを取り付けて、全身タイツを着せていく。 そして七海のアニメマスクを被せると着替えドールの出来上がりだ。 昼から着せる着ぐるみは決まっている。 それは巨大ヒロイン ナナミ。 これは本来なら、変身前の地球防衛隊の姿もあるのだが、購入したものは着ぐるみのみ為、入っていなかった。 巨大ヒロインのDVDをコレクションの中から探し出し再生。 怪獣が現れ応戦する地球防衛隊。 そして地球防衛隊が最大のピンチになった時、巨大ヒロイン ナナミが現れる。 ここでDVDは一旦停止。 七海に巨大ヒロインの着ぐるみを着せる。 ピッタリとしたウエットスーツをベースとした着ぐるみなので、着せるのにも一苦労。 足を通しただけでも、俺の顔からは汗が滴り落ちる。 ようやく、履かせることのできた足は銀色と赤色に包まれ、ウエットスーツ独特の弾力もあり、触るだけで勃起してくる。 その足にヒールの高いロングブーツを履かせる。 足だけ見ていてもセクシーに見える。 そして次はお尻まで入れて、グッグッと引っ張り上げて腰まで着ぐるみの中へ。 だんだんと七海が俺の手で変身していく姿をじっくりと見ているだけで興奮してくる。 腕を通して、銀色の肘まであるピッタリとしたグローブを嵌める。 いよいよ、最後の仕上げマスクを被れば巨大ヒロイン ナナミの完成だ。 マスクはヒロインらしく、引き締まった中にも可愛らしさが潜んでいる。 ちなみにこのマスクは七海のアニメマスクのまま被れる大きさになっている。 七海の背後から巨大ヒロインのマスクを被せて、長い髪の毛がファスナーに噛まないようにしっかりと着ぐるみの中へ入れてから、慎重にファスナーを閉める。 こうして俺の目の前には巨大ヒロイン ナナミが現れた。 動く事はないが、凄くいい。 普通の着ぐるみだと、七海のスタイルが失われて残念に思っていた。 中身が七海と思うだけでも興奮はしてくるのだが。 巨大ヒロイン ナナミは七海のスタイルがそのまま出るので堪らない。 怪獣の着ぐるみでもあれば、ナナミに跨り戦闘シーンを再現できるのに、そんな事を想像する。 ナナミをソファーに寝かせて、全身を舐めるように観察する。 胸の膨らみに俺の手が誘われる。 ゆっくりと鷲掴みにし、揉みしだく。 俺の七海に命が吹き込まれればいいのに。 そんな事を考えていたが、DVDの停止に気づいて再生する。 横になっていたナナミを座らせて、巨大ヒロイン ナナミの回の放送を楽しむ。 もちろん、隣に座るナナミの太ももの間に手を滑り込ませながら。 巨大ヒロイン ナナミの回は着替えさせるのに時間がかかり、DVDを見終えた後、七海を全裸に戻すと夕方近くになっていた。 今夜、俺と一緒に過ごす着ぐるみを模索する。 結局、一日一つにしようと思っていたのに、我慢出来ずにもう4つ目。 でも、俺は止まらない。 俺はコレクションの中からDVDを取り出した。 そのDVDはアンドロイド ナナミの回。 変身まで、七海は全裸のままソファーで俺の横へ座らせる。 アンドロイド ナナミになるシーンが来た。 DVDを停止させて、電動ドライバーを準備して七海をアンドロイド ナナミに変身させる。 まず、銀色のゼンタイを着せる。 このゼンタイはエナメル素材を用いた鏡面生地。 着せている俺の顔も歪んで見える。 それを七海の顔も隠れるようにすっぽりと被せて背中のファスナーを上げる。 付属のゼンタイだけあり、ピッタリしていてシワやたるみがどこにも見当たらない。 顔のところに呼吸穴がないので普通の人がこれを着たら、エナメル生地が顔に張り付いて、すぐに呼吸困難に陥いるだろう。 でも、七海は大丈夫。 次に硬質パーツの取り付け。 硬質パーツは曲がる部分だけが蛇腹になっていて曲げる事が可能になっている。 体の前と後ろで挟み込むようにしてネジで取り付けしていく。 