6人で箱詰め
Added 2022-10-10 03:00:00 +0000 UTC大学の入学式の後、各クラブの新入生歓迎のパフォーマンスを舞台で行うのが通例となっている。 私、佐奈田 春奈(さなだはるな)が部長を務める新体操部は二年生2人と三年生4人の合わせて6人。 部の存続ラインの5人ギリギリ。 何としても、新入生歓迎のパフォーマンスで注目を浴びて新入生を獲得したいところだ。 そこでインパクトのある事をやろうと全員で相談した結果、透明のアクリルケースに新体操部の柔軟を活かして入ろうという事になった。 それも人が収まるのには厳しいと思われる大きさのアクリルケースに箱詰めにされるというもの。 さて、問題は誰が入るか議論をしたが決着がつかない。 そこで、部長である私が全員で入ろうと提案した。 これなら不公平はない。 だが、新たな問題が浮上する。 レオタードで入るのが恥ずかしいと二年生から意見が飛び出した。 それに三年生からも追い討ちをかける様に顔がアクリルケースに潰される人がいたら不細工な顔を新入生たちに晒すのは女性として恥ずかし過ぎるという意見。 確かに誰かが犠牲になる可能性が出てくる。 私はある事を思いついた。 それは動画配信サイトでちょくちょく目にする全身タイツ、それも顔まで全部覆われたもの。 これなら誰か分からないので大丈夫ではないかと思った。 すぐにスマホを取り出して検索する。 すぐに出てきてみんなに見せて、これを着て入るのはどうかと提案してみた。 皆一様に納得したように頷き、決まりかけたのだが副部長の内海 麻耶(うつみまや)が意見する。 顔まで覆われた全身タイツで、狭い箱に6人も入ったら息苦しさと暑さで汗がひどい事になりそうだと。 さらに布地の全身タイツで顔に汗をかいたら、張り付いて呼吸できなくなるのでは、との意見。 確かに一理ある。 濡れたタオルを顔に乗せたら呼吸できなくなってしまう。 また、振り出しに戻ってしまった。 そんな時、いつも大人しい二年生部員 武石 柚子(たけいしゆず)から意見が飛び出した。 ゴムの全身タイツ、ラバースーツなら汗で呼吸ができなくなる事もないし、汗をかいても自分の体の中で収まり他の部員同士も不快な思いをしないのではないかというのだ。 早速、スマホでラバースーツを調べてみる。 ラバースーツは光沢があり、かなりインパクトがあり私が求めていた衣装そのものに思えた。 その後、全員でラバースーツについて調べて情報を集めた。 その後も調べた事で意見を交わす。 分かったことは、ラバースーツとは別にマスクが必要だという事。 ラバースーツについては、背中にファスナーがあるもの、そしてネックエントリーという首元を広げて着るラバースーツがあるという事を知った。 ファスナーだと、みんなで一つのケースに入った際、ファスナーのツマミでラバースーツを破ってしまう可能性があると思えてきた。 当然、ラバースーツが破れると風船のようにいかないまでも広い範囲が一瞬で破れることが予想された。 結果、ラバースーツはファスナーのないネックエントリーのラバースーツを採用する事にした。 そこへ三年生部員 大家 有希子(おおやゆきこ)が待ったをかける。 彼女が見つけたのは、ネックエントリーよりもさらにラバーに覆われるフェイスエントリーのラバースーツだった。 フェイスエントリーはフードになった顔の部分からラバースーツを着る。 これなら、マスクを被れば完全なゴム人間となれ、誰が誰だか分からなくなる。 全員一致で、フェイスエントリーのラバースーツを着る事になった。 次はラバーマスク。 目出し帽のように、目と口が大きく開いたマスクはあるが、ほぼ顔が丸見えで、誰か分かってしまう可能性があるということで却下された。 調べていくうちに穴の小さいラバーマスクもある事を知る。 そして行き着いたのがマイクロホールマスク。 見た目には穴が開いているのかどうかすら分からないほどのマスク。 これを見つけた時点で全員の意見が一致した。 