酔った勢いで彼女の家に遊びに行ったら……… 【ベランダ放置】
Added 2022-07-11 15:00:00 +0000 UTC俺はベランダに出るガラス戸を開ける。 みな実は今から何をされるのか、気づいたのだろう。 体が全く動かせないので、ガスマスクに繋がるホースから、悲鳴のような叫び声が聞こえてくる。 「お願い、それだけは止めて、ねぇお願いだから」 俺は赤い棒状になったみな実の体を持ち上げて、ホースの先を軽く塞ぐ。 くぐもったみな実の叫び声はほとんど聞こえないが、念を押す。 「騒いだら、近所の人にバレちゃうよ!」 途端にみな実は大人しくなったので、ホースの先から手を離す。 静かになったみな実をベランダへ出すと、物干し竿を引っ掛けているフックに長い革のベルトを掛けて、みな実が直立できるように調整する。 調整が終わると、俺は部屋の中へ戻りガラス戸を施錠した。 外で吊るされた赤い棒状のみな実はバランスを取り、ゆっくりとこちらを向く。 ガスマスクの下ではうらめしそうにこちらを見ているのだろう。 そんな、みな実を見ていて思い出した。 リモコン式の電マを仕込んでいた事を。 みな実にリモコンを見せると体が大きく揺れる。 喜んでいるようだ。 リモコンをオンにするまで、フルフルと揺れて何かを訴えるみな実。 俺は笑顔を見せて、サムズアップしてみせた後、リモコンのスイッチをオンにした。 赤い棒状の物体は直立したままプルプルと震え出した。 俺も鬼ではない。 ガラス戸のすぐ近くでスマホを固定し、みな実を撮影しながら見守る。 部屋内は春の日が差し込みポカポカとして気持ちいい。 横になりながら眺めているうちに眠くなってきていつの間に眠ってしまっていた。 【拘束からの解放】へ続く