そのため、電動ドライバーが必要となる。 足のパーツは脛と太もも部分が硬質パーツで出来ている。 その間が蛇腹で繋がり、太ももは体の付け根まで、足首はくるぶし辺りまで蛇腹が伸びている。 これは胴体と足へ接続する為である。 硬質パーツの前側と蛇腹は始めから接続されていている。 だから、七海の足を太もも上の蛇腹に通して、次は膝、そして足首を通して着せていく。 このアンドロイドの着ぐるみは、七海のボディラインを崩さないようにピッタリなるように作られている。 両足を通してから硬質パーツを電動ドライバーでしっかりと取り付ける。 次は足先を取り付けにかかる。 人に例えると靴といえば分かりやすいだろう。 ハイカットのバスケットシューズのような足先の硬質パーツは左右のくるぶし辺りで縦に分かれる。 簡単にいえばかかとだけが外せるような感じ。 足先パーツをくるぶし辺りで蛇腹を挟み込んで、これもネジで固定すれば、足は完成。 胴体をつけてしまいたいが、これは最後。 両腕と頭を取り付けてから最後に胴体となる。 まずは腕から、指先を含む手袋部分は始めから蛇腹と硬質パーツで出来ていている。 腕の付け根まである蛇腹に腕を通し、肘そして手首の蛇腹を抜けて手袋を装着。 顔は七海の顔をアンドロイドにしたものなので、可愛らしさの中にもどこか冷たさを感じる。 それは顔の部分は全部硬質パーツで出来ているからかもしれない。 可動する首の部分は蛇腹になっているのだが、腕や足の蛇腹のようなプラスチック製とは違い、首の蛇腹はゴム製になっていて広げて被るようにして頭を通す。 そして頭を前後から挟み込みネジ留めする。 最後に体、胴体のパーツを取り付ける。 おへそからみぞおち辺りまでゴム製の蛇腹になっているので、足から体に通す。 ハイレグ風の下腹部を覆う硬質パーツに、太ももの付け根まで伸びる蛇腹をジョイントさせる。 適度な膨らみのある胸の硬質パーツと両腕と首をジョイントさせて、背後から硬質パーツをつければ、アンドロイド ナナミの完成だ。 作中では七海が機械に入ると簡単にアンドロイドになって出てくるのだが、実際に取り付けを一人でやると、大仕事だった。 アンドロイド ナナミをソファーに座らせる。 俺は汗を拭い水分補給の為、台所へ向かった。 水分補給し元気になった俺はDVDの続きを見る。 アンドロイド ナナミに変身し、今回の怪盗の目的のものが保管されている博物館へと向かう。 そこでアンドロイド ナナミの真価が発揮される。 見たものを即座にコピーする能力。 アンドロイドナナミは博物館の関係者の帰宅時間を狙い、美人受付マリをコピーする事に成功。 その後、偽物のマリは忘れ物と称して博物館に戻り、怪盗を成功させるのだが。 美人受付マリのコピーのところでDVDを止める。 購入した着ぐるみセットに美人受付マリは含まれていない。 俺は特にこの回がお気に入りで、別売オプションで美人受付マリのシリコンスーツセットを購入していた。 博物館の美人受付マリのシリコンスーツにはリアルフェイスが描かれ、髪も装着されているので、着せるだけでマリになれる。 しかも、この別売オプションはシリコンスーツだけでなく、マリがいつも着ている黒いレザーのワンピース、ジャケット、ニーハイブーツ、それに黒いエナメルの下着付きだ。 早速、作中でアンドロイド ナナミがコピーしたようにシリコンスーツを着せていく。 美人受付マリは背中にある頭の後ろからお尻の近くまであるファスナーを開き、足から着せていく。 この美人受付マリのセットはアンドロイド ナナミの上から重ね着できるように設計されているので違和感なく着せる事ができる。 腕を通し頭が入れば、背中のファスナーを閉めて出来上がり。 俺の前には、少し高飛車な雰囲気を漂わせる美人受付マリが裸で現れた。 