さて、フェイスエントリーのラバースーツとマイクロホールマスクのどちらもかなりのお値段。 全員があきらめるように落胆しているのを見て私は立ち上がる。 「大丈夫だよ、部費の積立がかなりあるから、新体操部が存続しなければ積立の意味がないでしょ!」 私の言葉に一同が大きく頷いた。 早速、発注のために採寸を始める。 今の二年生も三年生も部員全員がほぼ同じ身長で同じ様な体型をしている。 だからアクリルケースに箱詰めされるのに、ラバースーツ姿で登場しても誰が誰だか特定される心配はない。 現に採寸を済ませるとほぼ全員が同じ様なサイズだった。 私が全員分の黒いラバースーツとラバーマスクを発注しようとした時、副部長の麻耶に止められた。 なぜ、止めたのかを聞くと、部長だけは部を代表して目立つように赤いラバースーツにしてはどうかというのだ。 私は嫌な顔をしたが、部員全員からその方が良いと半ば強引に押し切られて私だけが赤いラバースーツを着ることとなった。 改めて5つの黒いラバースーツとラバーマスク、1つの赤いラバースーツとラバーマスク、それにラバー用の光沢剤も人数分注文した。 それからしばらくして、部室にラバースーツが届いた。 試着する日を決め、改めてみんなで集まる。 ラバースーツの試着について、下着のまま着るのか、それとも裸で着るのかを調べた結果、裸で着ると分かり各自裸になりラバースーツを着ていく。 滑りが悪い時は光沢剤が滑りをよくするという事でそれを塗布してラバースーツを着た。 新体操部の部室が、ラバーの独特の香りに包まれる。 始めはキャッキャ騒ぎながら着ていたが、みんな大人しくなっていく。 原因はなんとなくだが、私にも分かる。 程よい締め付けと圧迫、包まれる感覚に気持ちが昂揚する。 その証拠に全員が内股で、太ももを擦り合わせフードから覗く顔を見ると頬を赤らめ、目がトロンとしていた。 そして、全員乳首がくっきりと勃起していた。 それを悟られたくない部員はすぐにマイクロホールマスクを被るのだが、これが逆効果。 マイクロホールマスクを被りゴム人間となった部員は、その場に座り込み必死に自慰を堪えているようにしか見えなかった。 かくいう私も同じ状態。 今すぐにでも股と胸に手をやり、人目を気にせずに喘ぎたい衝動に駆られる。 それを悟られないように私もマスクを被った。 顔を隠したかっただけなのに、これはかなりヤバい。 マスクが顔に張り付き、自分で撫でるだけで愛液が太ももを伝う。 私の近くにいた黒光りするゴム人間が私を凝視している。 そして言った。 「春奈、乳首が透けてるよ」 その言葉に頷くようにして確認すると、乳首は勃起し乳輪もハッキリ分かるほど透けていた。 「それに股も!」 ハッとして覗き込むと透けて陰毛がよく見えている。 「いやっ、麻耶見ないでよ!」 そんな言葉を無視して、黒いゴム人間は私に覆い被さってきた。 麻耶は我慢できなくなり私に体を擦り付けてきた、そして言う。 「春奈が悪いのよ、そんな姿を見せるから」 麻耶が私を押し倒した事で、部員全員のタガが外れた。 黒いゴム人間となり誰が誰だか分からない相手と抱き合い愛撫が始まる。 当然、喘ぎ声も止まらない。 まさに部室内はカオス状態。 荒い呼吸と喘ぎ声がしばらく続いた。 私はこんなカオスな状況の中、良かったと思う事が一つある。 それは、他の部が休みの日を狙って試着を実施したこと。 私も麻耶に覆い被さり反撃に出た。 全員が落ち着いた時点で着替えて解散となった。 ラバースーツは各自で持ち帰り、慣れておくようにと指示した。 慣れておくというのは、もう各自が理解しているはず。 こんな敏感に体が反応感しまう状態で、狭いアクリルケースに入ったら全員で喘いで、新入生歓迎会どころではなくなるし、新体操部の存続しなくなるだろう。 私も家に帰ってから慣れるためにラバースーツを着て、ラバーマスクを被ってみた。 黒なら顔は分からないが、赤いラバーマスクは押し潰されブサイクになった私の顔がが薄っすらとだが鏡に映る。 少し悩んで、私は赤いラバースーツとマスクを2セット追加注文した。 