着ぐるみ体験記 【つづき】
Added 2022-04-12 17:00:00 +0000 UTC檻に入れられて移動する沙織。 行き先は直接動物園ではない、着ぐるみの製作会社を経て動物園へ到着した。 動物園には既にコモドドラゴンの着ぐるみ専用の展示スペースが設営されていた。 人が入った、それも女性の入った安全でリアルなコモドドラゴンと触れ合えるという事で人が集まっていた。 公開されて程なくして人々が騒ぎ出した。 コモドドラゴンの表皮が剥がれ出したのだ。 コモドドラゴンの表皮が所々が剥がれ破れて中が見え始める。 だが、見えてきたのは沙織の体やインナーではない。 明らかに人とは異なるもの。 脱皮し終えて出てきたのは人型のコモドドラゴン。 奇声を上げてその場に立ち上がると、その異様な姿にテレビを見てやって来た人たちは血相を変えて逃げ惑う。 その後ろをより大きな奇声を上げて人型のコモドドラゴンが二足歩行で人々の後を追いかける。 動物園も予想し得なかった事に少し対応が遅れたが、刺又で押さえつけられる事ができたが、人型のコモドドラゴンは奇声を上げ続けた。 檻の中で着ぐるみを着た沙織は呼吸用のチューブから麻酔で眠らされていた。 沙織が運ばれた着ぐるみ製作会社には、番組の女性キャスター瑞稀 菜緒(みすきなお)の姿があった。 製作会社の方にはコモドドラゴンの改良をお願いしていた菜緒。 ラバースーツを菜緒が着せて、潤滑剤と偽って接着剤を全身に塗りたくってから閉じ込めるように人型のコモドドラゴンの着ぐるみを着せていき、口には話すと人の言葉を話せず、恐竜の鳴き声になる装置を取り付けた。 さらには、断続的に媚薬を嗅がせるようにして沙織の感度を高め、秘部には複数のローターを押し込んで封をした。 ローターはランダムに発動し、媚薬で昂ぶった沙織を刺激するように仕込んだ。 そうしてから沙織を人型のコモドドラゴンの着ぐるみへと押し込めていって、出られないような処置をした。 コモドドラゴンの着ぐるみはスタジオで着ていたものではなく、時間が経つと剥がれて脱皮できるように依頼し、作ってもらっていたものを着せてから再び檻の中へ。 あとは動物園へと送り出した。 動物園にレポーターとしてスタッフとともに向かった菜緒の前で、脱皮し人型のコモドドラゴンという奇妙な生物となった沙織。 媚薬で昂りローターの刺激で自我を抑えられず、奇声を上げながら暴れ回る事態となった。 だが、動物園の機転の効いた対応で、沙織はすぐに押さえられた。 そして、奇声を上げながら必死に逃れようとするも屈強な男性に押さえつけられて運ばれていく。 バックヤードへと連れて行かれた沙織がどうなってしまうのかと、動物園関係者の後について行く。 あまりに暴れるため、檻へ放り込む事になったのだが、近くにいた状況をレポートする菜緒に人型のコモドドラゴンが男性を振り解き、飛びかかった。 そのまま、人型のコモドドラゴンも菜緒も近くの檻の中へと入ってしまった。 妙な形で檻の中へと入ってしまったため、檻の入口の扉が変形して開かなくなってしまった。 動物園のスタッフが必死に扉を開こうとするがダメ。 その檻の入口であまりに騒いでいたため、奥で眠っていた生物が4匹も2人の元へとゆっくりと近づいてくる。 コモドドラゴンだ。 大きさは大小あるが、かなりの存在感がある。 「早く助けて!ここから出して!」 大声で叫ぶ菜緒。 その檻にヒールの音を響かせてやって来た女性がいた。 菜緒の表情が固まる。 「なんで、沙織あんた」 檻へとやってきたのは、人型のコモドドラゴンに閉じ込められているはずの沙織だった。 沙織と人型のコモドドラゴンを交互に見る菜緒に向かって沙織が言った。 「その人型のコモドドラゴンの中身は男性ADの優二くんよ」 「あ、ついで言っとくと彼にはコモドドラゴンの見た目に加えて、臭いも付けてあるからコモドドラゴンに襲われないから、菜緒はくれぐれも気をつけてね」 それを聞いた菜緒は焦りながら急いで立ちあがろうとしたが、履いていたブーツの踵が檻の中の排水口の蓋に刺さり抜けない。 顔が青ざめながら必死に踵を抜こうとするが全く抜ける様子がない。 ブーツを脱いで脱ごうとした時、小さなコモドドラゴンが菜緒に乗りかかった。 菜緒は悲鳴を上げて気を失ってしまった。 「沙織さん、こんな感じでいいですか?」 声を掛けてきたのは小さなコモドドラゴン。 中に入っていたのは女性ADの美月ちゃん。 コモドドラゴンは全て番組スタッフが入っていて、普段から菜緒に振り回されている面々だった。 コモドドラゴンから男性、女性スタッフが出てきて気を失っている菜緒を見下ろす。 そこへ司会の男性キャスターも到着した。 「え!もう、終わっちゃったの?」 「ええ、思いのほかあっさりと終わっちゃいましたね」 沙織が答えた。 「どうしましょうか?」 その場にいる一同で頭を捻った。 「さあ、始まりました夕方のニュースをお届けするニュース1700、司会は私、萩原雅史と…………… でお送りしていきますので、どうぞ最後までお付き合い下さい」 司会の萩原の横には、人型のコモドドラゴンが立っている。 人型のコモドドラゴンは立ったまま少し高いテーブルに手足、そして体を固定されて逃げられなくしていた。 番組の中で何度も「瑞稀さんはどう思われますか?」など色々振られたが、答える事はなかった。 なぜなら、菜緒の秘部には大量のローターが仕込まれ、媚薬で昂ぶっていて口を開くと喘ぎ声しか出なかったから。 番組中、人型のコモドドラゴンは立ったまま何度も大きく身震いし、膝が砕けていた。 この番組は実際には放送されない番組。 スタッフ一同で、菜緒を懲らしめるために行ったもの。 普段からスタッフに良くしてくれる沙織を着ぐるみのまま、強引に出演させた事に腹を立てたスタッフが皆協力した。 その後の菜緒はすっかり丸くなったという。 完