立たせたマリの顔を下に向けて、俺は下からマリを見上げると、もう女王様に調教されている下僕の気分。 これだけでも十分だが、エナメルのブラジャーとショーツを履かせ、ニーハイブーツを履かせるともう堪らない。 「ムチで打って下さい女王様!」 と一人で思わず演じてしまった。 DVDの再生が途中で止まっている事に気づき、美人受付マリにレザーのワンピースとジャケットを着せて俺の横へ座らせて続きを見る。 いつもと違うのは、俺はマリにひざ枕をしてもらってDVD鑑賞が出来た事。 着ぐるみセットは最高だ。 俺は静かに目を閉じた。 「ハイ、OK!」 その声と共に、俺と美人受付マリの所に人が集まってくる。 今回のドラマは着ぐるみ好きの青年が、大好きなキャラと過ごしているうちに想いが通じて、本物の女性になるというもの。 実際には、主人公の青年が外出中にストーカーの女性がキャラと入れ替わり、キャラを演じていくうちに本当の愛に目覚めていくというもの。 「お疲れ様でした!今日も良かったですよ」と俺、俳優 高遠 歩(たかとう あゆむ)に近づいてきたのは、プロデューサー。 自分で言うのもなんだが、今や俺は強面から弱々しい男子まで自在に演じる事ができる売れっ子俳優。 俺は今日の撮影で一番気になっていた事をプロデューサーにぶつけてみた。 「あれって、人が入ってますよね」 座ったまま、親指で動かない美人受付マリを差した。 「やっぱり、気になりますか?なりますよね、お持ち帰りしてご自分の目で確認して下さい」 そう言うとプロデューサーは去っていった。 テレビ局の地下駐車場で車に乗り込もうとした時、ADが大きな段ボールを台車に載せて、俺の名前を呼んで探していた。 俺はクラクションで合図すると、気づいたADがこちらに向かって来た。 「これ、プロデューサーから高遠さんに渡すように言われまして、どこへ積んだらいいですか?」 俺は後部座席に積むようにお願いした。 こうして帰路についた。 いつもの道でいつものように家に着いた。 車を降りて自宅へ向かう途中で忘れ物に気づいた。 車に戻り大きな段ボールを持ち上げるが、思ったより重量がある。 それでもしっかりと抱き抱えて部屋へと持ち帰った。 くつろぐのもそこそこに、段ボールを開く。 中には業務用ラップでぐるぐる巻きに梱包された美人受付マリが入っていた。 段ボールから取り出し、ラップの梱包を解くとマリは床に力なく横たわった。 俺は床に横たわるマリを放置し、テレビをつけた。 チャンネルを変えるが惹きつける番組はない。 テレビを消して、マリを調べてみる。 あれだけ何重にも重ね着させられたら、普通の人間だったら、溜まったものではない。 とても耐えられないだろう。 暑いし、苦しいし、出られない。 しかし、この着ぐるみの中の人間は耐えている。 撮影が終わった今も物のように扱われても尚人形を演じている。 もしかして本当に人形だったのか。 それなら説明はつく。 それに140cmにも満たない身長、大人なら探すのも大変だ。 子どもなら虐待で、テレビ局は大問題になる。 でも、撮影中に確かに動いたのを俺は見た。 お持ち帰りできる、人では耐えられない着ぐるみの重ね着、でも動くことができる。 俺の中に一つの答えが見えてきた。 それはAIロボット。 それならば、身長もそれほど高くなく、重ね着の着ぐるみにも耐えられ、そして動く事ができる。 もし、そうだとしたらこのまま重ね着させ続けると、オーバーヒートを起こして、壊してしまうかもしれない。 そう思った俺は慌てて、レザー衣装、ブーツを脱がせて、エナメルの下着も脱がせる。 美人受付マリのシリコンスーツも脱がせると、アンドロイド ナナミが出てきた。 これを解体するには、ドライバーがいる。 