なぜ2セットかと言うと、もう一枚重ね着しても透ける可能性を考えてのこと。 「麻耶が悪いんだからね、私だけ赤いラバースーツにしたから」 麻耶に責任転嫁するように独り言を呟いた。 ラバースーツより少し遅れて、注文していたアクリルケースが届いた。 ラバースーツを着たら大変な事になるので、レオタードで試しに入ってみようと言ったのだが全員に反対された。 私も実のところ、ラバースーツで入ってみたいと思っていた。 みんなとラバースーツ越しに触れ合い気持ちよくなりたかったから。 部員全員が同じ思いだった。 私は部員よりも早く赤いラバースーツとマイクロホールマスクを被った。 さらにラバースーツを着ていく、マスクも被るが一枚目と違いここは穴を調整する必要があった。 さらにもう一枚ラバースーツを着てようやく乳首も乳輪、それに股のところも透けなくなった。 1人だけラバースーツのフードからマイクロホールマスクが覗いている。 それを隠すように3枚目のマスクも被った。 今日はみんなの前でラバースーツ3枚重ね着の初お披露目となったが何も指摘はなかった。 隣で黒いゴム人間が私を凝視している。 おそらく麻耶だろう、私の体を舐め回すように上から下まで見た後、指でOKサインを作った。 私も含め全員がゴム人間になったが、前回のような事はない。 皆一様に家でラバースーツに慣れてきたのだろう。 全員がゴム人間になったのを確認してから、アクリルケースを出してきた。 三枚重ね着したマスクでは満足に話せないので事前にホワイトボードに段取りや説明を書いておいた。 ①本番で使う直方体のアクリルケースです。今は蓋がない状態で、今日は全員で入ることができるか確認します。 ②1人ずつ順番に入っていき、最後に私が入ります。 ③本番ではアクリルケースの蓋のど真ん中に私たちがギリギリ通る事ができる程度の穴を開けているので、通ることができるか試してみてください。 私がホワイトボードを指差していくと、みんな頷いて理解してくれた様だった。 まずは、アクリルケースに1人ずつ入っていく。 始めはそれほど考えずに入れるのだが、4人目辺りから徐々にあやしくなってくる。 5人目も苦労してなんとか収まったのだが、私のスペースはほぼ残されていない。 取り敢えず、入ってみたが完全に体が外へ出てしまっていた。 もともと、収まりそうにない大きさのアクリルケースに6人で入る訳だから、普通では入れるはずもなかった。 2回目では1人目から次の人、その次の人とどうすれば入ることができるかを各自で考えてアクリルケースに収まっていった。 結果、かなり私もアクリルケースにかなり収まることができたが少しはみ出る形となった。 そこで全員で知恵を絞る。 武石 柚子が出した案は、アクリルケースの底に光沢剤を流し込んでおき、入った人から順番に自分の体に塗りつけて滑りをよくしていくというもの。 確かにアクリルケースに入る後半の人はスペースに無理やり体を突っ込んで、『ピチッ、パチッ』と、ラバー特有の音がして滑りが悪い感じがした。 滑りが悪いのでお互い密着できなかったので、スペースができなかった可能性もある。 改めて、光沢剤を塗りながらアクリルケースへと順番に収まっていく。 今度はかなりいい感じ。 私もアクリルケースに入ったが、ほぼケースの中へ収まる事ができた。 こちらは大丈夫そう。 もう一つ試しておく事がある。 それはアクリルケースの蓋に開いた穴に体が通るかという事。 あっさりと全員が通ることができたが、有希子が意見する。 切りっぱなしの穴はラバースーツの破損に繋がるのではないかと。 それは私も気にしていたので、ゴムのパッキンを穴の縁に取り付けて大丈夫なようにするとみんなに伝えた。 準備も整い、入学式後の本番を待つばかりとなった。 入学式当日、顧問の桜井 美咲(さくらいみさき)先生が不在のため、私たちのパフォーマンス終了とともに次のパフォーマンスを行うチアリーディング部の1人に布を掛けて舞台袖へアクリルケースの載ったカートを押してもらうようにお願いした。 