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ごむらば
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売れない俳優Ⅱ

今回の映画はテレビドラマ【潜入捜査官 葉月】の映画化。 葉月を演じるのはテレビドラマ同様若手女優 五條 若菜(ごじょうわかな)。 今回の映画では潜入捜査官は2人いて、相棒の捜査官 剛(ごう)を演じるのは有名俳優 名越 武士(なごしたけし)。 その名越 武士の替え玉が俺の役だ。 俺を替え玉として選んだのは、名越 武士と俺の体型が酷似しているからだった。 ストーリーはあらゆる犯罪の元凶となっている組織に極秘に潜入捜査を行っていたのだが、潜入捜査官である事が組織にバレてしまう。 潜入捜査官である事を組織に知られたとは夢にも思わない葉月と剛はラバースーツを着せられて脱げなくされた上で視覚を奪われ、集めた情報、警察がどこまで情報を得ているか知るために拷問されるというもの。 俺の役は、ラバースーツを着せられてからの剛の役となる。 拷問シーンは顔が出ない上、多少拷問チックな事をするため、名越 武士は今回の仕事を断ろうとした。 そこで名越 武士に近い体型の俺に白羽の矢が立ち、替え玉の仕事を依頼されたと言う訳らしい。 ちなみに役者としてのセリフは殆どなく、叫び声や呻き声を上げ、後日名越がアテレコするらしい。 スタッフに連れられてスタジオ入りすると、すでに葉月の替え玉の女性もラバースーツ姿でバスローブを羽織り待機していた。 俺は彼女の前に行き挨拶する。 「共演させてもらう羽田 和希(はねだかずき)です、よろしくお願いします」 彼女は本当に視界が奪われているようで、俺の声に一瞬ビクッと反応した後、「よろしくお願いします」と可愛い声で返事をし頭を下げた。 「今から撮影始めまーす」 スタッフの声と共に俺と彼女はセットへと連れて行かれ、撮影が始まった。 強制的にラバースーツに着替えさせられた後、幹部である城ヶ崎の前に連れて行かれるシーンから。 「よーい、スタート!」 俺と彼女の前にはいかにもといった貫禄のある男性が大きな机越しに座っている。 そして俺たちを取り囲むように屈強なスーツにサングラスの男たちが周りを固める。 そして、貫禄のある幹部の男性が城ヶ崎。 城ヶ崎は俺たちをジッと見たあと、話し出す。 「お前たちは潜入捜査官らしいな、一体何を捜査していた、警察組織はどこまで俺たちの事を把握している、正直に話せばお前たちはすぐに解放してやろう」 だが、俺たちは話す事も動揺する様子も見せない。 「優秀な捜査官だから、簡単には口を割らんだろうな、少しずつ喋りたくなるようにしてやろう」 そう言うと、屈強な男が俺と彼女に近づき首に何かを巻きつけた。 俺には見えているが見えない演技をしなければならない。 いとも簡単に何かを首に巻き付けられた2人。 外そうとするが、2人とも両手を押さえられる。 城ヶ崎が笑いながら話す。 「それはな、時間が経つとお前たちが着たラバースーツと融着して完全に取れなくてなってしまう代物だ、だから早めに全てを話した方がいいぞ、でないと一生そのラバースーツに閉じ込められる事になるからな、ハッハッハァ」 城ヶ崎が高笑いしたところで「カット!」が掛かった。 カットがかかると周りは慌ただしくなる。 俺と彼女は次のシーンのため、別室へとスタッフに誘導される。 その部屋には一人のスーツ姿の男性が待っていた。 「緊縛師の縄元(なわもと)です、よろしくお願いします」 さすがというべきか、細部まで拘りの強いことで有名な児玉監督らしい。 拷問の手始めとして体を縛られるのだが、緊縛師まで依頼していたのだ。 まずは彼女から縛られる。 緊縛師は赤いロープを使い、彼女は腕を後ろ手で合掌する形に縛られた。 彼女の豊満な胸が前に突き出す形となり、より胸の大きさが強調された。 そうした上で彼女はラバースーツの上から体を亀甲縛りにされていく。 ますます、胸が強調されてエロさを感じてしまう。 彼女は視覚を奪われているので、自分がどうなっているか分からないだろう。 得られるのは縛られている感覚のみとなる。 スクリーンで自分の姿を見た時一体どう思うのだろう。 そんな事を考えているうちに俺の番が来て、俺も後ろ手に縛られた後、体を彼女同様赤いロープで縛り上げられた。 ラバースーツも初めてなら、縛り上げられるのも初めて、自分が思っていたよりも遥かにキツく縛り上げられた。 「縛るのってこんなにキツイのですか?」 俺は疑問に思った事をそのまま、緊縛師 縄元さんにぶつけてみた。 「ええ、あとの撮影での事もありますので、それに合わせて縛らせてもらいました、思ったよりも痛くならないように縛ってますので、長時間の撮影にも耐えられると思います」 そう言われて、俺はひとまず納得したものの、撮影中このまま何かされるという情報も同時に得ることができた。 準備ができた事を縄元がスタッフに伝えるとすぐにスタッフがやって来て俺たちをセットへと案内する。 足は縛られていないので、自分で歩いて移動する。 移動中の彼女にはバスローブが掛けられていたが、縛られている姿を想像すると俺はすぐに勃起できたが、頭を振ってすぐに冷静さを取り戻した。 そしてなぜか俺の後ろから縄元さんも付いて来る。 俺が振り返り頭を傾げて見せると、縄元さんが話し出す。 「僕もちょい役でこの後のシーンに出演させて貰えるんです」 その言葉を聞いて俺は大きく頷いた。 次のシーンは幹部 城ヶ崎が捜査官から情報を引き出すことを任された塩谷に拷問されるシーン。 セットに到着すると、俺と彼女の頭から頭陀袋が被せられ、出ているのは足だけとなる。 「よーい、スタート!」 合図と共に塩谷のいる部屋がノックされる。 「お、拷問する奴らが来たか!」 塩谷のセリフが終わると同時に扉が開いて、俺と彼女は頭陀袋を被せられたまま、部屋に放り込まれ塩谷の前で倒れる。 頭陀袋の中は役者が怪我をしないように、ウレタンでしっかりと覆われている。 頭陀袋から出されても見えないフリをする。 塩谷は彼女の頭を鷲掴みにするとセリフを言い始めた。 「俺は塩谷だ、早く素直に話した方がいいぞ、まあ俺としては拷問するのが好きだから、全然話さなくてもどっちでもかまわねぇが」 そう言い終えると掴んだ彼女の頭を突き飛ばした。 彼女の後ろにはマットが敷かれており、そこで彼女の体が跳ねて「カット!」がかった。 カットがかかると周りは慌ただしくなる。

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コメントありがとうございます。ご期待にそえればいいのですが…(汗)

ごむらば

続きが楽しみ~✨

フランキー


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