倉庫から工具箱を見つけるとドライバーを持ってきて解体にかかる。 電動ドライバーでも疲れたが、手動だと時間もかかるし、疲労も半端ない。 それでも休憩を入れながら、なんとか解体できた。 エナメル素材のゼンタイを脱がせる。 こうして、怪盗少女 七海にまで戻したが、解体している時の七海の体は熱を帯びていなかった。 熱を帯びていないという事は、オーバーヒートの不安は回避された、そして同時に中の人はいなかったという事になる。 まあ、自分でAIロボットではないかと、思う反面、中身が人であって欲しい、そんな矛盾も生じ始めていた。 疲れたので、今日は早く休む事にした。 シャワーを浴びて、部屋着に着替えてベッドまで行ってから思い出した、七海の素体であるシリコン人形の肌触りの良さに。 七海のアニメマスクを外してから、ゼンタイを脱がせる。 そして、出てきたリアルフェイスも外すと、ようやくシリコンに覆われた人の形をしたものが出てきた。 これをお姫様抱っこをして、ベッドへと運ぶ。 そして、人の形をしたシリコンを抱き枕にして眠りについた。 撮影もあり疲れていたので、人の形をしたシリコンを抱きしめて心地よくすぐに眠りについた。 目が覚めたのは午前3時、まだまだ夜中だが頭がすっきりしている。 ぐっすり眠っていたのだろう。 シリコンの抱き枕のおかげだろうか。 ふと、人の形をしたシリコンの抱き枕を見ると、俺にピッタリと体を寄せて抱きついている。 AIロボットにこんな事ができるのか? 人間にしかできない動きに思える。 試しに股のところを弄ってみる。 すぐには反応を見せなかったが、少しするとお尻を振り俺に擦り寄ってくる。 それに俺の体にギュッとしがみついてきた。 俺になついているようで可愛い。 俺もギュッと抱きしめ返した。 気がつくと朝になっていた。 人の形をしたシリコンは相変わらず、俺に抱きついたままだ。 俺はこのシリコン人形に気づかれないようにトイレと向かう。 トイレを済ませてリビングに行くと、昨日持ち帰った段ボールがそのままになっていた。 梱包を解いて散らばったラップを片付けて、段ボールも片付けようとした時、底にラップに包まれた塊を見つけた。 ラップに包まれたものを解いていく。 出てきたのは女性もののカバン、それにその女性が身につけていたものと思われる服と下着。 その服を床に並べてみる。 サイズ的にも大きな女性ではない、むしろ小柄な女性が着用していたもののようだ。 そして、カバンの中も調べる。 身分証があればいいのだが。 “あった!“ 可愛い女性の写真がついた身分証。 “ん?“俺はある事に気づいた。 俺はベッドのシリコン人形の元へ戻る。 そして、シリコン人形の全身を調べ始めた。 うつ伏せにしたり、仰向けにしたりして、至るところを調べた。 シリコン人形が既に目覚めている事はなんとなく分かっていたが、全く動かない。 探し続けて、ようやくそれを見つけた。 それは脇の下にあった。 顔にはなかった呼吸穴が左右の脇の下に存在したのだ。 ベッドから飛び降りると、リビングに昨日脱ぎ散らかした着ぐるみ類を調べる。 美人受付マリのレザー衣装の脇の辺りには細かな穴が分からないようにあけられており、同じくシリコンスーツも他は一切穴などはないのだが、脇の辺りだけはしっかりと細かな穴があいていた。 アンドロイドナナミの硬質パーツも脇の辺りは穴があけられ、エナメル生地のゼンタイの脇にも分からないほど小さな穴が無数にあけられていた。 これで、同梱されていた荷物と、シリコン人形が繋がった。 さて、これからどうしようか悩む。 シリコン人形といかに楽しく遊ぶかだ。 ベッドに戻るとシリコン人形は脇を調べた体勢、俺に背を向けたまま動いていなかった。 背後からベッドに乗ると、左手は胸に右手は股間を弄り始める。 