最後から2番目のパフォーマンスとなった私たち新体操部だが、慌ててラバースーツを着て破損する訳にはいかないので、早い段階でラバースーツに着替えての待機となった。 他の部からは色々とラバースーツについて聞かれ、男子からはジロジロと体を見られ恥ずかしかった。 私が舞台中央にアクリルケースを載せたカートを運んでいく。 それだけで会場が響めく。 見た目にはマネキンのような女性がカートを運んできたのだから。 そして、事前に録音した音声が流れる。 『今から新体操部のパフォーマンスを始めます』 『部員は全員ゴム人間となりアクリルケース内に収まっていきますのでその姿をご覧下さい』 1人ずつ舞台に登場すると、新体操の演技をしてからアクリルケースへ収まっていく。 1人目はボールの演技をしたのだが、覗き穴も見当たらないのに演技をする姿に会場が再び響めく。 覗き穴が見当たらないと分かるのは、舞台上のスクリーンに演技が映し出されていたから。 2人目はフープ、3人目はロープ、4人目リボン、5人目はクラブ(こん棒)と演技を進めていく。 ゴム人間なのに、見事な演技に会場は驚きの声とと拍手が湧き起こる。 いずれも各自の得意な手具の演技を披露し、アクリルケース内へと収まっていく。 アクリルケースの中では目立たないように動いて光沢剤を塗合ってくれている。 最後に私、さすがに3枚重ね着したラバーマスクにラバースーツでは道具を使った演技が難しいため、側転からの前方宙返りを2回してから最後にアクリルケースへと滑り込んでいく。 狭い穴からもアクリルケースの中にゆとりはある。 私はみんなのところへ頭から体を滑り込ませた。 到底6人も入りそうにないアクリルケースに最後は赤いゴム人間がゆっくりと吸い込まれるように入っていった事で会場からは大きな拍手が巻き起こった。 “成功だよね、新体操部アピールできたよね“ 私は心の中で呟いた。 『これで新体操部のパフォーマンスを終了します、ありがとうございました』 音声が流れてる。 「次はチアリーディング部のパフォーマンスです」 元気に飛び出してきたチア部の2人が新体操部6人が詰まったアクリルケースに黒い布を掛けると、舞台袖へと運んでいき、チア部のパフォーマンスが始まった。 舞台袖に移動させてもらったが、舞台の分厚いカーテンの隙間へ、私たち6人の入ったアクリルケースが載ったカートは押されていた。 そこは人目につきにくいところ。 本来なら舞台袖には大学の関係者がいて、アクリルケースの蓋を外して貰えるはずだった。 だが、私たちの周りには誰もいない。 「春奈、早く出てよ!」 麻耶が強めの口調で私を急かすが、アクリルケースへ入る時は滑るように入れたのだが、今は穴の位置も分からず体を全く動かせない状態では出られそうにない。 「ゴメン、体が全然動かせない、麻耶出られない?」 「無理無理、私も両腕が誰かと絡まっていて動けないもん」 「有希子はどう?出られない?」 「私もダメ、両足と右手が誰かに絡まってんだ」 動こうと体に力を込めても少し動くだけで、全くダメだった。 “どうしよう?誰か助けて!“ 心の中でそう叫んだ時、舞台上でパフォーマンスをしていたチア部の曲が終わり、大きな拍手がきこえてきた。 “やったー、チア部の子に気づいて貰えるかも!?“ そう思ったが、その考えは甘かった。 チア部はパフォーマンスを終えて、楽しそうに話に夢中で舞台を降りていく。 しかも、黒い布の掛かった私たちのカートは透明人間のように誰の目にも留まる事はなかった。 “どうしよう暑くなってきた“ 始めに演技をした二年生はアクリルケースの底の方で動かなくなってしまっている。 焦る私たちを他所にパフォーマンスを見ていた人たちも席を立ち帰り始めている。 舞台の照明が落とされて暗くなり、辺りも静かになっていく。 「早く、春奈なんとかしてよ!」 苛立ちを露わにした麻耶の言葉が飛んでくる」 どうする事もできずに涙が溢れてきた時だった。 アクリルケースを載せたカートが動き出したのだ。 “誰か、私たちの事に気づいてくれた!