シリコン人形は始めは今まで通り全く動かなかったが、しばらくすると太ももが少し震えているのを感じ始めた。 尚も弄り続ける。 そして、俺はシリコン人形の脇の下に耳を近づけた。 すると、そこから声は聞こえないが呼吸音が聞こえる。 「ふぅん……ふぅん……ふぅん……ふん……ふん」 それは気持ちよさに抗いながらも、必要な酸素だけを必死に取り込み、シリコン人形であり続けようとする、健気な姿が呼吸音から伝わってきた。 これは下手な喘ぎ声よりも想像を掻き立てられて興奮する。 今すぐにでも、シリコン人形の中へ俺のこれでもかと大きくなったペニスをぶち込んでやりたいと思ったが、そこは必死に堪える。 尚も弄り続ける。 「ぁん、ぁん、ふぅん、ぁん、ぁん」 呼吸の間隔が短くなり、喘ぎ声も混ざる。 俺のペニスの先から液体が漏れ出しているのがなんとなくだが分かる。 こうなれば我慢対決だ。 俺は勝手にそう思い、胸と股を弄り続けた。 次第にシリコン人形は動かずにはいられなくなり、ヒクヒクと微動し始める。 脇の下の細かな穴からも声が漏れ始める。 「ふぅん、ぁん、あん、あん、ふぅん、ふぅん」 シリコン人形はここまでされても声を抑えて我慢し続ける。 俺はここが勝負とばかりに、右の動きを早めてシリコン人形を気持ちよくさせる。 「あん、あん、あぁん、あぁぁぁぁ」 シリコン人形は体をビクッと跳ねさせると、体を丸めて動かなくなった。 脇の下からは、ただただ苦しそうな呼吸だけが続いていた。 俺もシリコン人形に並んで横たわる。 シリコン人形から俺にハグを求めてきた。 俺はそれに応える。 それはなぜか、シリコン人形の中身を知ってしまったから。 そしてハグをしたのは、背中にファスナーが隠れているのを手で探る。 美人受付マリのシリコンスーツと同じであると考えたから。 背中の真ん中に縦に走るファスナーを見つけた。 ハグをした後、脇の下を少し塞いで呼吸制御してから股を弄ったので思ったより容易くシリコン人形は絶頂を迎えた。 その後も激しく股を指で擦り、シリコン人形を何度も何度も逝かせた。 シリコン人形はされるままで抵抗する事はなかった。 ただ、声は脇の下から聞こえていたが、言葉にはなっていなかった。 そしてとうとう、シリコン人形は快楽の中で気を失った。 なぜ、そうしたのか? と思われるかもしれないが、それは暴れて俺自身とシリコン人形の中の人を傷つけてしまう可能性があったから。 ファスナーがあると思しき所へカッターで、切り込みを入れるが硬くてカッターの刃が入っていかない。 刃を立てて突き刺さすようにして、力を込める。 『ずぶッ!』奇妙な音を立ててカッターの刃がシリコン人形に突き刺さった。 俺がカッターで突き刺した箇所がみるみる赤っぽい色に染まっていく。 “ヤバい、中の人を傷つけてしまった“ 早く傷口を止血する必要があると思い、慌ててシリコン人形のファスナーの上をカッターで切るが全く切れない。 仕方なくカッターの刃を立てて、ファスナーの上と思われる場所を思いっきり力を込めて、切り裂いた。 “切れた!“と思ったのも束の間。 大量の赤い飛沫が飛び散る。 俺はものすごく焦り、とにかくシリコン人形の裂けた部分を中の人を引っ張り出せるだけ広げて、中身を取り出す事に注力する。 “早く止血しないと“ その思いから腕を突っ込んで、強引にシリコン人形の中身を引っ張り出す。 『ずるん!』と音を立てて中身が飛び出した。 ベッドのシーツは既に真っ赤に染まっていた。 そして中身を確認すると、黒い人の形をした塊。 背中と思われるところからは、赤い液体が止めどなく出ている。 「ごめんなさい!力が入って、傷つけるつもりはなかったんです」 無我夢中で謝るが、黒い塊に反応はない。 “殺してしまった“ 絶望から顔を手で覆った時だった。 真っ赤に染まった手からは、血の臭いがしない。 するのは油の臭い、傷口を見ると配線とチューブの様なものが切れていた。 中身はロボットだったのか、人を殺していないと分かってホッとした反面、プロデューサーの手の込んだ仕掛けに腹が立ってきた。 でも……… 。 でも、確かに俺は知り合いの身分証を見た。 その強い記憶でハッとした。 目を開けるとそこにはシリコン人形が横たわり、自分も添い寝する形で寝ていた。 バッと体を起こしてベッドを見渡す。 赤く染まったはずのシーツは白いまま。 シリコン人形の背中も開くどころか切れてもいなかった。 シリコン人形を逝かせて俺も眠ってしまっていたようだ。 撮影を終えて帰ってからも普段と違う状況のせいで、妙にリアルな夢を見てしまった。 改めてシリコン人形を確認する。 気を失ってそのまま眠り込んでしまったようで、シリコン人形の脇の下からは寝息が聞こえてくる。 まず、シリコン人形をうつ伏せにして背中にカッターを入れた。 慎重に切り込みを入れると切り開いた隙間から、ファスナーが見えた。 夢とは違い柔らかいシリコン、それでも俺は細心の注意を払いながら作業を進める。 上手くファスナーの上を走るカッターの刃。 ファスナーの始めと終わりまでシリコンをカッターで完全に切り開く事ができた。 このシリコンは特殊で中の人も抱きついた人の体温も奪う特殊なものだとは薄々気づいていた。 あんなに重ね着していたら普通は暑くて耐えられないだろう。 だが、中の人は平気でいられたのはそういう事に違いない。 現にファスナーを開いて中に入れた手は外側よりも冷んやりとする。 ファスナーを開くと中の人の体が出てくると思っていたが、肌色のゴムのようなものが出てきた。 黒い塊でなくて良かったと思う。 上半身だけを引っ張り出すと顔には穴があいておらず、その代わりに管が3本伸びた奇妙な肌色のラバーの顔が現れた。 その3本の管はシリコンスーツの脇へと繋がっていた。 3本の管は鼻の左右から1本ずつと口から1本伸びていた。 早くマスクを脱がせて顔を見たい。 しかし、マスクを脱がせるどころかラバースーツを脱がせるのためのファスナーも見当たらない。 俺はまずは肌色のラバースーツを調べる事にした。 “どこかに突破口があるはずだ“ いろいろと肌色のラバースーツを調べた結果、俺は首のところに見つけた切れ目に指を入れて大きく広げてみた。 ラバースーツの首の部分はさすがゴムというべきだろうか、しっかりと伸びてまた元に戻った。 “いける!“ 俺はラバーの首の部分を大きく開いて、二の腕辺りまで下ろす。 管の3本伸びたマスクは首の下に涎掛けのように広がるヒダがあり、それを後頭部の方から引き上げて脱がせた。 俺の予想していた通り管は鼻の奥まで入り、口にはマスクと一体となった太いペニスを模したものの中心に穴があいており呼吸できるようになっていた。 こんなモノを咥えていては話すことは到底できないだろう。 鼻の奥まで挿さった管を抜くと鼻汁が糸を引く、口からもペニスを抜くと、大量の涎が垂れた。 俺は優しく彼女の顔にかかった髪の毛をかき上げると、鼻汁と涎を拭いてやる。 「昔と変わんねぇなあ、顔も身長も」 俺は彼女をよく知っている。 名前は成宮 歩(なるみや あゆみ)、俺と名前が同じだが読み方が違う。 幼馴染だったあゆみとは、高校入学とともに俺は親の都合で引っ越して離れ離れになった。 変わらないと言ったが、身長はともかく顔は大人っぽくなった、それに体も。 発育の良い大きな胸にピンクの乳首に目がいく。 「もうちょっと、楽しませてくれよあゆみ!」 あゆみは眠っていたがすこし頷いたように見えた。 俺はそう声をかけると、太いペニスを口にねじ込み、鼻の奥へ管を挿しこんだ。 そして肌色のラバーマスクを被せ、ラバースーツを着せた。 そしてシリコンの中へと戻し、ファスナーを閉めた。 そして、寝かせたシリコン人形に添い寝する。 プロデューサーは俺とあゆみが幼馴染と知っていて、お持ち帰りさせたのか? いや、知るはずがない。 むしろ、逆だろう。 俺の事をあまり良く思っていないプロデューサーだから……… 。 俺は考えるのを止めて、目を閉じた。 俺の鼻をくすぐるいい匂いで目が覚めた。 “何だろう?“ 眠い目を少し開けて、周りの様子を探るが、普段となんら変わりない。 体を起こすとキッチンの方で音がしている。 ベッドから降りてキッチンへ向かう。 寝室を出ると俺の視界に飛び込んできたのは、美人受付マリがレザーファッションにエプロン姿で朝食の準備をしていた。 起きてきた俺の姿にビクッと反応するマリ。 ダイニングテーブルに用意された朝食を手でどうぞと手振りで示す。 俺がテーブルにつくと、味噌汁を運んできてくれた。 どうぞ、とまた手振り。 「いただきます」 俺は用意してくれた朝食に口をつけた。 マリは俺の前に座り、俺の様子をほおづえをついて眺めている。 俺の反応が気になるようだ。 俺は言葉を発せず、朝食を頂く。 目の前にいるマリが気になる。 マリは全体的に張りがなく、ダブついている。 「ごちそうさま、おいしかったよ」 俺が笑顔でそういうと、ウンウンと頷いて喜んでいるようだった。 食器を引くマリの後ろ姿に声をかける。 「ありがとう、あゆみ」 マリはビクッとして、ゆっくりとこちらを振り返った。 どうやら、あゆみ本人は自分の事がバレていないと思っていたらしい。 そういえば、あゆみのカバンと衣服の、入った段ボールは収納に仕舞い込んでいた事を思い出した。 俺の声は聞こえている様だし、目も見えている。 ラバースーツとシリコンスーツを脱いだが、服がなく裸という訳にもいかないので、マリの着ぐるみを着て、マリのレザーを身に着けていたのだろう。 「あゆみ、久しぶり驚いたよ、中身がお前だって分かった時は」 俺が話しかけると、あゆみは少し照れ臭そうな仕草をした。 俺は立ち上がると、収納庫からあゆみのカバンと衣服の入った段ボールを持って来て、リビングの隣の和室に置いた。 「あゆみのカバンと衣服、この段ボールに入っているから、良かったら和室で着替えて」と言うと。 マリはペコっとお辞儀をして、和室へと消えていった。 リビングでテレビを見ながら、あゆみを待つ。 和室から声が聞こえてきた。 「あゆむ、お風呂借りてもいいかな?」 その声は紛れもなく、あゆみだった。 「どうぞ、好きに使って!」 「ありがと!」 そういうと小走りに浴室へと駆けて行った。 俺は劇中ドール好きな男性 紀伊田 繁を演じた。 演技を離れるとドールには全く興味のないフリをしていたが、実のところ結構俺もドール好きだ。 だから、ADがプロデューサーの指示でドールを持ってきた時は飛び上がるほど、嬉しかった。 これがプロデューサーの仕掛けた罠と気づいていても断らなかった。 プロデューサーからしてみれば俺が本物の人間の入ったドールをお持ち帰りさせて貰える事はない。 本物のドールと疑わないだろうとでも思ったのだろうか、それとも俺のドール好きを見抜いていたのだろうか。 いろいろ考えを巡らせていると、あゆみは私服に着替えて、俺の元へ戻って来た。 恥ずかしそうに「失礼します」と俯きながら言うと俺の隣に座った。 濡れた髪からは俺と同じシャンプーの匂いがする。 並んで座り恥ずかしそうに話し出すあゆみ。 「久しぶりだね、あゆむ、まさかこんな形で再会するなんて」 「そうだね、ドールの中身があゆみと知った時はものすごく驚いたよ」 あゆみは頷く。 「でも、どうして?」 俺の質問に、あゆみが答える。 