“ 今度は嬉し涙が溢れてきた。 誰もがアクリルケースから出して貰えると思っていたのだが、カートは走り続ける。 黒い布を被せられているので、外の様子は分からないが、会話する人々の間を縫うようにして移動している。 “なんで、出してくれないの?“ 今度はどんどん不安になってきた。 もしかして、誘拐? パフォーマンスを見た中に私たちの事を気に入り探して連れ出したのではないとさえ、思ってくる。 嬉し涙がまた、不安から恐怖の涙へと変わる。 私の三重に被ったマスクの中は涙でグチョグチョになっている。 “どうしよう、でも、みんなを守らなきゃ!“ 私は自分を奮い立たせた。 少しして一旦カートは止まり、部屋の中へと運ばれていった。 なぜ、部屋か分かったかというと、鍵を開ける音がしたから。 部屋へと入ったカートは動かない。 下手に音を立てて犯人を刺激したら殺されてしまうかも知れない。 私たちは息を殺して、音だけで外の様子を探る。 僅かだが音が聞こえる。 『ピチッ、パチン』 そんな音が何度か繰り返した後、コツコツと靴音が私たちの方へと近づいて来た。 『バッ!』 大きな音とともに黒い布が取り払われた。 急に明るくなったので、目が明るさに順応しない。 分かる事は人影が私たちの入ったアクリルケースを開けているという事。 私たちの目が明るさに慣れる前に、アクリルケースの蓋が外された。 「誰、私たちをどうするつもり!」 私はまだよく見えない目ながらも、素早くアクリルケースから出ると、人影の前に立ち塞がり、みんなの盾となった。 部長として、みんなを守らないといけないと思ったから。 私の後ろでは麻耶も他の部員たちもアクリルケースから這い出る。 目がようやくなれてきたので、私の目の前の人影を凝視して驚く。 人影には顔がない。 全身ピンクのマネキン、いや、ラバーを纏った私たちと同じゴム人間。 “でも、一体誰?“ 後ろで声がする。 「あれ?ここ部室?」 私も周りを見渡すと、そこは紛れもなくなくいつも使っている部室だった」 ピンクのマネキンは腕を組んだまま、私に詰め寄る。 「春奈、部費の積み立て使い過ぎてない?」 その声を聞いて、私は力が抜けて床にへたり込んだ。 ピンクのマネキンは顧問の桜井 美咲先生だった。 今日は出張だったが、急いで帰ってきたらしい。 残念ながら私たちのパフォーマンスは見ることは出来なかった。 学内に設置された新体操部のブースを覗いたが誰もおらず、近くにいたチア部の子に聞いたら、新体操部全員の詰まったアクリルケースを黒い布を掛けて舞台袖に移動させた事を知った。 会場には人がまばらだったので舞台を探して見つけてくれたという訳。 そして、美咲先生がなぜピンクのマネキンかというと、部費の積み立てが物凄く減っていたので、使用明細を確認したところ、ラバースーツとマスクの購入を知り、自分もみんなと同じ新体操部の一員であるのに仲間はずれは酷いと思い遅れて購入したらしい。 色は桜井からサクラ色のピンクを選んだという。 パフォーマンスを終え、無事に部室へと帰ってきた。 皆それぞれ、くつろいでいたが、私が美咲先生の言葉を思い出し、ハッとする。 「新体操部のブース、誰もいない!」 慌てて部室を飛び出そうとする私を麻耶が呼び止める。 「春奈、そのままじゃあ、恥ずかしくない、新体操部のユニフォームレオタードを着て行こう!」 私も部員もラバースーツの上からレオタードを着て、学内のブースへと向かった。 新体操部のブースには女子だけでなく、数人の男子の姿もありパフォーマンスは好評だったと私はマスクの下で笑顔になった。 因みにみんなが黙っていたので、私も黙っていたが、ピンクのラバースーツを着た桜井 美咲先生の乳首、下の毛も顔も透けて見えていた。 その姿があまりにセクシーだったので、誰も指摘をせずに鑑賞させて貰った。 おしまい
Comments
お久しぶりです。思いつきで書いてみたのですが、気に入ってもらえてさいわいです。
ごむらば
2022-10-10 12:10:59 +0000 UTC