「私、○○って会社の契約社員だったんだけど、契約切られちゃって、途方にくれて歩いている時に声をかけられたの」 ウンウンと頷く。 「ドラマの中の人形役を演じて欲しいと言われて、演技なんて私した事なかったから、断ったんだけど、何もしなくていいし、何も話さなくていいし、報酬も弾むと言われて」 と頭を掻くあゆみ。 おそらく、スタッフはものすごく小柄な女性を探していたのだろう。 「私、正直怪しいビデオの会社だと思ってたんだけど、ついて行くと本物のテレビ局だったので、安心して受ける事にしたの」 「控え室には女性スタッフが来て、私の周りの事をすべてやってくれたし、人形役を演じるだけで 高収入は今の私には口から手が出るほど欲しかったから」 あゆみの話を一通り聞いた俺は一つ確認してみた。 「あゆみは今、独身?彼氏とか好きな人はいるの?」 あゆみは首を振った。 「独身だし、誰もいないよ、大学在学中に両親が病気で亡くなちゃって、天涯孤独、私は大学も中退し仕事もなくなちゃたの」 あゆみの目からは涙が溢れ、顔を押さえる。 「ごめん、嫌なこと聞いちゃって」 「おじさんとおばさん、亡くなったのか」 あゆみはコクリと頷いた。 俺はあゆみを抱きしめて、「あゆみさえ良ければ、俺と一緒にならないか?」と聞いてみた。 「え?」 涙を流したまま、びっくりした表情で俺を見るあゆみ。 俺は笑顔で大きく頷いた。 あゆみは俺に力いっぱい抱きついてきた。 「離れてた時間を少し埋めたら結婚しよう」 改めてプロポーズをする。 俺の言葉に泣いて顔をぐしゃぐしゃにして、抱きついてくるあゆみ。 俺たちはソファーに横になったが、俺の胸で泣くあゆみは顔を上げないで、ずっと泣いていた。 その日から俺とあゆみの新たな生活が始まった。 そして、早い段階で俺のドールフェチを告白しておく事にした。 もし、引かれて、あゆみが俺から離れる事になっても傷口が大きくならないように。 俺はドラマの時よりも緊張しながら、ドールフェチをあゆみに伝えた。 それを聞いたあゆみは下を向いて、動かなくなってしまう。 やらかしてしまったかと思ったが、顔を上げてあゆみが少し恥ずかしそうに言う。 「どんなドールでも格好でもあゆむが望むなら好きなのになってあげる」 結婚の件があるので、あゆみは無理しているのかと思っていると。 少しモジモジしながら続ける。 「撮影の着替えドールの中で実は私濡れちゃて、新たな自分を発見したの、だからむしろドールになりたいかなぁ」 顔を真っ赤にしながら、笑顔で俺の期待以上の答えを返してくれた。 後日談になるが、プロデューサーは俺があゆみを持ち帰った事で訴えられ事件になることをを狙っていたとを関係者から聞かされた。 プロデューサーもまさか、俺とあゆみが幼馴染でずっと互いの事を思い続けていた事は知るよしもなかっただろう。 そして、結婚にまで至るとは考えも及ばなかった事だと思う。 俺は俳優で有名になって、あゆみから連絡が来る事を期待していたが、そうはならなかった。 いずれは自費であゆみの所在を掴んで、彼女が結婚していたら俺は生涯独身でいる覚悟は出来ていた。 プロデューサーの気に入らない俺を芸能界を追放するという陰謀が、逆に俺に幸福をもたらした。 俺を陥れようとしたプロデューサーを訴える事も俺には出来たが、敢えてせずに今も時々一緒に仕事をする。 さすがにバツが悪いので、俺には挨拶以外特に何かしてくる事はなくなった。 で、結婚生活だが、俺が家に帰る前に連絡を入れておくとあゆみの姿はない。 その代わりに、シリコン人形が俺を迎えてくれる。 「さあ、今日は何になってもらおうかな?」 完


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